2015年12月22日(火)

Sat 151128 たちまちドイツに到着 マルセイユのクマ助納言(また夏マルセイユ37)

テーマ:ブログ
 こうして諸君、長い長い秋冬の公開授業ラッシュが終わり、落ち着きのないクマ助は早速パタパタと羽田からヨーロッパに飛んできた。旅先はベルリンであるが、10年ぶりのベルリンにジックリ腰を下ろしつつ、ライプツィヒやドレスデンにも足を伸ばす。

 ベルリンの壁の崩壊から4半世紀が過ぎて、ベルリンもライプツィヒもすっかり西ヨーロッパ並みの豊かさを享受しているようである。クリスマス間近のライプツィヒの賑わいは、ローマやマドリードに勝るとも劣らない。

 確かに若干の違和感は残る。むしろ「劣るとも勝らない」な感覚であって、ベルリンのモト中央駅「ツォーロギッシャーガルテン」前でも、冷たい雨の降りしきる中、多くのヨッパライが泥だらけの路上に腰を下ろして、昼の酒盛りの最中だったりする。

 ホテルのWiFiも、そのスピードにかすかな違和感を感じるのである。違和感はあくまで「かすか」であるけれども、写真5枚をアップロードするのに1分もかかると、まだ東欧地域が完全に追いついていないのを感じてしまう。

 今はライプツィヒでこれを書いている。WiFiがあんまり遅いので、業を煮やしたクマ助はとうとう久しぶりに「有線」と言ふものを使用してみた。ケーブルを繋いで「カチッ」であるが、おお、有線でホンの少し事態が改善した。
秋の猫
(9月7日、朝のマルセイユ旧港を闊歩するネコ君)

 こういうふうで、確かにモト東欧もグングン西側に追いつきつつあるけれども、まだ2年か3年のタイムラグがある様子。ホテルの閑散ぶりも同様で、「この巨大ホテルに、ワタクシの他に宿泊者がいらっしゃるんだろうか」という寂しい感覚は、2009年のブダペストの時と変わらない。

 ま、今はそんな旅の宿である。旅行中は午前5時にベッドからノコノコ起きだして、寝ぼけ眼でブログを更新するのが日課。今年もよく頑張った。4月のナポリでも、9月のマルセイユでも、10月のサンフランシスコでも、1日も怠けずに更新しつづけた。

 2012年6月27日以来、連続更新記録はすでに3年半になった。1300日も連続して更新し続けるヤツなんて、こりゃたいへん稀有な存在じゃないか。こうなればもう意地なのであって、2008年6月に「10年継続する」と宣言して始めたこのブログを、何としてもあと2年半、1日たりとも途絶えることなくゴールに向かおうと思う。
朝のマルセイユ
(マルセイユの朝。いかにも「あけぼの」な感じの空が美しい)

 さて、それではいよいよ「マルセイユ旅行記」に戻ろうと思う。ドイツ東部の真冬の真っただ中で、秋の初めのマルセイユについて書くなんてのは、確かに妙なものだ。

 あの頃のマルセイユは、午前6時には明るくなり、真っ赤な夕焼けの後で日が暮れるのは午後9時。それでも10時近くまで空には夕暮れの光が残っていた。

 それに対して12月22日のドイツでは、明るくなるのは午前9時、日が暮れるのは午後4時。午後2時を過ぎれば、もうあたりは夕暮れの雰囲気で、人々はクリスマス市に集まって、湯気の立つグリューワインで嬉しそうに温まっている。

 しかし考えてみれば、今日はクリスマスイブイブイブ。もう世界は「冬至」なのである。1年で一番夜の長い日に、晩夏のマルセイユの明るい光景を思い出すのも、なかなかオツなものではないか。

 9月7日、2週間にわたるマルセイユ滞在も、残すところあと2日になってしまっていた。朝5時に起きだして、マルセイユはあけぼの、ようよう白くなりゆく山ぎわ、もうとっくに明るくて、紫立ちたる雲が長くたなびいている。

 クマ助納言はこんなふうに、今日も今日とてブログという名の枕クサコを書き始める。「とまれこうまれ、とくやりてむ」などという短気は決して起こさない。「ともあれ、早く破り捨ててしまいたい」とか、いくらカッコつけたって、プロじゃない人間が物を書くのは、もともとそんなにカッコいいことではないのだ。
ローヌ
(9月7日のリヨン、ローヌ川。風はすっかり冷たくなっていた)

 ようよう白くなりゆく山のテッペンには、今日もまたマリアさまがキンキラキンに輝いて、マルセイユの街を見守っていらっしゃる。マルセイユ到着からすでに12日間、クマ助納言は毎朝あの山の上のマリア様を拝むことから1日をスタートさせてきた。

 しかし諸君、秋もすっかり深まってきた。するともちろん「秋は夕暮れ」であって、夕暮れのまんまる満月をススキやお団子とともに満喫するためにも、そろそろ日本に帰りたいじゃないか。日本でないと、月の真ん中で餅つきをするうさぎさんにも会えないのである。

「9月の段階でオモチなんかついたら、お正月までにカビだらけになっちゃうんじゃないか」と心配になるが、ならば早めに焼いて食べちゃえばいいのだ。お汁粉、お雑煮、キナコ餅もいいね。冬は「つとめて」から炭火をおこして、オモチを焼いちゃう。ダラしなくてイヤしいお正月がなつかしい。
サンジャン
(リヨン、サンジャン大聖堂)

 さて、長い滞在が「残り2日」という段階に達した時、「旅先で一番楽しかった場所をもう1回訪ねてみる」というのがクマ助の定番である。言わば「忘れないうちに復習しておきましょう」なのであって、普通の人はウチに帰ってから復習するが、クマ助は早速その場で復習を済ましてしまうわけだ。

 今回のお気に入りは、
① リヨンの「LE NORD」
② フリウル島の奥、カランクが連続する海岸
③ ジョリエットの地元店の大盛り生牡蠣
であって、残り2日で濃密な復習を済ませるにはピッタリのものばかりである。

 そこで9月7日、クマ助は朝も早よからTGVに乗って、リヨンを目指すことにした。マルセイユからリヨンまでは、1時間半のアオハTGVライド。地中海のバカンスから都会の仕事に戻る悲しそうな人々は、みんな大きなスーツケースを悲しみのカタマリみたいに重たく引きずっていく。

 その点クマ助は、帰国日を入れてまだ3日分、たっぷり旅を楽しめる。スケジュールのない旅と言ふものこそ「いとをかし」であって、ホンの3~4日前に訪問したばかりのリヨンを「復習する」というのもまた「をかし」。クマ助納言は、徹底して「をかし、をかし、いとをかし」なヤツなのだ。
ポールボキューズ市場
(秋、いよいよ美食の都が動き出す。ポール・ボキューズ市場には、ブタさんのナマ足がゴロゴロ転がっていた)

 しかし諸君、海辺のマルセイユと違って、リヨンは内陸部に向かってグッと北上した街だ。秋の訪れも圧倒的に早い。すでにプラタナスの葉が薄茶色に染まり、路上には落ち葉が積もりはじめている。風に流されていく枯れ葉の音が、マコトに物悲しく街を満たしている。

 街を北から南に貫いて流れるローヌ川やソーヌ川の川風も、思わず「衿をかきあわせる」という行動をとりたくなるほどに冷たい。ボーシなんかカンタンにビュンビュン飛んでいくぐらいの強風だ。

 しかしリヨンは、あくまで「美食の都」。身体の芯までジンジン焼けるような暑さの中で、ドロドロ&ネロネロ大汗かいて歩く街ではない。衿をかきあわせ、ボーシを片手で抑えながら、「おお、寒くなってきましたね。何かあったまる料理がほしいな」とお店に駆け込む、そういう秋らしい風景のほうがいいだろう。

1E(Cd) Ann Burton:BLUE BURTON
2E(Cd) Harbie Hancock:MAIDEN VOYAGE
3E(Cd) Miles Davis:KIND OF BLUE
4E(Cd) Weather Report:HEAVY WEATHER
5E(Cd) Sonny Clark:COOL STRUTTIN’
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