2016年10月28日(金)

Tue 161004 万座毛へ/難読地名/万座毛に泊まりたい/サツマイモを伝えたオジサマ

テーマ:ブログ
 古宇利島から古宇利大橋を南に向かってわたり、さて後は那覇を目指してひたすら南下するだけである。エメラルド色の海ともしばしのお別れ、芭蕉流に言えば「またいつかは?と心細し」というところである。

 ビーチで撮影会の真っ最中だったエメラルドおばさま2名 & 花柄おねーちゃま2名の記憶とも、これでやっとサヨナラできる(昨日の記事参照)。いやはや何だか2〜3日はうなされそうだけれども、とにかく今はひたすら南下に南下を重ねて、まずは今夜の公開授業に備えたい。

 しかし諸君、時計はまだ13時半。公開授業は19時半からで、ホテルロビーでスタッフと待ち合わせるのも18時半で構わない。ありゃりゃ、まだ5時間も6時間も残っている。もう1カ所、寄っていく時間は十分にあるじゃないか。

 候補は2つにしぼられる。① 勝連城 ② 万座毛。勝連城はついこの間「古代ローマのコインが出た」というニュースがあって、「さすが海の国、東シナ海やインド洋を越え、何らかの形で古代ローマとつながっていた証拠」と、盛り上がっている真っ最中だ。
万座毛1
(万座毛)

 ②は、万座毛と書いて「まんざもう」と読む。ずいぶん素直な読み方じゃないか。難読地名がズラリと並ぶ沖縄県で、「万座毛と書いて、まんざもう」だなんて、むしろ返って意表をついた感じである。

「1塁にランナーが出たからバントで2塁に送りましょう」。盗塁もヒットエンドランもなし。高校野球にしても余りに素直すぎて、「何だか腹に一物あるんじゃないか?」と疑念を持たせるほど素直である。

 だから今井君は、万座毛をまんざもうと発音することに、ずっとタメライを感じてきた。何かあるんじゃないか、シロートに「まんざもう」と発音させておいて、あとで皆で手を叩いて嘲笑する気なんじゃないか。

 おっとその手に乗るもんか。「まんざもうに見えるでしょ? はっはっは、ほら騙された、実は『まんざげ』なんですよ」そう言って呵々大笑する意地悪なオジサンの笑顔が見えるようである。

 あんまり大きな口を開けて笑うから、右の奥歯に大きな虫歯の穴を発見。本当にイヤなオジサンだ。「虫歯がニオってますよ」と指摘すると、後ろからエメラルドおばさま2名がワラワラ登場、何だか変な手真似をして、怪しい踊りを始めるじゃないか。

 もちろんその辺は、うたた寝の悪夢の一部分である。何しろ今朝は早く起きた。昨夜ベッドに入ったのが2時前。起きたのが6時。ホテルを出発したのが8時。異様に深い睡魔の引力で、ふとうたた寝の薄闇に引き込まれたが、何だかイヤな夢だった。
万座毛2
(万座毛の絶景 1)

 それでは、②の万座毛を目指そう。「まんざもう」であって「まんざげ」じゃないことをキチンと確認に行こう。①はまた今度、古代ローマのコイン騒ぎが静まって、周辺がもっと穏やかになってからにしよう。そういう結論である。

 それにしても諸君、沖縄は難読地名の宝庫である。予備校サイドで書いてくれた紹介文の中で、今井君は「溢れる知識で生徒を魅了する」ということになっているぐらいだから、難読地名でもほとんど一瞬で読める自信がある。

 初めて「東風平」の校舎から公開授業のオファーがあった時も、「ああ、『こちんだ』ですね? 大丈夫ですよ」と答えて、周囲をびっくりさせたものである。

 「勢理客」と書いて「じっちゃく」。その辺はMac君にも負けない。というか、Mac君なんか「じっちゃく」と打ち込まれて「十着」としか変換できない。ほーれ、今井君の勝利。「溢れる知識」の面で今井クマ蔵に勝つのは、至難のわざなのである。

「保栄茂」が、なぜだか「びん」。「西洲」がどういうわけか「いりじま」、そういうのは得意中の得意。むしろ「ランナー1塁でバント」な素直な世界が苦手であって、「世冨慶」が「よふけ」、「伊釈加釈」が「いじゃかじゃ」、「伊武部」で「いんぶ」、その辺にやられちゃう。

 だから諸君、どんどん万座毛が接近してきても、「いやあ、これで『まんざもう』だなんて、やっぱり腹に一物、奥歯に虫歯、エメラルドおばさま2名、そういうのがどこかに潜んでいるんじゃあーりませんか?」と、猜疑心はますます募っていく。
二見ヶ浦
(万座毛の絶景 2)

 万座毛に到着、午後2時半。おお、やっぱり万座毛はまんざもうであるらしい。素直であり、余りに素直なので、何だかマコトに落ち着かない。一気に海に出てみると、おおさすがに万座毛、巨大な象さんが青い海にその巨大な岩の鼻を垂らして、お水を飲んでいらっしゃる(1枚目の写真参照)。

 1万人もの人が座れるほどの広大な草地。万座毛の地名の由来はそれなんだそうな。なるほど象さんの背中の上はまさに万座毛、広い草地の緑の草が、さやさや海風に揺れている。絶景、これ以上のものは思いつかないほどの絶景じゃないか。

 それにしてもこの絶壁、「今にも崩れそう」「波にこれ以上削られたら、いつ崩壊してもおかしくありませんな」という恐怖を誘う。万が一自分の歩く振動が岩石崩落のキッカケになったらと思うと、ふと歩みを躊躇してしまうほどである。
ホテル
(万座毛、白亜のホテル。夕陽がキレイなんだそうな)

 湾の向こうには「ANAインターコンチネンタルホテル万座ビーチリゾート」というマコトに長たらしい名前の高級ホテルが、その純白の偉容を誇っている。

 そんなに長い名前をつけて、その名前のせいで岩石の崩落でも始まったら元も子もなさそうなものだが、まあ今のところその気遣いはなさそうだ。

 しかも諸君、何を隠そう今井君はこのホテルチェーンのスパイア・ロイヤル・アンバサダー・メンバー。おやおやワタクシ自身が、長たらしい名前の片棒を担いでいるのであって、こんなにキレイな風景を楽しめるホテルなら、近い将来3泊か4泊ぐらいしにきても良さそうなもんじゃ。

 いつにすっぺかな。あっという間に頭の中で、海に沈む夕陽の絶景をこのホテルで満喫するチャンスを探り始めるのであった。「那覇までクルマで1時間弱なら、まさに今日でもオッケーじゃないか」と、まあそんなことまで考えたのであるが、いやはや、さすがにそれはヤメにした。
甘藷
(明からサツマイモを伝えたオジサマの像。「道の駅 かでな」にて)

 こういうふうで、万座毛を後にしたのが午後3時すぎ。途中「道の駅 かでな」に立ち寄って、東京ドーム420個ぶんという余りに広大な空軍基地と、4000メートルの滑走路2本を眺めてみた。

 3階のテラスにはマコトにコワい顔をした報道関係者が1人、ひたすらカメラを構えている。「ミリタリーおたく」と思われるオジサマたちも多い。報道関係者にも負けない超高級カメラをかまえて、飛行機が爆音をあげて飛び立つたびに、一斉にシャッターを切るのである。

 そういう物々しい雰囲気の中、黙ってサツマイモを左手にかまえ、静かな笑顔で端座しているオジサマの像がある。「君の名は?」と尋ねてみると、オジサマは「野国総管と申します。ただし本名は与那覇松でございます」とのこと。中国からサツマイモを伝えた偉人である。

 与那覇松、与那覇が苗字で、松がファーストネーム。松と書いて「マチュー」と発音するんだそうだ。おお、来たな、難読漢字。「バントで2塁に進塁か?」と思ったら、「マチューでございマチュ」と、おお、意表をついてきた。

 1605年、彼は明の福建省にわたった。「まさか、倭冦だったんじゃないでしょうね?」「まさか、もちろん違いマチュー」。彼は干ばつや飢饉に苦しむ農民の様子を見かねて、中国からサツマイモの苗を鉢植えで持ち帰った偉人なのである。

 やがて南国の地に定着したサツマイモは、沖縄の人々を飢餓から救う一助になった。おやおや、嘉手納のワタクシは、たいへんな偉人と知り合えたようである。

1E(Cd) Radka Toneff/Steve Dobrogosz:FAIRYTALES
2E(Cd) Billy Wooten:THE WOODEN GLASS Recorded live
3E(Cd) Kenny Wheeler:GNU HIGH
4E(Cd) Jan Garbarek:IN PRAISE OF DREAMS
5E(Cd) Bill Evans & Jim Hall:INTERMODULATION
total m20 y1735 d19440
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