2014年08月30日(土)

Wed 140806 自己宣言を守れない グロ人間 グロニンゲン到着(おらんだサトン事件帖18)

テーマ:ブログ
 「だから今井君、『記事を短くします』って、ついこの間あんなに熱く宣言したばかりじゃないか。自分で勝手に宣言したことを、なんで守れないんだ。それじゃ、夏休み前に『この単語集を8月中にやり遂げます』『この問題集を夏休み中にカンペキにやります』と宣言した受験生と一緒じゃないか」。
 いやはや、この1週間の長過ぎる記事を読み直してみるに、読者諸君からのそういう怒りのメッセージが聞こえてくるような気がする。しかしどうだね諸君、夏休み前に熱く宣言したことは、キチンとやり遂げられそうかい?
 もちろん受験生に限った話じゃない。大学生でも社会人でも、「いついつまでに必ずやり遂げます!!」と高らかに宣言した以上、それが「どうも無理みたいだ」と分かりかけた時ほど惨めなものはない。
 しかしまあいいじゃないか。宣言したのは1ヶ月も2ヶ月も前のことだ。あのころはまだ未熟で、自分の実力を読み違えたんだ。力が100あると思い込んだのに、実際には60しかなかった。それが分かった時、「自分の実力の読み違え」ぐらい、大目に見てあげる度量が必要じゃないか。
アオサギ1
(アムステルダムで巨大なアオサギ君に出会う 1)

 受験生に向かってエラそうなことを言っている先生や講師だって、やっぱり滅多ヤタラに自分の実力を読み違う。「テキストを終われない」というのがその真骨頂であって、どうですか、夏期講習のテキストは最後までキチンと終わりましたか?
 第5講まであるテキストを4講の途中ぐらいまでしか終われなくて、「残りはプリントだ!!」と絶叫した若手講師諸君。アナタはまだ生徒たちにお説教する資格なんかありません。しかもその時「量より質だ♡」という言い訳が入らなかったか。もしそうなら、講師として自分のダラしなさを反省したほうがいい。
 ましてやそれが「自分で作成したオリジナルテキスト」であった場合、「最後までチャンと終われなかった」という責任は重大だ。自分で作ったテキストを自分で終われない講師が、受験生に「自分で作った計画表やプランを守れないなんて、ただのアホでしかない」とお説教した場合、そのお説教がどのぐらい滑稽か、そのぐらいの客観視はできるはずだ。
 全く同じことは会社経営とか学校経営にも言えるので、経営者なら少なくとも5年スパンとか10年スパン、出来れば30年スパンの経営戦略を明確に示すのがキホンである。
 もちろん「臨機応変な戦術」も必要だろうが、戦術は戦略の中でこそ生きるものであって、大将の大きな戦略がないところで、軍師や参謀の小さな戦術に頼って戦う状況では、急激な崩壊、いわば「総崩れ」が確実に待ちうけている。
 学校の場合、それが大学であれ高校であれ、塾であれ予備校であれ、生徒たちに「カリキュラム」を明示するのが必須。カリキュラムを提示しない学校なんかは言語道断だし、カリキュラムを提示したのにそれを守れない予備校は、やがて撤退を余儀なくされる。
アオサギ2
(アムステルダムで巨大なアオサギ君に出会う 2)

 しかし諸君、以上の全てがボロボロに崩れ落ち、ドロドロに融け落ちていくアリサマを目撃することも、そんなに稀ではないのだ。
 ① 生徒たちが、自分で立てた計画を守れない。
 ② 講師たちが、自分で作成したテキストを2/3しか終われない。
 ③ 学校として春に提示したカリキュラムを、講師たちにキチンと周知徹底させていない ☞ カリキュラムが溶解、すべては講師任せ=行き当たりばったりになる。
 ④ 経営者として示した戦略も単なるタテマエに終始し、戦術の全てが空回り。あるいは相互に矛盾して、もがけばもがくほど同士討ちの連続になる。
 こうして、多くの人が温かく懐かしい思い出を居抱く大きな予備校が、好奇心優先/視聴率優先のマスメディアの餌食になっていく。すべての出発点は、「宣言したことを守れない」というマコトに子供じみたダラしなさにある。
 「じゃあオマエは何なんだ?」と問われれば、まさに「グーの音も出ない」であって、これほど「グーの音も出ない」「グーを封じられた」という状況では、5年前のエドはるみだって困り果てるだろうし、パーを出す人は誰もいなくなって「ジャンケンの世界はチョキばかり」。人類の大切な文化の一つ「ジャンケン」さえ絶滅危惧種に成り果てる危機である。
 確かに、自分の書くブログ記事の長さに自分で茫然とし、「今度こそ短くします!!」と熱く宣言したのはたった10日前のことである。しかもその宣言は4回目とか5回目とかではなくて、ブログをスタートしてから6年半、すでに少なくとも10回は同じ自己反省を繰り返した。
南駅
(ホテルから近いアムステルダム南駅)

 しかしそのたびに、クマ蔵どんは分厚い壁にはね返される。「短くします」という宣言そのものが異様に長くなって、「短くしますと絶叫しているうちに長大なブログになっちゃった」という経験も少なくはない。
 それはほとんど結婚式の祝辞に立ったオジーチャンが、「長い話はヤメにしましょう」と言いながら、「なぜ長い話が嫌われるか」を30分も語っちゃったのと同じこと。いやはや、マコトにバカげている。自重しようじゃないか&自重しようじゃないか。
 そこで早速(と言ってもすでに2枚も書いちゃった「あとの祭り」であるが)、4月19日のクマどんがオランダの端っこ「グロニンゲン」という恐るべき名前の町を訪ねる顛末を話しておきたい。だって諸君、日本人の暢気な目には「グロ人間」としか見えないじゃないか。
 この町の存在を知ったのは、今から10年ほど前。ヨーロッパに向かうヒコーキの地図の中に「グロニンゲン」と表示されているのを発見した。あれ以来10年。ヒコーキが目的地に近づくごとに地図を眺め、「遠い将来で構わない、いつかはグロニンゲンの町を散策してみたい」と熱く激しい憧れを居抱くに至った。
 熱く思いつづければ、必ず夢は叶うものである。「まさか&まさか」と思いつつ、2014年4月、「ホントにホントにホントかいな?」と自らホホをつねる気分で、早くもグロ人間♡今井君の夢は実現の運びとなった。
 グロニンゲンには、アムステルダム南駅から電車に乗る。いつもの中央駅とは反対の方角。地図を眺めるに、大きな公園を突っ切って徒歩20分ほどの道のりである。南駅から電車を2回乗り換えて、グロニンゲンまで2時間半ほど。「ふるさとは遠きにありて思うもの」であるが、グロニンゲンは遥かな遠くにあり、「そして悲しく歌うもの」なのであった。
アメルスフォルト
(グロニンゲンへの乗り換え駅、アーメルスフォールト)

 ところが諸君、「公園を突っ切って」と思っていたのだが、「間もなく公園を突っ切ることは不可能」と分かった。普段の公園出口が「工事中」。高いフェンスに囲まれて「人っ子ひとり、ネズミ一匹逃さない」というガッチリ♨ガードぶりである。
 そのフェンスのそばで、今井君は大きなアオサギと遭遇。これほど大きなアオサギとなれば、ヒトであろうとクマであろうと、ちっとも恐れる様子を見せない。悠然と首を伸ばして、虫だか魚だかをお探しの様子。あまりの悠然ぶりに感激したクマ蔵が写真を何枚も撮影しているうちに、グロニンゲンへの電車はとっくの昔に発車してしまっていた。
 次の電車は約1時間後である。ようやくフェンスの向こう側に逃れ出て、南駅にたどり着いたクマどんは、「アオサギ君、デカかったな♡」と熱いタメイキをつきながら、1時間遅れでグロニンゲンに向かうことになった。
 オランダは、牧場の国である。電車が市街地を離れて5分もすれば、草を食むウシやヒツジやヤギの群れが車窓に次々と現れる。さっきのアオサギ君以上の悠然ぶりに感激しているうちに、電車は春の田園地帯を疾走し、あっという間に最初の乗換駅に到着した。「アーメルスフォールト」である。
グロニンゲン
(ついにグロニンゲンの土を踏んだ)

 こんな田舎の駅でも、日本人の個人旅行者に遭遇する。30歳代のカップルであるが、おお、女子のほうは「ゴスロリ」だ。原宿ならいざ知らず、オランダの牧場の真ん中、グロニンゲン近くの駅でゴスロリを目撃するとなると、こりゃどうも「いやはや♨」であって、日本人とはまあなかなかたいへんな国民だ。
 オランダ国鉄の時刻表は、日本人もビックリするぐらいよく出来ていて、こういう乗り換えもマコトにスムーズ。降りたホームでほんの10分も待っていれば、あっという間に乗るべき電車がやってくる。さすがに400年も前から日本が「先生」と見込んだことはある。
 こうしてとうとう今井君は10年来の憧憬の町グロニンゲンの土を踏んだ。もちろん実際に踏んだのは「土」ではなくて「駅のホームのコンクリート」ではあるが、そんな揚げ足をとって勝ち誇るのは小学3年生ぐらいのもの。とうとうボクチンはグロニンゲンに来たんだ。
 「オランダ語読みならグロニンゲンじゃなくてフローニンヘンのはず」と、ここでもまた揚げ足をとる人はたくさん現れる。しかし諸君、みんなネイティブ並みに英語の出来るオランダ人のこと、21世紀のこの街はもはや「グロニンゲン」で通っているものと信じる。

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