2014年05月27日(火)

Sat 140503 お知らせ欄 シャルトルへ 水彩画の旅 (ヨーロッパ40日の旅 拡大編1)

テーマ:ブログ
 4日前から、右の「お知らせ」欄に「夏スケジュール」を公開している。もちろん、「みんなどんどん来てねー」「パパもママも先生も、遠慮せずに来てください」という広報宣伝活動の意味もあるのだが、実は何より大事なのは、自分自身でスケジュールを確認しやすくすることである。
 諸君、このレベルの東奔西走になると、自分で自分のスケジュールを管理するのがなかなか難しい。この一覧に、さらに吉祥寺での授業収録が10日ほど絡んでくるのだ。
 暢気なツキノワグマに過ぎない今井君なんか、「あれれ、今日のボクはどこにいるんだろう?」みたいに、自分の居場所が分からなくなる。これは冗談でも何でもなくて、明け方にドキッとして目が覚める場合、「オレはいまどこにいるんだっけ?」というアイデンティティ喪失の危機であることがほとんどだ。
 世の中には「To Do List」とか、いろいろカッコいいツールがあるらしいけれども、そんなものを几帳面にキープできるような勤勉さを、クマどんは持ち合わせていない。記憶力だけには異様な自信あって、「どんなスケジュールでも記憶から漏れることはありえない」と思い込んでいて、実はそれが一番危険なのである。
シャルトル1
(シャルトル、ノートルダム大聖堂)

 万が一、「もうすぐ予定の時刻なのに、今井先生が姿を現さない」などということになったら、生徒諸君にもスタッフの皆さんにもたいへんな迷惑がかかる。そんなfiascoは経験したくないし、それはfiascoというより、すでにcatastropheと言っていい。
 では、fiascoやcatastropheの可能性を事前にキチンと排除するには、To Do Listをキープする程度の勤勉ささえ持ち合わせないクマどんにとって、最も効果的な手段とは何であろうか。それが諸君、ブログの本文右側にくっつけた「夏スケジュール」なのである。
 この一覧表はすでにこの4~5年間、必ずブログ脇に貼りつけて、「明日は○○だ」「明後日は△△に行くんだ」と自らを鼓舞するのに使っている。ブログ更新はすでにほぼ2年間1日も怠けずに続けているから、とにかくブログにさえ触れれば、スケジュール確認ミスでfiascoに陥ることはない。ま、そういうわけである。
バラ窓
(シャルトル大聖堂、バラ窓)

 今井君はパリやミラノやミュンヘンに滞在しても、やっぱり同じように周辺都市に忙しく小旅行を繰り返す。ミュンヘンに滞在すれば、インスブルックにザルツブルグ、パッサウにガルミッシュ・パルテンキルヘン。ちょうど東京に滞在した欧米人が、日光に鎌倉、河口湖に箱根に伊豆、そういう贅沢をやるのと同じことである。
 ヨーロッパ40日の旅の締めくくりは、パリに10日も滞在することになったが、さすがにもう疲労の極に達していたのと、1等車に30日間乗り放題の「ユーレイルパス」がとうとう期限切れになったのとで、何だかションボリしてしまい、パリからあんまり離れる気になれなかった。
 その分、半年後の9月にパリに滞在したときには、滞在はたった1週間だったのに、シャルトル、ルーアン、ランス、アミアンと、マコトに元気にパリからの小旅行を繰り返した。
 どの街も、パリから電車で1時間あまり。日帰り小旅行を企画するには絶好のロケーションであった。今回のヨーロッパ旅行記40日の中に、4回の「拡大編」を挿入して、9月初旬の小旅行記も書いておきたいと思う。
シャルトル2
(シャルトル大聖堂の遠景。思わず水彩で描きたくなる)

 最初に訪れたのは、シャルトルである。パリ・モンパルナス駅から各駅停車で1時間。お昼に到着すると、ノートルダム大聖堂前の日差しが余りにも明るくて、「目を開けているのもやっと」というアリサマであった。
 どうだい諸君、この大聖堂の姿を遠景でいいから眺めてみたまえ。絵を描きたくならないかね。即興で絵を描く能力に自信のあるヒトなら、「なるほど、『世界スケッチ旅行』というのも悪くないな」と思い立ち、心が逸りはじめるはずである。
 どんな素晴らしい光景でも、「ただ眺めているだけ」ではさすがに退屈してしまう。前にも書いたが、バルセロナのクマ蔵は、サグラダ・ファミリアの目の前のカフェに陣取って、2時間も3時間もウットリしていたものだが、さすがに「見てるだけ」「せいぜいで写真をパシャッとやるだけ」では、2時間ぐらいが限界である。
 そこで諸君、スケッチブックを抱えて旅に出たまえ。スケッチだけじゃつまらないから、水彩画の道具を一式カバンに忍ばせ、可能なら携帯用のイーゼルもスーツケースに入れて旅してみたまえ。「ときどきカメラをパシャッ」とは、丸っきり異質な旅になること請け合いだ。
ステンドグラス
(シャルトル大聖堂のステンドグラス)

 例えば、柳の枝が風に揺れる向こうに、シャルトル大聖堂の遠景を仰ぐ。セビリア・グアダルキビル河のほとりに、ヒラルダの塔がそそり立つ。グラナダ・アルバイシンの白い街から、アルハンブラ宮殿を見はるかす。そういう場所にゆっくり腰を下ろして、スケッチするか、水彩絵の具の筆を素早く走らせてみたまえ。
 スケッチなら、15分。水彩画なら、1時間。もっと丹念に描き込めば2時間でも3時間でも、シャルトル大聖堂やアルハンブラ宮殿やサグラダ・ファミリアを見つめていられる。絵の中には、河の波の音、鳥の声やヒトビトの叫び声、草や木の葉の香りまで、懐かしく描き込まれるはずである。
 ヨーロッパを1ヶ月なり2ヶ月なり放浪するなら、そういうスケッチ旅行や水彩画の旅を考えたらどうだろう。スケッチブックや絵の具や筆は、現地調達でいい。スケッチブック3冊分の水彩画がたまったら、そろそろ疲労も頂点、大人しく日本に帰って、そういう下絵をもとに油絵の制作に取りかかる。
ピカシェット
(ピカシェットの家。他人からもらった陶器のカケラだけを材料に、10年もかけて作り上げた。素朴を積み重ねた芸術もまたいいものである)

 そういう旅なら、いつまでも見つめていたいものを、いつまででも見つめていられるのである。絵の苦手な諸君は、そのためだけにでも、今すぐに絵の練習を始めたっていい。
 だって諸君、イーゼルなんか立てて絵を書きはじめてみたまえ、たちまち周囲にヒトが集まってきて、「ああでもない」「こうでもない」と絵の品評会が始まってしまう。
 そのとき全く動揺せずに自分のスタイルを貫き通すには、日本でタップリ練習して、「すげー」「うまいな」「やるじゃん」と、欧米の口うるさいシロート連中を唸らせるだけの腕を磨いてから行かなければならない。どうだい、今井君オススメのスケッチor水彩画の旅は? もちろん、中近東や中南米やアジアの旅にも、このアイディアはオススメだ。
 これからの長い生涯で、何枚の水彩画を残せるか。別にその絵を売ろうというんじゃない。売れることなんか期待してはいけない。手許に残る水彩が300枚、旅から帰って仕上げた油絵が20枚。その程度の目標で、諸君の人生は後悔のないマコトに豊かなものになるような気がするのだ。

1E(Cd) Holliger:BACH/3 OBOENKONZERTE
2E(Cd) Brendel:BACH/ITALIENISCHES KONZERT
3E(Cd) Brendel:BACH/ITALIENISCHES KONZERT
13G(α) 塩野七生:最後の努力(中):新潮文庫
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