2014年08月19日(火)

Sat 140726 何と4次会まで オランダのオウチは傾いているか(おらんだサトン事件帖10)

テーマ:ブログ
 友人知人から見ると今井君はとても誘いやすい男だから、油断していると夕方ぐらいからたくさんの誘いがかかってくる。
「どうだい、一杯やらねえか?」
「どうですか、一杯やりませんか?」
「いかがでございましょう、一献さしあげたいのですが?」
など、その親しさに応じて言葉遣いもさまざま、電話やメールへの応対が忙しくなる。
 誘いの頻度の高まりは曜日を選ばないので、マトモな人なら金曜・土曜・日曜ぐらいに最高潮に察するはずのお誘いも、ごく普通の平日の午後からバンバン連絡が入るである。
「今井なら、絶対に断らない」
「今井サンなら、断るなどという無礼なことはしない」
「今井先生をお誘いしてみましょう。他にどんな御用事がおありでも、必ず駆けつけて下さるはずです」
など、これもまた親しさやつきあいの性質によって様々であるが、要するに「今井だったら酒の誘いを断るはずない」ということである。
傾いた家1
(アムステルダムにて。オウチが傾いている気がする 1)

 するとクマどんは、誘ってくれたのが誰であれ、どこへでもホイホイ出かけていく。そのホイホイぶりには驚くべきものがあって、誘われた時間帯が午後3時前であれば、大阪や名古屋であれ、札幌や福岡であれ、「新幹線でビュン!!」「飛行機でビューン♡」ぐらい、何ということもない。
 ただしその場合、今井君はマコトにわがままなクマどんなので、「ヒコーキでビューン♡」のほうがありがたい。ヒコーキなら、ダイアモンドラウンジも使い放題、マイルも貯まり放題、何もかもが放題&放題の連続であって、誘い&誘われてお酒や会話を満喫するのに、ちっともストレスがかからない。
 その点、新幹線はツマランでござる。名古屋まで1時間半、大阪まで2時間半。そんなのは「長過ぎるよー」であって、到着するまでに疲れ果ててしまう。だって諸君、「これから一杯」に向かうのに、新幹線で「お弁当にビア」というわけにはいかない。お弁当の包みを開けるのが新幹線の楽しみであって、それが出来ないんじゃ、マイルもラウンジもナシの新幹線にウマミなんか全くない。
 ヒコーキは貯まったマイルを使うからゼロ円。宿泊することになっても、ホテルは貯まったポイントでインターコンチなどを使えるから、これまたゼロ円。飲食費も「遠くから来てくれたんだから」でオゴリになるから、やっぱりゼロ円。いやはや、お得クマどんである。
傾いた家2
(アムステルダムにて。オウチが傾いている気がする 2)

 もちろんいつもいつもそんな贅沢&お得なクマどんでいるわけにはいかない。ほとんどの場合、誘いは東京都内でかかり、東京都内で自己完結する。8月17日夕方6時、今井君はまず都内の鮮魚料理屋で中年男子3名の1次会に参加した。
 お盆の期間中はずっと築地の市場が休みだから、8月17日の魚料理屋にはロクなネタがない。そりゃそうだ。8月11日ごろに仕入れたマグロやアジがどんなに新鮮でも、あれからすでに1週間、お魚くんたちは冷蔵庫の中ですっかり年老いて、とても生で「甘いですね!!」の歓声を浴びるわけにはいかなくなってしまっている。
 仕方がないから、この鮮魚料理屋での注文は「鶏の唐揚げ2つください」「ハムカツも2つ」「枝豆、ありったけ」など。ありゃりゃ、何とも寂しいお魚祭りになった。
 お魚はあきらめて2次会に突入。☞某有名ラーメン屋の本店であるが、うにゃにゃ、「本店」とはすっかり名ばかりの寂れようである。ここでまたビールガブガブ&ウーロン茶割ガブガブをやるもんだから、今井君のお腹は給水塔のタンクみたいにふくれあがった。
 「〆」ということになり、今井君は「もやしラーメン」を給水塔のタンクに一気に流し込む。ポンポンの中身を想像するに、麺とモヤシが絡まりあいながら、大量のウーロン茶の中を漂っているのである。想像するだに気色の悪い光景であるが、とりあえずこれで2次会が終了した。
傾いた家3
(アムステルダムにて。オウチが傾いている気がする 3)

 時計を見ると午後10時。中年3名はここで「Good night!!」ということにしたが、今井君は午後10時にネグラに帰ってスヤスヤできるほど品行方正なクマどんではないから、「飲み会のハシゴ」という暴挙に出ることにした。
 そこで、さっきまでとは完全に別件の飲み会に参加。今井君にとっては3次会である。今度は焼酎が自慢の鹿児島料理のお店。もちろんすでに給水塔のタンクは満杯であって、そのオゾマしいアリサマはさっきもキチンと描写しておいた。
 さすがの今井君も「これ以上の食べ物は無理」というテイタラクであるから、ここではひたすら給水タンクの水分だけを補給。貯水率120%というところまで、タンクの中身を充実させるだけにとどめた。
 お店を出るとすでに日付が変わっていて、午前0時半である。それでもまだ何となくネグラに帰りたくないので、得体のしれないワインバーに入る。飲み会をハシゴしてこれで4軒目、のべ4次会であるね。
傾いた家4
(アムステルダムにて。オウチが傾いている気がする 4)

 ここまでくるともう飲み物も食べ物もどうでもいいので、目の前は大きくグラグラと揺れ、その安定感の欠如をひたすら満喫する。諸君、
  ① 安定なんてのは、クダランのだよ。
  ② マトモなんてのは、ツマランのだよ。
が今井君の人生のモットー。「超一流大学に入って、お役所か超一流企業に就職して、安定した一生を大過なく送る」みたいな昭和スタンダードを、諸君にも早く卒業していただきたい。
 人生の妙味は、荒波に大きく揺れる小舟であり続けることにある。常に不安定、常にグーラグラ、いつひっくり返るか分からないからこそ、痺れるような痛快さにいつも浸っていられるわけだ。万全の土台を築いてそこに安住するだけじゃ、いつのまにか心が悪玉コレステロールに毒されてしまう。
 だからこそ、オランダが大好きだ。何度も繰り返すが「天と地は神が作ったが、オランダはオランダ人が作った」と豪語して平気で笑っている豪胆な気質。沖合に泥を盛り上げて島を作り、そこから首都を発展させる飽くなき攻撃精神。大陸国家の安定をよしとせず、常に大海を目指す冒険心。いやはや、17世紀からずっと日本がお手本としてきた先輩は、今もなお偉大な先輩であり続けている。
藤の花
(アムステルダムにて。藤の花がキレイだった)

 4月16日、キューケンホフから電車でアムステルダムに帰還し、快晴の午後の街を散策していたクマどんは、「あれれ、この街の建築って、ホントに地面に垂直に建てられているのだろうか?」と、何だか落ち着かない気分になってきた。
 今井君のモットーから言えば「垂直なんてのはクダランのだよ」であり「直角の安定した建物なんてのはツマランのだよ」であるが、しかし諸君、目の前に現れる建築物が次から次へとみんな傾いているということになると、話はやっぱり別である。
 家々の多くが苦しそうに斜めにうつむいて、「誰かツッカイ棒をしてくれませんか?」と、揃って助けを求めている。みんなこんなに傾いちゃって、いったいいつから助けを呼んでいるのか、見当もつかない。
 しかし諸君、あの夢のような光景は、やっぱり夢だったのではないか。今井君がオランダのお酒にすっかり酔っぱらって、ホントは垂直で直角でウルトラ安定している家々が、みんなで身体を傾げて体操でもしているみたいに錯覚したのではなかったか。
 あれからすでに4ヶ月。夢だったか現実だったか、今さら確かめるスベはない。写真を眺めてみても、カメラのトリックにすぎないのか、現実に大きく傾いて天に向かって呻きの合唱を続けているのか、判断はつかない。クマ君はしばらくオランダに行く予定がないから、読者諸君が積極的にアムステルダムに旅して、自らの目で判断してくれたまえ。
 ついでに、アムステルダムに立ち並ぶさまざまなナンチャッテ和食レストランも渡り歩き、「よーし、自分も起業家としてここに参戦し、ホンモノの和食をバリバリ広めてやろう」と決意してくれれば、それはもっと素晴らしい。

1E(Cd) Solti & Chicago:BRAHMS/SYMPOHONY No.1
2E(Cd) Solti & Chicago:BRAHMS/SYMPOHONY No.2
3E(Cd) Solti & Chicago:BRAHMS/SYMPOHONY No.3
6D(DMv) THE FALL OF THE ROMAN EMPIRE
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