2016年04月26日(火)

Sat 160402 ソメイヨシノが2km続く 見事な秋田犬と出会う 稲庭うどんと熱燗2本

テーマ:ブログ
 こうして諸君、4月22日午後のワタクシは(スミマセン、昨日の続きでございます)、秋田の小京都♡角館の町をあっちへフラフラ&こっちへフラフラ、満開直前の桜の下、まるで夢のような数時間を過ごしたのである。

 主役は、清流・桧木内川の左岸に続く2kmの桜並木。脇役は、静かな武家屋敷群を豪華に飾る枝垂れ桜。清冽な雪解け水の音が微かに聞こえる穏やかな町は、夕暮れが近づくに連れ、ますます中世の面影を濃くしていきましたとさ。

 一応「主役・脇役」という位置づけにしておくが、本来はどっちが主役でどっちが脇役か、ハッキリ決めることができない。前田利家と妻♡まつ。織田信長と妹♡お市。平清盛と常盤御前。玄宗と楊貴妃。カエサルとクレオパトラ。うーん、平凡で申し訳ないが、まあそんな関係で、主役と脇役はたちまち入れ替わる。

 昼の主役は前者、しかし夜の主役は後者。そう考えてもいい。ワタクシも、日のまだ高いうちは前者の豪華さを心ゆくまで堪能し、日が暮れかけてからは後者の濃厚&妖艶な美しさにウットリして過ごした。
あきたいぬ1
(見事な秋田犬と出会う 1)

 まず諸君、桧木内川の左岸を2kmゆっくり歩いてみたまえ。桜並木がついに果てるあたりに100メートルほどの橋がある。橋があれば渡りたくなるのが人間というものであり、向こう岸に渡れば、美しい桜並木を河の流れを隔てて眺めることになる。

「此岸と彼岸」ということになると、ふとワタクシは宗教めいてしまって、「ピンクに染まった此岸を、誰もいない彼岸から眺める」という滅多にない体験に、またまたウットリしてしまう。

 深い川の流れがあれば、それを渡りたいと願う人も多い。ブッダは「最後の旅」の中でガンジス河を渡るのであるが、この時「渡し」という存在について思考する場面がある。

 いやはや、仏教はあまりに深すぎて今井君なんかに理解できる気はしないが、ふと日本語の1人称も「ワタシ」であることに気づいたりする。ワタシとは、此岸から彼岸に渡っていくタマシイの乗り物を暗示するんじゃないか。

 ただし諸君、そういう穏やかな気持ちも長くは続かない。間もなく小学生以来の「植物オタク」がギュッと目覚め始める。植物採集に夢中になったのは小3から小5にかけて。自然の中に足を踏み入れれば、いきなり「三つ子のタマシイ ☞ 百まで」の世界になる。

「おっ、スズメノテッポウだ」「おっ、ウシハコベじゃないか」「おお、ヤエムグラ」「おお、タチツボスミレが咲いている」。そうやって小さな植物に夢中になり、咲き誇る桜の美しさなんか、いつの間にか2の次になっている。
あきたいぬ2
(見事な秋田犬と出会う 2)

 こうして桧木内川の左岸と右岸を歩き通し、気がつけば2km×2=4kmを踏破した。ここで再び橋を渡り、桜並木の続く左岸に戻ると、すでに春の陽は山際に傾いて、次第に夕暮れの雰囲気が濃くなってきた。

 その時に橋のたもとで出会ったのが、余りに見事な秋田犬。日本古来の犬は「いぬ」と呼ぶ。訓読みが基本であって、しばいぬ、とさいぬ、きしゅういぬ、あきたいぬ。「アキタケン」「シバケン」みたいに音読みにすると、犬諸君もイヤな顔をするようである。

 秋田犬は、ごく一般的な白・茶色の他に、虎柄・胡麻柄・黒もいる。この夕方に出会ったのは、マコトに見事な虎柄クン。虎柄というより、マーブルアイスを思わせる大理石模様であって、飼い主さんも心の底から自慢げであった。

 ただし、秋田犬と付き合うのはなかなか難しい。ご主人とそうでない存在、仲間とそうでない存在の区別が余りに明確に出来ていて、「そうでない存在」への敵意は強烈である。ツキノワグマにでも平気で攻撃を仕掛け、勇猛かつ獰猛に戦って、ご主人のためならクマをスゴスゴ退散させることだってある。
松本家
(武家屋敷群から少し離れて立つ小ぶりな「松本家」。ここも枝垂れ桜が美しかった)

 だから、日本の女子高生みたいに「かっわいいー♡」とか絶叫しながら油断して接近すると、「こりゃご主人に危害を加えようとするヤカラである!!」と判断し、いきなりガブッとくる可能性がある。「ご主人の敵」を容赦するだなんて、秋田犬に出来ることじゃないのだ。

 渋谷のハチ公はなるほどご主人思いであるが、秋田犬の恐ろしさをよく知っている今井君なんかは、「あんな強烈な犬が放し飼いになって、渋谷の駅に連日連夜出没していた」という100年前の東京が、信じがたい気がするのである。

 こういう犬と仲良くなるには、まずご主人と笑顔で立ち話をするのが肝要。いきなり手を出して撫でようとするなんてのは、「噛んでくれ」「襲ってくれ」と言うのと同じことである。

「お名前は?」と尋ねると、「あっ、シューちゃんです」とのことであった。「ほほお、秀ちゃん/周ちゃんですね」である。まさか「習ちゃん」じゃないだろう。

 しかし諸君、この見事な毛並みを見てみたまえ。まさに鑑賞に値する名犬であって、クルリと巻いたシッポ、ご主人への従順さ、「しゅーちゃん」はマコトに素晴らしい秋田犬であった。

 お別れしてから思ったのだが、「あっ、シューチャンです」ではなくて「アッシュちゃんです」ではなかったか。あの素晴らしい虎柄を「灰色」と見做し、「ashちゃん」と名づけることもフシギではないはずだが、今となっては確かめようもない。
稲庭うどん
(名店「ふきや」の稲庭うどん。おいしゅーございました)

 4kmのウォーキングに疲れたワタクシは、夕暮れの近づいた武家屋敷町に戻って、秋田名物・稲庭うどんをすすり、日本酒の熱燗で温まることにした。夕陽に照らされて桜のピンクはますます美しく輝きだしたが、まああとは「夜桜見物」ということでいいじゃないか。

 午後5時、あんなにゴッタ返していた武家屋敷の周辺から一気に人が引いた。おやおや、角館の桜はここからが一番美しいのに、団体ツアーの皆さんや、「爆花見」にやってきた元気な中国の皆様は、みんな温泉宿に引き上げてしまったようだ。

 ワタクシが選んだ店は「ふきや」。稲庭うどんは、我が故郷の名物にのしあがったけれども、今井君なんかは「要するにそうめんだろ」としか思えない。温めるとベロベロにのびちゃうし、冷たいまんまだと秋田の冬には冷たすぎる。だからどうしても熱燗が欲しくなる。

「佐藤養助商店」の稲庭うどんは、今や東京の銀座や赤坂にも立派な店舗が出来て、「要するにそうめんだろ」などと悪口を言えば、言ったほうが笑われる。日本3大うどんは、① 讃岐うどん ② 群馬の水沢うどん ③ 秋田の稲庭うどんであって、いやはや、押しも押されぬ高級うどん君なのである。
夜桜
(夜桜の時刻、ワタクシは再び向こう岸にわたってみた)

「ふきや」の稲庭うどん、確かにおいしゅーございました。熱燗2本でしっかり肉体も温まりまった。「閉店6時」はさすがに早すぎるけれども、これから1時間半あまりの夜桜見物に出るには、最高の腹ごしらえが出来た。

 しかし諸君、もう1人だけお店に残っていたオジサマが、異様に不機嫌だったのが気になるのである。店に入って、稲庭うどん+オムスビ2個のセットメニューを平らげて、お店を出て行くまで、彼が口にしたのは「このセット」と「いくら?」の2言のみだったのである。

 ニコリともせず、挨拶もせず、ムカついた様子でオカネを投げつけるように払って、プイと黙って出て行った。カメラと三脚を持っていたから、写真撮影の最中に何か面白くないことでもあったんだろう。

 しかしせっかくのお花見だ。そんな仏頂面はナシにしようじゃないか。旨いものも仏頂面ではマズくなり、大して旨くないものも、旨そうに食えば旨くなる。どうやら人生とは、全てそういうものなのである。

1E(Cd) Zagrosek & Berin:SCHREKER/DIE GEZEICHNETEN 2/3
2E(Cd) Zagrosek & Berin:SCHREKER/DIE GEZEICHNETEN 3/3
3E(Cd) Sequentia:AQUITANIA
4E(Cd) Nevel & Huelgas Ensemble:Canções, Vilancicos e Motetes Portugueses
5E(Cd) SPANISH MUSIC FROM THE 16th CENTURY
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