2016年05月15日(日)

Thu 160421 世界遺産「月の港」 ガイドブックの地図にない名所(ボルドー春紀行5)

テーマ:ブログ
 日本で「ボルドー」と言えば、誰でも真っ先に思い浮かべるのは「ワイン!!」であり「ワイン♡」であり「ワイン♨」であって、街そのもののことは余り知られていないようである。

 とりわけこの今井君のような「日々酒にして酒を住処とす」みたいなダラしない中年がボルドーの旅に出るとなれば、
「どうせワインでしょ」
「シコタマ飲んで、飲んだくれる旅でしょ」
「飲んでー&飲んでー、飲まれてー&飲んでー。そーしてークマどんはー、静かに冬眠したのでしょ」
と、話を聞く前から呆れてしまっているヒトも多いはずだ。

「そもそもボルドーって、街の名前だとは思わなかった」
「それって、まあワインなんだからフランスですよね?」
「フランスのどの辺にあるんですか?」
そういうヒトたちも、かなりの割合になるんじゃあるまいか。
ボルドー1
(ボルドー風景)

 そこで諸君、まずここは「アキテーヌ地方」の最大都市である。フランス語で書けば「Aquitaine」、南にはピレネー山脈をはさんでスペインが迫り、西はすぐ目の前に大西洋が広がる。つまり「ビスケー湾」である。

 ワタクシの故郷はアキタであって、アキテーヌと発音も似ているし、アキテーヌの古い名称はAquitania。「アクィターニア」。おお、ますますアキタと似ているよん。

 広い平野の西側が大きく海に開けている地勢もソックリだ。「だから何だ?」とコワい顔で問いつめられても困るが、何となく親近感が湧くぐらいは許してくれたまえ。

 4月3日朝、いよいよそのボルドーの街の探険に出る。ボルドーを根城に、アキテーヌ地方の小さな町を訪ね、脚を伸ばしてカルカソンヌやナルボンヌなど、フランスを東に横切って地中海側まで出てみようというのが今回の旅の目論見であるが、とりあえず初日はボルドー探険だ。

 2007年、街全体が「世界遺産」に登録された。登録された総面積は2000haに近いんだそうな。そんな広大な世界遺産は滅多にないと思うけれども、その登録名が「月の港 ボルドー」。なかなかオシャレな命名である。
門1
(ガロンヌ河岸から「PORTE CAILHOU」を望む)

 諸君もあとでボルドーの地図をググってくれたまえ。旧市街の東の端を、大きくカーブしながら流れる大河がガロンヌ。河の蛇行が三日月の形をしているところから「月の港」の名が選ばれた。

 それほどの街なのであって、ホントならフランスを旅するヒトのMustであると言っていい。ところが日本で売られているガイドブックの扱いはマコトに小さくて、例えば「地球の歩き方」では合計たった4ページ。しかもそのうちの1ページは旧市街の地図なので、文字情報は3分もあれば読み終わる程度しかない。

 扱われているのは、サンタンドレ大聖堂とオペラ座。あとは3つのミュージアム、ホテル4軒、レストラン1軒。おやおや、日本中のワイン通が口を揃えて「美食の街」と認めるだろうボルドーで、紹介されているレストランが1軒だけというんじゃ、あんまり丁寧なガイドブックとは言えませんな。
門2
(PORTE CAILHOUの勇姿、旧市街側から)

 もちろん「ホントに『美食の街』なの?」「ワイン飲んでるだけじゃないの?」という声もあるだろう。例えばこの今井君が自ら「美食家」を称したとしよう。あっという間に四方八方から疑問の声が上がり「ホントに『美食家』なの?」「酒飲んでるだけじゃないか」と、ギュッと厳しく叱られるに決まっている。

 同じように、「ホントに美食の街か」という点については、明日か明後日の記事の中で若干このワタクシの意見を述べてみたい。しかし少なくともガイドブックなら、街中のいたるところに溢れている歴史的建造物について、せめてもう2~3ページを割いて説明に努めるべきなんじゃないだろうか。

 例えば、今日の写真の2枚目と3枚目である。ガロンヌ河を左に眺めながら徒歩で南下、水面に映る夜景が美しいことで有名な「ブルス広場」がある。この広場についての言及もほとんどないが、そのちょっと先で発見したこのディズニー風建築については、地図にさえその存在が示されていない。
見晴らし
(PORTE CAILHOUの最上階からガロンヌ河を望む)

 これは「PORTE CAILHOU」。「勝利の門」でもあり、街の防衛のための砦でもあった。1493年から1496年の建築。「中世の街」が大好きな日本人なら、ぜひ立ち寄るべきなんじゃあるまいか。「地図にも載せない」という方針は、ワタクシにはちょっと考えられないのである。

 すぐそばには「PLACE DU PALAIS」もある。1000年ごろまで暗いダンジョンが存在した場所で、後に宮殿が建ち、今は広場である。おお「9世紀から10世紀のダンジョン」。これもまた日本人が大好きなんじゃないかい? しかしここもまた、地図に記載はないのである。

「ボルドーあたりを個人でウロウロするぐらいのベテランになったら、もうガイドブックなんかには頼らないだろう」ということなのかもしれない。町の観光局のHPなんかで自分でどんどん調べりゃいいんだし、旅先でインフォメーションセンターに立ち寄ればいい。きっと、そういうスタンスなんだべな。
大聖堂
(遥かに大聖堂を望む)

 でもでござるね、せめて地図に印ぐらいついていて然るべきだとワタクシは愚考するのでござるよ。ここは、ジロンド県の県庁所在地。モトモトはアキテーヌ公国の首都。人口は25万人ほどだが、それでもフランスではパリ・マルセイユ・リヨン・トゥールーズに次ぐ大都市なのだ。

 ま、いいか。ガロンヌの河風に吹かれつつ、市民はなかなか陽気であって、スポーツも大好きな様子。1週間後には「ボルドー・マラソン」の開催が迫っていて、街の中心 ☞ QUINCONCES広場では、もうその準備が始まっている。

 QUINCONCES、これってどう発音するんですかね。連日この広場からトラムに乗るので、せめて正確な発音ぐらいは記しておきたいが、日本語で表記するのは難しい。

 まあ「カンコンス」ないしは「キャンコンス」。英語風なら「クィンコンシズ」であるが、とりあえずガイドブックに従って「カンコンス」を選択することにしたい。

1E(Cd) Charles Dutoit & Montreal:ROSSINI OVERTURES
2E(Cd) Maggini String Quartet:ELGAR/STRING QUARTET IN E MINOR 他
3E(Cd) Eduardo Egüez:THE LUTE MUSIC OF J.S.BACH
4E(Cd) Cecilia Bartoli:THE VIVALDI ALBUM
5E(Cd) 東京交響楽団:芥川也寸志/エローラ交響曲 他
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