2016年01月22日(金)

Tue 151229 狭いラウンジ 寿司屋で寿司&ラーメン(速攻サンフランシスコ20 最終回)

テーマ:ブログ
 こうして10月7日、「速攻サンフランシスコ」の旅は無事に終了ということになった。11時前にホテルをチェックアウト。いつもなら「荷物をホテルに預けて、もうヒト遊び」と張り切るところだが、東京に帰るヒコーキは14時発。急ぎ気味に空港に駆けつけなければならない。

 Powell Streetから地下駅に降りて、空港行き「BART」に乗り込む。治安はマコトにいいので、特筆すべきことは何1つ起こらない。こんなに全てがスムーズだと、返ってクマ助は「こんなんじゃブログに書くことが何にもないじゃないか」と不満タラタラになる。

 フィレンツェでは目の前で老女スリが捕まったり、ニューヨーク地下鉄では恐ろしげなオジサマが覆いかぶさってきたり、「特筆もの」の事件がいろいろ起こってくれたけれども、サンフランシスコは今や平和そのもの。昼間からお酒に酔った様子の困ったオジサマすら見当たらない。

 空港に到着して、すぐラウンジに急行。もうネットでチェックインを済ませてあるから、チェックインがらみの珍事も起こらない。すいすいエスカレーターを昇ったり降りたりして、スターアライアンスのラウンジを目指した。
寿司
(サンフランシスコ空港内、「友和」の「デラックスにぎり」。まあ、おいしゅーございました)

 フランクフルトやパリやミュンヘンの空港なら、スターアライアンスのラウンジは清潔&広々、シャワールームも完備であって、「このままここに2~3日滞在するのも悪くないな」と思うほどである。

 それが「羽田」「成田」なんてことになると、状況はパリやミュンヘンの数段上をいく。「世界一清潔な空港」に選ばれた羽田空港の清掃員のカタの仕事の流儀は、NHKの番組で特集されたほど。羽田のスイートラウンジなら、ホントに数日滞在してもいいぐらいである。

 ところがアメリカとなると、空港ラウンジにあんまりいい思い出はない。ニューヨークのJFK空港でも、シカゴのオヘア空港でも、狭くていつも超満員、荷物の置き場も身の置き所も見つからない。

 まさかラウンジで立ったまま過ごすわけにはいかないから、「入って即座に外へ出る」なんてことも珍しくない。プラハやブエノスアイレスでも同じような思いをした記憶があるが、うーん、アメリカともあろうものが、どうしてこんなに狭いんですかね。

 アメリカのラウンジは、ドリンクも無料ではない。シカゴでもワシントンでもNYでも、カウンターでバーテンダーに注文する形式。1杯に対して1ドル程度のチップを置くのがエチケットらしく、カウンターにはヨレヨレの汚い1ドル札が散乱し、紙幣の山が酒に濡れてますますみっともない。
BART
(市内 ⇔ 空港の往復は、BARTを利用。何にも起こらないのが返って物足りないほど、治安は模範的である)

 サンフランシスコもまたご多分に漏れない。この場合「ご多分に漏れない」とは「例外ではない」という意味であるが、辞書によれば「ご他聞に漏れず」「ご多聞に漏れず」と書くのは間違いなんだそうだ。漢字テストで間違わないようにね。うぉ、S台「生きる センター漢字」なみに役立つブログじゃないか。

 では何がどう「ご多分に漏れない」かというに、サンフランシスコのラウンジもまた ① 狭い ② 超満員 ③ お酒でゴマかせない、そういう結構な3拍子が、トン&トン&トンとキレイに揃っていたのである。

 だって諸君、カンペキに満員だ。ソファ席、テーブル席、カウンター席、すべてアメリカ人のおっきな肉体とおっきな荷物でパンパンの満員。クマ助のデカい肉体を滑り込ませるスペースなんかちっとも残っていない。

 こういう場合、「ドリンクのカウンターで30分ぐらい時間を過ごす」という手がある。欧米の列車で席がうまく取れない時なんかに、食堂車とかカフェのカウンターにゆっくり腰を落ち着けて目的地に向かえば、狭苦しい指定席よりずっと幸せに過ごせるじゃないか。

 ところがサンフランシスコのラウンジは、カウンター席がたったの5~6席。幸い誰も座っていなかったけれども、それもそのはず、カウンターの向こうには恐ろしい仏頂ヅラのオバサマが、苦虫をかみつぶしたような表情であたりを睨みつけている。
友和
(空港の寿司屋「友和」。ここで時間をつぶすことにした)

 それでも一応ワタクシは、チャレンジしてみたのだ。「ビ、ビ、ビアを1杯いただけますか?」。今までの長い人生で、生ビールを注文するのがあんなにコワかったことは一度もない。

 そしてオバサマの対応は、
「信じがたいヨッパライだ!!」
「昼間からビールとは何事か!!」
「この馬鹿者めが!!」
「カーツ!!」
「南無大師 & 遍昭金剛!!」
と、ほとんど喪黒福造なみの激しさで歯を剥き出し、日本のダラしないクマを追い出しにかかったのである。

 こういうふうで、ラウンジから逃げ出したワタクシは、ヒコーキの出発まで2時間余りを完全に持て余すことになった。というか、2012年6月以来の「ブログ連続更新記録」がついにここで断たれるんじゃないか、それが心配になってきた。

 だって諸君、これからワタクシは日付変更線を跨ぐのだ。明日がいったい何月何日なのか、どうもハッキリ自信が持てない。以前にも、ブエノスアイレスからフランクフルトへ、サンパウロからパリへ、そういう移動を敢行した時にも「明日は何月何日か?」がよく分からなくなったが、今日もまた同じことである。

 ま、いいか。搭乗口のソファでも、ブログ原稿ぐらいは書けるはずだ。いま書いといて、成田空港に到着し次第アップすれば、連続記録ぐらいはキープできるだろう。
謝謝
(赤い文字で「謝謝」。日本人従業員の姿はない。諸君、バークレーかスタンフォードに留学したら、この店でバイトしないか?)

 そう考えてニタニタしていたワタクシの目の前に出現したのが、今日の写真1枚目のお寿司屋である。店の名は「友和」。「話のタネに、食っていくかな」と、思わず食指が動いた。

 我々の世代で「友和」と言えば、そりゃもう間違いなく三浦友和どんであって、昭和のスーパースター山口百恵どんと、テレビドラマで数限りなく共演を繰り返したオカタ。共演し過ぎでモモエとトモカズの境目がなくなり、ワタクシなんかは「トモエとモモカズ」と記憶しているほどである。

 店員さんは、明らかに韓国系のオネーサマたち。すこぶる機嫌が悪いのは、さっきのバーのオバサマにヒケを取らない。寿司を握っているのは、中国系のオニーサマ。日本系のヒトは、店の経営には関わっていないらしい。

「謝謝」と赤い文字で大きく印刷された箸袋を見る限り、トモエもモモカズもこの「友和」には一切カンケーないのは明らかだが、諸君、「ものは試し」であって、サンフランシスコ空港に堂々と店を出しているその自信のほどを味わってみようじゃないか。

 注文したのは、寿司の中でも一番値段の高い「デラックスにぎり」と、ついでに「ラーメン」も1杯。さらに「アサヒビール」1本。ラウンジの恨みは寿司屋で晴らせばいいじゃないか。
ラーメン
(ラーメン。味を全く感じないのは、ワタクシの舌がおかしくなっちゃったのか?)

 やがて運ばれてきたのは、今日の写真の1枚目のお寿司と、5枚目のラーメン。お寿司のほうは、どう「デラックス」なのか理解に苦しむが、四半世紀前の高田馬場駅前にあったクルクル回る「玄海寿司」を思い出した。「ネタの乾き加減がソックリ」と、遠い青年時代の思い出に胸が熱くなった。

「ラーメン」のほうは、まさに驚異のフシギな味わい。諸君、「全く味がしない」という芸当は、なかなか出来るものではない。驚くのはまだ早い。「味がしないから、醤油をドボドボ流し込む」という暴挙に出てみたが、小さな瓶に1/5ほど残っていたお醤油をほとんど使いきっても、まだ味がしないのである。

「どんな裏ワザを使えば、これほど味がしないラーメンを作れるんですか?」と質問したくなるほどだったが、店のオネーサマたちは冗談が通じるようなタイプではなさそうだ。

 こうして諸君、速攻サンフランシスコの旅は、「いったい今が何月何日なのか」「ラーメンがどうして味がしないのか」「寿司は四半世紀の彼方から運ばれてきたものなのか」、種々さまざまな疑問の中でついに幕を閉じる。

 でも諸君、誤解しないでほしい。サンフランシスコもまた、この10年 ☞ のべ500日以上の外国滞在に、勝るとも劣らぬ楽しさであったことは間違いないのである。

1E(Cd) 寺井尚子:THINKING OF YOU
2E(Cd) Solti & Chicago:BRAHMS/SYMPHONY No.4
3E(Cd) Sheila E.:SHEILA E.
4E(Cd) Sheila E.:SHEILA E.
5E(Cd) Bernstein:BIZET/SYMPHONY No.1
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