2017年02月06日(月)

Sat 170114 カサブランカ・ダンディ/ビジネスへ♡/口が痛すぎる(モロッコ探険記2)

テーマ:ブログ
 モロッコに行くなら、普通はカサブランカから入る。というか、一定以上の年齢の人に「今度の旅はモロッコにしました」と打ち明けると、「ははあ、カサブランカですね」とニッコリされることが多かった。

 むかしむかしのそのむかし、「カサブランカ」という映画が大ヒットした。完全に世界の定番になって、大昔の映画ファンで「カサブランカ」を知らない人はいない。

 今井君よりも1世代も2世代も上の世界である。1942年作品。監督 ☞ マイケル・カーティス。主演 ☞ ハンフリー・ボガード、イングリット・バーグマン。

 おお、ジーチャン&バーチャンの時代だ。というか、ブログ読者の諸君にとっては、もうヒージーチャン&ヒーバーチャンのお話だろう。いやはや、余りに古色蒼然としていて、ここで話題にすることさえ、何だか場違いな気がする。

 しかし諸君、さすがに伝説のスーパー名画だ。歴史に残る名セリフが次々と登場する。21世紀に生きる人の常識として、「カサブランカ」はどうしても一度経験しておいたほうがいい。
肉まん1
(無料アップグレードしてもらったビジネスクラスで、何とワタクシは豚まんを注文した)

 何と言ってもまず「君の瞳に乾杯」ですな。20世紀を代表するこの恥ずかしいセリフは、シナリオでは「Here's looking at you, kid」。ありゃりゃ、全然違うじゃあーりませんか。何がどうしてこの訳になったか、詳しくはグーグル先生にお尋ねくだされ。

 続いて有名なのが、男子 vs 女子の次の会話。諸君もジーチャンかヒーバーチャンの昔話で聞いたことがあるんじゃないかね?
女子:夕べはどこにいたの?
男子:そんな昔のことは覚えていないね。
女子:今夜、会ってくれる?
男子:そんなに先のことはわからない。

 うげげ、クサすぎる。これが原語のシナリオだと以下のようになる。
女子:Where were you last night?
男子:That's so long ago, I don't remember.
女子:Will I see you tonight?
男子:I never make plans that far ahead.

 うにゃにゃ、こりゃクサい。やってらんない。こんなセリフを次々と言わされている俳優は、ハンフリー・ボガード。ジーチャン&バーチャンの世代は、彼を愛称で「ボギー」と呼んだ。
ビジネス
(ビジネスクラスの風景)

 ボギーの会話で、以下のようなものもある。
男子:10年前は何をしていた?
女子:ずいぶん昔ね。歯を矯正中だったわ。
男子:マルセイユに着いたら、結婚しよう。
女子:ずいぶん先のことね。

 お、このあたりから男女の力関係が逆転してくるんですな。昭和50年代、というか1970年代、日本では「沢田研二」という人が、カサブランカ関連の曲でヒットを飛ばした。「カサブランカ・ダンディ」。作詞:阿久悠、作曲:大野克夫。昭和後期の日本の音楽シーンを牛耳った人々である。

「聞きわけのない女の頬を 1つ2つ張り倒して 背中を向けて煙草を吸えば それで何も言うことはない」。今ここに書き出してみると、「ええっ、そんな乱暴な世界ってホントに許されるの?」と、マコトにビックリさせられる歌詞である。

 続いて沢田研二どんは、「ボギー」ことハンフリー・ボガードに熱く語りかける。「ボギー ボギー あんたの時代はよかった 男がピカピカのキザでいられた」というのであるが、キザというより、単なるDVと判断されるんじゃあるまいか。

 こんなのもある。「喋りすぎる女の口を 冷めたキスで塞ぎながら 背中のジッパーつまんで下ろす。他に何もすることはない」「嬉しい頃の ピアノのメロディー 苦しい顔で聞かないふりして 男と女は流れのままに パントマイムを 演じていたよ」。うーん、この2人、いったい何やってんだ?
肉まん2
(ビジネスクラス、豚まんとワインの風景)

 映画「カサブランカ」の名セリフの中には、「あれを弾いて、サム。『時の過ぎ行くままに』を」というのもある。原語のシナリオでは「Play it, Sam. Play 'As Time Goes By’」 。沢田研二&阿久悠・大野克夫トリオは、これも日本風の歌謡曲にしちゃった。

「あなたはすっかり疲れてしまい 生きてることさえイヤだと泣いた」「壊れたピアノで想い出の歌 片手で弾いては溜息ついた」。おお、ずいぶんコッテリ疲れてますな。

「時の過ぎゆくままにこの身をまかせ 男と女が漂いながら 『堕ちてゆくのも幸せだよ』と2人冷たい身体あわせる」。おお、ますますコッテリしてきましたな。

 そういう歌を、カラオケで歌うのを得意にしているサトイモ入道なのである。ボギーのセリフには 「We'll always have Paris」☞「ボクたちの 心の中には パリがある」という五七五っぽいのもあるが、とりあえずワタクシはこれからモロッコの旅である。

 もちろんカサブランカにもマラケシュにも日本からの直行便はないから、新ミリオンマイラー♡口内炎の今井君を乗せたANA深夜便は、ひとまずフランクフルトを目指す。

① 羽田 00:55 → フランクフルト 05:20(ANA)
② フランクフルト10:45 → マラケシュ13:30(ルフトハンザ)
フランクフルトまで12時間、乗り継ぎに5時間、その後マラケシュまで4時間半。マコトに長い旅が始まった。
チーズ
(ビジネスクラス、チーズ盛り合わせの光景)

 1つ嬉しい知らせがあって、「ビジネスクラスに無料でアップグレードさせていただきました」とのこと。口が痛くてラウンジのビールさえビリビリしみる状況、カレーも痛くて飲むように掻き込んだが、そりゃビジネスは嬉しいですな。

 支払ったオカネより20万円も高い広々シートに横たわれば、こりゃ間違いなく至福の瞬間だ。おお、いいね。いつもいつでもこのシートがいいね。口なんか痛くたって構わない。思わず「次のキューバへの旅は、最初からビジネスを予約しちゃおうかな」と、気の大きくなる今井君であった。

 何しろビジネスだから、深夜便でも豪華なお食事が出る。高級ワインもどんどん注いでくれる。しかし諸君、悲しいかな、この夜の今井君はウルトラ口内炎だ。上あごの皮がベロンと剥けて、ビールでさえギュッと強烈にしみるのである。とてもお食事どころではない。

 客室乗務員の方が優しく声をかけてくれて、「それでは軽食でもいかがですか?」とおっしゃるので、豚まん(本日の写真1枚目&3枚目)、ワインやチーズ(同3枚目&4枚目)を試してみることにした。しかし諸君、やっぱりちっとも美味しいと感じない。
プレッツェル
(フランクフルトのラウンジで、巨大プレッツェルをいただく)

 結局、せっかくのビジネスも12時間フテ寝して過ごすだけになった。それでもフランクフルトまでは快適に過ごせたが、そこから先は西アフリカだ。大いに先が思いやられる。

 フランクフルトの空港ラウンジで、乗り継ぎまでの5時間を過ごす。現地時間はまだ朝5時だ。まだ誰もいない静かなラウンジで、「焼きたてのプレッツェルです」と、従業員の優しい女子が満面の笑顔で差し出してくれたのが、本日の写真5枚目である。

 ホントに悲しいかな、このプレッツェルがダメ押しになった。焼きたての固い皮が、今井君の口蓋をメチャメチャに破壊し、白い塩の結晶が「傷に塩を擦り込む」という拷問になった。でも諸君、こんなに優しく差し出された食べ物を、まさか拒絶できないじゃないか。

 こうしてラウンジで5時間、痛みに耐えながら今井君は立ち尽くしていたのである。こんなんじゃ、西アフリカの2週間をどうやって生き抜いていくんだ? 久方ぶりのピンチをどう凌ぐか、考えるだけで冷や汗が全身を覆うのであった。

1E(Cd) Argerich, Chailly & RSO Berlin:TCHAIKOVSKY/PIANO CONCERTO No.1 RACHMANINOV/PIANO CONCERTO No.3
2E(Cd) Gergiev & Kirov:RACHMANINOV/SYMPHONY No.2
3E(Cd) Akiko Suwanai:DVOŘÁK, JANÁĈEK, and BRAHMS
6D(DMv) 2012
total m91 y91 d20052
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