2016年05月12日(木)

Mon 160418 ボルドー到着 18世紀貴族の館 幽霊でも付き合うよ(ボルドー春紀行 3)

テーマ:ブログ
 「いよいよ来たか」な感じであるが、パリにも中国語の嵐がやってきた。4月2日、シャルル・ドゴール空港に到着してみると、空港を支配するのは、① フランス語 ② 英語 ③ 中国語。フランス語と英語は当たり前として、この中国パワーは何なんだ?

 中国パワーが余りに激烈なので、「パリに着いた」という甘い感激を味わっているココロの余裕はない。まさにニイハオの洪水、ワタクシも思わず元気に「ニイハオ!!」であり、「シエシエ」な笑顔を浮かべるほどである。

 フランス国内線に乗り換えだから、ターミナルの端から端まで移動しなければならない。何故か空港のど真ん中に、3頭のヒツジさんたちがたたずんでいる。昨年の夏、マルセイユからの帰りにも同じヒツジさんたちを見た。どうやら空港で飼育しているらしい。

 可哀そうに、白い羊毛が黒々と汚れてしまっている。ヒコーキの燃料から出る煤のせいかい? モコモコによく太った姿がマコトにカワイイぶん、もう少しキレイに洗ってあげるとか、早め早めに毛刈りをしてあげるとか、ヒツジのメンテナンスも必要なんじゃないかね。
ホテル
(ボルドー、LE GRAND HOTEL。オペラ座の真ん前、モトは18世紀の貴族の館である)

 EU域内ゆきのターミナルで、腹ごしらえもしていくことにする。日本国内でもたくさん見かけるようになった「PAUL」であるが、ここのサンドイッチは旨い。口の中をケガしそうなほど固いガチガチのフランスパンがいい。日本国内のPAULも、もっとずっと固いパンにしたらどうかね。

 この辺から、日本人を全く見かけなくなる。というか、東洋人を全く見かけない。ついさっきまで中国人洪水だったし、日本人もその洪水の中にたくさん見かけたのだが、おやおやみんな目的地はパリらしい。

 マルセイユでもリヨンでも、ちっともアジア人を見かけないのは寂しいばかりである。あんなにワインだワインだと大騒ぎしている超ワイン通の日本人は、いったいどこに行っちゃったんだ?
トラム君
(ボルドーのトラム。Suica並みのカードで、車内精算が出来る)

 パリからボルドーまでは、1時間ほどのフライトだ。ボルドーは大西洋沿岸、中学生の頃から地図帳で眺めていた「ビスケー湾」に近い。ガロンヌ河がドルトーニュ河と合流してジロンド河と名前が変わるあたりである。おお、ジロンド。地図帳と一緒に世界史の参考書も必要になる。

 フランス革命の引き金になった「ジロンド党」はここで生まれた。モンテーニュやモンテスキューを生んだのもここ。「ボルドーに行ってきます」と言うと、みんな「おお、ワインのシャトー巡りですか?」と反応するが、諸君、ワタクシは決してそんな飲んべえではないのである。

 ボルドー到着、午後8時。4月のヨーロッパはもう夏時間の時期を迎えていて、真っ暗になるのは午後9時半過ぎだ。8時ではまだ「そろそろ夕暮れっぽくなってきた」という程度。マコトに可愛らしいボルドーの空港も「治安が心配」という時間帯ではない。

 ホテルまでは、タクシーで40分ほど。運転手は愛想のいい青年であって、あくまで安全運転を心がけてくれる。もう5年も前のこと、プラハの街から空港まで利用したタクシーどんは「このクルマはBMWだ。どんなにスピードを出しても大丈夫だ」と胸を張ったが、あれ以来BMWがキライになった。
路線図
(ボルドーのトラム路線図。単純で利用しやすいトラムだった)

 しかし、例えこちらが安全に運転していても、周囲も同じとは限らない。ボルドー中心街に近づくにつれて、どうもフラフラ安定しないクルマを見かけるようになった。

 歩道にも、ヨッパライの姿が目につく。運転手の青年は「ここはワインの街。ヨッパライが多くて困ります」と肩をすくめた。確かに、出したウィンカーと反対の方向に曲がっていったり、狭い道で蛇行を繰り返していたり、「あれれ、酔ってんの?」というクルマも2台3台存在する。

 考えてみれば、この日は土曜日だ。週末の午後8時過ぎ、若干ワインをきこしめしましたかな? 決して許されないことではあるけれども、「うーん、やっぱりワインの街なんだな」と思わず納得してしまった。

 こうして、夕暮れのボルドー中心街に到着、午後9時。街のど真ん中に「大劇場」☞ Grand Théâtreがあり、その真向かいがこれから9連泊する「Le Grand Hotel」。インターコンチネンタルホテルグループに加盟したばかりであるが、ボルドーを代表する超老舗ホテルである。

 どのぐらいの老舗かというに、行き先を「グランドテル」と告げただけで、タクシー運転手さんもいきなり態度が変わったぐらいである。
「おっ、グランドテルに泊まるお客か!!」
「大切に扱わなきゃ!!」
と感激した様子。そういうレベルの老舗である。
トラム停留所
(ホテルの真下がトラム停留所「Grand Théâtre」。こりゃ便利でござるよ)

 もともとは、18世紀の貴族の館であるらしい。「フランス革命当時の貴族の館」というだけで十分に感激するが、しかも今井君のお部屋はその最上階、「プレステージ・スイート」である。

 もともと贅沢なクマではないから、予約したのはあくまで普通のお部屋である。それをホテル側が「ダブルでアップグレードさせていただきました」とおっしゃるのだから、断る理由なんか全くないじゃないか。

 貴族の館の最上階。普通のお客の泊まるフロアから、さらに階段を昇って「秘密のフロア」にたどり着く。ホントに秘密のフロアであって、雰囲気も怪しいことおびただしい。ドアを開けると、思わず腹の奥から歓喜の声が沸きあがる。何だ&何だ、何なんだ、この広大さは。

 断っておくが、今井君だってしょっちゅう贅沢な部屋に宿泊している。この5年ほど、何故か「アップグレードさせていただきました」という幸運に恵まれ続け、特に海外ではスイート&スイートの連続である。

 しかし諸君、これほどの広大なスイートは、さすがに初体験。エントランスからお部屋のソファまで、徒歩30秒の道のりだ。広大すぎて、日々の行き来に疲労するほどである。
階段
(一般のフロアから、さらに暗い階段を昇らなければならない)

 そしてすでに何度も写真で示した通り、リビングスペースにはバーカウンターがついている。要するに、むかしむかしの貴族の皆さまが、この部屋で連日連夜 ☞ 怪しいパーティーを催していらっしゃったのだ。

 モンテスキューがワイングラスをかかげ、モンテーニュが酔っぱらって蒼くなり、ジロンド派の諸君がフランス革命に向けて激論を戦わせた、まさにその場所に、今井君は案内されたわけである。

「こりゃたいへんだ、幽霊でも出なきゃいいけどね」であって、さっそく幽霊諸君と祝杯をかわすべく、近くのスーパー「Monoplix」にビアを6本買いに出かけた。

 ホテルからも氷で冷たく冷やしたシャンペン1本がサービスされていたけれども、もしモンテスキューどんが「オイラはビールがいいな♡」とダダを捏ねたら、ハイネケンの2本や3本出してあげたいじゃないか。

 クマ助はヨッパライが大好き。17世紀からでも18世紀からでも、「ヨッパライならいつでもおいで」であって、どんな難しい議論でも、ヨッパライの暴論だろうがちっとも構わない。「聞いてあげるから出ておいで」という勢いで、これから9日、この広大なお部屋を満喫しようと考えるのである。

1E(Cd) George Duke:COOL
2E(Cd) Bruns & Ishay:FAURÉ/COMPLETE WORKS FOR CELLO AND PIANO
3E(Cd) Carmina Quartet:HAYDN/THE SEVEN LAST WORDS OF OUR SAVIOUR ON THE CROSS
4E(Cd) Kaori Murachi/Kazufumi Ymasita & New Japan Philharmonic:CONCIERTO DE ARANJUEZ
5E(Cd) Samson François/André Cluytens & Conservatoire National Supérieur de Musique:RAVEL/PIANO CONCERTOS
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