2013年05月15日(水)

Sun 130421 ボストン爆破犯は逮捕 8時間マラソンを計画(アメリカ東海岸お花見旅22)

テーマ:ブログ
 4月21日、早朝からテレビは「ボストン爆破犯の身柄を拘束」のニュースで沸き返っていた。4月15日の犯行以来、すでに1週間が経過。画面には、ガッツポーズで互いを讃えあう警官たちの姿があった。インタビューに答えて一般市民も、「Boston strong」「We are one Boston」と、嬉しそうにVサインを掲げていた。
朝
(ホテルウィラード12階の丸窓からワシントン市街を望む。日曜朝も快晴。新聞には爆破犯の身柄確保の記事)

 これで、今井君の今後の旅の方針も確定。ホンの2~3日前にはすっかり弱気になって、「ボストンは遠慮しよう」と旅行計画変更のことばかり考えていたけれども、こういう経過→結果になれば、もう何も遠慮することはない。「空港は閉鎖」「地下鉄もバスもタクシーもストップ」という緊急事態には、ついにピリオドが打たれたのである。
 予定の飛行機は、明日昼すぎの便。ここは気を楽にして、ボストンに向かうべえ。一時は「ハーバードにもMITにも行けなくなったな」と、模試の結果が最悪だった受験生みたいに落ち込んでいたが、諸君、これで「ハーバードでもMITでもよりどりみどり」。偏差値100の天才児みたいな、マコトに晴れ晴れしたスバラシイ朝になった。
新聞
(THE WASHINTON POSTのトップの見出しは「THE HUNT IS OVER」だった)

 そう決めてしまうと、ワシントンDCで見残している有名観光地を、今日のうちに出来るだけ多くしっかり見て回らなければならない。昨日までは「ワシントン滞在を3日延長する可能性が大」だったので、つい油断してゆっくりしすぎたかもしれない。
 そうなれば、まず何と言っても「スミソニアンの博物館群」が浮上してくる。西のホワイトハウスから東の議事堂まで一直線に続く大通りに沿って、夢のように巨大な美術館と博物館が16館、ズラリと建ち並んでいる。しかもそのほとんどが入場無料。ありゃりゃ、さすかアメリカ。「そんなに太っ腹で大丈夫なの?」である。
赤いお花
(赤いお花がキレイだった)

 ちょうど今日は日曜日なので、博物館はどこもコドモたちで混雑している。ただし、「コドモで大混雑」なのは何も土曜日曜に限ったことではない。欧米のミュージアムの平日は、遠足や修学旅行で連れてこられたコドモ集団に完全に占拠され、一般のヒトビトはすっかりジャマ扱いされることが多い。
 コドモを博物館に連れてきたって、最初の15分ですっかり飽きてしまうのは目に見えている。遠足ならオッカナイ先生のオッカナイ表情や威嚇で何とかならないことはないが、家族連れだとそうはいかない。女の子はムクれ放題にムクれ、男の子は暴れ放題に暴れ、ママは汗ミドロで、パパの無責任ぶりに怒り狂うばかりである。
自然史博物館
(自然史博物館。マンモスや恐竜の展示が有名)

 男の子でも女の子でも、今ほしいのはアイスクリームと、親の目から見て情けないほどつまらないお土産のオモチャ。ママもそれをしっかり知っているし、アイスさえ買い与えればもう15分は凌げるのを知っている。
 しかし、「こういう時に甘やかしてはならない」というのが世界中のママに共通の固定観念。「我慢することを教えなければならない」→「ここでゆずってはクセになる」→「そうだ、パパに叱ってもらわなきゃ」。日本でもアメリカでも、ママの思考経路はソックリで、他人から見ればまるで意地悪でもするように、コドモたちの無言の要求を突っぱねる。
キャッスル
(キャッスル。スミソニアンの情報センターになっている)

 こうして世界のママは「パパに叱ってもらわなきゃ」と張り切ってダンナを探すことになる。ところが諸君、パパやダンナというものは、必要な時に限って手近にいない。博物館で一番ハシャイでいるのは、実はパパたちなのである。
 30歳になっても40歳になっても、男子はこういう場所に来た瞬間、精神年齢が小学生並みに急降下する傾向があって、パパが展示物に夢中になっているうちに、いつのまにか息子は迷子になり、ママは血相を変えて息子を探しまわっている。
 特にスミソニアンは、40年前のヒコーキだの、19世紀の鉄道模型だの、アポロ11号の飛行士の宇宙服だの、パパが夢中になるようなものばかり。おそらくこの1日で、10代前半の娘は「パパなんか大キライ」という定番の「怒れる女子」に変身する。
航空宇宙博物館
(男子の憧れ、国立航空宇宙博物館)

 かく言う今井君は、「美術館は大キライ」「博物館なんかもっと大キライ」というタイプ。何で今日の1日を博物館巡りに決めたのか、自分でも分からなくなって、入り口付近の雑踏を見た瞬間から、もうどんどん不機嫌になってきた。
 日本で売られているガイドブックって、どうしてあんなに「美術館♨美術館♡」「博物館♨博物館♡」と連呼するんだろう。下の写真に示すように、「スミソニアン早回りコース」みたいなものが提示され、1日で6カ所も欲張って歩き回るプランが推奨されていたりするけれども、どんなミュージアム好きだって、そんなの無理に決まっている。「どこも早めに切り上げるように」だなんて、本末転倒じゃないか。
早まわりコース
(地球の歩き方「ワシントンDC」より)

 最初に入ったのが、一番西寄りの「アメリカ歴史博物館」、正式名称National Museum of American History。その前にサトイモ君の頭の中では、
「まず、ここを30分で駆け抜けよう」
「すべての博物館を各30分で駆け抜ければ、スミソニアン合計約16館の博物館すべてに入場することも可能」
「要するに、今日はマラソン大会。1館:30分、全部で16館を8時間かけて駆け抜ける。超ロングランのハードなマラソンと考えれば、マコトに意義深い1日になる」
「どうせ入館料はすべて無料。8時間で0ドル、知的ダイエットにも効果的」
「行くぜ!!」
「見てろよ♨」
という、超&超・本末転倒、むしろシュールとさえ呼べるような計画を立てた。
白いお花
(白いお花がキレイだった)

 しかし諸君、やっぱりサトイモは愚かな生き物である。そもそも、「行くぜ!!」と絶叫しても、誰も相手にしてくれないし、「見てろよ♨」と熱く燃えても、その炎を誰が見てくれるわけでもない。
 24時間テレビでタレントがマラソンに挑戦すれば、その苦悶の表情を全国のヒトビトが手に汗を握って見つめ、「最後まであきめちゃいけないよ」の声援も送ってくれるが、ミュージアム16館を8時間で駆け抜けるハナレワザをやってみせたって、別にギネスに登録されるわけでもない。ま、計画倒れは最初からよおっく分かっていたのである(明日に続きます)。

1E(Cd) Karajan & Berliner:BACH/MATTHÄUS-PASSION③
2E(Cd) Harnoncourt:BACH/WEIHNACHTSORATORIUM①
3E(Cd) Bobby Coldwell:CARRY ON
4E(Cd) Lee Ritenour:WES BOUND
5E(Cd) Marc Antoine:MADRID
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