2015年06月26日(金)

Tue 150602 グランクラスのお弁当(ナポリ滞在記番外編4/プチカウントダウン1)

テーマ:ブログ
 こうして弘前でのお花見は終わり。海の街ナポリと山の里弘前を意地でも重ねあわせた「ナポリ滞在記番外編」も今日で終わりである。弘前から北に向かう奥羽本線は、約40分で新青森に到着。いやはや、日帰りのプチ旅でも、旅の終わりはいつも寂しいものである。

 新青森からは、諸君、許してくれたまえ、クマ助は「グランクラス」という贅沢を敢行する。普段の出張でも、会社から送られてくるチケットはグリーン車止まりであるから、その上のグランクラスと言ふことになれば、神さまもホトケサマも顔を歪めて「オー、ゴッド」と叫ぶレベルの贅沢三昧である。

 乗り込んだのは「はやぶさ34号」。「へえ、よく記憶していますね」「どんだけ記憶力がいいんですか?」とビックリされる経験を頻繁にするが、そんなこと言ったって、注意深く写真を眺めれば、ヒントになる文字や数字がズラズラ発見できるのである。

 そのへんについては、ブログやツイッターに夢中になっている若い予備校講師諸君に忠告しておきたいのであるが、書く中身にも掲載する写真にも十分に注意を払わないと、ツイッターが炎上するだけでなく、人生そのものまで炎上する悲劇に陥りかねない。くれぐれも注意すること。

 というより、正確にはモトモトの私生活そのものに細心の注意を払い、怪しい炎上の材料をすべて排除すること。少なくとも、人の前に立って講義をし、教壇やカメラの前でエラそうな話をする立場に立つのは、あらゆる人生の脱線をひとまず整理してからにすべきである。
はやぶさ
(新青森駅で出発を待つ「はやぶさ」34号)

 フホー、エラそうだ。ヤッホー、ナニサマのつもりだ? ギョギョギョ、説教クセーゼ。余りの説教くささにMac君もビックリ、「ギョギョギョ」を「魚魚魚」と変換してクマ助を爆笑させるのであった。

 というわけで、青森のクマ助は「はやぶさ」のグランクラスに乗り込んだ。長い人生で弘前は何度も訪問しているが、県庁のある「青森市」はいつもこうして素通りだ。

 青森市を訪ねたのは、人生で2回しかない。1回目は青森ねぶたを見に行った20歳の夏のことである。ゲロロ、こりゃウルトラ大昔であって、ゲロロ軍曹もゲロゲロひっくり返りそうである。当時のねぶた祭は大量に「カラスハネト」が出現して、夏の青森の治安が最悪になった頃であった。

 「ハネト」はおそらく「跳ね人」であって、「ラッセーラー&ラッセラ」の掛け声とともにねぶたの山車のまわりを激烈に踊り狂ってみせる。幕末の「ええじゃないか」を髣髴とさせるハネトの乱舞は、まさにねぶたの花であって、元気な観光客の中にはシロートなりに「ラッセラー」の乱舞に加わる者もいた。

 ところが諸君、群衆の激烈な乱舞の中に、暴力的な若者の集団が加わった。それがカラスハネトである。21世紀に入ってから、警察や行政が規制に乗り出して、今ではだいぶ収まったけれども、20世紀の終盤には、ねぶた祭にかこつけて集団で暴力行為に至る困った若者集団がねぶたの夜に跋扈した。
駅ねぶた
(新青森駅に展示されたミニねぶた)

 青森市を訪問した2回目は、マコトに残念なことにK君のお葬式の時のことである。今井君はK君の1番の親友と見做されていたので、青森県木造町で行われた彼のお葬式でも、「友人代表で弔辞を読むのは今井」とすぐに決められてしまった。

 だからあの時、友人たちより一足先に青森入りして、狭いビジネスホテルの部屋で弔辞の文章を練った。宿泊したのは確か「青森グリーンホテル」。雑居ビルの数フロアをホテルとして使っているマコトに古いホテルだったが、あの時のクマ助はそんな部屋でも全然かまわない心境だった。

 あれから幾星霜、今ネットで調べて見ると、「青森グリーンホテル」はもはや存在しないようである。「青森グリーンパークホテル」という名前のホテルがあるから、名前を変更したか、他のホテルと合併したか、まあそんなところだろう。

 グリーンホテルで記憶に残っていることは2つ。1つ目は、どう工夫してもシャワーのお湯が外に溢れて、部屋の床がビショビショになってしまったこと。2つ目は、翌朝チェックアウトしたとき、ホテルの外に恐ろしくコワい顔の男たちがズラリと並んで、おそらく「親分」みたいな男性の登場を待ち受けていたことである。
シート
(はやぶさグランクラス、白い総革張りシート)

 ま、県庁所在地 ☞ 青森市に関する記憶は以上である。グランクラスの白い総革張りシートにふんぞり返って、クマ助ははるか昔のそういう記憶を掘り起こしながら発車を待った。

 諸君、ヒコーキのプレミアムクラス並に、グランクラスでは無料のお弁当が出る。ドリンクも無料。ビールでもワインでも日本酒でも、飲み放題が原則でいくらでも運ばれてくる。

 無料のサービスだから、ケチをつけるのは失礼なのかもしれないが、いやはや正直に言わせてもらえば、このサービスは中途半端すぎてちっともありがたくない。

 諸君、まあその「お弁当」なるものを写真で眺めてみてほしい。もしも「中途半端」の概念を外国人に伝達するとすれば、100のコトバを連ねるより、下の写真を見てもらうほうが的確である。
お弁当
(お腹のスペースがが4~5割うまる、中途半端なお弁当)

 この中途半端なお弁当で、ポンポンが一杯になることはまず考えられない。しかし逆に、「このお弁当を食べたけれども、もう一回100%の晩飯をエンジョイできる」というほどでもない。胃袋を40%か50%か、まあそのぐらい占領して、「残り半分の胃袋サンは、私の知ったことじゃありません」とソッポを向くのである。

 今井君は、晩飯をものすごく大切に考えている。あと30年生きるとして、人生で残された晩飯は、あと約10000回しかないのだ。だから一回一回の晩飯を、絶対に台無しにしたくない。

 それなのに諸君、新幹線のグランクラスでこんな中途半端なメシを出されたら、
①「お腹がペコペコ」「お腹と背中がくっつくぞ」という、ラクダみたいな食欲でギンギンの快感が台無し。
②「お腹がパンパン」「破裂寸前」「もう米一粒も入らんぞ」という、危機感に似た満腹の快感にはほど遠い。
そういう、マコトに中途半端な状況に放置されるのである。
お花見の思ひ出
(たいへんすばらしい旅でした)

 このことについては、ヒコーキのプレミアムクラスも全く同じことである。内田百閒も絶讃した「空腹という快感」を台無しにし、しかし「これ以上は入らん」とポンポンを撫でまわす至福の思いは奪いとる。

 今井君は、「お弁当は入りません」とハッキリ言える制度を整えたらいいんじゃないかと思う。たとえば予約時に「お弁当は要りません」とクリックすれば、例えばヒコーキのマイルが500マイル分プレゼントされることにする。乗客が間違いなく嬉しいし、CAさんたちの労働もグッと軽減されるはずだ。

 そのぶん、クマ助は「駅弁の幸福」を味わいたいのである。ズラリと並んだ駅弁の中から、旨そうなのを2つも購入して発車時間を待つ。冷えたビールや地酒もお弁当のオトモにくっついて、ワクワク発車を待ち受ける。中途半端なお弁当には期待できない至福の時である。

 ヒコーキの場合は、空港のレストランで自堕落な飽食がしたいじゃないか。「機内食が出るから」という理由で空港での行動を自粛し、しかし結局は機内食の中途半端さにガックリというようなのは、「あと10000回の晩飯」のうちの1回をホントに台無しにしてしまうのである。

1E(Cd) Perlea & Bamberg:RIMSKY-KORSAKOV/SCHEHERAZADE
2E(Cd) Chailly & RSO Berlin:ORFF/CARMINA BURANA
3E(Cd) Pickett & New London Consort:CARMINA BURANA vol.2
4E(Cd) Menuhin & Bath Festival:HÄNDEL/WASSERMUSIK
5E(Cd) Diaz & Soriano:RODRIGO/CONCIERTO DE ARANJUEZ
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