2013年09月06日(金)

Tue 130813 東京オリンピックを熱望 シカゴ大学の静寂(第2次ンラゼマ地球一周記9)

テーマ:ブログ
 いよいよ、オリンピック開催地が決まろうとしている。もう6年も7年も前から、今井君は第2回東京オリンピックを心の底から待望しているので、ニュースにかじりついて結果を見守りたい。
 マドリード優勢が伝えられるが、マスメディアなどというものはマコトに無責任なシロモノであって、4年前の今頃は「シカゴが本命」「リオやイスタンブールは泡沫」などと言いまくっていた。あの時も、本命のはずのシカゴが最初に落選し、最も評価の低かったリオとマドリードが決戦に残ったじゃないか。
 実はついさっきまで、サト助君はブラジル・リオデジャネイロにいた。ホントに10数時間前までリオを歩き回って、ヒコーキでサンパウロの滞在先に戻って来たばかりのホカホカ・サトイモなのである。
 いやはや、リオはたいへんだ。来年にはサッカー・ワールドカップ。2016年にはオリンピック。大舞台がどんどん迫ってくるのに、工事はちっとも進んでいない。市内の至るところでいろいろ地面を掘り返してみてはいるが、実態は「掘れば掘るほど悪くなる」と言っても過言ではない様子だった。
 ま、サト助のそういう印象は、降りしきる雨の中で赤土の工事現場をみたせいかもしれない。しかし、当初から問題だった「治安の悪さ」と同様に、工事の遅滞もこれからクローズアップされそうだ。雨の中、手に手にシャベルをもって泥土をこねまわしている状況では、とても開催に間に合いそうにない。
静寂1
(シカゴ大学の静寂 1)

 リオについての報告は、またこの旅行記で10日後ぐらいに詳しくするとして、とにかく今の今井君は、読者諸君とともにオリンピック東京開催の実現を祈りたい。今から7年後、もし諸君がいま18歳だとすれば25歳の夏に、世界中のアスリートが東京に集まる祭典を主催したいじゃないか。
 サト助はその頃もうすっかりジーサンで、もちろんこのブログなんか終わっているだろうし、7年後というんじゃ、予備校講師だってもうとっくの昔にヤメてしまっている。世界を旅することも少なくなって、気のいいニコニコ好々爺として、諸君の祭典をボンヤリ眺めるだけだろう。
 ジーサンとしては、この祭典が東京を再起動するキッカケになることも、やっぱりつい期待してしまう。東京は、疲れた。前回のオリンピックから50年、さすがに疲れ果てて、首都高速をはじめ、そこいら中にヒビが入りかけている。
静寂2
(シカゴ大学の静寂 2)

 それでも東京はスックと立って、人も物もみんなシャンとして、NYだろうがロンドンだろうが、世界中どこを旅してもこんなにキレイな素晴らしい都会を見たことはない。しかし、せめてこのあたりで強力な栄養剤がほしい。このスンバラスイ大都会を再起動できる活力がほしいじゃないか。
 7年間この街が工事現場だらけになることも、そのためならやむを得ない。昨日書いた通り、サト助の考えでは、21世紀初頭の20年間は「世界中が工事現場だった、人類史上稀に見るセットアップ期間」として歴史に残るはずなのだ。
 ならば、まさにその最後の7年間で東京がセットアップされるのは、スバラシイことじゃないか。東京都民として、そのぐらいの工事期間はしっかりガマンしまひょ。ま、そういう心意気で開催地決定の瞬間を待とうと思う。
図書館
(シカゴ大学、ジョセフ・レーゲンシュタイン・ライブラリー)

 さて、シカゴ2日目の今井君はメトラでシカゴ大学に向かったわけだが、ここもまたそこいら中が工事現場だった。メトラの駅からシカゴ大学までは、一直線の田舎道。床屋、めしや、古本屋、いかにも大学街らしい静かな道だが、そこいら中で工事車両が道路を掘り返し、街は時ならぬ朦々とした土ケムリの中にあった。
 大学構内も、やっぱり前代未聞の大工事が進行中のようであって、大型車両が頻繁に走り回り、あちこちにクレーンが林立して、なかなか落着いて歩いていられない。
 調べてみると、シカゴ大学は1890年創立。ノーベル賞受賞者はアメリカ第1位の85名。第2位がコロンビア大学の79名だから、アメリカ一の座は当分あけわたしそうにない。今のところ「アメリカ一なら世界一」という発想も仕方なくて、諸君、この日サト助は実績世界一の大学に来ていたのである。
ムーア
(シカゴ大学構内で。ヘンリー・ムーア作・核エネルギー)

 ただ、ボクチンは大昔に生まれた超アナログ派であるから、鉄とガラスで出来た理系校舎はどうも好きになれない。ヘンリー・ムーア作「核エネルギー」などというツマランものを自慢げに展示しているのもキライだ。
 マコトに現代的なジョセフ・レーゲンシュタイン・ライブラリーも、素晴らしいことは間違いなく素晴らしいんだろうけれども、古典を心から愛する太古の超古典派・アナログサト助は、ツタの絡まる古色蒼然としたレンガの校舎で、世界中の秀才が静かに古典を読みふけっている姿が好きなのだ。
 その古典も、役に立たなければ立たないほどよろしい。役に立つ本になんか、ボクはちっとも興味がない。「大学とは、役に立たない本を山ほど読み上げる場だ」という夢を、どうしてもサト助は捨てきれないのだ。
 「それ、絶対に役に立たないよ」と神様が保証してくれて、「役に立つ本なんか、全部ホットケ」とホトケ様も助言してくれて、指導教官が「役に立たない本ばかり読みふけって、キミは自分の将来を放棄しているのかね?」と心配してくれるような、そういう本を山ほど集めて、世界の秀才たちが読みふける。これこそ大学の理想像なんじゃないか。
静寂3
(シカゴ大学、SOCIAL SCIENCE RESEARCH。この周辺も静寂に包まれている)

 ま、もちろんそんな夢はおそらく1000年ぐらい時代遅れなのだ。いや、1000年どころか、2000年も3000年も時代遅れに違いない。しかしふと工事現場の喧噪を離れてシカゴ大学の文系校舎群のほうに回ってみると、「おお、これだ&これだ!!」とサトイモがゴロゴロ転がって喜びそうな、奥深い静寂が広がっていた。こんなに美しい芝生なのに、寝転んで雑談にふける姿は全く見当たらない。
 4月に訪れたイェール大学では、そこいら中で学部生がフリスビーに興じ、木陰では女子学生がMac君を相手にニヤニヤ&デレデレ頬を緩め、その女子学生に男子諸君がチョッカイをだし、穏やかで和やかなアメリカン・イメージ通りのキャンパスライフを展開中だった。
 しかしハーバードとシカゴ大は、さすがにその辺が明らかに違うのである。外で遊んだり歌ったりしているのは、セミ君たちだけ。学部生も院生もみんな静謐な校舎の中で研究に熱中していて、「芝生の上で和気あいあい」みたいなダラしないことは全てセミさんに任せている。
 こうして、異様なほど役に立たない読書の圧倒的な量の集積の遥かカナタに、永遠の真理というか、強烈な真実というか、おろかなサト助にはキチンとコトバでは言い表せないようなトテツもない世界が広がっている。そんなふうに夢みているうちに、気がつくとサト助はすっかり年老いていたのだった。

1E(Cd) Billy Wooten:THE WOODEN GLASS Recorded live
2E(Cd) Michael Davis:MIDNIGHT CROSSING
3E(Cd) Michael Franks:THE ART OF TEA
4E(Cd) Michael Franks:DRAGONFLY SUMMER
5E(Cd) Michael Franks:1988-INDISPENSABLE
total m79 y1439 d11634
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