2015年04月01日(水)

Fri 150308 ホテルの選択基準 サヴォイホテル ウフィツィ探訪①(イタリア冬紀行5)

テーマ:ブログ
 12月20日(土)。何しろ今回の旅行は短い。延べで12日、ヒコーキ移動の時間を差し引いて、実際のヨーロッパ滞在時間を計算すると、わずか10日しかない。贅沢を言うようだが、たった10日じゃ、まさに「あっという間」以外の何ものでもない。

 だから宿泊するホテルにも、あまり頓着しないことにした。フィレンツェなら、ヴィラ・メディチとかエクセルシオールとか、まあ贅沢しようと思えば出来ないこともないが、アルノ河沿いのそういう高級ホテルでは、おサイフが悲鳴をあげる。

 時期は、クリスマス直前。夏のバケーション中ほどではないにしても、やっぱりホテルのお値段がビューンろ跳ね上がる。1泊7万円とか8万円とか、パリの高級ホテルなんかだと、平気で1泊800ユーロを上回ったりする。

 「1泊800ユーロってアンタ、円高の時代ならいざ知らず、今や円安が定着した時代。それは軽々と11万円を超えますよ。それもジュニアスイートとかじゃなくて、ごくフツーの部屋に泊まって、1泊11万円。そんなん、アホでんがな♨」と、天に両腕を差し上げて絶叫するほかない。

 そこで、ホテル選びは
  ① 手頃なお値段優先
  ② ホテルグループのポイント優先
  ③ 目的地からの近さを優先
という3要素を中心に考慮した。
ヴィーナス
(ウフィツィで。本物の「ヴィーナスの誕生」に感激する)

 中盤4日間のローマは、②「ポイント優先」。ローマの都心から遥か遠く離れているが、インターコンチグループから選択。ポイントがタップリくっついて、ローマ4泊で貯まったポイントだけで、よそのホテルで1泊できるほどである。

 終盤2泊のパリ「ロワイヤル・モンソー」は、③「近さ優先」。凱旋門からも近いが、モンソー公園からも近い。宿泊中、何度でもモンソー公園を散策できそうである。

 「モンソー公園とは、何ぞや?」であるが、モーパッサン「死の如く強し」の舞台となる公園である。描かれる老画家ベルタンの愛情の苦悩が、この公園の散策中に一気に現実味を帯びてくる。

 モーパッサンが生きたのが19世紀、今井君はいちおう21世紀を生きている。その間に200年近い歳月が流れているが、パリみたいな町は、200年経過してもその本質はちっとも変わらない。

 ついでに、ここでも②の「ポイント優先」をやらかそうと思う。ロワイヤル・モンソーは「リーディングホテルズ」の加盟ホテル。今井君は2008年以来のメンバーであって、マッジョーレ湖・コモ湖・イスタンブール・ブエノスアイレス・アテネ・サントリーニなど、長期滞在で何度もこのグループのお世話になってきた。
プリパベラ
(ウフィツィで。本物の「プリマヴェーラ」の前に立ち尽くす)

 このグループは、「合計5滞在で無料1泊をゲット」というシステム。旅の計画を立てた段階で「あと2滞在で1泊分をゲット」という所まで来ていた。そのうち1滞在をフィレンツェで、もう1滞在をパリで「ゲット」すれば、その段階で「ゲット!!」である。

 「ゲット」などという下品なことはしたくないが、何しろこのグループには有名高級ホテルがズラリと並ぶ。前回リオデジャネイロの「コパカバーナ・パレス」に1泊したのも、確か「ゲット!!」のおかげであった。

 現在、日本で加盟できているのは、東京の帝国ホテル、ホテルオークラ、パレスホテルの3軒だけである。ホンの2年前には、「帝国ホテル大阪」とサミットで有名になった「ウィンザー洞爺」も加盟していたが、よほど審査が厳しいのか、2015年3月、この2軒は加盟ホテルから除外されてしまっている。

 そういうホテルグループで「1泊分をゲット」とは、要するに5万円か6万円をゲットするのと同じこと。貰える5万円を「そんなのいりません」とツンと構えているような高尚なことのできるタイプではないから、冬のクマ助はフガフガ鼻を鳴らしながら、意地でもゲットに走ったのである。
瞬発力1
(ウフィツィで。「瞬発力を鍛えよう」な世界も素晴らしい 1)

 というわけで、フィレンツェの宿泊先も「ゲット」を優先。ロケーションとしては、レップブリカ広場の目の前である。Mac君は「れっぷぶりか」を「烈婦ぶりか?」と変換してマコトに楽しそうだが、キミキミ、「烈婦」などというコトバは、昭和の時代でもすでに死語に成り果てていたでござるよ。

 ヴェッキオ宮やウフィツィ美術館のあるシニョーリア広場と違って、レップブリカ広場のほうは、露店が立ち並び、夜は深夜 ☞ 早朝まで酔漢の叫びや歌声が絶えない騒然とした雰囲気。しかし下世話なクマ助としては、むしろこっちのほうが楽しいのである。

 サンタマリア・デル・フィオーレにも近い。徒歩3分とかからない。たった3日の滞在中に、ボローニャやピサへのショートトリップも企画している欲張り人間としては、国鉄の駅に近いことも条件。となると、何の変哲もないこの「サヴォイホテル」がベスト。「ゲット」に向け、リーディングホテルズ加盟ホテルでもあるのだった。
瞬発力2
(ウフィツィで。「瞬発力を鍛えよう」な世界も素晴らしい 2)

 12月20日は、朝1番からウフィツィ美術館。ボティチェッリとラファエロを目の前に立ち尽くし、感謝&感激、感動の涙も枯れ果てるまで流した。

 ウフィツィは、ルーブルやオルセーやプラドほど悪趣味ではなくて、「並べ放題に並べまくりました」という世界ではない。もし意地になって「1枚1枚丁寧に見て回る」という決心をすれば、3日もあればその決意を完遂できそうな規模。ルーブルみたいに「1ヶ月かかっても無理」ということはない。

 それにしても今井君にはそんな忍耐力はないから、「好きな絵だけ見て、4~5時間が限度」。とりあえず、とにかく最上階のボティチェッリに走り、ラファエロを血眼で探し、500年の塵とホコリにまみれて何となくクスんでしまった「ヴィーナスの誕生」「プリマヴェーラ」の前に立ち尽くした。

 10年前なら「チケットを手に入れることも困難」であって、当日ブラブラ出かけても、その長蛇の列を見るなり、辟易して逃げ帰るのが関の山。ヨーロッパ中から押し寄せた団体ツアーの人々に阻まれて、ボティチェッリに接近することさえ至難の業であった。

 しかし今やインターネットで予約すれば、待ち時間ナシで入場可能。そのぶん「中国からのお客様」が激増して、館内は成長著しい中国サマに占拠された感さえあるが、もちろんそれは異論の余地なく、きっとマコトにおめでたいことなのである。
14028 くわれる
(食べられちゃいそうで、心配になる)

 美術館では急に疲れやすい体質になるクマ助は、中国の団体ツアーさまがぺちゃくちゃオシャベリしながら写真を撮りまくるお姿に、一気にヘナヘナ力を失くし、ボティチェッリどんにも早々にしばしの別れを告げて、静かな下のフロアに移動することにした。

 ラファエロ作品は、その「下のフロア」に展示されている。エントランスの最上階ではみんな夢中で人の流れは停滞していたが、このあたりまでくると、「飽きちゃいました」「疲れました」「もうたくさんです」ということなのか、ヒトはズンズン流れていく。

 ゴハンやお酒やクスリと同様、芸術にも「適度」「適量」ということがあって、わずか半日のうちにこんなにたくさんの名品を見せられたんじゃ、酔いが回って疲れ果て、下手をすれば悪酔いして、心も頭も混乱を来たしかねない。

 クマ助がいつも巨大美術館に疑問を呈するのはそういう理由によるので、ウフィツィも例外ではない。「下のフロア」まで降りてきたヒトビトの表情に滲む疲労と混乱の色は、「ゲッソリ」という形容が相応しいほどである。

 そりゃそうだ、テレビのバラエティに笑いこけるのが日常のヒトビトに、いきなりボティチェッリとラファエロの連発じゃ、心も肉体もこらえきれるはずはないのである。

1E(Cd) Bobby Coldwell:COME RAIN OR COME SHINE
2E(Cd) Bobby Coldwell:BLUE CONDITION
3E(Cd) Boz Scaggs:BOZ THE BALLADE
4E(Cd) The Doobie Brothers:MINUTE BY MINUTE
5E(Cd) Grover Washington Jr.:WINELIGHT
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