2013年05月12日(日)

Thu 130418 訃報相次ぐ 五十嵐武士 夏八木勲(アメリカ東海岸お花見旅・番外編1)

テーマ:昭和の人々の記憶
 5月12日、朝起きてすぐに朝刊を開くと、小田晋と五十嵐武士の訃報があった。五十嵐武士は、モト東京大学教授、専門はアメリカ政治史と日米関係史。アーリントンでケネディの墓にお参りした話を書いた翌日だから、今井君の感慨もいっそう深い(本日はすべて敬称略といたします)。
 五十嵐武士は、今井君にとっては秋田県立秋田高校の大先輩の1人である。1965年に秋田高校卒。1969年に東京大学法学部卒、ほぼ同時に東大助手になっている。今とは事情が違うと言え、修士課程とか博士課程とかそういうメンドクサイところをスパッと飛ばして、いきなり助手というのだから、優秀なヒトだったに違いない。1985年、40歳そこそこで東大法学部教授に就任、そのまま退官まで東大で教鞭をとられた。
ケネディ
(おなじみ、ケネディ大統領のおコトバ。 My fellow Americans: Ask not what your country can do for you. Ask what you can do for your country. My fellow citizens of the world: Ask not what America will do for you, but what together we can do for the freedom of man.)

 秋田高校の先輩と言えば、国連事務次長だった明石康や、2005年まで東大総長だった佐々木毅がいる。佐々木毅は1961年に秋田高校卒、65年東京大学法学部卒、同年東大助手。78年教授に就任、2001年総長。うひゃ、佐々木毅もやっぱり学部卒業と同時に助手になっている。今井君の高校の先輩は、何だかみんな超優秀なヒトビトばっかである。
 もちろん明石サンも佐々木サンも、今もなお元気でバンバンご活躍中であるが、五十嵐教授みたいな大先輩の訃報に接すると、こんな平凡なサトイモでさえ
「おらあ、いったい何やってんだべ?」
「もっともっと頑張んなきゃダメだんべ」
「いやはや、ずいぶん長い間、怠けつづけて来ただな」
「天国の先輩たちに、恥ずかしくねえだか?」
と、ツライ自責の念に駆られる。
アーリントン1
(アーリントンの風景 1)

 男子というのは、ホントに妙竹林な生き物なので、自分は一介の予備校講師に過ぎないにも関わらず、ふとその立場を忘れ、天から神の声で「テメーはいったい何やってんだ!!」と、今のダラしなさを叱責された気持ちになるのである。
 もちろん神様が「オメー」とか「テメー」とか、そんな乱暴なコトバで語りかけてくるはずはないのだが、まあそんなことはいいじゃないか。とにかく
「こんな怠惰な生活、いつまでも続けてちゃいけないな」
「奮起して、ばんばん、がんがん、岩をも砕く信念を持って、日々『前進&前進、前進!! 進!!(中華人民共和国国歌「義勇軍進行曲」より)』しなきゃいけないな」
と決意するのである。あーあ、この調子じゃ、今夜のサトイモはきっと徹夜する。
アーリントン2
(アーリントンの風景 2)

 昼を過ぎて、今度は俳優・夏八木勲の訃報が入った。1974年、NHK朝の連続テレビ小説「鳩子の海」で、脱走兵「天兵」を演じたあの名脇役である。
 当時は連ドラの最盛期。視聴率40%は当たり前、50%を超える高視聴率をたたき出すこともしょっちゅう。日本人の半分以上が画面にかじりつくほどの人気ぶりは、主演の幼女役・斉藤こず恵どん以上に、夏八木勲の名演によるものだったとクマ蔵は信じる。
ピンク
(アーリントンのチューリップ)

 鳩子は7~8歳の幼女。戦争の悲惨の中で記憶をなくし、さまよい歩いていた瀬戸内の森の中で脱走兵・天兵と出会う。すでに原爆が投下され、戦況は絶望的だが、脱走兵は鳩子を妹と呼び、「さつまイモコ」と名づけて、ともに夏の山中をさまよい歩く。
 その鳩子と天兵が即興で作り上げ、夏の森の中で2人で繰り返し何度も歌うのが「日本よ、日本」。現実の敗戦からまだ30年しか経過していなかった昭和の日本人は、テレビの前で熱い涙を流しながら、2人といっしょに熱唱したものである。

  ニッポンよ、ニッポン。愛するニッポン。
  緑のニッポン、青い海。
  ニッポンよ、ニッポン。ワシらがお国。
  まだ守れるぞ、時間はあるぞ。
  ドドンが、ドン。

 実際の作詞は林秀彦、作曲は冬木透であるが、諸君、今井君は今もなお、歌詞を思い起こしているだけで、100℃に沸騰した熱い涙がこみ上げる。マコトに恐ろしいもので、YouTubeをチョイとクリックすれば、21世紀「さとり世代」のヒトたちだって、里芋サト次郎に負けないほど熱い涙が湧き上がってくるはずだ。
花壇
(ワシントンDCはチューリップの盛りであった)

 斉藤こず恵は、子役ブームの走りである。その後、間下このみ→野村祐香→大橋のぞみ→芦田愛菜と歴史を刻んできた。「そう言えば、芦田愛菜ちゃんて、最近見ないな…」みたいな面倒な話は他の人のブログに任せるとして、とにかく諸君、YouTubeで「鳩子の海」をチェックしてくれたまえ。サトイモ君としては、「さつまイモコ」というネーミング感覚が大好きなのだ。
アーリントン駅
(地下鉄・アーリントン駅)

 夏八木勲は、劇団俳優座の出身。俳優座同期のヒトビトを列挙するだけで、今井君なんかは「うわ、こりゃスゲエや!!」と絶叫する。原田芳雄・林隆三・前田吟。地井武男・秋野太作・浜畑賢吉・高橋長英。栗原小巻・太地喜和子・三田和代。これって、昭和のテレビと演劇を支えてきた、言わばレギュラー・メンバーばっかじゃないか。
土曜のリンカーン
(土曜日のリンカーン記念館)

 これほどのヒトビトと、長く親しい交友関係を続けてきただけでも、夏八木どんは間違いなく日本を代表する名優だったのである。
 2013年5月、新聞のテレビ欄をボンヤリ眺めてみるに、20世紀日本の激しい沸騰はもはや全く感じられない。夏八木勳の冥福をお祈りするとともに、テレビ局のどこか1局でいい、もし「第2の夏八木勳」が出現することがあったら、彼が思うぞんぶん活躍できるような熱く激しい世界を、復活させていただきたいと熱く願うのである。

1E(Cd) Sheila E. & The E-Train:HEAVEN
2E(Cd) Tower of Power:TOWER OF TOWER
3E(Cd) Tower of Power:URBAN RENEWAL
4E(Cd) Tuck & Patti:CHOCOLATE MOMENT
5E(Cd) 村田陽一 & Solid Brass:WHAT’S BOP
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