2013年06月03日(月)

Fri 130510 ははーんポイント バーチャン・ウェイトレス(アメリカ東海岸お花見旅39)

テーマ:ブログ
 こうして、マコトに長かった4月24日の夕陽が沈んでいった。いやはや、長い1日だった。間違いなくボストンの街をグルリと1周してきたので、「ウソだろ?」という人は、ぜひグーグルマップかなんかで今井君の足跡をたどっていただきたい。
 ただし、「足跡」と書いて「ソクセキ」と発音してくれたまえ。確かに漢字で書けば同じ「足跡」だが、この文脈で「アシアト」と読むのは禁止。今井君のソクセキをたどるのであって、アシアトなんかたどられたんじゃ、まるでホンモノのクマか雪男になったみたいで、危なっかしくてしょうがない。
外観
(アメリカ最古のレストラン、ユニオン・オイスター・ハウス。「今夜はこの店」と決めた)

 で、ソクセキをたどられるのは覚悟の上、4月24日のサトイモ男爵は最後の〆に「ボストン茶会事件の船」も間近で見てみることにした。普段は史上マレに見る怠け者の里芋サト助であるが、「乗りかかった船」ということもある。どうせボストン一周徒歩旅行で、強歩大会直後の高校生よろしく脚がパンパンなのだ。「最後に粘ってもうヒト観光」というのも悪くない。
 ただし、「乗りかかった船」と言っても、ボストン茶会事件のお船は「現在改修中」。現実には乗りかかることもできないが、「ははーん!! このお船がアメリカ独立戦争のキッカケになったわけね」と、ちょっと呟いてみるのは、呟くこと自体がたいへん楽しいのである。
茶会事件
(ボストン茶会事件のお船。ははーん!!であるね)

 今井君は高校生の頃からこの「ははーん!!」が大好き。英語でも日本史でも、古文でも現代文でも、「ははーん!!」「ははーん!!」を飽きもせずにやりつづけた。オトナになってから書く自分の参考書でも「ははーん!!」連発を心がけているが、マコトに残念なことに、数学や化学の授業中には、なかなか「ははーん!!」の瞬間がなかった。
 5月がすぎ6月に入っても、授業中なかなか「ははーん!!」連発に至っていない諸君。受験生でも大学生でも、大いにつらいことだろう。まだまだ、こんなところであきめちゃダメだ。どんなクダランことでも「ははーん!!」連発を目指したまえ。
クラムチャウダー
(ユニオン・オイスター・ハウスのクラムチャウダー)

 今井君なんか、ついさっきも「ははーん!! 今年の梅雨入り宣言って、気象庁のフライイングだったわけね!!」の一言で「1ははーんポイント」を獲得。読者は気づいているだろうが、今井君は人生のどんな場面でも「ははーんポイント」みたいなものを採用している。
 例えばこのブログだって、2008年6月5日の開設当日、すでに「ははーんポイント」を導入。毎日の記事の一番下に、5年間1日も欠かさずに掲載している謎の記号と数値、それが「ははーんポイント」の具体化である。
 謎めかしたまま、実は「5年通算ははーんポイント」になっているんだから、ヒマな読者はとっくにその正体を解き明かしているだろうが、開設5年で11168ははーんポイントは自分ながら大したものだ。もし音楽CDを12000枚聴いたとしたら、そういう数字を「バッカバカしい」と突き放して失笑/冷笑/嘲笑する前に、「自分も自分なりの『ははーんポイント』導入を考えてみようかな」と工夫を始めればいいじゃないか。
店内風景
(カウンター風景。夕方7時は大混雑だ)

 さてボストンに話を戻せば、この日の夕暮れのサトイモ君は、丸1日の疲労もあって「ははーん」の沸点がヤタラに低い。「ほほぉ、18世紀の茶会事件のお船なんだな」というだけで、疲労しきった肉体は、「ははーん☂」「ははーん☃」「ははーん♤」な感じ、「ははーん」の後ろに、暖かい♡マークや熱いビックリマークがなかなかくっついてこない。
 そもそもこんな狭い海の中に、そんな乱暴にドボドボお茶の葉っぱなんか投げ捨てて、あたりはすっかり紅茶のカホリに満たされたんだろうな。「紅茶、紅茶、紅茶!!」「意地でも紅茶♨」「イヤでも紅茶♨」と、ボストンの海はさぞかし紅茶臭かったんだろうな。そう思うと、何だか口の中が渋くなってきた。
こんなやつも1
(こんなヤツもいる 1)

 諸君、サトイモ男爵は、紅茶が大好きである。この4月のアメリカ旅行中も、1月のベルギー滞在中も、朝に1杯、夜に1杯、ハチミツとブランデーをタップリ入れた紅茶を飲まなければ、お外を歩き回る元気も出ないぐらいであった。
 しかし諸君、船に満載した紅茶を全部ドボドボ狭い海に投げ込んだら、紅茶は黒く出過ぎてしまって、
① 歯はステインで黒く染まり、
② とっても渋い匂いがあたりに立ちこめ、
③ お魚や牡蠣やホタテまで、みんな紅茶のカホリに染まっちゃったんじゃないの?
と、そういうことが心配でならない。朝のハミガキのお水、お顔を洗うお水、みんな紅茶のカホリというのは、何だかとってもツラそうだ。
こんなヤツも2
(こんなヤツもいる 2)

 仕方ない。こうなれば解決策は、「メシ!!」しかない。サトイモ男爵は、昼のうちに目を付けておいた「ユニオン・オイスター・ハウス」を予約。1826年創業、ボストン最古のレストランである。JFKが愛した店で、彼の名前が彫られたお気に入りのテーブルもあるという。うにゃにゃ、そこいら中にこの手の店があるんじゃ、JFKもたいへんだ。
 店は、ボストン・マサカ発生地点のすぐそば。たどり着いてみると、店の外までお客がはみ出すほどの人気で、こりゃ予約がなかったらとてもテーブルなんか確保できそうにない。
 もっとも、カウンターも悪くない。やっぱり大混雑ではあるけれども、1人だったら予約なしでも空いた席にスッと割り込めそうだ。次にボストンに来る時は、ぜひこの店のカウンターにチャレンジしたい。
18番
(今井君は18番ブース)

 予約していてさえすぐにはテーブルに案内してもらえない。1つのテーブルが片付くごとに、店内にマコトに聞き取りにくいゴツゴツした英語のアナウンスが入って、「○○さん、2階にきてください。△番ブースにお入りください」と呼び出される。まるで大学病院の外来診療みたいだが、こんなに混んでいるんじゃ、このシステムもやむを得ない。
 カウンター周辺で待つこと10分弱、クマ蔵どんが案内されたのは18番ブース。うぉ、ケネディ・ブースのお隣だ。60年前、あるいは70年前の寒い夜、若きJFKは大学の仲間や州議会の仲間を引き連れ、お隣のブースで温かいクラムチャウダーをすすったわけだ。
爪楊枝
(アメリカで爪楊枝が使われたのは、この店です)

 テーブルには「アメリカで初めて爪楊枝が使われたのは、この店です」という自慢げな表示。おやま、そりゃスゲエ。英語で爪楊枝はtoothpickでござるが、今や日本の爪楊枝は世界の人気者。イタリアでは「samurai」という爪楊枝が売られているんだそうな。
 するとこの「ユニオン・オイスター・ハウス」も、日本の爪楊枝の世界デビューに何らかの活躍をしたはずである。ありがたや&ありがたやであり、「ここで1ははーんポイント」でござる。
 注文したのは、もちろん何と言ってもまずクラムチャウダー。ビールはサミュエル・アダムズ。まだ旅の途中だから、「牡蠣は火を通したのがいいな」とヒヨってしまい、ヒヨれば必ず間違いを犯すことも忘れて、ついつい「フライにした牡蠣」を注文。この日1日を台無しにするような大きな過ちであった。
ケネディ
(お隣は、ケネディ・ブース)

 しかし、そういう過ちを全て救ってくれたのが、ウェイトレスのバーチャンである。これほど忙しい重労働のレストランで、今もなお精力的に走り回っているのが不思議なぐらいのオバーチャン。70歳か、75歳か。あまりの忙しさに深い溜め息を隠そうともせず、それでも他のどんなウェイトレスより巧みに注文をさばいている。
 ビックリしたのは、ワインを注文したとき。今井君が「これください」と注文したワインを、即座に「そりゃダメだ。マズいよ。ヒドいよ。あんまりマズいから、食べるものまでdisgustingになっちゃうよ」と、言葉をきわめて否定してくれた。うぉ、そんなに激しく言われると、クマどんだって悲しくなりそうだが、「じゃ、どれがいいですか?」と尋ねると、優しく「これかねぇ…」と笑って指さしてくれた。
最古のレストラン
(アメリカ最古のレストラン)

 ならば、牡蠣のフライを頼んだ時にも「そりゃダメだ、ヒヨってないで、生牡蠣食べなきゃ、JFKみたいに偉くなれないよ」と、しっかり指摘して欲しかった。ま、いいか。こんなに疲れた夜は、とにかく楽しければ何でもいいのだ。バーチャンが近くを通りかかるたびに、何だかそれだけで楽しくなっていたのだから、今井君としてはバーチャン万歳なのである。
 夜9時半、閉店。ガイドブックを見た時、「あれれ、いくら何だって、9時半閉店ってウソだろ」と思っていたのだが、実際に9時15分を過ぎるとウェイトレスもお客もみんなソワソワしはじめて、9時25分、サトイモ男爵のテーブルにも伝票が回ってきた。
カウンター
(夜9時半のカウンター。何だか寂しくなってきた)

 確かに、愉快なバーチャン・ウェイトレスは他にもいたのだから、お店が9時半閉店なのも十分に合点が行くのである。「カウンターぐらい、まだやっているかな」という期待もあったが、2階から1階に降りてみると、カウンターももうほとんど無人。ま、こんな終わりかたも、たまには悪くない。

1E(Rc) Elly Ameling & Collegium Aureum:BACH/HOCHZEITS KANTATE & KAFFEE KANTATE
2E(Rc) Backhaus:BACH/ENGLISH SUITE・FRENCH SUITE
3E(Rc) Ewerhardt & Collegium Aureum:HÄNDEL/オルガン協奏曲
4E(Rc) チューリッヒ・リチェルカーレ:中世・ルネサンスの舞曲集
5E(Rc) Collegium Aureum:MOZART/EINE KLEINE NACHTMUSIK & SYMPHONY No.40
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