2013年05月24日(金)

Tue 130430 ハーバードを出た 生協で土産 UMAIの晩餐(アメリカ東海岸お花見旅31)

テーマ:ブログ
 以上(スミマセン、昨日の続きです)、そろそろ今井君はハーバード大学を出ることにした。諸君、「ハーバードを出る」のである。一昨日書いた通り、「ハーバードに入る」のはシコタマ簡単であった。ジョンストン・ゲートもワイドナー・ゲートもビックリするぐらい狭き門だったが、どれほど狭き門でも、入るのにちっとも困難を感じなかった。
 昔からよく言われるのが
「日本の大学は、入るのが難しいが、出るのはたいへん簡単だ」
「欧米の大学は、入るのは簡単だが、出るのはとっても難しい」
というお話。あんまり頻繁に会話に登場するので、昭和40年代にはとうとう大学入試の英作文問題にも頻出するほどになった。
夜景1
(ボストン、雨と桜の夜景 1)

 「超頻出」「よく出る」ということになれば、参考書だって黙っていない。今も手許に残っている駿台文庫「基本英文700選」(鈴木長十・伊藤和夫共著/1983年版・初版第72刷)には、81番目の例文として次のような英文が掲載されている。
It is often said that Japanese universities are difficult to enter but easy to graduate from.
その昔の駿台生はたいへん優秀で、文系トップのクラス200人は「第1志望は東大文Ⅰ、第2志望は東京医科歯科大の医学科」とホザく生徒が少なくなかったものだが、実際に両方合格してみせるようなヒトビトは、700選の英文700をカンペキに暗誦できるのが自慢だったりした。
 ということは、将来の日本を背負って立つ秀才たちが、
「日本の大学はぁ、入るのがぁ、難しいー!!」
「でもぉ、出るのはぁ、カンタンだぁー!!」
と、御茶ノ水界隈で声を揃えて絶叫していたことになる。そりゃマコトにシュールな光景であると同時に、何だか危うい、その後の日本が心配になるような例文であった。
夜景2
(ボストン、雨と桜の夜景 2)

 駿台生・今井君がモグっていた英作文の授業で、「中地」という名前の講師が印象に残っている。生徒が黒板に書いた英作文を授業中に先生が添削していくスタイルが気に入って、1年間ずっとモグって授業を受けていた。
 この英作文テキストに、「日本の大学は卒業するのはカンタンだ」の1問が入っていた。生徒が黒板に書いておいた作文の書き出しが、
  It is easy for Japanese students to graduate from …
しかし中地先生は、開口一番「これじゃダメですね。日本人学生ならソルボンヌでもハーバードでもカンタンに出られるの? 勉強しなくてもソルボンヌ卒業できるの?」とおっしゃった。おやおや、今井君はそんなことまで記憶している。
生協1
(ハーバード大学の生協でお土産を買う)

 その後の中地先生がどういう人生を歩まれたのか、分からない。そもそもモグリで授業に出ていたので、フルネームも存じ上げないのだ。ただ、「こんど南雲堂から参考書が出るんです」と恥ずかしそうにおっしゃっていたのと、説明の中にソルボンヌ大学がたくさん出てきたのを記憶しているぐらいである。
 ところが、この間ランボーやヴェルレーヌについてちょっと調べ物をしていたら、東京大学教授・フランス文学専攻の中地義和というお名前に遭遇。その道ではマコトに有名な教授でいらっしゃる。
 「1979年東大修士、85年ソルボンヌPh.D取得、86年東大博士」とあって、「もしや、あのとき駿台で講師をしてらっしゃった方かな?」と、あの頃のことを懐かしく思い出した。もちろん全くの別人かもしれないし、若き日の中地教授だったのかも知れない。もちろん、それ以上別にどうということもない話である。
生協2
(生協はハーバードを出た所にある)

 さて、とにかく今井君は今「ハーバードを出た」。ハーバードに入るのも拍子抜けするほどカンタンだったが、出るのはもっとカンタン。「昼メシ食いに行くかな」とワイドナー・ゲートを出て、結局そのままになってしまった。
 昨日書いた通り、昼食は「リーガル・シーフード」の海老カレー。ウェイトレスのオネーサマに厳しく叱責されながらかきこんで、白ワイン1本とアイリッシュコーヒーで酔っぱらったら、もう大学に戻る気がなくなってしまった。こんなふうだから「ハーバードを出た」という感慨さえ、全く居抱きようがなかったのである。
夜景3
(夕暮れの冷たい雨に、桜が散りはじめた)

 そんな呆気ない幕切れでも、「せめてお土産ぐらい買わなきゃな」である。ジョンストン・ゲートのすぐそば、JFKストリートに面したところに、THE COOPという看板が出ている。ハーバードとMITの大学生協であって、衣料品を中心に、お土産物も多くの種類が揃っている。
 サトイモ君がお土産に購入したのは、Tシャツ2枚、パンツ、講演会用のストラップ2本である。「お土産にパンツ」というのも変な話だが、一面にHARVARDの文字が入ったパンツぐらい履いていれば、少しは賢くなるかもしれない。読者諸君にも見せたいが、もちろん物が物だから、写真としてその全貌を掲載するのは、ご遠慮申し上げておく。
土産
(ハーバードのお土産)

 その分、ハーバードのストラップは2013年度の講演会で使用するから、今井が諸君のお近くにお邪魔した際には、ぜひ目撃してくれたまえ。「ストラップ」と言っても、ケータイのストラップではなくて、ハンドマイクを胸の前にぶら下げて使うヒモである。代ゼミ講師の8年のうちに、ハンドマイクはヒモで胸にぶら下げないと気が済まなくなった。
 夕食は、ボストン中心部のニューベリー(Newbury)通りでとることにした。爆破テロがあったボイルストン(Boylston)通りから、たった1ブロック北に入った細長いストリートである。東端アーリントンから10ブロックほど、ボストンの長い歴史を感じさせる、奥ゆかしい赤レンガの建物が続いている。
ラーメン屋
(ニューベリー通り、ラーメンの麺亭)

 昨日の夕暮れ、あちこちで道路が封鎖されているボストンの街を、予約したレストランを探し求めて右往左往したが、その最中にこのニューベリー通りを発見した。「別に予約なんかしなくても、この通りでテキトーに店を選んじゃえば良かったな」と後悔したものだった。
 その際に目をつけておいたのが、ラーメン「麺亭」と和食のお店「UMAI」の2軒。どっちも大好きな「ナンチャッテ和食」っぽい雰囲気。クラムチャウダーはまた明日にして、今日はすっかり冷えきったクマの肉体を、ラーメンかウドンかお蕎麦で温めたいじゃないか。
 選んだのは、「UMAI」。もちろん「旨い!!」ということなのだろうが、可能性としては「馬井」とか「卯米」とか「鵜舞」ということもある。「宇僕野」でもいい。諸君、「僕野」=「ボクの」=「My」である。その程度のオヤジギャグ、すぐに理解したまえ。
うまい
(ニューベリー通り、UMAI。1階はネイルサロンである)

 どこも桜が満開で、まさにボストンお花見旅のクライマックスであるが、いかんせん冷たい雨が降り出した。息は白く濁り、桜の花びらが雨にハラハラと舞いはじめ、今井君のボーシはどんどん雨に濡れていく。
 黒い野球帽をかぶったクマさんの姿を夕暮れのウィンドーに映してみると、いかにもキョドい。まだまだ警戒が続き、道路封鎖も解かれていないボストンの街を、こんなに挙動不審なクマなんかが闊歩していて、大丈夫なもんだろうか。
うまい巻
(UMAI MAKI)

 さて、こうしてIMAIはUMAIに入ってみたが、お酒はともかくお料理のほうは、IMAIが「UMAIっ!!」と絶叫するほどのものではない。お寿司は巻き物ばっかりで、麺類もやっぱり予想通り「ナンチャッテ麺類」なのであった。
 IMAIがUMAIで試してみたのは、まずUMAI MAKIという巻寿司。「IMAIが、UMAIで、UMAI MAKI」と、たいへんゴロは良いけれども、うーん、晩飯にはなりませんな。
牛肉
(牛肉そば)

 次にGYUNIKU SOBA。もちろん「牛肉そば」であるが、牛丼の甘い牛肉とタマネギが、絡まりあいながらどっぷりお蕎麦を覆いつくしている。アタマが痛くなるほどの牛肉をかきわけて、ようやく蕎麦を発見するころには、蕎麦はもうネロネロ&ヌルヌルにノビているという、たいへん厄介な趣向なのだった。
 お客は、中国系の女子学生たちと、韓国系の女子学生たち。日本からの留学生には、ハーバードでも全く出会わなかったが、UMAIにもサッパリ来ていない。IMAIはちょっと不満である。ま、恐る恐る「ハジメテノ和食デスケド…」というジモティの姿もあったが、ボストンの和食屋は、今のところあまり有力な勢力ではないようである。

1E(Cd) Lucy van Dael:BACH/SONATAS FOR VIOLIN AND HARPSICHORD①
2E(Cd) Lucy van Dael:BACH/SONATAS FOR VIOLIN AND HARPSICHORD②
3E(Cd) Holliger:BACH/3 OBOENKONZERTE
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