2016年08月10日(水)

Sun 160717 難関国公立の出題傾向/無理な英作文/夏の沖縄に旅立つ/ヒコーキからの絶景

テーマ:ブログ
 8月9日は、午後3時から吉祥寺のスタジオで久しぶりの授業収録。思えば7月20日以来20日ぶりであるが、今日の収録は「名古屋大学・過去問演習講座」、その2016年版である。

 例年通り、名古屋大学は長文読解2問と、会話体読解問題1問、英作文1問の計4問構成。マコトに昭和なタイプのオーソドックスな難問ばかりがズラリと並ぶ。「オレって今、20世紀にタイムスリップしてきたの?」と誰かに尋ねたくなるような問題ばかりである。

 一応「長文」と言っておくが、第1問が約65行、第2問が約50行。今井君お得意の表現で言えば、65行は文庫本3ページ、50行は文庫本2ページ半の分量であって、この程度の長さで「長文」とか「超長文」とは呼べないし、ましてや「速読力が必要だ」とはとても思えないのである。

 他予備校や出版社の模範解答に付随するコメントを見るに、「本格的な長文で速読力を養成する必要あり」と、一様に受験生諸君を焦らせるような発言が目立つけれども、第1問と第2問と合計して130行にも満たない文章について、「本格的」とか「速読が必要」とか盛り上がる必要はサッパリ感じない。

 全4問を合計して、制限時間は105分。時間配分としては、第1問35分、第2問35分、第3問15分、第4問20分というところか。となると、第1問&第2問の長文読解は、文章を読むのに20分、問題を解くのに15分。こりゃ諸君、まさに「余裕のヨッちゃん」なんじゃあるまいか。
板書
(吉祥寺での授業風景。この芸術的板書がたまらない)

 60行の文章を読むのに20分も与えてもらえれば、冷静に計算して1分3行・1行20秒のスピードでいいのである。うひゃ、そりゃゆっくりだ。何で意気阻喪する必要があるんだ? どこに速読の必要があるんだい?

 諸君、名古屋大に限らない。北大でも東北大でも大阪大でもいっしょ、神戸大でも広島大でも熊本大でもおんなじだ。筑波・一橋・九州大、みんな状況はちっとも変わらないのであって、諸君、1行20秒、1分3行を合言葉にしようじゃないか。

 チャンと計算して、決して慌てない。絶対に焦らない。予備校講師の「急げ♨」「時間との勝負だ♨」みたいな発言に乗せられて、冷静&緻密な計算を忘れてしまったら、その段階でもうライバルに大きく水をあけられている可能性が高い。

 だから、落ち着きたまえ&落ち着きたまえ。50行でも60行でも、まずひたすら大意を把握することに集中したまえ。全文ベターッと和訳する必要はないのだ。大意さえ把握できれば、もう半分は勝利をつかんだようなものである。

 大意を把握したら、あとは設問部分に徹底的に集中したまえ。超難関と言われる大学の問題でも、要するに下線部の上5行&下5行を熟読すれば、誰より充実した解答が作成できるように出来ている。下線部から遥かに離れた部分にヒントが隠されている問題なんか、滅多に出題されることはないのである。
御弁当
(翌日は沖縄へ旅立った。機内での御弁当風景。この日は授業がないので、スパークリングワインもいただくことにした)

 いわゆる「4技能」を意識した問題も散見されるようになった。7月に解説した熊本大学でもそうだったし、名古屋大学の第3問にも「読解した英文に対して英語で反応する」というタイプの新傾向問題が出題されている。

 ただし、マコトにぎこちない。バスや電車をヤメにして自転車で通学しようと決意した男子学生ケンジと、クラスメイトの留学生サラの会話を読ませた上で
「公共交通機関にも自転車に比して優れた面があります」
「それはどんな面ですか」
「10語から20語で自由に書きなさい」
というわけだ。

 何がどうぎこちないかと言えば、特に諸君、「10語から20語で自由に書きなさい」である。そんな中途半端な語数で、「自由に」意見を表明できるはずがないじゃないか。

 確かに、書かれすぎたら採点する側の負担が大きい。でも「書かれすぎたら困っちゃう」というなら、最初からこんな出題形式そのものに意味がない。「10≦X≦20」という珍妙なシバリを設けて、いったい学生のどんな力を試そうとしているのか。そこに「ぎこちなさ」を感じないわけにはいかない。
塩アイス
(東京⇔沖縄路線のみ、機内でアイスがサービスされる)

 そのへんの迷いが、そのまま第4問の英作文の難化に影響している。沖縄の新聞社の社説から一部分を抜粋して「下線部を英訳しなさい」とおっしゃるのであるが、いやはや、その難易度は第3問と比較にならないほど高い。

 この英作文問題の和文の概要を示しておくから、まあ読者諸君もチャレンジしてみたまえ。
(1)2005年に全国トップから26位にまで急落した県民の平均寿命を、25年以内に再びトップに返復活させようという目標を達成するため、県に後押しされた様々な団体が、様々な活動を開始させている。
(2)平均寿命の著しい低下は、食生活の欧米化や車社会がもたらした肥満率の上昇と、その結果としての生活習慣病の増加が原因だと言われている。

 だいたい以上のような出題である。第3問と余りにレベルが違いすぎて、正直申し上げて「こんなの誰ができるんだい?」であるが、今井君が思うに、「4技能タイプの新傾向も出さなきゃ」という焦りと裏返しの苛立ちが、こういう無理な出題に如実に現れているんじゃないだろうか。
古宇利大橋
(ヒコーキから古宇利島を望む。手前の白い直線が古宇利大橋である)

 以上のような8月9日であった。無理な出題としか思えない英作文問題の解説に疲れ、今井君ともあろうベテランが最後の最後でミスをおかした。〆のセリフで「以上、第4問の解説でした」というべき所を「以上、第5問の解説でした」と、問題番号を間違ってしまったのだ。

「何だ、そのぐらいいいじゃないか」とおっしゃるかもしれないが、そんなことでもクレームはナンボでもくるのである。「第4問なのに『第5問』と言われて混乱しました。ああいう間違いは困ります」。混乱があっては困るから、スタッフに迷惑をかけてでも、その部分をもう1度収録し直さなくてはならない。こうして、8月9日の収録は終わった。

 その間にも、ヒーローやヒロインの大活躍が続いている。卓球の福原愛どんは、見ている者が引き込まれそうなほどの強烈な集中力を発揮しているし、イチローは2999本目を内野安打、3000本目を3塁打、彼の人生を象徴する2タイプのヒットを打ち分けて大記録を達成したばかりだ。

 ヘトヘトに疲れた肉体に鞭打って、7人制ラグビーのニュージーランド戦も観戦、「世界中がビックリ」という奇跡の大逆転劇も目撃した。昨年9月の南アフリカ戦と同様、深夜のテレビの前で思い切り絶叫しながらコブシを天に突き上げた。

 NZに真っ向勝負を挑んで勝利だなんてのは、嬉しすぎて&嬉しすぎて、このまま町内を一周♡激走して来てもおかしくない劇的勝利であった。

 8月10日午前、今井君は沖縄に旅立った。沖縄での公開授業は明日11日夕刻であるが、何しろこの時期だ、「いきなり台風が発生」とか、何があるか分かったものではない。ベテランたる者、何事も早め早めに行動しなきゃいかん。実際この朝、沖縄付近に熱帯低気圧の発生が伝えられていた。

 またまたCAのオカタに声をかけられた。「10年前、先生の授業を埼玉県所沢で受けていました」とおっしゃる。嬉しさもヒトシオ、「そうですか、所沢ですか」と激しく頷きながら、御弁当を貪り、機内からの写真も撮りまくった。

 富士山、志摩半島、種子島。いよいよ沖縄に近づいて、古宇利島、津堅島、久高島。ヒコーキから眺める古宇利大橋の絶景もまた格別だし、辺野古の青い海の光景も素晴らしかった。夏の沖縄は、ヒコーキを降りる前から余りにも美しいのである。

 8月10日午後13時半、沖縄・那覇空港に到着。今日・明日・明後日、今井君は夏の沖縄を縦横無尽に駆け回る予定なのである。

1E(Cd) Gergiev & Kirov:TCHAIKOVSKY/Symphony No.6
2E(Cd) Akiko Suwanai(v) Fischer & Budapest:SARASATE/ZIGEUNERWEIZEN
3E(Cd) Joe Sample & Lalah Hathaway:THE SONG LIVES ON
4E(Cd) Böhm & Berlin:MOZART 46 SYMPHONIEN④
5E(Cd) Joe Sample:Rainbow Seeker
total m85 y1175 d18880
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