2014年04月21日(月)

Fri 140328 イタリア到着 イタリアが心配だ ヌルいビール(ヨーロッパ40日の旅15)

テーマ:ブログ
 さて、こうしてドイツからイタリアに入ったら、いよいよ気を引き締めなければならない。ドイツやオーストリアではほとんど見かけなかった怪しいヒトビトが、クマ蔵どんの近くをウロウロし始めたのである。
 最初は、ヴェネツィア・メストレ駅からヴェネツィア本島に向かって、列車が海をわたっている時であった。クマ蔵のコンパートメントのドアが突然開いて、20歳ぐらいの学生風の男が闖入してきたのである。何故か両手を合わせながら、「貧しい学生のために、どうか両替をお願いします」と言う。
 なんで「両替」なんだ? 「貧しいから→両替してほしい」という論理に、無理すぎるほどのムリを感じない人間がいるだろうか。クマ蔵は即座に断って、彼をコンパートメントから押し出した。
運河1
(ヴェネツィア風景)

 諸君、路上や列車内での「両替」ほど恐ろしいものはない。即座に犯罪に結びつきかねない。東欧なんかだと、路上の両替に応じた瞬間、どこからともなく「ニセ警官たち」が現れるらしい。
「アナタはいま違法な両替をした。ついては、警察官であるワタシにパスポートとクレジットカードを提示しなければならない。所持している現金も全て出したまえ。さもなければ身柄を拘束する」
 警察官っぽい服装の男数名に取り囲まれてこんなふうに高圧的に言われれば、思わず要求された全てを手渡してしまう人が多い。すると、何だかいろいろ悶着が続いているうちに、パスポートも現金もクレジットカードもみんな消えている。両替を持ちかけてきた人物とニセ警官たち、全員がグルなのである。
 中南米だと、話はもっと恐ろしい。「カンビオ!!」「カンビオ!!」と愛想良くどこまでも笑顔でついてきて、そのカンビオ(=両替)に応じた途端に、有名な「短時間誘拐」「エクスプレス強盗」の餌食になったりする。
 銃みたいなものやナイフ、または暴力の予告で脅し、ヒトケのない場所のキャッシング機に連れて行って、クレジットカードの限度額ギリギリまで現金を引き出させてから解放する。そういう速攻で現金を強奪するわけであるが、凶器や暴力を背景にしているだけに、実際に凶器と暴力を使用する率も高い。
運河2
(ヴェネツィア、リアルト橋からの風景 1)

 イタリアの場合は、そこまで犯罪的でも暴力的でもなくて、凶悪犯罪のニオイはしない。ただ、「オカネをせびる」類いのヒトビトは少なくない。さっきの学生風の若者だって、おそらく1日中メストレ⇔ヴェネツィア本島の間を行ったり来たりして、国際列車のコンパートメントをターゲットに頑張っていたに違いない。
 こういう行動について、サト助は「若年化」を如実に感じる。以前のイタリアだと、30歳代から40歳代のヒトが多かった。汚い段ボールの板に
「コドモが5人いて、住む家もなく、パンを買うオカネもありません。あなたの助けが必要です」
とマジックで書いて、道行く人々に声をかけるのが普通だった。それがこのごろ、20歳代どころか、ハイティーンやミドルティーンのコドモたちにそういう行動が目立つような気がする。
運河3
(ヴェネツィア、リアルト橋からの風景 2)

 彼ら彼女らは4~5人の集団で各駅停車の電車に乗り込んでくる。キレイにラッピングした小さな包みに、手作りのストラップやアクセサリーみたいなものを入れて、手際よく座席に配っていく。見ると、メモ用紙とかポストイットが貼り付けてあって、
「弟が3人いて、住む家もなく、弟たちにお菓子を買うオカネもありません。あなたの助けが必要です。どうぞ買ってください」
みたいなことが書かれている。
 要するに「コドモが3人いて」が「弟が3人」に変化しただけのことである。オトナがやっていたことを見事にアレンジしているのだが、列車が次の駅に着くまでに、集団ですばやく回収作業を終えて、嵐のように去っていく。コワーい検札のオジサマたちが回ってくるのを極度に恐れている様子である。
 ま、彼ら彼女らの場合は余りにもあっけらかんとしていて、犯罪のニオイは全く感じない。「小遣い稼ぎ」「遊ぶためのカネが欲しかった」というレベルである。
 ただ、疑似犯罪行動の若年化については、やっぱり憂えるべきだと思うし、観光立国のはずのイタリアとしては、早めに手だてを講じたほうがいいんじゃないか。「さあいよいよヴェネツィアだ♡」という入口のところで、サト助がこんな話をしなきゃいけないのが、そもそも問題の深さを示しているように思う。
サンマルコ寺院
(ヴェネツィア、サンマルコ寺院)

 もう一つ、イタリアが国を挙げて対策を講じなければならないと思うことがある。それは諸君、何と「ビールのヌルさ」である。今井君がこれまで旅をした全ての国の中で、ビールのヌルさではイタリアが群を抜いている。
 「たかがビールのことじゃないか」などと冷笑するのは、ビールが人類の文明に果たしてきた巨大な役割を理解していない証拠。ビールは、古代メソポタミアの神話にも登場し、あの粘土板に楔形文字で記された神話の中にも「旨いビール」を讃える文字がズラリと並んでいるのである。
 「挨拶さえキチンとできない人間は、ちゃんとした人づきあいもできない」のが真実であるのと同じように、「ビールさえチャンと冷やせない国は、ちゃんとした文明を保つことはできない」のである。
 日本人が海外旅行の旅先に選ぶのは、昔は何と言ってもイタリアだった。それが最近、ドイツやフランスやスペインに押されて、イタリアは旗色が悪いようだ。その理由の1つとして、「観光業界の人々の対応がいい加減すぎる」などとともに「ビールがヌルすぎる」も考えていいんじゃないか。
 イタリアビールとして有名なのは、Nastro Azzurro。「ナストロ・アズーロ」とは「青いリボン」という意味であるが、お店で注文した1杯目のNastro Azzurroが嬉しくなるほどキリッと冷えていたという記憶は、少なくとも今井君にはほとんどないのである。
嘆きの橋
(ヴェネツィア、嘆きの橋)

 諸君、その点ではギリシャのほうがずっと優れている。ギリシャビール「ミソス」は、どの店でも間違いなくガッチリ、心ゆくまで冷えていた。トルコのビール「エフェス」も旨かった。「1杯目のビールが生ヌルい」なんてのは、世界中のオトナたちを愚弄するような事態なのである。
 たまに今井君は、この点でドイツも心配になることがある。ドイツビール・フェスタみたいな催しで、ジョッキの中のビールが「大丈夫?」というぐらい生ヌルかった経験は少なくない。
 そりゃ、エラーいビール通の皆様は
「ヤタラに冷やせばいいってもんじゃないんだ」
「ビールにも適温ってものがあってねぇ」
「シロートは分かってないな」
と苦笑するかもしれないが、ビールや米や麦みたいな基本食品については、通よりもシロートの意見が大事。「冷えてるほうが旨い」と感じる人が圧倒的に多ければ、ここはまさに多数決が支配すべき場だと信じている。

1E(Cd) Joe Sample:SWING SWEET CAFE
2E(Cd) Joe Sample & Lalah Hathaway:THE SONG LIVES ON
3E(Cd) Lee Ritenour:WES BOUND
4E(Cd) Marc Antoine:MADRID
5E(Cd) Billy Wooten:THE WOODEN GLASS Recorded live
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