2014年10月18日(土)

Wed 140924 マーライオンの光景 ナンパ マリーナベイ・サンズ(速攻シンガポール4)

テーマ:ブログ
 熱中症になりかけながらも、赤道直下の熱風の中を辛抱強く歩き続け、ついに今井君はマーライオンの勇姿を目撃するに至った。諸君、唖然&呆然とするほど、あまりに可愛らしい勇姿である。この地球上に、これほど気の抜けた名所があっていいものだろうか。

 海に向かって口を空けたライオン君は、セメント40トンを費やして1972年に作られたもの。大阪万国博覧会の2年後、東京オリンピックの8年後、日中国交正常化のために田中角栄首相が訪中していたちょうどその頃、シンガポールでは海に向かってコイツが激しく水を吐き出しはじめた。

 ガイドブックによると「製作費10万ドル」とある。2014年のレートで、1シンガポールドル≒84円。10万ドルなら840万円であるから、40年前のオカネとして考えても、あんまり大した出費もなしにゲロライオンちゃんが完成してしまったのだ。
マー君
(シンガポール川河口、マーライオン君の勇姿)

 以来半世紀、上半身はライオン君、下半身はオサカナちゃんというマーライオンさんは、海に向かって延々とゲーゲーやり続けている。考えてみれば、タイヘンなことである。今井君だってお酒の飲み過ぎor生牡蠣にあたってゲロゲロすることはあるが、ここまでの全生涯でも(おそらく)20回に満たない

 今井君の相棒♨ニャゴロワ君も、時々ノドに毛玉を詰まらせてゲロゲロする。抜け毛の多い夏場には、真っ白い毛がネズミほどの大きさの毛玉になって床をフワフワ浮遊するほどだから、ニャゴのノドにその毛玉が大量に引っかかっても一向にフシギはない。

 しかし夏場ニャゴのゲロゲロだって、せいぜい3日に1回とか、5日に1回というペース。「半世紀にわたって年がら年中ゲロゲロ」という前人未到の連続ゲロゲロじゃ、あんまりマーライオン君が可哀そうである。
ニャー君
(ニャゴロワ君によるマーライオンの模式図。歯までソックリだ)

 ヒトビトはこの可哀そうなマー君の前でポーズをとり、ひたすら写真撮影に励む。中国系、インド系、欧米のヒトビト、何しろ「世界って1つじゃないか」であるから、世界のどこからやってきても思いつくことはおんなじだ。マーライオンの口から溢れ出すお水を、自分の口で受けて飲み干すポーズをみんながやっている。

 ピサの斜塔なら、傾いて倒れそうになる斜塔を懸命に両手で支えるポーズ。シャイヨー宮前からのエッフェル塔なら、塔をアタマにのっけて慎重に両手で押さえるポーズ。それがシンガポールになると、マーライオンが口から吐き出す水を無批判にゴクゴク飲み干して、誰も疑問を感じないわけだ。

 かく言う日本のクマどんも、同じようにポーズをとってみた。ただしあんまり恥ずかしいので、ヒトビトが笑い興じているマー君前の桟橋から200メートルほど離れ、湾の反対側に回ってコッソリ自分撮りを試みた。

 その結果が下の写真であるが、ライオンとクマの対決はクマの圧勝であって、哀れ小さなライオン君はクマどんの口の中に、白い砂糖菓子のようにゲロを吐きながら飲み込まれようとしているのであった。
クマ君
(クマ君とマーライオンの対決)

 マーライオンの前では、「ナンパ」などという懐かしい光景も目撃した。むかしむかし、東京・渋谷の公園通りはナンパの名所。いかにも軟派なナンパ男たちが、明らかに一人で来ている女子諸君に、「一人で来てるんですか?」「お茶しませんか?」「心配しなくて大丈夫ですよ」としつこく声をかけていたものである。

 大学生の頃の今井君は、渋谷パルコのお隣にあった伝説の小劇場「ジャンジャン」にほとんど日参の状況。当日券を求めて並んでいると、女子諸君が目の前でどんどんナンパされていく。いやはや、需要と供給のバランスのマコトによくとれた、健康な経済の見本のような光景であった。

 一方、マーライオン前のナンパは、「女子から男子を」という、いわゆる逆ナンパである。中国系の女子集団から、おそらく容姿に最も自信のあるらしい女子が1名進み出て、インド系の長身男子を熱心にナンパしている。

 まず「一緒に写真に入ってくれませんか?」と切り込み、カメラの前で何回もポーズをとるうちに、一気に打ち解けようという作戦である。男子のほうも、正直に嬉しそう。ただし男子には仲間が1人いて、コイツがあんまり乗り気じゃないようだ。

 というか、うーん、仲間のほうはあんまりカッコよくない。愛想も悪い。その辺に変な自覚があるのか、たいへん消極的である。かつての今井君を見るようで歯痒いが、まさかシンガポールで講師根性を発揮し「ほら、もっと積極的に行かなきゃ」「引っ込み思案じゃ国際親善は進まないぞ」とアドバイスするわけにもいかない。

 こうして、中国♡インドのナンパも逆ナンパも、どうやら不成立に終わったようである。この結果をマーライオン君がどう思ったか、尋ねてみなかったから分からないが、マー君は相変わらず海に向かって無表情でゲロゲロお水を吐き出し続けるのみであった。
マリーナベイサンズ1
(マリーナベイ・サンズ)

 さて、そうしている間にも、クマの肉体からは汗が泉のように湧き出している。瑞穂の国の水源みたいに豊かな地下水があるわけじゃないから、一定量の汗が湧き出せば、もう泉は涸れるしかない。こうなると、何が何でも補給が大切であって、水分補給基地を求めてクマどんの目はたちまち血走ってくる。

 手近な補給基地は、マリーナ地区の「マリーナベイ・サンズ」しかない。Mac君は困ったヤツであって、「マリーナ米産図」と変換して平気な顔をしているが、このユニークな商業施設は、別にアメリカに依存なんかしていない。これこそまさにダイナミックなシンガポール成長のシンボルなのである。

 3つの高層ビルに支えられたお船の上は、シンガポールの街と海を一望する巨大プールになっている。下層階には、映画館・劇場・コンサートホール・フードコート・高級レストランや、ありとあらゆる高級ブランドショップがテナント入りしていて、銀座の一角を4つか5つに折り畳んで巨大ビルの中に押し込んだみたいな光景である。
マリーナベイサンズ2
(マー君とマリーナベイ・サンズの風景)

 水分不足の危険を回避するため、今井君はまずフードコートに急行。「何だ、せっかくシンガポールまで来て、フードコートかよ♨」であるが、このフードコートがなかなか侮れない。

 中国系やインド系を中心に、「日式」「韓式」など各国料理がズラリと並び、ヒトビトの様子もマコトに満足げ。中でも多彩な麺類が旨そうであって、中国系の人々が丼を抱え込んで嬉しそうに啜りあげている麺を、どうしても味わってみたくなる。

 もちろんクマ君として今何より大切なのは水分補給であって、まずはタイガービールを1本。そうしているうちにも、すぐ汗になって体外に出て行ってしまうから、当然もう1本ということになる。

 何だか熱帯のクマ君はスポンジになったみたいであって、水分吸収も速いが、放出もあっという間である。仕方がない、もう1本。そんなことをやっているうちに、目の前にはビールの空き缶があっという間に「森をなす」「山をなす」というアリサマであった。

1E(Cd) Schreier:BACH/MASS IN B MINOR①
2E(Cd) Schreier:BACH/MASS IN B MINOR②
3E(Cd) Brendel:BACH/ITALIENISCHES KONZERT
4E(Cd) Solti & Chicago:BRAHMS/SYMPHONYNo.3
5E(Cd) Solti & Chicago:BRAHMS/SYMPHONYNo.3
total m131 y1737 d14667
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