2013年11月05日(火)

Sat 131012 2号線 往復男と呪い男 ミサンガ売りなど(第2次ンラゼマ地球一周記49)

テーマ:ブログ
 こうしてついに9月12日、地球一周の旅の最終日がやってきた。朝7時にはチャンと起床して、ゆっくりお風呂→ブログ記事をアップ。長い外国旅行の最中でも、このパターンは変わらない。「朝5時起床」なんてのもある。東京にいる時の睡眠は午前3時から8時までだから、海外滞在時のほうがずっと勤勉な感じである。
 シカゴ→サンパウロ→リオデジャネイロと、ホテルの無料アップグレードが相次いで、この旅行期間中は「2週間ずっとジュニアスイート」という恐るべき贅沢をしてきた。スイートじゃなかったのは、パリの3日間だけである。
 ヒトというものはマコトにダラしなく出来ていて、いったんジュニアスイート生活に慣れてしまうと、デラックスルームをあてがわれても、それでも何だか不満を感じる。写真で見る通り、お部屋は十分広いし、ほとんど「だだっ広い」のレベル。それなのに「ちぇ、ジュニアスイートがいいな」と呟いてしまう。
 ただし、この広さでソファもテーブルもないのはやっぱり奇妙。もしもコドモ連れで泊まったら、キャッチボールやサッカーごっこだって出来そうな、あまりに広いスペースである。
部屋
(LE GRAND、デラックスルーム)

 ホテルの真下がメトロのオペラ駅だから、朝早くから夜遅くまでずっと電車の轟音が響いてくる。もっとも、この「LE GRAND」は歴史の長い建物なんだから、メトロの音は仕方ない。お隣のオペラ座でも、やっぱり同じようにメトロの音は響く。オペラやバレエの上演中でも、電車は一切おかまいなしなのだ。
 朝10時、チェックアウトして荷物をホテルに預け、今回の旅の締めくくりに向かう。締めくくりは2箇所を予定。
① まず地下鉄でサクレクールに向かう。
② オペラ座前に戻って、昨日メボシをつけておいた生ガキ屋に立ち寄り、ホントのホントの最後の仕上げに、昨夜のワインバーでもう1度立ち飲みを満喫する。
 ま、最終日のプランはこんなところである。「何でサクレクール?」であるが、これが「地下鉄2号線に乗るため」だというのだから、自分でも恐れ入る。というか、すでにアホと呼ばれても仕方ないところに近づいている。
 一昨日書いた通り、サト助はパリのメトロの大ファン。2号線モンソー駅に着く直前のアナウンスが好きだ。「モンソー……、……モンソー。」のアナウンスを1度も聞かずにパリを離れることなんか、考えられない。
チョコレート1
(サクレクールそば、「チョコレート博物館」でチョコレート製のノートルダムを発見)

 もし手許にパリの地下鉄路線図があったら、開いてくれたまえ。なければ、ググってもいい。「パリ地下鉄 路線図」とググれば、ほとんど一発で検索できる。いやはや、便利な世の中になったもんでござるね。
 ただ単に「モンソー……、……モンソー。」のアナウンスを聞くために、サト助はまずオペラの駅から8号線で南下。コンコルドで1号線に乗り換えて、凱旋門の真下のシャルル・ドゴール・エトワール駅へ。ここで目指す2号線に乗れば、モンソーは3つ目の駅である。
 しかし諸君、こういうオバカな行動をとっている時に限って、アブナイ人物に出会うものである。「もうすぐ、モンソーだ♡」とウキウキしていると、まず第1の奇妙な男に気づいた。
 どう奇妙かと言うと、スゴい早足で電車の通路を往復しているのだ。最前部の車両から最後部の車両まで、何度でも行ったり来たりする。パリのメトロは東京に比べれば圧倒的にミニサイズ。前から後ろまで往復しても、大した時間はかからない。
 今井君が見たところでは、彼は少なくとも繰り返し4往復はしたはずだ。ところがそこへ、もう1人の奇怪な男が乗車してきた。彼は彼で、泥酔している様子。通路の真ん中に立ちふさがり、小さな声で何やら呪いのコトバを叫んでいる。2人の衝突は必至。「火を見るより明らか」というヤツでござるね。
チョコレート2
(チョコレート製ノートルダム 2)

 目指すサクレクールには、モンソーの6つ先、アンバーの駅で降りる。何とか衝突が起こらないで、無事にアンバーまで行ければいい。「何も起こらないでくれたまえ」「無事にアンバーに着いてくれたまえ」と祈るような気持ちでいたら、あらら、いつの間にかモンソーを過ぎてしまっていた。
 で、実際に衝突が発生したのである。立ちふさがった男は、呪いのツブヤキを続ける。往復男は構わずに高速で前進しようとする。まず往復男が何か高く叫び、それに答えて呪い男が低く呻き声をあげた。
 こういう場合でも、パリのヒトビトはマコトに冷静であって、みんな黙りこくって耳だけで状況を推測しようとする。誰も顔をあげようとしない。顔をあげてしまった人物は、誰あろうこのクマ蔵だけである。うにゃにゃ、往復男と目が合ってしまった。
 クマ蔵、危機一髪。哀れ、サト助の命運もここで尽きたか。そう震え上がった瞬間、電車はブランシュ駅に到着。ドアが開いて、呪い男と往復男は仲良く電車を降りていった。うにゃにゃ、迷惑なヤツらでござるね。
サクレクール
(サクレクール)

 で、サクレクールであるが、昨年12月のパリ滞在時、モンマルトルの冬景色がメッタヤタラに気に入って、1週間ほとんど欠かさず毎日ここに通った。あれから9ヶ月しか経っていないんだから、もちろん大した変化はない。
 2005年のサクレクールは、アフリカ系移民のヒトビトが強引にミサンガを売りつけるので悪名高かった。観光客1人に対して、5~6人のミサンガ売りが覆いかぶさるように集まってくる。「ミサンガ、試すだけでいいから」と言って勝手に手首に巻きつける。巻きつけちゃった後で、「もう結んじゃったから、ほどけない」と、法外な料金を請求する。そういう困ったヒトビトであった。
 2012年のサクレクールは、路上での賭け事が横行していた。もちろん賭け事といっても、余り罪の重くないもので、映画「ロビンフッド」の冒頭、ラッセル・クロウ演ずるロビンフッドがやってみせるのと同じ仕掛けである。ほとんど10メートルおきに人だかりが出来て、どの人だかりも同じ賭け事に興じていた。
 人だかりの中にはもちろんサクラが存在し、今井君が観察したところでは、サクラにはスペイン語を話す女性が多かったようである。サクラちゃんは見事に勝利し、たっぷりの小銭を稼いで、快哉をあげる。
 するとそれを見ていた第2のサクラが賭けに参戦。もちろん第2のサクラも勝利→快哉を叫ぶ。その辺からダマされた観光客が「オレも」「オレも」と参戦して、マコトに当たり前のことだが、すっかり小銭を巻き上げられてしまう。ま、その類いの手口である。
拡大図
(サクレクール拡大図)

 ところが今日のサクレクールは、そういう騒然とした雰囲気が全く感じられなかった。賭け事のテーブルはほぼ完全に撤去されていたし、ミサンガ売りの姿もない。日本人の大好きな「治安のいい観光地」に姿を変えた感がある。
 サト助なんかは「白河の清きに魚の耐えかねてモトの濁りの田沼恋しき」という気持ちも理解できるほうだから、さすがに往復男や呪い男が横行するのはヤメてもらいたいが、あんまり大人しい雰囲気になってしまうとチョイと寂しい気もする。
 それでもその帰り道、また2号線に乗り込んで、チャンと「モンソー……、……モンソー。」を満喫。これでこそ、地球一周のラスト3日をパリで過ごしたカイがあったというものである。
 ただし、今度は絶唱オバサマに遭遇。物哀しい静かな歌を朗々と絶唱して、乗客から小銭を集めるのであるが、旅の締めくくりにこんな寂しい歌を絶唱されたんじゃ、こっちまで哀しくて困っちゃうじゃないか。

1E(Cd) Solti & Chicago:HÄNDEL/MESSIAH 1/2
2E(Cd) Solti & Chicago:HÄNDEL/MESSIAH 2/2
3E(Cd) Bonynge:OFFENBACH/LES CONTES D’HOFFMANN 1/2
4E(Cd) Bonynge:OFFENBACH/LES CONTES D’HOFFMANN 2/2
5E(Cd) Karajan&Berlin:HOLST/THE PLANETS
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