2013年05月06日(月)

Fri 130412 世界を動かすDC のエリート諸君を思う (アメリカ東海岸お花見旅15)

テーマ:ブログ
 4月19日、「無料アップグレード」とは言え、由緒あるVIPホテルのジュニア・スイートに収まったサトイモ君は、もうすっかり上機嫌である。
 だって、ちょうどワシントンDCではG20の開催中。日本からも麻生副首相を筆頭に、超どえりゃーお歴々がこの街を訪問していらっしゃる。それなのに今井君は、この街で一番高いビルの最上階から、ワシントンの街を悠々と睥睨しているのである。
 窓からは、オベリスクやらホワイトハウスやら、国務省やら内務省やら、ロナルド・レーガン・ビルやらリンカーン記念館やら、地理や世界史や公民の教科書でお馴染みの建物群を、眼下に見晴るかすことができる。「6階以上のビルは建設禁止」という街で、12階の窓を確保すれば、そりゃ見晴らしは極上に決まっている。
ワシントンリス君
(ワシントンDCでもたくさんのリス君と出会った)

 到着後30分で荷解きを済ませた今井君は、マコトに勤勉なことにさっそく街の散策に出かけることにした。何しろワシントンに滞在するのは3日だけ。雨でも降ったら散策も面倒になるから、早いうち早いうちに行動しておくべきでござる。
 この日のワシントンは気温が25℃まで上がって、まるで梅雨時のような蒸し暑さ。ニューヨークでも4月中旬に30℃まで上昇した日があったそうだが、NYからさらに電車で3時間も南下してきたのだ。この蒸し暑さも当然だろう。空には熱気にフタをしたような分厚い雲が横たわり、鬱陶しさに拍車をかけている。
ホワイトハウス1
(意外に地味なホワイトハウス)

 何しろホテルの目の前がホワイトハウスだ。電車で一緒だったアメリカ人のダンナが冗談で言った通り、「突然オバマ氏が窓を開けて顔を出し、例の笑顔で『Hi!! Nice to meet you♡』と声をかけてくれるかもしれません」という雰囲気。予想外の出会いだって、十分に期待してよさそうだ。
 まずホテル前の芝生の上で出会ったのが、写真のリス君。さすがにリス君では「Hi!! Nice to meet you♡」と挨拶はできないが、楽しげな彼または彼女の笑顔が、それ以上の魅力に溢れていることは言うまでもない。
八重桜
(ヤエザクラどんにも挨拶)

 次に出会ったのが、もったり&もっこり重たいお花をつけた八重桜ちゃん。日本の八重の桜チャンは、思ったほど視聴率が伸びなくて苦しんでいるらしいが、ワシントンの八重桜ちゃんにはそんな重苦しさは一切感じられない。
 だいたい、人々の余計な期待を集めることなく気楽に咲ける八重桜ちゃんは幸せなのだ。もったりした笑顔で、静かにサトイモに挨拶してくれた。もっとも、こんなに八重桜ちゃんが満開ということは、「有名なワシントンのサクラ並木はとっくに葉桜になっちゃってる」という予告である。あらら、そりゃ残念だ。
ホワイトハウス2
(ホワイトハウス拡大図)

 そこで今井君は、まず手近なホワイトハウスへ。意外に地味なホワイトハウスの眺めに気落ちした後は、さらに地味に地味に、内務省→国務省→国立科学アカデミーというコースを辿った。
 もしこれがこれが東京だったら、今井君のたどったコースは異様である。東京駅に着いて、パレスホテルか帝国ホテルにチェックインした直後、首相官邸→霞ヶ関の官庁街を巡り、「ほお、これが外務省か♡」「ほお、これが財務省か♨」と写真を撮りまくっているなんて、それは余程の変人だ。
内務省
(内務省)

 しかし諸君、やっぱり日本とアメリカではスケールが違う。そこに生活しているのはオバマどんであり、そこで仕事をしているのは世界を動かすアメリカ国務長官と、映画の中ではありとあらゆる悪だくみを演じている政府高官、その高官を意のままに操っている若手の超エリートだ。
 彼ら彼女らにこんなに接近して、同じ空気を吸い、同じ空を見上げ、同じ夕暮れのザワメキに包まれているなんてのは、それだけで感激である。まさに今、世界を牛耳る超エリートたちが夕暮れせまる窓辺に集まり、「どうやらざっとヒト雨、来そうですね」「その前に、この難題を片付けちゃいますか?」とか、そんな会話を交わしているかもしれない。
 ワシントンDCの街は、ポトマック河をはさんですぐ近くにレーガン・ナショナル空港があり、頻繁に離着陸する飛行機の爆音に満たされている。離着陸の頻度は1分に1回ぐらい。国務省、内務省、ちょっと北上すれば、世界銀行もIMF本部もある。世界を代表するエリートたちが、まさに今このとき、日本の里芋サト次郎と同じ爆音に包まれていることになる。
国務省
(国務省)

 そのスンバラしく複雑な頭脳構造や、スンバラしく明晰な思考回路を、ちょっと想像してみたまえ。今井君なんかは目が回りそうになる。ハーバード大で数学を専攻したヒト。MITで物理を研究した天才。イェール大で国際関係論を専攻したオカタ。そういう諸君がズラリとこの地味な建物の中に集まって、「世界中を幸福にするにはどうするか?」をひたすら考えて日々を送っていらっしゃる。
アインシュタイン
(国立科学アカデミー前、お鼻ピカピカなアインシュタインどん)

 それも、おそらく大学での研究生活への誘いを断って、ここに集まったヒトビトなのだ。「どうだ、私のモトで研究を続けてみないか?」という教授の懇願を軽くイナスかカワスか、「そうですねぇ、残念です。ボクなんかには、研究生活に耐えるだけの忍耐力がありませんから」みたいなド派手なことをホザイたに決まっている。うぉ、コンチクショーなヤツらであるね。
 テレビの雛壇に並んだ日本の評論家なんかが、
「けっきょくゥー、アメリカが狙ってるのはァー」
「それじゃ、アメリカの思うツボじゃないですかァ」
「アメリカがタクラんでる世界戦略はぁ」
みたいな乱暴な言葉遣いで、チョーいい加減な議論を始めることがあるが、うぉ、今まさに今井君の前で、そういう擬人法の「アメリカ」が悠然と呼吸しているのであった。
セグウェイツアー1
(官庁街のセグウェイ・ツアー)

 「超エリートと同じ空気を吸い、同じザワメキに耳を傾けているだけで光栄だ」、その類いの思いはアメリカのヒトビトにも共通のようだ。だから、官庁街を巡る「セグウェイ・ツアー」などというものも人気が高い。
 霞ヶ関や永田町をセグウェイ・ツアーで回るのはちょっと考えられないが、ワシントンに滞在した3日のうちに、クマ蔵どんは官庁街で5度も6度もセグウェイ・ツアーに遭遇。ほとんどが男子、ほとんどが若者であるが、みんな異様にニコニコして嬉しそう。自分自身が宇宙を牛耳るエリートになったような、満面の笑顔で通り過ぎていく。
セグウェイツアー2
(セグウェイ・ツアー、拡大図)

 しかしよく見ると、彼らが嬉しそうなのは「コンダクターのオネエサマが魅力的だから」なのかもしれないと気づく。「美人」とか「キレイ」の判断基準はサトイモ君には分からないが、男子集団がダラしなくニタニタはしゃいでいる原因だったら、だいたい予想がつくというものだ。
 さてと、そろそろ先を急がなくちゃ。雨の気配はますます濃厚になってきた。夕立が始まる前に、せめてリンカーンさまに手を合わせ、オベリスクの真下まで行ってみなくちゃならない。お鼻をピカピカ光らせたアインシュタインどんに挨拶してから、クマ蔵は道路を左に横断し、巨大リンカーン像のほうへ向かったのであった。

1E(Cd) Bobby Coldwell:BLUE CONDITION
2E(Cd) Boz Scaggs:BOZ THE BALLADE
3E(Cd) The Doobie Brothers:MINUTE BY MINUTE
6D(DPl) 近藤乾三 松本謙三:宝生流 鉢木
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