2016年01月21日(木)

Mon 151228 アイリッシュコーヒー さらば愛しのSF大爆走(速攻サンフランシスコ19)

テーマ:ブログ
 15日間の旅だろうと、たった5泊7日の速攻の旅だろうと、最終日に「帰りたくないよ♨」「もっといたいよ♨」と絶叫して暴れるのは同じことである。

 絶叫の激烈さは、旅の長さにほぼ比例しているので、10年前の「ヨーロッパ40日」の時なんかは、旅の終盤10日間、パリの街をスミズミまで彷徨しつつ、連日「帰りたくないよ♨」の絶叫を続けた。

 今回の「速攻サンフランシスコ」でも、最終日の10月6日が暮れていくにつれて、心の中の絶叫がそろそろ具体的な形をとって、油断をすれば口の脇からジュルジュル漏れてきそうである。

 昼間はUCLAバークレー校をうろついていたからまだよかったが、市内に戻ってきて「HARRIS’」に入店するころから、もう熱い涙がこみあげてくるほど。そんなにサンフランシスコの街が気に入ったわけではないが、でも少なくとももう1週間はここでトグロを巻いていたかった。

 そんな状況だから、生牡蠣をペロリと平らげ、ステーキもワシワシ胃袋に収めてしまうと、もう悲しくて悲しくて「明日はTOKYOに帰るんだ」などということは一切考えたくないのであった。

 そこで諸君、「アイリッシュコーヒー」の出番が来た。こりゃ間違いなくワタクシの大好物。感極まって「もうどうしようもない」という時には、この濃厚なコーヒーの甘みに酔いしれ、我を忘れてしまうのが一番よろしい。
アイリッシュ
(サンフランシスコ「HARRIS'」のアイリッシュコーヒー)

 写真で分かる通り、要するに濃いめに入れたコーヒーに生クリームがタップリ乗っかっているのであるが、写真を見てもおそらく分からない秘密があって、コーヒーの中には濃厚なアイリッシュ・ウィスキーがドボドボ注ぎ込まれているのである。

 だから「あまーいコーヒー」ではあるけれども、アルコール度のほうも極めてお高い。「18度から20度ぐらい」ということになっているけれども、そこはそれ、バーテンダーとお客の丁々発止の成り行き次第で、「ほぼゼロ」も可能なら、25度☞30度☞35度と、どんどんエスカレートさせることもできる。

 バーテンダーなりウェイターなりがクマ助の顔をチョイと眺めれば、「こりゃナンボでも強くしていいな♡」と判断する。その前段階で赤ワイン1本1時間かからずに空っぽにしてるんだから、それを根拠に「コイツは強いヤツ」と判断したとしても、そこに間違いは一切ない。

 特にアイリッシュコーヒーに凝っていたのは、今から5年ほど以前のこと。フランクフルトのホテルのバーで、毎晩コイツを3杯もオカワリした。何しろ、「よく眠れる」ということについてはアイリッシュコーヒーに勝る飲み物は滅多に見つからない。
市バス
(サンフランシスコ最終日、まず夜の市バスを縦横に乗り回す)

 未成年の諸君はもちろん「絶対厳禁」だが、21歳を過ぎたヒトは是非一度お試しあれ。生クリームの向こうの熱いヤツを、グイッと喉の奥に流し込む。「うぉ、甘い♡」「うぉ、熱い♨」であるが、喉の奥が熱さと甘さで焼けつくような感覚とともに、胃袋の中で濃厚なアルコールが燃え上がる。

 強烈な睡魔が襲ってくるまで、15分もかからない。だから、飲み干したら早めにバーを出て、ホテルの部屋に戻ること。さもないと、いい年をしたオトナがロビーで意識を失うとか、路上で急に眠り込むとか、そういうみっともないことになりかねない。

 お部屋に着いたら、「睡魔クンに抵抗する」などという愚かなことは、試みてもムダである。熱い濃厚なアイリッシュコーヒーは、どんどん胃袋やら小腸やらから吸収されて、ヒトを心地よい天国のような睡眠のワナに引きずり込むのである。

 あっという間にスヤスヤ。そのスヤスヤ♡スヤーッの甘い心地よさには、ちょっとやそっとの鍛錬を積んだって抵抗できるものではない。だから今井君の「アイリッシュコーヒー3杯」なんてのはまさに驚異的であって、バーテンダーがビックリして人の顔をマトモに見つめたりする。
ケーブルカー1
(夜中のケーブルカーにチャレンジする)

 ところが諸君、この飲み物の恐るべきところは、「4時間後にビシッと目が覚める」という点にある。あんなにギュッとスヤスヤ眠り込んだのがウソのよう。スパッと&キリッとカッコよく目が覚めて、もうちっとも眠くない。「ギュッと眠って4時間後にキリッと目覚める」。驚異の世界である。

 世の中にはコムズカシイことをいうヒトが多くて、「アイリッシュウィスキーでなければ、正式のアイリッシュコーヒーとは呼ばない」んだそうな。スコッチがベースなら「ゲーリックコーヒー」。コニャックがベースなら「ロイヤルコーヒー」。カルヴァドスなら「ノルマンディコーヒー」と言ふ。

 ただ、そんなに細かく盛り上がっても、いきなり「ありません」と断られることもある。ついこの間、宮城県仙台のウェスティンホテルで「アイリッシュコーヒーを」とニッコリしてみたら、「メニューにないんで♨」と断られかけた。

 しかしそんなことでメゲるワタクシではない。「メニューになくても、作れるでしょ?」と粘ってみた。コーヒーにお砂糖を入れ、何でもいいからウィスキーをドボドボ、後は生クリームをニュルニュル。それが出来ないんじゃ、一流ホテルのメインバーとは言われない。
ケーブルカー2
(夜のサンフランシスコ、ケーブルカーの強烈なアップダウンを満喫する)

 ま、そういう世界である。サンフランシスコ最終日、ステーキ屋でとっぷり日が暮れてしまい、にわかに物悲しくなったクマ助は、甘くて濃くて切ないアイリッシュコーヒーをグイッとやって、サンフランシスコ最後の晩を過ごしに街に出た。

 こういう場合、もしも立派な中年男なら最後の晩の過ごし方もまた甘くて濃くて切ないんだろうけれども、そこはそれ、どこまでもフザケタ今井君だ。「市バスで市内を激走しよう」「ケーブルカーで坂道を爆走しよう」「さらば愛しのサンフランシスコ」という方向に走ってしまった。

 この場合、「治安は大丈夫?」みたいな話で震えていたら、ちっとも面白くない。治安も何も、治安の上で最も危険なのは、アイリッシュコーヒーをタップリ胃袋に流し込んだクマ自身ではないだろうか。

 ほとんど誰もいないバスに乗り込んで、ケーブルカーの始発駅・Powell Streetを目指す。すでに夜9時であるが、相変わらずケーブルカーには長蛇の列ができている。みんな楽しそう。ほんの30分ぐらい、列に並ぶのも悪くない。

 どうも公共交通機関をディズニーのアトラクションとゴッチャにしているみたいだが、それは運行するほうも先刻承知。最低限のルールとマナーさえ守れば、あとは「at your own risk」が欧米の原則だ。
夜景
(マコトに美しい夜景だが、ケーブルカーからではなかなか上手に撮影できない)

 強烈なアップダウンの道を、海岸まで一気に行く。街と港の夜景が美しく、路上の見物人の拍手や歓声を浴びながら、夜景を懸命にカメラに収めようとするが、さすがにこのスピードで夜景を撮影するには、もうワンランク高価なカメラが必要だ。

 3万円のカシオのカメラ。しかもワタクシはこのブログを始めるまで写真に一切関心がなかった初心者である。せっかくの夜景はみんな滲んでしまったが、滲みの最も少ないものを2~3枚選べば、まあこんなふうになる。

 パウエル・ストリートと海岸の間を往復して、「もう1回行ってくっかな」と舌なめずりした。まるでナイタースキーか、ビッグサンダーマウンテンかセンター・オブ・ジ・アースな感じ。Mac君によれば「センターお無事アース」だそうであって、いやはや、マコトにおめでたい。

 しかし諸君、さすがにヘトヘトだ。お部屋に戻ってすぐスヤーッ♡のワナにハマり、気がつけば、時計は午前2時。おお、アイリッシュコーヒーの威力、恐るべし。4時間ギュッと眠ってビシッと目が覚める。オトナになったら、ぜひお試しあれ。

1E(Cd) Jandó:MOZART/COMPLETE PIANO CONCERTOS vol.10
2E(Cd) Jandó:MOZART/COMPLETE PIANO CONCERTOS vol.11
3E(Cd) Eschenbach:MOZART/DIE KLAVIERSONATEN 1/5
6D(DPl) 喜多流 楊貴妃(友枝喜久夫 森茂好)/ 喜多流 草紙洗小町(友枝喜久夫)
total m164 y2269 d17580
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