2015年09月12日(土)

Wed 150819 震度5弱 マルタとオリヴィエ フランクフルト(ナポリ滞在記53 オマケ)

テーマ:ブログ
 天変地異は続けざまに襲ってくるので、9月10日から11日にかけて北関東が未曾有の大水害に襲われたかと思ったら、12日早朝5時の東京は、震度5弱の直下型地震に見舞われた。

 クマ助は常にしっかり覚悟の出来ているタイプなので、最初の激しい縦揺れが来たときには「お、いよいよ来たな」とベッドの中で身構え、S波の横揺れが始まるまでの数秒間で「ということは首都圏直下型だな!!」と理解した。

 震度5弱を記録した東京都調布市は、今井君のオウチから電車で30分ほどの距離。渋谷区と調布市の間には、広大な世田谷区が長々と横たわっているが、地球規模で見ればその距離はごくわずか、楊枝の先ほどもない。早朝の渋谷区もやっぱり一瞬「これで終わりか」と覚悟するほどに揺れたのである。
レーマー広場1
(神出鬼没のクマ助は、さっきまでナポリにいたかと思えば、突然ドイツに現れる)

 しかし諸君、天変地異が続くからと言って、変にビクビクしていても何の解決にもならない。40歳以下の若い諸君は、今井君を見習ってもっとビュンビュン世界を旅して回りたまえ。どんなに天変地異が多くても、世界の中で日本という国が異様なほど恵まれていることに気づくはずだ。

「治安」「治安」とそればかり言って、日本国内で怖がっているんじゃ、何の意味もない。日本人どうし変な英語でピーチク&パーチク、「何となく意識高い系」な若者を演じているばかりじゃ、一歩も前に進めない。

 昨日のクマ助どんは、はるか昔の友人に誘われて、東京・丸の内の天ぷら屋で早めの夕食に興じた。天ぷらカウンターに並んだお客の中に、「シアトル出身です」というアメリカ人 ☞ マルタがいた。「バックパッカーとしてアジアを放浪中です」とおっしゃる。

「バックパッカーとして旅するには、日本を拠点にしたんではオカネがかかりすぎます。タイ・バンコクのユースホステルに荷物を置いて、そこからカンボジア・ラオス・ベトナム・ミャンマーを旅しています」

「3日間だけポッカリ日程が空いたので、バンコクからLCCで日本に来てみました。この天ぷら屋さんは、ガイドブック『ロンリープラネット』に掲載されていました。ホテルから近いお店でテキトーに服を買って、いちおうチャンとしたカッコできてみました」
とおっしゃる。

 年齢は25歳だそうな。話せるのは英語だけだが、東南アジアでも日本でも何とか英語でやってみているという。日本国内でジッと身を屈めている意識高い系の諸君、ぜひマルタの行動力を学んでほしい。
地下鉄
(フランクフルト地下鉄。相変わらず可愛らしい)

 実は1週間ほど前、マルセイユからリヨンに向かうフランス国鉄TGVの中で、フランス人オリヴィエと知り合いになった。「もしかして日本のカタですか?」と声をかけられた。

「いま上智大で経営学を学んでいます」
「現在フランスに一時帰国中です」
「ブルゴーニュのワイナリー経営を夢みています」
とおっしゃる。

 近い将来また上智大に戻ってくる予定というので、詳しいプライベートをここに書くのは遠慮するが、諸君、マルタやオリヴィエの素晴らしいバイタリティを学び取ってほしい。国内で日本人どうしピーチク&パーチクやる意識高い系時代は、もうとっくに過ぎたのだ。

 高校生であろうと大学生であろうと、どんどん積極的に海外に出ていかなければならないし、英語にこだわらず、フランス語でもアラビア語でもスペイン語でも、どんどん世界言語で中身の詰まった会話を楽しんでほしい。

 その際に大切なのは、話す中身の構築である。話す中身が全然ないのに意地でもピーチク&パーチクじゃ、そりゃ幼稚園みたいなもんである。いま諸君が蓄積すべきものは、「どうしても語らなければならない中身」。中身さえあれば、中学と高校で学んだ英文法や英単語力で十分に熱く語りあえる。
アップルワイン
(春のフランクフルトは、リンゴ酒の季節である)

 さて、4月8日午後のクマ助は、ナポリの空港に別れを告げ、ドイツ・フランクフルトに向かった。昨日の写真5枚目に見る通り、4月上旬のアルプスをヒコーキから眺めると、いまだに真冬の雪に覆われていた。

 それでも、おそらくコモ湖・マッジョーレ湖と思われる北イタリアの湖水群は、深緑の妖しい色彩をたたえ、いよいよ本格的な春の到来を告げていた。楽しかったナポリ滞在を終え、あとは東京に戻るだけであったが、まさにちょうどその時、ふと脳裏に「オマケ」のヒトコトが浮かんだのである。

 このヒコーキのフランクフルト到着から、乗り継ぎの東京便の搭乗時刻まで、5時間近いヒマがある。5時間もあれば、空港からフランクフルト市街まで出て、ゆっくりお酒を楽しむ時間ぐらいあるだろう。

 これが30年も昔なら、「コトバの壁」というシロモノ厳然と存在して、イタリア語圏とドイツ語圏を自由に横断ないし縦断するにはたいへんな勇気が必要だった。しかし諸君、21世紀の現在、そんなものを心配する必要は全く皆無なのである。

 フランクフルト到着、午後2時半。クマ助は「ひひひ」ないし「くくく」ないし「カラ&カララ」と明るい笑いを漏らしつつ、空港を抜け出して電車で一気にフランクフルトのど真ん中に出た。近郊電車と地下鉄を乗り継げば、ど真ん中まで30分もかからない。
ソーセージ
(旨くはないが巨大なソーセージ。「いかにもドイツ」である)

 午後3時半、やってきたのはフランクフルト大聖堂の足許「レーマー広場」。レーマーとはドイツ語の「Römer」であって、古代ローマ人が築いた街の真ん中だ。市役所もヨーロッパ中央証券取引所もすぐそば、名実ともにヨーロッパ経済の中心である。

 第2次世界大戦で破壊された真っ赤な大聖堂も、その修復をつい最近すべて完了した。2009年の「ライン河紀行」で2週間ここに滞在し、地球を東回りに1周した「第1次ンラゼマ」の時にもここに数日滞在。もうおすっかり馴染みの街の1つである。

 赤い大聖堂の修復完成については、ドレスデン大聖堂と同様「ついに第2次大戦の爪痕が癒されたか」という実感にホッと安堵の胸を撫でおろす。2005年の段階で、ドイツはまだ大戦と冷戦の記憶の真っただ中。そこいら中に残る爆撃の跡に、何度も立ちすくんだものだった。

 穏やかな春の風の中、暢気なクマ助はさっそく1軒の飲み屋のテーブルに陣取り、生ビール、リンゴ酒、ソーセージ1皿を注文。4月から5月にかけてのフランクフルトはリンゴ酒(アプフェルヴァイン)の季節であって、「これを飲まなきゃドイツに来たとは言われない」の世界なのである。

 では、「ドイツ名物のソーセージが旨いか否か」という問題であるが、うーん、ハッキリ言わせてもらえば、旨くも何ともない。そのタップリしたボリュームは認めるが、ボリュームと旨さは全く別物である。むしろ、「こういうシロモノなら量を減らしてほしいぐらい」というタメイキがもれる。
レーマー広場2
(いかにもドイツな町並みの向こうに、赤い大聖堂。70年前の爆撃のダメージを克服して、ついに修復が完成した)

 それでも諸君、いいじゃないか。今回のフランクフルトはあくまで「オマケ」であって、オマケはオマケらしく、あんまり旨すぎて本体の美味しさを浸食するようじゃダメなのだ。

 5ヶ月後の9月10日、クマ助は同じANAのヒコーキでパリから東京に向かった。プレミアムエコノミーの機内食は、フランクフルトからの便と同じ「カレー」。しかし諸君、同じカレーでも、パリで作ったものとフランクフルトで作ったものでは、完全に味が違うのである。

 フランクフルト便のカレーは、ハッキリ「おかゆカレー」。例のタイ米がベチャベチャに固まって、言わば「板状おかゆ」であり、コメ粒のスキマにカレーが沁みこんでいかない恐るべき事態であった。もちろんクマ助はほぼ全量を食べ残し、CAのカタガタにもその詳しい理由を打ち明けたのである。

 いっぽう一昨日のパリからの便では、同じカレーのはずが完全に別格の旨さ。コメはタイ米でもマコトに巧みに調理され、何とか和風カレーの品格を維持していた。パンも、バターも、フランクフルト便とは別モノのオイシサ。うーん、食べ物に対する真剣度の違いでござるかね。

 以上が、ナポリ滞在記の「オマケ」である。前半&後半を合わせて53回。あまりに長過ぎた感のあるナポリ滞在記は、これで完全終了となる。今度こそ「とっぴん♡ぱらりん♡ぷ」であり、明日から心置きなく「また夏マルセイユ」の話に集中できそうである。

1E(Cd) Ashkenazy(p) Müller & Berlin:SCRIABIN SYMPHONIES 2/3
2E(Cd) Ashkenazy:RACHMANINOV/PIANO CONCERTOS 1-4 1/2
3E(Cd) Ashkenazy:RACHMANINOV/PIANO CONCERTOS 1-4 2/2
4E(Cd) Bonynge:OFFENBACH/LES CONTES D'HOFFMANN②
5E(Cd) Bonynge:OFFENBACH/LES CONTES D'HOFFMANN①
total m95 y1371 d16692
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