2013年08月06日(火)

Sat 130713 霊場・久高島を訪ねる ウルグアイの雰囲気 スイカのジーサマと巨大グモ

テーマ:ブログ
 8月4日、ナハテラスで目を覚ましたのが7時半。おお、祝勝会で泡盛をあんなに飲んだのに、チャンと気持ちよく起きることができた。さすが沖縄の泡盛は、タップリ飲んでも後に響かない。2日酔いというテイタラクにはなりにくいのである。
 「那覇で朝7時半に起きた」という事実は、クマ蔵に一種異様な高揚感をもたらした。「せっかくの沖縄だ。どっか行ってこよう」というワケである。空はスカッと青く晴れわたって、気持ちのいい夏の微風も吹いている。
久高島1
(久高島の海 1)

 こんなに好条件がズラリとそろった8月の朝、「どこへも寄らずにサッサと東京に帰ろう」「仕事だ♨仕事だ」「忙しい♨忙しい」と暗いツブヤキをもらすようでは、深刻なワーカホリックが疑われる。
 名護でもいい、今帰仁でもいい、グスク探訪でもいい。そこいら中に世界遺産が目白押しの沖縄に来て、「サッサと帰る」なんてのは、少なくとも今井君の目指した人生とは違う。
 というか、そんなんだったらあのまま電通に残って、ビジネスマンだかサラリーマンだかを続けていたほうがよかった。予備校講師としても、「忙しい♨忙しい」と常にカッカしているのがよければ、別に代ゼミや駿台をヤメる必要はなかったのである。
久高島2
(久高島の海 2)

 5月下旬に「8月3日沖縄県浦添」とスケジュールが決まった直後、里芋カッカのアタマの中には「ならば翌日、沖縄の離島に日帰りを試みるかな」という希望の光が宿っていた。
 宮古島とか石垣島とか、何もそんなに大袈裟にしなくていい。それじゃ那覇空港からヒコーキで往復することになって、「日帰りで軽く離島の旅」と言うには、余りにもヘビーである。
久高島3
(久高島の海 3)

 そこでサト助が選択したのは、久高島。那覇からクルマで1時間ほど南下して、世界遺産・斎場御嶽(セイファーウタキ)まで行けば、そこから東の海上に見はるかせるのが久高島である。セイファーウタキ・久高島、ともに21世紀のパワースポットとして、特に若い諸君に人気が高い。
 島それ自体が琉球の悠久の歴史に連なるものであって、セイファーウタキについても久高島についても、神話の世界に関心がある諸君は、ググるなり読書するなりして、その歴史を紐解いてくれたまえ。
 何を隠そう今井君は、古代ペルシャ神話の大ファン。もちろん、古代ペルシャに限らない。ウガリットだのシュメールだのアッカドだの、古代オリエントの叙事詩を読みふけって、もう15年以上になる。ヒッタイトや古代エジプトも大好きである。
古代
(大昔の叙事詩が大好きだ)

 というワケで、午前7時半起床、午後9時にホテルをチェックアウト、ホテルの前からタクシーに乗って、一路クマ蔵は久高島を目指すことになった。
 久高島には、南城市の安座真ビーチからフェリーと高速船が1時間おきに出航している。フェリーなら25分、高速船なら15分。たった10分の違いなら、どっちだって構わない。何しろ日曜日朝のガラガラの一般道だ。ほとんど高速道を走るように快適に走り抜けた。
フボー御嶽
(フボー御獄。「ナンピトたりとも立入禁止」という霊場だ)

 8時ちょっと過ぎにナハテラスで乗り込んだ時は「9時の高速艇は無理ですが、10時のフェリーなら大丈夫でしょう」ということだったが、安座真ビーチ着8時45分。ゆっくり9時の船に間に合った。ナハテラスからタクシーで40分、料金は5000円で済んだ。
 船着き場から坂道を歩いて登ればセイファーウタキまで20分である。しかし、この油照りだ。霊場セイファーウタキの探索を、今日は遠慮させてもらうことにした。
 8月の沖縄の海は、マコトに穏やかである。高速艇はほとんど揺れることなく、15分で久高島に到着した。若者たちの中には、「いよいよ久高島でダイビング」ということで興奮しきっているヒトもいる。高速艇の中は、「これからどんなスポットでどんなダイビングをするか」という会話で、耳をつんざくばかりの喧噪である。
 ま、いいじゃないか。こんな快晴の8月、「したいことなんか、別に何もない」とかウソブイて、やってることはTVゲーム、またはテレビのバラエティ番組を見てるだけ、そういうのと比較したら、彼ら&彼女らの積極性がサトイモ君は大好きだ。
ジャングル
(久高島のジャングル)

 久高島に到着、9時20分。うにゃにゃ、あんなに怠け者だった今井君が、午前9時半前に離れ島に着いちゃった。船着き場の近くは、何となくウルグアイそっくりである。
 昨年9月上旬、アルゼンチンから泥のラプラタ川を3時間かけて横断し、真冬のウルグアイ・コローニアの町を訪問したが、あの荒れ果てた町の雰囲気と相似形のものが、久高島の船着き場には漂っているのであった。
 帰りの船の切符売り場でレンタサイクルを借りる。レンタサイクル屋は他にも4~5軒あって、別にどこで借りても違いはなさそうだが、ウルグアイやトルコ、ポルトガルやハンガリー、世界を股にかけて旅しているサト助の鼻が嗅ぎ分けたところでは、切符売り場の自転車が一番マトモそうであった。
 2時間600円の自転車を借りて、さて、いよいよ久高島を走り出す。8月の炎天下を走るのだから、今井君はもちろんお水もお茶もタップリ持ってきた。水とお茶の重みで、レンタル自転車のタイヤがタワんでいるほどである。
 昨夜宿泊したナハテラスのスイートルームは、「冷蔵庫の飲み物は全て無料です」という大盤振る舞い。そこで、冷蔵庫の中身をぜんぶ袋にいれて久高島に持参した。いやはや、意地汚い旅行者もいたものである。
郵便局
(久高島一周の出発点は郵便局である)

 さて、これから快晴の8月の太陽のもと、沖縄の離島を自転車で一周しようと思う。出発点は久高島の簡易郵便局。夏休みの日曜の午前中のことだ、もちろん郵便局は無人。この静まり返った雰囲気こそ、コドモ時代の今井君の夏休みの記憶に直結するものである。
 そしてすぐに出会ったのが、夏休みのオジーチャン。上半身は完全にハダカ。下半身にはいているのは、真っ白いステテコのみ、真っ黒く焼けた上半身は、残念ながら往年の肉体美とはホド遠いシワシワに縮んでいるが、表情は「まだまだ若いモンなんかに負けるはずはない」という気迫に満ちている。
久高ネコ
(久高島はネコのユートピア。しかしこの日は暑すぎて、この2匹と遭遇しただけだった)

 じゃ、いったいどんな場面で「若いモンなんかに負けない」のかと言えば、
① 蛇との遭遇
② 強烈な台風が襲ってきた場合の対処
③ 巨大なクモや毒虫に噛まれた場合の応急処置
などであるが、諸君、ジーチャンは余裕で開けっ放しの縁側に座り込み、おっきなスイカの一切れに豪快にかぶりついていた。
 今井君は、こういう豪快なジーチャンとの遭遇が大好きだ。今井君の父・三千雄は、そのまたパパである今井小作が74歳の時のコドモ。は? 1853年生まれの今井小作は、72歳で24歳の後妻をもらい、とし子→三千雄→しげ子の3人のコドモをつくった。諸君、おそるべし&おそるべしである。
 久高島でスイカにかじりついていたジーチャンには、その今井小作にも劣らぬ激しい気力が感じられた。諸君、沖縄の真っ青な海は、ジーチャンたちにもそのぐらいの激しいエネルギーを与えるのである。
久高島4
(久高島の海 4)

 無邪気に自転車を走らせていると、そこいら中に巨大な蜘蛛の巣があって、蜘蛛の巣の真ん中には、カニかエビのような大きさの巨大クモが、勝ち誇った姿で獲物たちを睨みつけている。
 迷ったら二度と出てこられないほど枝の入り組んだジャングルは、ノコギリの刃のような葉が無数に生い茂り、油断してホンの少しでも入り込んだら、顔も身体も間違いなくズタズタである。
 無数のクモ、無数の毒虫、無数の蛇。人間の肉体をズタズタに切り刻もうと待ち受ける植物たち。夏の沖縄の離島は、別に「霊場につき、ナンピトたりとも立ち入りを禁ずる」と言われなくとも、十分に恐ろしい永遠の霊場なのであった。

1E(Cd) Solti & Wiener:MOZART/GROßE MESSE
2E(Cd) Rilling:MOZART/REQUIEM
3E(Cd) Jochum & Bavarian Radio:MOZART/THE CORONATION MASS
4E(Cd) Kremer:MOZART/VIOLINKONZERTE Nos. 2 & 3
5E(Cd) Jandó:MOZART/COMPLETE PIANO CONCERTOS vol.1
total m65 y1257 d11452
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