2017年01月30日(月)

Sat 170107 静寂のクリスマス/この10年/メロンちゃん(シドニー夏のクリスマス15)

テーマ:ブログ
 12月25日、シドニーでの滞在は残り2日になった。何しろたった8日の短い滞在だ。こんなに楽しいんじゃ、あっという間に終わりになっちゃうのも致し方ない。

 昨日がクリスマスイブ、今日がクリスマス当日であるが、ホテル館内はマコトに上品に静まり返っている。あんまり静かなので、クリスマスであることを忘れてしまいそうだ。

 その静けさこそが、若い読者諸君にシドニーかメルボルンの夏のクリスマスを熱くオススメする第一の理由である。そもそも日本やアメリカのクリスマスは騒がしすぎるのだ。

 この10年、ヨーロッパのクリスマスもずいぶん様変わりした。本家ドイツのクリスマス市だって、もともとはもっとずっとヒッソリしていたはずだし、それがヨーロッパ中に拡大&拡散したのも、この10年のことである。

 ジングルベル、真っ赤なお鼻のトナカイさん、サンタが街にやってくる。日本もチューゴクもアメリカも、ケーハクに浮かれ騒いでばっかりで、なかなか落ち着いて厳かな気持ちを味わえない。

 今回マコトに意外だったのは、カンカン照りの夏の南半球ではあったけれども、いかにも本来のクリスマスらしい静寂がそこにあったことである。

 クリスマスイブが激しい稲妻と雷鳴の中で更けていったのは確かだ。しかし豪雨の一夜が明けてクリスマス当日になると、真夏の白い陽光の中に、久しぶりに硬質の静謐を感じることができた。
中庭
(インターコンチネンタルホテル・シドニー・ダブルベイ。夏のクリスマスは、美しく静まりかえっていた)

 2007年からの10年、2010年だけを例外として、常にクリスマスは海外で過ごしてきた。

  2007年 ニューヨーク
  2008年 ロンドン
  2009年 プラハ
  2010年 TOKYO
  2011年 サンチャゴ・デ・コンポステラ
  2012年 パリ
  2013年 パリ
  2014年 ローマ
  2015年 ベルリン
  2016年 シドニー

 こうやって書き出してみると、何だかオリンピックの年表みたいであるが、いやはや地味な今井君も、ずいぶん頑張ってきたものである。

 2010年だけが「TOKYO」であるのは、その1ヶ月前に「網膜剥離」という恐ろしい事態になり、右眼失明の危機を緊急手術で脱した直後だったからである。

 それでも12月上旬に韓国・済州島を訪れたりしているのであるが、クリスマスの2週間前に、今度はニャゴロワの重篤な腎不全が発覚。「余命100日」の診断を下されるに至って、予定していたポーランド・クラクフの旅を中止せざるを得なくなった。

 あれから6年が経過、ニャゴは平気でピンピンしている。ゴハンもカリポリ&カリポリ、元気に大量に召し上がる。ポーランドの旅を中止させておいて、獣医さんに「余命100日」と厳かに告げられたニャゴどんは、あれからすでに2200日を生き抜いた。まだナンボでも生きていてくれそうだ。
クリスマス
(夏のクリスマス。街の静けさに感激する)

 2017年のクリスマスがどこになるか、何しろUSAがあんな状況だから、今は全く予測がつかない。もう一度サンチャゴ・デ・コンポステラのパラドールに泊まって、ボタフメイロの振り子が頭上で大きく揺れるのも見てみたいし、パリもローマもベルリンも捨てがたい。

 モスクワあるいはサンクトペテルブルグのクリスマスも体験してみたい。氷点下20℃とか30℃とか、目玉もヨダレも凍るような厳冬の夜、お部屋でポカポカ温まりながらウォッカをクイクイやるなんてのは、やっぱりたまらないじゃないか。

 しかし、2016年シドニーの夏の静謐もまた、忘れがたい印象を残してくれた。寝坊して、9時過ぎにやっと起きだし、「これは寝すぎた」「しくじった」と亀さんに負けたウサギどんみたいに頭をポリポリ掻きながら、カーテンを開いてホテルの白い中庭を眺めた時の感激は、なかなか他人に伝えられるものではない。
メロン1
(今回のメロン。購入が少し遅れてしまった)

 すでにこの旅は、終盤に入ったのである。信じがたいことだが、チェックアウトが明日に迫っている。帰りのヒコーキは26日21時発だから、シドニー滞在はあと36時間しか残っていない。

 ワタクシの旅の最終盤には、このところ1つの定番があって、それが「朝のメロン」である。残り4日とか3日の段階で、馴染みになったスーパーのフルーツ売り場を訪れる。じっくり選んだメロンを、昼間はお日さま、夜間も読書灯の光にじっくり当てて、部屋中にメロンの香りが充満するぐらいまで徹底的に熟させる。

「こりゃきっと、ハウスキーピングの人々の噂の的になってるな」。今井君自身そう感じるぐらい、部屋はメロンくさくなってくる。夜になって部屋に帰ってくると、思わず「うっ」とか「うぉ」とか「うげ」とか、その種の唸り声をあげてしまうぐらい、メロンの香りが部屋を満たしている。

 でも、そのぐらいいいじゃないか。ワタクシは別にドリアンの成熟を待っているのではない。シンガポールで嗅いだ濃厚ドリアン(別名・猫山皇)の強烈な臭気には、思わず総毛立つ思いだったが、ドリアンとメロンでは全く次元が違うはずだ。
コールズ
(シドニー・エッジクリフ駅上のスーパー「Coles」。ここではメロンが見つからなかった)

 今回のシドニーでは、メロンの購入時期が若干遅れてしまった。馴染みになったスーパー「Coles」ではなかなかメロンが見つからず、「オーストラリアの人はメロンが好きじゃないのかな?」と一人で合点してしまっていた。

 もう1軒の巨大スーパー「Woolworths」でメロンを発見したのは、23日のこと。購入から2日しか経過していないのでは、ジュクジュクに熟した「食べごろメロンちゃん」と評価できるところまでは行っていない。

「14番目の月」どころか、まだ半月に少し付け足したくらいの成熟度。ナイフを入れても、まだまだ固い手応えが残り。「触れなば落ちん」みたいな、ワナワナ手が震えるようなワクワク感がない。いやー、何だか微妙な表現ですな。
メロン2
(旅の終盤を飾るメロン。今回はまだ熟しきっていなかった)

 というわけで、今回のメロンちゃんは、ごく残酷に言えば「ハズレ」。「また次回に期待するしかないな」である。そして諸君、この段階で「次回」は刻一刻と接近しつつあった。

 シドニーから帰れば12月27日。1月3日の大阪・文楽を経て、1月5日深夜にはまたまた羽田空港国際線ターミナルにいる。目的地は、モロッコ・マラケシュ。次のメロンを切る予定は、マラケシュの最終日 ☞ 1月20日だ。あらら、次のメロンちゃんまで1ヶ月もないのである♡

 若すぎたメロンをキレイに片付けたサトイモ入道は、「ではとりあえず、真夏のクリスマスを満喫してきますかな」と、静まり返ったホテルを後にした。

 目指すはボンダイ・ビーチ。シドニーの人々は、夏のクリスマスをビーチでハシャいで過ごすのが一般的なんだそうな。その珍しい光景をボンヤリ眺めて、この滞在の締めくくりにしようと思う。

1E(Cd) Karajan & Berliner:BACH/MATTHÄUS-PASSION 2/3
2E(Cd) Karajan & Berliner:BACH/MATTHÄUS-PASSION 3/3
3E(Cd) Schreier:BACH/MASS IN B MINOR 1/2
6D(DMv) IRON CLAD
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