2013年10月09日(水)

Sun 130915 1つのものを食べまくる悪癖 ひぐまラーメン(第2次ンラゼマ地球一周記37)

テーマ:ブログ
 1つのものが好きになると、徹底的に好きになる。好きになりすぎ、好きだからいくらでも食べまくって、やがて「ウッ!!」と絶叫し、好きの反動で大キライになる。数日前に書いたマヨネーズや「イカマヨ」みたいなことは、サト助の人生で何度も何度も起こってきた。
 「鈴カステラ事件」なんてのもある。小学生のころの今井君は、スーパーで売っている「鈴カステラ」が大好き。息子が「大好きだ」と言えば、母親というのはマコトに悲しい存在であって、次から次へを鈴カステラを買ってくる。
 今井君の母親「快傑ババサマ」もその例にもれないので、やがて「毎日オヤツは鈴カステラ」という恐るべき事態を招いた。諸君、鈴カステラなんてものは、1ヶ月に1回、多くとも1週間に1回、そういう頻度で食べるから「こりゃ面白いお菓子だね」を笑っていられるのであって、
「来る日も来る日も、意地でも鈴カステラ」
「だってオマエは大好きだと言ったじゃないか」
「オマエ、いつから鈴カスがキライになったんだ?」
と責め立てられれば、普通のヒトなら誰だって「鈴カステラ恐怖症」に陥ることは免れない。
 哀れ、小学4年のサト助君は、「お願いだ、鈴カステラの姿だけは見たくない」という状況に陥った。目の前に鈴カステラを並べられただけで、鈴カス軍団にノドの奥の水分をすべて吸収されるような怪しい気分になって、ヒックヒックノドが痙攣しはじめる。
ひぐま1
(パリ・ひぐまラーメン)

 こうして、次に鈴カステラを食べられるようになったのは、30歳を過ぎてからである。その間、20年あまり。もちろん、鈴カステラなんか食べなくたって誰も困りはしないが、諸君、今井君というのは、そういう軽率きわまりないヤカラなのである。
 実はそうやって、ミカンも食べられなくなった。小学生の今井君は、冬になると両手が真っ黄色に染まるほどのミカン大好き少年。「肝臓が悪いんじゃありませんか?」と校医の先生が心配するぐらい、顔も手も黄色く染まっていた。
 当時の今井パパは、国鉄の地方中間管理職。決して裕福な家庭ではない。しかも、国労&動労の労働組合運動が激しくなるたびに、父・三千雄の立場はどんどん悪くなって、もし肝臓がおかしくなるとすれば、かわいい宏君より、三千雄どんのほうであったはずだ。
 ところが、冬から早春にかけての3~4ヶ月、顔が真っ黄色なのは若きサトイモ宏君なのである。そりゃそうだ。ヤング・サトちゃんがどのぐらいミカンを食べまくったか、信じられないだろうが、よーく聞きたまえ。
 鈴カステラを買うのに飽きた快傑ババサマが、「そうか、鈴カステラより、ミカンが好きなのか」と、あまりに豪快な豪傑笑いをした。翌日ババサマは、段ボール箱で15kg入りのミカンを注文。静岡から和歌山から愛媛から、紀伊国屋文左衛門もビックリするほどのミカンが、次々と今井家に届けられるようになってしまったのである。
ひぐま2
(アフリカ系オジサマとともに「ひぐま」の列に並ぶ)

 そのミカンを今井君がどのぐらい食べたかと言えば、「15kgの箱が5日でカラッポ」という恐るべきペース。11月から翌年3月まで、朝もミカン、昼もミカン。オヤツもミカン、夜もミカン。1日20個とか30個とか、まあそのぐらいのペースである。
 こうして、中3の冬、今井君はミカンの皮をむきながら「うげぇ!!」「ゲロ!!」と、肉体的にも精神的にも激しい嘔吐を感じることになった。いや、正確にはミカンがキライになったんじゃない。当時のミカンは、皮をむいた手がクスリくさくなるぐらいに、農薬だかワックスだかが残存していた。そのニオイに激しい嫌悪を感じたのである。
 以上のような経緯を経て、15歳から先のサトちゃんは、ミカンを全く食べなくなった。ケーキに乗っかっているオレンジは大好きだし、オレンジジュースも大好き。イタリアやスペインの朝食で出るオレンジの生ジュースなら、ワインやビールに負けないほど大好きだが、「ミカンの皮をむかなくちゃ」と思っただけで、激しい嫌悪がノドもとを襲うのである。
ひぐま3
(パリ、ひぐまラーメン店内)

 ま、こういう困った人間だ。オトナになってからも、「好きなものは徹底的に食べまくる」「大キライになるまで胃袋に詰め込む」という性癖はなくならない。ハマチの刺身とか、シシャモとか、枚挙にいとまがないぐらいだ。この1年に限ってみても、
① 2012年8月から9月、アルゼンチン→ドイツの14日の旅で、フィレステーキを14日間食べ続けた。
② 2013年1月、ベルギーに14日滞在して、その14日間1日の休みもなく「ムール貝の酒蒸し」を、1日60個ずつムサボリ続けた。
こういう恐るべき記録と記憶を誇る。
 いまもなおフィレステーキは相変わらず大好き。500グラムの巨大ステーキでもラクに完食するが、さすがにムール貝の酒蒸しは、しばらく遠慮申し上げたい気持ちである。
 では2013年9月のクマ蔵がいったい何にハマったかと言えば、諸君、言わずと知れた「ラーメン」である。すでにこの旅行記でも、たった7日のブラジル滞在でラーメンを5杯も平らげたことは告白してきた。
餃子
(パリで餃子を食す)

 調子に乗ったサト助は、パリにやってきても相変わらずのラーメン狂。800年近い人生で、こんなラーメン好きになった記憶は1度もないけれども、パリに到着した当日も、今井君は「どうしてもラーメン!!」という欲望に打ち勝つことが出来なかった。
 だから、旧オペラ座からヴァンドーム広場を左折し、ラーメン屋が10軒以上並んでいる一角にやってきた時には、「1時間並ぶことになっても、どうしてもラーメン♨」と、ハヤる気持ちを抑えきれなかった。
 この一帯には、中国系や韓国系のナンチャッテ・ラーメン店もたくさん並んでいる。ラーメンだけじゃなくて、寿司も焼き鳥もナンチャッテの多さに思わず笑い出すほどだが、ホンモノを求めればホンモノだってチャンと見つかるので、「ひぐま」「大勝軒」の2軒は、おそらく一応はホンモノである。
 今井君は「ひぐま」の長い列に並ぶことにした。列は角を曲がってその先の闇に続き、この列の長さでは「少なくとも30分は覚悟」なのは明らかだったが、例えばサト助の前はアフリカ系のオジサマ。アフリカ系オジサマの流暢なフランス語を聞いているだけで、30分ぐらいは十分に楽しく過ごせるはずである。
味噌ラーメン
(ひぐまラーメンの味噌ラーメン)

 予想外に列はどんどん短くなって、テーブルに案内されるまで、結局20分弱で済んだ。店員さんは、レジに立つ日本人責任者を除いてほとんどが中国系。ウェイターもウェイトレスも中国系、調理場のオニーサンたちもやっぱり中国系である。
 うーん、注文した味噌ラーメンは、麺が重たすぎて、イマイチ「旨い!!」と絶叫するには至らない。サト助は食べ物の味にあんまりうるさくないほうだから、今井君が「旨い!!」と絶叫しないとすれば、厳しいグルメな人々は相当な辛口の批評をするんじゃないか。
 メニューにゴハンものが多いのも、やっぱり違和感がある。ラーメン屋さんなのに、お客の多くがゴハンものを注文し、大きなスプーンで口に搔き込んでいる。
 欧米人にとって、音を立てずにお箸でラーメンをすするのは至難のワザだから、ゴハンものが優勢になるのはやむを得ないんだろうが、「ラーメン1割、ゴハンもの9割」の状況は、ラーメン屋の沽券に関わるんじゃないか。
 もちろんお店は超満員、フランスの人々は大喜び。「毎日来てます」「すっかり常連です」という雰囲気のパリジャン&パリジェンヌも多いから、1年に1回か2回しか来ない東京人の分際で、お店の方針に文句なんか言えた立場ではない。しかし諸君、正直に言って今井君は、サンパウロの「KAZU」「あすか」のラーメンのほうが、ずっと旨かったように思うのである。

1E(Cd) Jochum & Bavarian RSO:MOZART/THE CORONATION MASS
2E(Cd) Jochum & Bavarian RSO:MOZART/THE CORONATION MASS
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