2016年01月17日(日)

Thu 151224 思いどおりにはならない まずはギュッと乾杯する(速攻サンフランシスコ16)

テーマ:ブログ
 受験生たちがこれを読むのは、もうセンター試験がすべて終わって「さて自己採点を始めますかね」と腕まくりした頃だろう。「精も魂も尽き果てた」とヨレヨレ&ヨロヨロ、目の先も霞む思いでいるかもしれない。

 しかしとにかく終わったのであって、1ヶ月後の本番まで、とりあえず「しばらくオマモリはいらない」という気持ちだろう。何もかもがうまく進んで意気軒昂な人、何もかもヨレヨレでその場にへたり込みそうな人、この世はマコトにさまざまであって、だからこそ人生の名に値する。

 しかし「ウダシュダクダ」の泥沼に落ち込んではならないので、ここは疲れ果てた脚を引きずってでも、目的地まで進みきらなければならない。本来「何もかもうまく行った」などという僥倖は滅多なことでは訪れないものである。

 正しい姿は「あっちも傷んでギシギシ、こっちも擦れてヒリヒリ、不満だらけの出来ではあったが、とにかくシャニムニ進んでいく」である。傷の痛みもかまわずにその日の宿に到着して、丼飯に味噌汁の幸福にひたる楽しみを知りたまえ。

 傷だらけの身体にオロナイン摺り込み、「おっと間違った、こりゃムヒだ」と苦笑。お風呂につかって破顔一笑、「オレもバカだな」と笑いすぎて熱い涙が流れ、だからこそ「明日もまた歩きぬくぞ」と決意する。なんて素晴らしい人生だ。

 摩擦・衝突・転倒・挫折の連続こそ人生の常態であって、すりおろしたヤマイモのごとくツルツル&デロデロ、ないしヌルヌル&ベロベロしてるのは、そもそも何かの間違いなのだ。
チョコクッキー
(海外では、なかなか思い通りにならない。こんなアイスを買っちゃって、スタンフォードのクマ助は人生で一番ニガい思いをした)

 しかしヒトというものはどこまでも贅沢なので、100%の成功でもまだ満足できない。「120%じゃなきゃイヤだ」「150%でなきゃイヤだ」、そういう贅沢やワガママをこねまわし、イバラのトゲに引っかかって足首に傷が3つもついていれば、それが不満で1日でも2日でもムクれている。

 諸君、本来の力の9割、いや8割、その程度しか発揮できないのが人生である。もちろん100%が発揮できれば最高だが、90%まで発揮できたと思えるなら、それは御の字。まして他者に評価をすべて委ねるのが「試験」というシロモノであって、まさに隔靴掻痒の世の中である。

 しかもその「評価する側のオトナ」だって、その実力ないし評価力は甚だ心許ない。大学入試だからまだいいが、話がシューカツとか昇進試験とかいうことになると、評価する側の実力についても「うーん♨」と腕組みして唸るしかない。

 だって諸君、天下の司法試験だって、例の通りのアリサマだ。「芥川賞」みたいな話になると、昭和初期の太宰治どんが、嘆きと恨みと自嘲のお手紙や小説を書きまくっていらっしゃった通り。事態はどんどん泥沼化して21世紀に至る。

 それこそが、「世の中は厳しいよ」という諦観の源である。「御の字」という文字を見て「何ですか、『ギョの字』って?」と真顔で尋ねる人だっている。「隔靴掻痒」となると、余りの難しさに例のS台「生きるセンター漢字」の中ですら、きっとシャープで新鮮な例文は見当たらない。
CREAM
(スタンフォード大学そば、評判のアイス屋「CREAM」。いやはや諸君、買ったアイスは「うーん♨」であった)

 だから諸君、センター試験の出来について、そんなにお嘆き召されるな。実力の9割が出れば御の字。8割でも苦笑に失望を隠して、めげずに目標に突き進む。見事に3戦勝利して爽やかに呵々大笑、あのラグビー日本代表 ☞ ジャパンウェイを見習いたまえ。

 自己採点が終われば、医学部受験生を中心に右往左往、センターリサーチを出しまくり、「この成績では、こう」「あの成績では、ああ」と仲間どうし果てしない罵りあい。医師を目指す者の態度としてそれが相応しいかどうか、しばし立ち止まって頭を傾げてみたまえ。

 ま、別にキレイゴトを並べているわけであるが、このキレイゴト、今井君のあまりに豊富な海外経験からジュクジュク滲み出てくる実感である。海外をのし歩けば、まさに隔靴掻痒の連続。日本ではどんなに肩で風を切ってノッシノッシやっていても、外国生活では思うに任せぬことばかり。それが実態だ。

 そりゃMacクン、キミはいいよね。「ことばかり」を「言葉刈り」と変換して、それでニヤニヤしてればいいんだから。しかし諸君、例えばスタンフォード大学のそばで、余りの暑さに閉口し、「評判のアイスクリームでも味わいますかな」と考える。その結果が、今日の1枚目の写真である。
メニュー
(この複雑なメニューから、自分好みのアイスを3段階で作ってもらう。ワタクシは、もっとカンタンでストレートなほうがいい)

「世の中は思い通りにならない」「8割の満足なら御の字」「隔靴掻痒の連続に忍耐を学ぶ」。外国旅行に生涯を浮かべ、日々旅にして海外を住処とす。「アイスクリーム1個だって、日本ほど恵まれているオトギの国はないのだ」と実感するには、旅を繰り返すにしくはない。

 この重たいアイスを手にして、後悔と挫折と傷の痛みを知る。「ビールにしとくんだった」「フランスならマント・ア・ローでもよかった」「アイスなんか、ヤメとくんだった」。ウダシュダクダの嵐がスタンフォードのクマ助を襲う。

 こんなのを手にしていると、道行く人の視線だって痛い。「おお、やられたな」とニヤニヤ、他人の失敗だと思ってマコトに皮肉な笑顔を向けてくる。それもまた世の中の実態だ。

「捨てちゃおう。ポイしちゃおう。なかったことにしよう」。大失敗のチョコチップ&チョコクッキーアイス。手にしたアイスのネバネバ&ネタネタな感じは、「後悔とは、こういうもの」と、後悔をそのものズバリ教えてくれているような気がする。
パロアルト
(パロ・アルトの駅。賢そうな学生たちと、優秀そうな研究者の皆さまがズラズラ居並んで、まあ雰囲気のいい駅だった)

 こういう時は、何もかもがネバネバ&ネタネタ、イヤでイヤでたまらない。せっかくはるばるやってきたスタンフォード大だが、どうも今井君はお気に召さないのである。

 そもそも、広すぎないか。広いことはいいことだが、何もここまで広大さを高らかに歌いあげなくてもいいんじゃないか。広さのための広さ、広大さを称賛されんがための広大さ。「こんなネバネバした広大さはキライだ!!」と、みるみる溶解していくアイス片手に唸り声をあげる。

 広大すぎるから、無料シャトルバスも必要になる。何しろ諸君、北海道内でも見たことのないような広大な直線道路がどこまでも続く。ヤシの大木の並木道を、学生たちが自転車で飛ばしていくけれども、これじゃ大学構内で毎日ツール・ド・フランスをやってるみたいだ。

 ほうほうのていで大学構内に入っても、やっぱり目立つのは自転車ビュンビュンの学生たちばかり。これで4年も過ごせば確かに健康にはなりそうだが、心を落ち着けて侃々諤々、仲間たちや教授と熱い討論に夢中になることは出来そうにない。

 こうなると思わず、早稲田大学の狭小ぶりが懐かしくてたまらない。バスに乗るのも長蛇の列、昼メシにありつくにも長蛇の列。生協で買い物するにも長蛇の列。すぐに「熱い」を通り越して「熱苦しくてタマラン」の日々になるが、それでも「常に自転車ビュンビュン」の世界より楽しかった気がする。
美酒
(スタンフォードのグラスで、とりあえずワタクシはギュッと乾杯することにする。中身はカミュ。おお、高級な乾杯だ)

 こうして諸君、スタンフォードでのクマ助は、余りの広大さに違和感を感じ続けた。「自転車ビュンビュン」「さもなきゃ閑散」であって、ケンブリッジやハーバードやイェール大で感じた大学の熱気を、ちっとも実感できないまま夕暮れが迫ってきた。

 ま、致し方ない。こういう時はショップでオミヤゲでも選ぶに限る。観光客がチラホラしているだけの閑散としたブックショップに入って、シラケた思いで購入したのが、昨日の5枚目に掲載したショットグラスである。

 昨日は「まだ勝利の美酒には早すぎる」と書いたが、今日はまあいいじゃないか。超ベテラン講師としては、「ヨーシ、この1年よく努力したじゃないか」「さて、いよいよ本番に行くぞ」と、エールというか挨拶というか、とにかくワタクシだけは、ここでギュッと一口やってみせたいのである。

1E(Cd) Rilling:MOZART/REQUIEM
2E(Cd) Jochum & Bavarian Radio:MOZART/THE CORONATION MASS
3E(Cd) Kremer:MOZART/VIOLINKONZERTE Nos. 2 & 3
6D(DPl) 大蔵流 木六駄(茂山弥五郎 茂山千五郎)/ 和泉流 武悪(野村万蔵)/ 和泉流 見物左衛門(野村万蔵)
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