2013年09月15日(日)

Thu 130822 マエストロ氏に感謝 日本人街リベルダージへ(第2次ンラゼマ地球一周記17)

テーマ:ブログ
 9月1日、サンパウロに到着して最初に驚いたのは、フロント・マエストロ氏の対応の素晴らしさである。どうやら予約がチャンと入っていなかったらしいにも関わらず、すぐ臨機応変に動いて今井君をエグゼクティブ・スイートに案内してくれた。
「このホテルで一番いいお部屋です」
「心配は一切いりません。バーでお好きなものを飲みながら、15分ほどお待ちください」
「まだ午前10時半ですが、アーリーチェックインも無料でお引き受けします」
「最終日のレイトチェックアウトも、OKです。今から確約できますよ」
と、笑顔で請け合ってくれた。
 「最終日の飛行機は、サンパウロ発23時発のパリ便です」と伝えると、「わかりました。では最終日、チェックアウトは18時まで無料でOKです」という返事。あんまり嬉しいのでコトバも出なかった。感謝、感謝、感謝。マエストロ氏に会うためだけにでも、近いうちにまたサンパウロを訪ねたいと思うぐらいである。
 「ホンの少しだけ日本語ができます」と謙遜したが、マエストロ氏の日本語は正確無比。初めて訪れる国、しかも「治安は最悪」「いつ強盗に遭ってもおかしくありません」という恐ろしい情報が乱舞する国で、最初からこんなに素晴らしい応対を受けると、ほとんど涙が流れそうになる。
鳥居
(サンパウロの日本人街・リベルダージを目指す)

 この日も、サト助はホントに恵まれていたのだ。空港タクシーカウンターの女性職員、タクシードライバー、マエストロ氏、次から次へと洗練されたサービスを披露してくれて、「ブラジルって、全然わるくないじゃん」と最初から思いっきり実感させてくれた。
 広いエグゼクティブ・スイートにおさまって、まずミニバーのビールで祝杯を上げた。昨年のアルゼンチンもそうだったが、さすがにこれほど危険情報の溢れかえった国で、空港から無事にホテルにチェックインできれば、マコトにマコトにおめでたい。「真っ昼間からビールで祝杯」ぐらい、許してもらっていいだろう。
 ただし、ミニバーに入っていたブラジルビール「SKOOL」は、何だか水みたいに味気ない。今井君の天敵=BUD-LITEとソックリである。これはいただけない。ガイドブックには「ブラジルビールの代表格はSKOOL」と書かれているが、これから1週間のサンパウロ滞在で、ずっとこんなのを飲まされたんじゃたまらない。
トリアノン
(毎日利用した地下鉄トリアノンMASP駅)

 荷解きを済ませてすぐに、サト助はサンパウロの街に出てみることにした。まず、SKOOL以外の、もっと深い味わいのあるビールを探しにいかなきゃ。早春だというのにヒトビトがTシャツで闊歩するほど熱いこの街で、好みのビールを見つけられなかったら、クマ蔵はスカスカに干上がってしまう。
 ホテルの目の前は「アラメーダ・サントス通り」。50メートルほど間隔をあけ、アラメーダ・サントスと平行して走るのがパウリスタ大通り。「パウリスタ」とは「サンパウロのヒトビト」のことだから、さしづめ「江戸っ子大通り」というベタなネーミングだ。
 つまりサト助が滞在しているのは、サンパウロで一番の繁華街なのである。銀座と表参道と六本木を一緒にして3で割ったような、たいへん贅沢な街にいるわけだ。
 しかし諸君、先入観というのはマコトに恐ろしい。人口1300万、今をときめくBRIC’s最大の繁華街にいても、ついさっきまで読みふけっていたガイドブックやネット情報の「世界で一番危険な犯罪都市」という情報に踊らされ、街を歩き出したサト助の足取りは、今まででも最高レベルのオッカナビックリぶりである。
地下鉄
(サンパウロ地下鉄は、東京と同じぐらい快適だ)

 暴動の真っ最中だった2011年9月のアテネも歩いた。2013年4月、爆破テロ直後のボストンも闊歩した。25%の失業率に喘ぐマドリードもバルセロナもリスボンも平気で歩き回った。ブエノスアイレスの危険地帯だって、ヒトより野犬のほうが多いウルグアイの田舎町だって、別にコワいと思ったことはない。
 しかしやっぱりサンパウロ初日の今井君は、情報に踊らされて震え上がっていた。考えてみればホントにブラジルのヒトビトに失礼なのであるが、銀座や原宿で「強盗に襲われたらタイヘンだ」「誰も助けてくれない」「警察官も見て見ぬフリだ」とブルブル震えていたわけである。
 この日サト助が目指したのは、リベルダージである。文字としてはどう考えても「リベルダーデ」と発音しそうなのだが、ブラジルのポルトガル語は、本家ポルトガルのポルトガル語より、発音がずっと尖鋭化している。
 「こんにちは」も「ボンヂア」。ポルトガルなら「ボンディア」であるが、diの発音はやわらかな「ディ」ではなくて、ハッキリと硬い「ヂ」になる。「ジ」でもなくて「ヂ」。頭蓋骨の内側を、激しい摩擦音が容赦なく通り過ぎる。
リベルダージ
(リベルダージの駅で)

 「絶対に1人歩きをしてはいけません」「地下鉄もバスもスリと強盗の巣窟です」と書きまくられている大都会で、まず最初に向かったのが地下鉄の駅。駅名は「トリアノン-MASP」であって、MASPとはサンパウロで一番の美術館のことである。
 大きな美術館のある駅に、そんなにスリと強盗ばかり集まっているはずはないのだが、それでも最初はオッカナビックリである。有人窓口でキップを買う声も震えそうになる。だって、
「地下鉄駅でカメラなんか出すのは自殺行為。『私を狙ってください』と強盗に宣言するようなものです」
「腕時計をして歩くのももってのほか。キラキラ光る金属製のものは、強盗にとって何よりの目印になります。腕時計と一緒に手首を切り取られちゃったヒトもいるぐらいです」
などなど、ネット情報には恐るべき都市伝説がテンコ盛りだ。
 しかし実際に地下鉄駅ホームに降りてみると、何のことはない、東京やパリやロンドンと大して変わらない。強盗もスリもいないし、怪しいヒトなんか全然見かけない。電車のダイヤも正確で、東京の銀座線や丸ノ内線なみに2~3分おきでドンドンやってくる。
 今井君はまずグリーンラインに乗り、トリアノンMASPから2駅のパライーゾで降りる。パライーゾ=天国であるが、ここでブルーラインに乗り換えれば、目指すリベルダージは3駅先である。
ボヘミア
(リベルダージの寿司屋で発見。ブラジルビールBOHEMIA)

 サンパウロ滞在中、ちょっと変わった少年に妙な物を売りつけられそうになったことが1度だけあったが、何度も何度も地下鉄を利用して、「こりゃ危険だ」と感じたことは一度もなかった。ま、そのぐらいサト助は地元に溶け込み安い体質なのだ。
 リベルダージには、有名な日本人街がある。サンパウロに到着した9月1日は日曜日。毎週日曜日には、リベルダージの日本人街で賑やかな路上マーケットが開催される。
 石川達三「蒼氓」のころ以来、日本人は幾多の試練を経てブラジル社会に浸透してきた。その苦難の歴史を感じてきたい。というか、ブラジルにすっかり根付いたラーメンとお寿司とギョーザを楽しんできたい。初日のサト助がリベルダージを目指した理由は、そういうことであった。
 早春だというのに、この日のサンパウロは気温30℃。今井君もTシャツ1枚でリベルダージに向かったのであるが、その雑踏ぶりと繁盛ぶりについては明日の記事で書くことにしたい。
 それよりも何よりも、このリベルダージで早速サトちゃんは「好みのブラジルビール」を発見。ガイドブックに紹介されていた「代表的ブラジルビール:SKOOL」には、ついさっきあんなにガッカリしたばかりだったが、リベルダージで発見した「BOHEMIA」に魅了されることになった。
 このあと7日、酷暑のブラジルでサトどんの心の支えになってくれた親友が、誰あろう、このBOHEMIA君である。いやはや、一期一会のこの出会いとともに、サト助はサンパウロの街にグングン溶け込んでいったのであった。

1E(Cd) Tuck & Patti:CHOCOLATE MOMENT
2E(Cd) 村田陽一 & Solid Brass:WHAT’S BOP
3E(Cd) Bobby Coldwell:AUGUST MOON
4E(Cd) Bobby Coldwell:CARRY ON
5E(Cd) Bobby Coldwell:COME RAIN OR COME SHINE
total m124 y1484 d11679
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