2015年05月05日(火)

Sat 150411 ワラワラ君 サンタルチア熱唱 荷解きとビア・モレッティ(ナポリ滞在記3)

テーマ:ブログ
 3月27日、フランクフルトからのヒコーキは定刻よりちょっと遅れて、午後1時半にナポリに到着。見るからに古い空港で、ヒコーキのタラップを降りた後は、みんなワラワラ徒歩で空港ビルに入っていく。こういう形式はダブリン空港以来、久しぶりの経験である。

 心配していたタクシーのトラブルは一切ナシ。相変わらずガイドブックというものはヤタラと大袈裟で、そこいら中で日本人がトラブルに巻き込まれているような印象を与えるが、「危険だ」「危険だ」と大騒ぎしているブエノスアイレスやマルセイユでも、実際の運転手さん対応はマコトに紳士的である。

 ただし、ホテルまでの車窓から観察したところでは、ナポリの裏町は相当ヒドい状況のようだ。ビルの窓は破れたまま放置され、商店街のシャッターは3重にも4重にも分厚い落書きに覆われ、石畳は剥がれてデコボコが目立ち、一般道のクルマは遠慮なしにクラクションを鳴らしまくる。
卵城1
(ナポリ、お部屋から夕暮れのタマゴ城を望む)

 クラクションがうるさい街につきものなのが、渋滞を利用した押し売りさんたち。リオデジャネイロでは、大渋滞の高速道路に黒いゴミ袋を引きずった子供たちがワラワラ入りこんできた。高速道の壁面にいくらでもスキマがあって、そこからなだれこむのである。

 ゴミ袋の中には、どこでいつ貯め込んだのか見当もつかないたくさんのスナック菓子が入っていて、大渋滞で困り果てているクルマの窓から、強引にそれを売りつけようとする。空港バスの窓にも、容赦なくそのワラワラが押し寄せる。

 ナポリはまだソフトなほうだったが、クラクション鳴らし放題の一般道に、コドモやらオジサンやらがワラワラ入り込んで、お馴染み「勝手にフロントガラスを拭いちゃう」をやっている。

 拭いてもらってキレイになるようなモップではなくて、おそらく拭けば拭くほど汚れが定着するようなシロモノであるが、「とにかく拭いたんだからオカネをくれ」「オカネをチョーダイ」ないし「カネよこせ、よこさなければヒト騒ぎ起こすぞ」という剣幕で激しく迫るわけである。

 いやはや、幸いにもクマ助のタクシーは、無事だった。どこか裏の世界でそういう決まり事でもあるのか、ワラワラ集団に狙われるのはタクシーではなくて一般車ばかりのようである。
卵城2
(サンタ・ルチア、夜のタマゴ城)

 ただし諸君、クマ助はこういう雰囲気の街が嫌いなわけではない。マルセイユはずいぶん改善されてしまったが、ブエノスアイレス、リオデジャネイロ、ナポリ。ちょっとぐらいワラワラした混沌が残っていないと、あまりにご清潔&あまりに未来的では、東京にいるのとちっとも変わらない。

 14時、サンタ・ルチア港に面した名門、ホテル・ヴェスヴィオに到着。諸君、ナポリ民謡で有名なサンタ・ルチアの港が、いままさに目の前にある。いつもの通り、スイートルームに無料でアップグレードされていたが、窓の正面はそのサンタ・ルチアとタマゴ城の絶景である。

 パバロッティの絶唱がもちろんベストであるが、今井君なんかは古い昭和の人間だから、コドモの頃から堀内敬三氏の訳詩でこのナポリ民謡に親しんだ。

  月は高く 海に照り 
  風も絶え 波もなし
  来よや 友よ 船は待てり
  サンタルチア サンタルチア

 子供向けのNHK音楽番組で、立川澄人どん(後に改名して立川清登どん)あたりが、「フニクリ&フニクラ」なんかといっしょに、満面の笑顔で熱唱していたものだ。NHK「世界の音楽」、マコトに懐かしいでござるよ。
サンタルチア1
(夜が更けて、サンタ・ルチア港はホントに「月は高く 海に照り」の光景になった)

 ラストのサビ、「サンタルチア サンタルチア」を、「サンタァ ルーチィアー サンタァアアアー ル チィーアアアー」とメッタヤタラに引き延ばして絶唱する。今井君なんかは、もしカラオケにコレがあれば、5度でも6度でもパバロッティ並みの声量で熱唱を繰り返す。

 そういう時には、出来ればカラオケにいる全員に起立してもらって、みんなで合唱する。積極的に起立する者がいなければ、クマ助が「全員、起立!!」と号令をかける。諸君、若山牧水や白楽天なみにお酒に親しんだ後の今井君は、そういうリーダーシップさえ憚らずに発揮する。

 すぐにお部屋に入って、早速サンタルチアを口ずさみながら、12泊分の荷解きを始める。古いけれども、さすがにスイートだ。リビングスペースにもタップリ広さがあって、ソファもデスクもガッチリした使いやすいのが備えてある。

 大きな食器戸棚みたいなのもあって、まずはその引き出しに、日本から持参したツマミとお酒類を収めていく。さきいか、チー鱈、チーカマ、大きな袋入り海苔、「ギョニソー」こと魚肉ソーセージ。大きな引き出しがいっぱいになって、「オレは何しにナポリにきたんだ?」と、しばし茫然とする。
サンタルチア2
(夜のサンタ・ルチア、旨そうなメシ屋が並ぶあたり)

 戸棚の上の棚には、スープと紅茶と入浴剤をキレイにセットする。その美しく整然と並んだアリサマは、まるで本屋さんの文庫本コーナーみたいである。その整然ぶりはどうしても諸君にお見せしたいが、あいにく写真に撮るのを忘れてしまったようだ。

 パンツ12枚、Tシャツ12枚、靴下12セットなど、衣類の方も整理完了。収納がこれだけタップリあると、荷解きもバリバリ進むので、全部で20分もかからない。ハミガキ、歯ブラシ、ひげ剃り、マウスウォッシュなど、まるで上京したばかりの大学1年生のお部屋並みに、すべてビシッと整った。

 となれば、次はお買い物だ。まず何と言ってもスーパーを発見しなければならない。今回のスーパーは残念なことにウンザリするほど遠い。「カルフール」であるが、まずナポリ湾を左に見ながら海岸通りを10分。右に折れて商店街を抜け、もう1度右に折れて坂道を登る。片道25分ほどの道のりである。

 往復1時間近くかかるスーパーとなれば、確かにウンザリではあるが、まあそう言いなさんな。運動、ダイエット、ノンビリ町歩き、あらゆる方向性から考えて、スーパーまではある程度の道のりがある方が楽しいのだ。
サンタルチア3
(サンタ・ルチア港から、夜のホテル・ヴェスヴィオを望む)

 この日のクマ助は、「カルフール」に入ったつもりが、その隣りの地元民専用マーケットに迷い込んでしまった。新しい巨大イオンに行こうとして、地元で昭和中期から営業を続ける「スーパー高橋」「布施マーケット」みたいなのに入っちゃった感じであるが、いやはや、こういうのもまた楽しいじゃないか。

 必要なのは、何よりもまずお水とビア。水がなければ、「いいちこ」の烏龍茶割りも、各種スープも、夜の紅茶も、全部がダメになる。ビアのほうは、ナポリみたいな気温の高そうな街ではほとんど死活問題であって、タップリめに購入する。

 イタリアなら当然「ビア・モレッティ」。深緑のスーツを着込んだシブいオジサマの絵が目印。カウンターに座って、冷たいビアジョッキを今まさに口に運ぼうとする瞬間の絵であるが、こんなデザインの缶を見たら、オトナなら誰だっていくらでも飲み干したくなるんじゃないか。

1E(Cd) Solti & Chicago:BEETHOVEN/SYMPHONIES⑥
2E(Cd) Akiko Suwanai(v) Fischer & Budapest:SARASATE/ZIGEUNERWEIZEN
3E(Cd) Art Blakey:NIGHT IN TUNISIA
4E(Cd) Sequentia:AQUITANIA
5E(Cd) Nevel & Huelgas Ensemble:Canções, Vilancicos e Motetes Portugueses
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