2015年06月24日(水)

Sun 150531 季節外れのお花見ネタ(ナポリ滞在記番外編2/プチカウントダウン3)

テーマ:ブログ
 夏至から間もない梅雨のさなかに、ブログ写真で桜が満開。これほど季節感のないブログは、「ブログ史上例を見ない」であろうことは確実である。

 ブログと言うものの歴史はマコトに浅く、また将来を考えても、SNSに押されてどんどん分が悪くなっていく状況を見るに、明るい未来が待っているようには思えない。消えゆく運命が確実な一瞬の花盛り。おお、まさにはかない桜の花の運命と同じことである。

 このブログが始まった2008年6月5日、ブログの世界は「5分咲き」「7分咲き」という日の出の勢い。ネコも杓子も予備校講師も残らずブログを開始して、「やってません」などと口にすると、みんな不思議そうにアングリ口を開けて「何で?」「どうして?」とその理由を尋ねたものである。

 あれから丸7年が経過。今や多くのヒトがツイッターに乗り換えて、ブログの世界には、ダイエット食品や資格試験合格術の宣伝ばかりが目立つようになった。
弘前1
(青森県弘前市、4月24日)

 確かに毎日毎日こんなにたくさん書くのは、普通のヒトにとっては相当ヘビーだろうし、最初は張り切って始めても、よほど充実した毎日を送っていない限り、すぐに書く材料がタネ切れになる。

 すると運営する側でもいろいろ心配してくれて、「ブログネタ」みたいなものを提供してくれる。「そうめんと冷や麦、どっちが好き?」とか、「カレーパンは割って食べる?いきなりかぶりつく?」とか、「あなたのネコは缶詰派?ドライフード派?」とか、よくもまあいろいろ考えつくものである。

 クマ助としては、運営側の入れ知恵に頼るのを潔しとしないので、ネタが尽きないようにとにかく力の限り生活を充実させ、観察力と記憶力の限りを尽くして自らネタを練り上げる。

 前にも一度書いたことがあるが、大昔の万年筆のCMで「このペンで書き記す価値のある日々を送る。そう君に誓おう」というコピーがあった。今井君が中学生だった頃だから、縄文時代か弥生時代のころのことであるが、中学生にこんな広告コピーを見せれば、そりゃ誰だって憧れる。

 広告の構成としては、親友と長く別れることになった主人公が、親友から1本の万年筆を贈られる。それに対する御礼の手紙を、まさに贈られたペンを初めて使って書くのであるが、その締めくくりが「君に誓おう」なのである。
弘前2
(枝垂れ桜。ピンクが圧倒的に濃厚である)

 今じゃおそらく「友人に万年筆を贈る」などという行動は極めて珍しいだろうし、気恥ずかしいというか、むしろ「あの2人は怪しいんじゃないか♡」と周囲の友人たちにニヤニヤされちゃう可能性だってなきにしもあらず。ペンを贈りあったり「君に誓おう」だなんてのは、BL系の小説かマンガぐらいにしか出てこないんじゃないか。

 今井君はBLとはカンペキに無縁。毛むくじゃらのクマに過ぎないから、実際にペンを贈ったり贈られたり「君に誓おう」と宣言したり、そういう激しい行動を思ってみただけで「ギャッ♨」と絶叫しかねないが、我々が学部生だった弥生時代なら、「友人同士の贈り物」という奥床しい習慣が残存していたかもしれない。

 昨日書いた通り、弘前出身のK君は23歳で早世してしまったけれども、どうやら今井君はK君の親友と見做されていたので、ペンの貸し借りぐらいはあってもおかしくなかった。すると当然「このペンに恥じない充実した生活を送る」とか、そういう決意の切れ端もくっついてきたはずである。
弘前3
(枝垂れ桜、拡大図)

 こうして弘前城の満開の桜を見ながら、枝垂れ桜の濃厚なピンクにはやっぱり感激する。ワタクシの記憶が正しければ、昔のソメイヨシノは今よりずっと赤が濃くて、幼児のころ両親に連れられて出かけた春の花見は、どこも例外なく濃厚濃密なピンクに彩られていたような気がする。

 あれから数百年、桜の花の色はすっかり褪せてしまい、「花の色はうつりにけりな いたづらに」な感じ。ボンヤリ白い雲に覆われているようにしか見えない。

 桜の花の色を昔の濃厚なものに戻せないものか、日本の桜が濃いピンクの花を咲かせる日が来ないものか。それとも「昔を今になすよしもがな」か。クマ助はグワグワ高イビキをかきながら、そういうことを思うのである。

 ついでに「友人関係」と言ふものにも、ホンのわずかでいい、昭和の濃厚さを取り戻せないものだろうか。「すべてがスマホ経由」「ブログでさえ分が悪くて、たった3~4行のSNS優勢」という状況では、人間関係はますます薄く薄まって、誰とどんな付き合いをしているのか、それさえ分かんなくなっちゃうんじゃないか。

 もちろん今井君も万年筆じゃなくてMac君使用が圧倒的。あんまりペンと言うものを使用しなくなってからすでに数百年が経過した。しかし、「君に誓おう」という恐るべき宣言はしなかったにしても、Mac君を通じて十分「充実した日々」を記録してきたという自信はある。

 諸君、例えば「ウワバミ文庫」の充実ぶりを確認してくれたまえ。あるいは3年間1日も休まず更新を続けてきた、この勤勉な日々を振り返ってみてくれたまえ。まさに「君に誓おう」な世界であって、プチカウントダウンで祝福するだけの価値は十分にあるじゃないか。
弘前4
(記憶違いかもしれないが、昔の桜は皆ピンクだった気がする)

 小学生時代に先生にもらった「よくできました」「たいへんよくできました」のハンコみたいに、プチカウントダウンの日々を鮮やかなピンクの桜で飾りたいと思ったのは、まさに弘前城公園をウロウロしていた時のことである。

 夭折したK君の記憶が蘇ったのが、この小旅行を思い立ったキッカケだったが、まさに今こそ「君に誓おう」なのである。「10年続ける」と宣言して始めたこのブログに残されたのは、あと丸3年 ☞ 1096日分。ますます充実度を高めていきたいと思う。

 もちろんホントなら、ブログよりも本の執筆に励まなきゃいけないのだ。これまでに出版した本の数は、15冊。そのうち「代々木ライブラリー」から出版した数冊は、代ゼミからの移籍直後にみんな絶版にされちゃったが、そんなことでメゲてないで、もっと勢いよくどんどん書くべきなのだ。

 書けば書くほど「たいへんよくできました」の桜マークが増えるのであって、桜マークをたくさんもらうためにもバリバリ書き進めなきゃいけない。うぉ、それはイヤというほど分かっているが、やっぱり忙しいスケジュールの中ではなかなか筆が進まない。

 で、とりあえず桜そのものを眺めにやってきた。津軽の曇り空を埋め尽くした無数の鮮やかな桜マークを仰いで、「よくできました」「たいへんよくできました」とタップリ褒めてもらっているような気持ちぐらい、味わいたいじゃないか。
弘前5
(ワシントンDC、ポトマック川の光景を髣髴とさせる)

 弘前城公園は、時計回りに回る。まずソメイヨシノが散りはじめている外のお濠を眺める。花筏まではまだ時間があるが、「散りそめ」から「花吹雪」になりかけている。駅から乗ったタクシーの運転手さんも、「昨日の風でずいぶん散っちゃいましたよ」と、津軽のヒト独特の寂しげな言葉遣いで教えてくれたものだった。

 お城の門を通って中に入ると、ソメイヨシノもまだ健在、枝垂れ桜は7分咲きで、1粒で2度おいしい状況になっている。公園のあちこちに大きなブルーの場所取りシートが敷かれ、職場の大規模なお花見がたくさん予定されているようだ。

 ところが諸君、残念なことに間もなく小雨が降り始めた。小雨の粒は見る間に大きくなって、そこいら中で傘の花が開き、傘を持っていないヒトは軽い悲鳴を上げながら、屋根のある場所に駆け足を始めた。

 川の両岸にソメイヨシノが咲き乱れ、「ワシントンのポトマック川の光景を髣髴とさせる」という名所も、この雨で花びらが激しく散っていく。さすが津軽であって、雨の粒は冷たく、雲に隠れて姿の見えない岩木山から吹き降りてくる北西風も、4月下旬とは思えないほど冷えきっていた(明日に続く)。

1E(Cd) Akiko Suwanai:DVOŘÁK VIOLIN CONCERTO & SARASATE
2E(Cd) Tommy Flanagan Trio:SEA CHANGES
3E(Cd) Martinon:IBERT/ESCALES
4E(Cd) Böhm & Berlin:MOZART 46 SYMPHONIEN⑦
5E(Cd) Rogé:DEBUSSY/PIANO WORKS 1/2
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