2014年09月06日(土)

Wed 140813 食ってやる貪ってやる チミチュリ オカワリ延期(おらんだサトン事件帖25)

テーマ:ブログ
 おそらく今井君あたりが「バブル世代」の代表なんだろうと思うが、何でもかんでも山盛りあるほうが好き。1日1日のこのブログの文章量を見ても明らかな通り、「適度なんてのはツマランのだよ」と豪語、ありとあらゆるものを山盛りにして闊歩する山盛り人生が大好きである。
 アムステルダム滞在中も、14日で合計10回ステーキ屋を訪れたが、そのうち7回は「オカワリ」をやった。300グラムのステーキを注文し、そのこと自体ですでに「身体の小さい少食の日本人のクセに、大丈夫か?」と心配される。ところが諸君、バブル今井はたった300グラムで「参りました」などと弱音を吐くことはありえない。
ステーキ1
(またまたアルゼンチンステーキ)

 1枚目を難なく平らげたあたりで、ウェイターが近寄ってくる。「オマエ、ケッコーやるじゃないか」というわけである。その鼻先へ
「スミマセンが、同じステーキをもう1枚焼いてください」
「もちろんミディアムで」
「あと、チミチュリも」
「赤ワインももう1ボトル下さい」
と、まさに矢継ぎ早に注文を浴びせる。この際、ニタニタ&ニヤニヤは欠かせない。あんまりマジメな顔で言うと、ウェイターがビックリして腰をぬかしかねない。
 「チミチュリ」とは、スペイン語でchimichurri、アルゼンチンステーキ独特のソースであって、オリーブオイルとたくさんの香草、ニンニクと唐辛子、少量のビネガーを和えたものである。出来ればちょっと発酵したぐらいが絶品で、ブエノスアイレスの名店「エスタンシア」で大好物になった。
ステーキ2
(断面がまた美しい)

 「エスタンシア」でチミチュリと邂逅したときは、ウェイターのオジサマがいかにも「これは秘宝なんですけどね」という様子で、ソースの壷を差し出した。そのトロトロぶりは、いかにも秘密の宝物。トロトロからドロドロへ、成熟から熟成へ、最後の変貌を遂げるまさに一歩手前。「チミチュリ人生の最高潮」という、ウルトラベストなトーロトロであった。
 今井君のステーキ好きも、あのチミチュリとともに最高潮に達した。アブラだらけの和牛ステーキだと、A5最高級のものでも2切れか3切れでアタマが痛くなってしまうけれども、タップリのチミチュリに浸しながらのアルゼンチン・フィレなら、どうしても「オカワリ」と絶叫せずにはいられない。
 チミチュリも同様にオカワリをして、だから赤ワインも2ボトル。こりゃどう見ても暴飲暴食の見本or標本みたいであるが、もちろん諸君、いつもいつもこんな暴飲暴食を続けているわけではない。
ワイン
(ステーキの友)

 キホン今井君は、1日1食である。「1日1食主義」が大流行したのは昨年だったか一昨年だったか。その後で「そんなの絶対ダメ」という大ブーイングのブームもあって、ブーム&バッシングブームともにほぼ落ち着いた感があるが、今井君としては「どこ吹く風」であって、15年も前から1日1食を続けている。
 それは別に「主義」などというメンドーでガンコな生き方とは無縁であって、要するに1日1食のほうが気楽で快適だからである。1日3食だなんて、どう見ても食べすぎだ。
 1回の食事に1時間かけるとすれば、食事だけで3時間。人生の1/8が食事だなんて、考えただけでポンポンがパンパンになりかねない。「何を食べようか」という悩みや迷いも1日3回つきまとうことになれば、頭だってガンガンするだろう。
 1日に1回しか食べないとなれば、ステーキもオカワリ、チミチュリも赤ワインもオカワリ、自由自在に生きられる。かつて内田百閒は「朝はナシ」「昼は盛りそば1枚だけ」を貫き、「空腹ほど気持ちいいものはない」と豪語したが、かくいう今井クマ蔵も、その点について疑う余地はないと信じる。
アルゼンチン
(選んだのは「ランチョ」。向こう側が、未熟成のチミチュリ)

 だから海外で食べ物屋に入る時も、両眼はまさにギンラ&ギラギラに輝き、「食ってやる」「食ってやる」「思い切りムサボってやる」という野蛮な欲望に肉体はハチ切れそうだ。ツマらん朝食やジャンクな昼食でお腹いっぱい、「いざディナー」という時に「あまり食欲がありません」と顔をシカメているのは、人生の損失と言っていい。
 4月21日夕刻、運河クルーズを終えて、今井君は「舟の上に浮かべた人生」(昨日の記事参照)から、陸上2足歩行のノーマル人生に戻ったのであるが、胃袋から腸にかけてガマンしきれない激しい欲望に苛まれていた。
 「何でもかまわない」「手当たり次第に食ってやる」「骨の髄までムサボってやる」という野蛮な貪欲をこれ以上抑制できなくなって、夕暮れのアムステルダムをさまよい歩くクマ。諸君、何が危険と言って、これ以上危険なものが考えられるだろうか。
 こういう場合、危険を抑制し、欲望の暴発を抑止する手段としては、「とにかくウシを貪り食う」以外には考えられない。そこで、自らの暴発を未然に防ぐために今井君が選んだのは「ランチョ」。オランダ王宮の近く、雑踏が渦を巻くダム広場のすぐ脇、滞在初日にチーズを購入した店のお隣のお隣のそのまたお隣あたりである。
自分撮り
(ワイン君と、久しぶりの自分撮り)

 出てきたお肉は、うーん、若干スカスカすぎる感じ。アムステルダム滞在中、「オカワリ」をしなかった3回のうちの1回である。もちろん「マズかった」などと言うつもりはなくて、チミチュリも出してくれたし、赤ワインだって旨かった。
 しかし諸君、ここのチミチュリは熟成がイマイチである。「たった今、急いでガーッと混ぜてきました」感が否めない。確かにネットには「材料をミキサーで混ぜれば、あっという間に出来上がり」というレシピも出ていて、熟成とか爛熟みたいな時間の手助けを軽視してつくるチミチュリもあるようだ。
 こうなると、もちろんワインも1本止まり。「食ってやる」「ムサボってやる」の勢いで勇んで入ってきた店ではあったが、雨の日のディナーはやっぱりあまり盛り上がらずに終了。いやはや、こういう日があってもかまわない。そのぶん、明日はまた明日で激しく「ムサボってやる」に燃えようじゃないか。

1E(Cd) Alban Berg Quartett:HAYDN/STREICHQUARTETTE Op. 76, Nr. 2-4
2E(Cd) Bernstein:HAYDN/PAUKENMESSE
3E(Cd) Fischer & Budapest:MENDELSSOHN/A MIDSUMMER NIGHT’S DREAM
4E(Cd) Coombs & Munro:MENDELSSOHN/THE CONCERTOS FOR 2 PIANOS
5E(Cd) Barenboim:MENDELSSOHN/LIEDER OHNE WORTE 1/2
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