2016年05月17日(火)

Sat 160423 トゥーロンとトゥールーズ 中世の街カルカソンヌへ(ボルドー春紀行7)

テーマ:ブログ
 ラグビー五郎丸のニュースが入って、「フランスの強豪『トゥーロン』への移籍が決定的になった」という。「おお、トゥーロンか。そりゃよかったね」と、ホッと安堵の胸をなでおろした。

 今のレッズでの地位がどうもハッキリしなくて、学部時代からの五郎丸ファンだった者として、このところずいぶんヤキモキさせられた。彼自身、高校時代以来「控え選手」という屈辱を味わったのは、この春がおそらく初めて。「人事を尽くして天命を ☞ 待てば海路の日和あり」の典型と言っていい。

 まあ諸君、「トゥーロンって、何?」であり、「トゥーロンって、どこ?」な気持ちだろうが、今井君が大好きなマルセイユの東隣り、コート・ダ・ジュールの西の端っこの街である。

 何しろワタクシは、2年連続して夏の2週間をマルセイユで過ごした。要するにマルセイユ中毒のクマである。マルセイユ周辺のことなら、まあ任せてくれたまえ。

 マルセイユ・サンシャルル駅からニース行きの電車に乗れば、1時間ほどで到着するのがトゥーロン。カンヌ・アンチーブ・サントロペ・ニース。モナコ・マントン・エズ・グラース。ズラリと並ぶ名門リゾートへの入口に、ヒッソリとたたずむマコトに落ち着いた街である。
ボルドー
(カルカソンヌに向かう電車は、ボルドー・サンジャン駅から)

「ほほぉ、五郎丸はあそこで頑張ることになったのか」であって、サッカー選手がヨーロッパ各地で大活躍する時代、ラグビーはずいぶん遅れをとった感じであったが、五郎丸が「ラグビー界の奥寺」「ラグビー界の中田英寿」として大活躍するのを、今から楽しみに待っている。

 さてワタクシの頭の中でしょっちゅうトゥーロンと混じってしまい、どっちだったか分からなくなってしまうのが「トゥールーズ」である。位置的にもフランス南西部、名前も「トゥー」まで一緒なんだから、中年男のドロッと濁った記憶の中で、お互いが絡み合ってしまうのは致し方ないだろう。

 マルセイユをはさんで、トゥールーズは西側、トゥーロンは東側。トゥールーズのほうは、何と「エアバス本社」の所在地である。人口もマルセイユとリヨンに次いでフランス第4位。大学生の人口比率が高いことでも有名だ。
インターシティ
(乗り込んだ電車は、マルセイユゆきのインテルシテである)

 長年に渡ってボーイングと顧客争奪合戦を繰り広げているエアバスは、例えば中国では「空中客車」「空中巴士」と表記され、何となく旗色が悪い。

 800人も乗れる巨大な機体を売り出したが、昨年フランクフルトで目撃したところでは、ありゃあんまりデカくて可哀そうな感じ。お相撲さんがフィギュアスケート大会に出てきたみたいであった。

 エアバスが日本に登場した時も、当時の朝日新聞の連載マンガ「フジ三太郎」では、「バスなんだから『スチュワーデス』じゃなく、『車掌さん』と呼ばせてください」というスタンスであった。

「スチュワーデス」も死語になったが、何しろ「写メ」でさえ死語になる時代。いやはや、「若者は『写メ』なんて知りません」という場合の「若者」は、おそらく12歳から15歳ぐらいなんだろうけれども、夏目漱石でなくとも「兎角この世は住みにくい」なのである。

 油断していると「夏目漱石って誰ですか」「朝日新聞ってなんですか」「若者は『新聞』なんて知りません」とか、それどころか「日本語って何ですか?」ということにもなりかねない。こんな時代に、800人も乗れるヒコーキなんか作っていて、果たしてトゥールーズは大丈夫なんだろうか。
ミディ運河
(線路に沿って、大西洋と地中海を結ぶ長い運河が続く)

 さて、4月4日朝の今井君は、ボルドーから長距離電車に乗り込んで、トゥールーズ方面に向かっていた。目指すのは、トゥールーズのさらに先、地中海に近いカルカソンヌの街である。

 朝8時、カンコンス広場からトラムに乗ろうとすると、係員のオジサマが近寄ってきて「今朝このトラムは動いていません」とおっしゃる。余りに突然のことだが、最近は外国に限らず日本でもこういうことはよくあるので、今井君は冷静に対応。「ならば国鉄駅まで歩いていきますかね」と決めた。

 ただし、トラムの線路に沿って10分ほど歩いたところで、止まっているはずのまさにそのトラムが、後ろからゆっくり接近してきた。うーん、いろいろ文句もあるところだが、えーいメンドーだ。さっさと乗り込んでしまった。
カルカソンヌ駅
(カルカソンヌ駅に到着。表示はバスク系言語との併記である)

 ボルドー中央駅は「サンジャン」である。もともとは美しい宮殿風の駅なのだが、今は大改修工事中。駅舎全体が無数の鉄パイプで覆われ、見た目はいかにも剣呑である。ここからマルセイユゆきのインテルシテに乗れば、目指すカルカソンヌまでは2時間半ほどの道のりだ。

 このブログでは、一応短く「カルカソンヌ」としておくが、促音便を入れて「カルカッソンヌ」と表記しているガイドブックも多い。「ルネサンス」と「ルネッサンス」が併存しているのと同じことである。

 日本人で「カルカソンヌ」を知っているヒトは、今はまだ少数派であるはず。しかしヨーロッパ人の中では、少なくともフランス人の間では、カルカソンヌの人気はすでにモン・サンミシェルを凌駕している。
カルカソンヌ
(駅から市街を抜けて徒歩20分ほど。川向こうに中世のお城が見えてくる)

 確かに、モン・サンミシェルがすっかり観光客慣れしてしまっているのに対し、カルカソンヌはまだ初々しい感じ。穏やかな中世の城下町がそのままの姿で残っている。

 前者が今や、溢れかえる中国人団体ツアーでアブクが立つほどになっているのに対し、後者カルカソンヌには、アジア人の影もあまりない。フランス人がこちらに惹かれるのも、何となく分かる気がする。

 2016年春のボルドー滞在で、ワタクシが最初のヤマ場に設定したのがこのカルカソンヌ。中世そのままの山のお城は、日本ではゲームとして人気上昇中であるが、今井君としてもわざわざここに一泊して、ライトアップされたお城の勇姿をタップリ撮影してくる予定である。

1E(Cd) Four Play:YES PLEASE
2E(Cd) Midori & McDonald:ELGAR & FRANCK VIOLIN SONATAS
3E(Cd) Gergiev & Kirov:RACHMANINOFF SYMPHONY No.2
4E(Cd) Four Play:YES PLEASE
5E(Cd) Midori & McDonald:ELGAR & FRANCK VIOLIN SONATAS
total m124 y733 d18438
最近の画像つき記事
 もっと見る >>

Ameba芸能人・有名人ブログ

芸能ブログニュース

      ブログをはじめる

      たくさんの芸能人・有名人が
      書いているAmebaブログを
      無料で簡単にはじめることができます。

      公式トップブロガーへ応募

      多くの方にご紹介したいブログを
      執筆する方を「公式トップブロガー」
      として認定しております。

      芸能人・有名人ブログを開設

      Amebaブログでは、芸能人・有名人ブログを
      ご希望される著名人の方/事務所様を
      随時募集しております。

      Ameba芸能人・有名人ブログ 健全運営のための取り組み
      芸能ブログニュース