2015年03月03日(火)

Sat 150207 暴風雪の北海道で 素朴なバーチャンのホタテラーメン 塩とは何ですか?

テーマ:ブログ
 今日の記事は、「暴風雪の北海道だより」ということにしたい。3月2日、準・緊迫の羽田空港から飛び立ったヒコーキは、山形上空あたりから次第に揺れが大きくなった。

 着陸30分前からは「機長の指示で客室乗務員も着席いたします」「これから申し上げますことを、お客さまご自身でご確認ください」という緊迫レベル。トイレに行きたいオジサマがたち何故か列になっていた所だったので、いやはや、少々気の毒であった。

 何とか無事に新千歳空港に到着してみると、雪もすっかり解けていて、何だか拍子抜けは春の風景。ただしそれはここだけのことらしくて、新千歳から北海道各地に向かうヒコーキは、次々と欠航になっているようである。

 地下ホームに降りてみると、鉄道のほうもはなはだ心許ない。釧路ゆきの「スーパーおおぞら」はすでに30分遅れ、函館ゆきの「スーパー北斗」も20分遅れになっている。

 札幌始発の列車が千歳の段階ですでにこんなに遅れているのだから、終点の段階でどれほど遅れているか、雪国生まれのクマ助には容易に想像がつく。どんなことでもそうだけれども、遅れというものは滅多なことでは取り返せない。

 受験生諸君も、是非ともきをつけたまえ。雪ダルマ式にグングン大きくなっていくのが「遅れ」の本質。「遅れを取り戻す」とか「奇跡を起こす」などと言って悪戦苦闘するより、最初から遅れずにスケジュール通り進むのが最もラクな生き方なのだ。
ホタテ1
(ホタテ醤油ラーメン)

 電車に乗り込むと、10人ほどの大学生らしい集団が「今井だ♨」「今井先生だ♡」「何で何で何で?」と大騒ぎになっている。声をかけてくれればいいのだが、結局最後まで遠巻きにして嬉しそうにニータニタ&ニッカニカしているだけで終わってしまった。

 さて、北海道にきたら、とりあえず「何が何でもラーメン」である。今井君としてはむしろ「何が何でもジンギスカン」といきたいところだが、何しろ時間が中途半端。午後3時とか4時とかに「ジンギスカン」というのはなかなか難しい。

 そこで選んだのは、ラーメン。クマ助はラーメンにもこだわりがあって、いかにも「有名店です!!」と胸を張っているお店はキライ。長い行列ができて、ラーメンプロみたいなコムズカシイお客が互いに鋭い視線を飛ばしあってる店もイヤだ。

 一番イヤなのは、ガンコ(と称しているだけの)店主が、客の食べ方にいちいち文句をつけるたぐいのお店。お客が楽しく気持ちよく食べられるサービスの良さも、ラーメン店評価の重要なポイントだと確信する。

 しかし諸君、北海道は今や中国の人々の天下である。すでにお馴染みのこの店も、10人を超える中国人大家族がテーブルを3つも4つも占拠して、子供たちにしたい放題させているし、家長と思われるオジサマは、何と立ったままドンブリからゴハン物をかきこんでいる。
ホタテ2
(ホタテ醤油ラーメン、拡大図)

 店のバーチャンは、どうすることも出来ずに困りきった様子。今日は仕事のない今井君はまず熱燗を1本注文し、バーチャンと2言3言交わして、バーチャンがどのぐらい困っているかを探ってみることにした。

 中国人ママが店の真ん中で息子のズンボを履かせ直していたりするアリサマを眺めているうちに、熱燗はすぐに出てきた。その熱すぎる日本酒をチビリチビリやっていると、おお助かった。大家族は帰ることに決めたらしい。

 もっとも、その後がたいへんだ。まず1人ずつ順番にトイレ。ダンナはまだ立ったまま、家族が食べ残したドンブリの中身を1つ1つ平らげていく。子供は叫び、ママたちは声を張り上げ、ダンナたちはママと子供達の様子を愉快そうに笑って見ているだけである。

 「帰る」と決まってから実際に立ち去るまで、10分はかかっただろうか。その間、店のドアは開けっ放し。立ち去った後のテーブルは、まさに「狼藉の限りを尽くした」というアリサマである。

 勝手に移動されたイスは、明後日やシアサッテの方を向いて転がっている。麺の切れ端やご飯の塊や箸が散乱し、丼はひっくり返り、思わず立ち上がって「バーチャン、片付け、手伝いましょうか?」と申し出たくなるほどである。
警報
(テレビは『暴風雪大雪警報』が続く)

 そこへ、今度は上品そうな中国人カップルが大きな荷物を引きずって入ってきた。バーチャンは狼藉の後片づけに夢中で、カップルに気づかない。珍しく、声の小さい中国人なのである。「バーチャン、お客さんですよ」と教えてあげると、茫然とした表情の中にホッと安堵の笑顔が見えた。

 今井君が注文したのは、ホタテ醤油ラーメン。大量のホタテが昔ながらの醤油の出汁にのっかった、素朴で大好きな味である。麺も、グルメ番組で「おおおおおおお!!!」「スープによくからむぅ!!!」という絶叫のタネになるようなシロモノではない。あくまで基本に忠実な逸品なのだった。

 壁に貼られたメニューを見れば、この店の素朴さが分かるだろう。「コーラ、ファンター」という懐かしい文字もある。「お酒」と「ビール」に挟まれた「正中」とは、まさか「マサチュー」であるわけはなくて、これで「しょうちゅう」と読む。つまり「焼酎」のつもりの当て字であって、「マサチュー」というブランド名ではない。
メニュー
(壁のメニュー。「正中」と「ファンター」が印象的だ)

 さっきの中国人カップルは、かなり迷って議論したあげく、盛んに「シーフード」「シーフード」とバーチャンに要求している。

「シーフードはない。でもホタテならあります」
「ホタテとは何ですか?」
「ホタテとは、ホタテです」
「では、その『ホタテ』にします」
「ホタテをどうしますか?」「」
「どうするとは、どういうことですか?」
「塩ですか、醤油ですか。味噌ですか」
「塩って、何ですか?」
「塩とは、塩です」
「では、味噌って?」
「味噌は、味噌です」
「そうですか、では、塩と味噌でホタテにします」
ホタテ3
(ホタテ醤油ラーメン、ウルトラ拡大図)

 そういうマコトに珍妙なやりとりがあって、ついにカップルはホタテ塩ラーメンとホタテ味噌ラーメンに決めた。男子も女子も、よほどお腹がすいていたのか、2人ともあっという間に完食。ドンブリの底までしっかりスープを飲み干したのだった。

 その時になってもまだ今井君は、3本目の熱燗をチビリチビリやっている。バーチャンはさっきの狼藉の精神的痛手から、やっとのことで立ち直ったようである。

 諸君、こうして暴風雪の夜は更けていく。テレビは夜が更けてもまだ暴風雪大雪警報。ますます天候は悪化して、翌朝の道東は鉄道も道路も雪に埋まった。除雪作業は午後までかかるので、釧網本線・根室本線・石北本線などの復旧は夕暮れになるかもしれない。

 3月5日と6日の今井君は、釧路でお仕事。果たして、無事に山脈を越えて道東に移動できるか、状況は微妙になってきた。しかし諸君、今井君の移動ワザはまさに絶品だ。微妙だろうと何だろうと、必ず釧路に行き着く覚悟でいる。

1E(Cd) Bonynge:OFFENBACH/LES CONTES D’HOFFMANN 2/2
2E(Cd) Cecilia Bartoli:THE VIVALDI ALBUM
3E(Cd) Karajan&Berlin:HOLST/THE PLANETS
4E(Rc) Amadeus String Quartet:SCHUBERT/DEATH AND THE MAIDEN
5E(Rc) Solti & Chicago:BRUCKNER/SYMPHONY No.6
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