2013年03月01日(金)

Tue 130205 指折り数える季節になった トラムを乗り回す1日(ベルギー冬物語29)

テーマ:ブログ
 今日から3月に入って、ありがたいことに東京は初日からたいへん暖かい。サトイモどんは北国の生まれだから、暑いより寒いほうがずっと得意なのであるが、さすがに今年の2月は寒すぎた。
 書斎は半地下の部屋だから、寒さがいっそう身に沁みる。寒くて寒くて全身に力を入れて固まっていたら、今年の冬は肩こりに悩まされた。何ともジーサンくさい話であるが、寒い→歯を食いしばって固まって過ごす→食いしばりすぎて肩がこる、そういう必然的な流れをムリして否定しようとすれば、ムリしたせいでもっと肩がこる。
なでしこ
(お正月に撮影したナデシコどん)

 やっとのことで暖かくなったと思ったら、今日はこれから北海道の釧路に出張である。今井君は長距離の出張が大好き。首都圏の中でチマチマ移動するより、飛行機で北海道、飛行機で九州&沖縄、または新幹線で関西、そのほうがずっと楽しいし、混雑した通勤電車を使わないで済むぶんだけ、肉体的にも精神的にもはるかにラクチンだ。
 しかし諸君、今日から明後日にかけての北海道には「暴風雪」の予報が出ている。うにゃにゃ、まさにピンポイントで狙ったみたいな暴風雪警報であって、首都圏や西日本で春一番が吹く日には、そのバクダン低気圧の影響で北海道は超・西高東低、超・冬型の気圧配置になりやすい。おそらくこの冬最後の暴風雪の中、クマどんはその真っただ中の釧路に向かうことになる。
寂しそうなにゃご
(ニャゴもつまらなそうに箱でイジけている)

 3月は、誰もが「あと何日?」と指折り数える月である。そこいら中の桜の枝が、あと何日すれば花をつけていいかを数えているだろうし、ニャゴはニャゴで「ナデシコどんはあと何日すれば帰ってくるんですか?」と、必死の形相でクマどんを追いかけ回す。
 幸い、ナデシコは順調に回復しているようである。昨日はゴハンも、缶詰を120グラム食べたとのこと。あんなにゴハンに興味のないネコが、慣れない病院の環境の中で120グラムも食べたとしたら、それはよほど順調に回復している証拠である。
王の家
(1月22日のブリュッセルは快晴であった。グランプラス「王の家」もますます美しい)

 大学入試はほぼ終了して、受験生諸君は発表を待つばかりだろう。東京大学の英語の問題を眺めてみるに、精査したわけではないが、今井君の印象としては
「うーん、何だか例年よりカンタンにみえるね」
「昔はパラグラフが5カ所も6カ所も空白になってた時代もあったのに、今やセンテンスの空所補充ですか? こんなの、センター3番と同じじゃないですか」
「最高学府の入試なのに、この自由英作文問題のダラしなさは何なんですかね」
「単なる下線部和訳問題ですか。ずいぶん古色蒼然ですね」
など。これからジックリ見直してみるが、
「これが日本最難関の大学の問題です」
「日本中の受験生が、この問題を解くために2年も3年も夢中で努力するんです」
「どうですか、スンバラシイ問題を出してるでしょ?」
あんまり、こんなふうに外国のヒトたちに自慢したくなるような入試問題ではありませんな。
グランプラス
(快晴のギルドハウス群)

 高3生諸君は合格発表を指折り数えて待っているだろうが、もちろん「卒業まであと何日?」も非常に重要であって、その辺の事情については今から数百年前、「舟木一夫」という妙に頬のこけた学生服姿の御仁が「高校3年生」という歌で高らかに謳いあげた。
 いやはや、あの頃は「一夫」という名前がこの世で一番カッコよかったのである。祐樹でも翔太でも大斗でもない。ましてや翼でも涼でも、カイでもリクでもソラでもなくて、意地でも「一夫」なのである。
 「オレは、長男だ!!」「そうよ、アナタは長男よ」。「次男でも三男でもない、我こそは家督を継ぐ存在なのだ」、そう主張する一夫クンが一番カッコいい。マコトにオソロシイ時代であるが、「丘灯至夫」というヒトが作詞したその歌詞によれば、
「ああ、あああ 高校三年生 
ぼくら
 フォーク・ダンスの手をとれば
  
甘く匂うよ 黒髪が」


であり、
「残り少ない 日数(ヒカズ)を胸に
  
夢がはばたく 遠い空」
なのである。
 うぉ、やっぱり昭和とは、ホントに激しい時代だったのであるね。「髪がニオう」と言われれば、21世紀のヒトなら慌ててシャワー室に駆け込むだろうが、「ああ、あああ」の時代には、まだ黒髪が甘く匂っていた。「匂う」と「ニオう」は全く別次元のことなのであるね。
市庁舎
(快晴の市庁舎)

 ようやく入試が終わって、受験生諸君の夢は遠い空に羽ばたいているだろうし、そのはばたきにはますます加速度がついているだろうけれども、その前に、チャンと卒業式に出席したまえよ。
 数世紀前、今井君の卒業式は3月8日。どういうわけか東大2次試験と日程が重なって、何と「東大入試を選ぶか、卒業式を選ぶか」の岐路に立たされた。今思えば、あの年はどう足掻いても現役合格はムリな状況だったのだから、卒業式を選んだほうがよかったのかもしれない。
 しかしまだ18歳の幼い今井君は、ごく常識的に東大入試を選んだ。だから、高校の卒業式には出ていない。卒業式の10日以上あと、駿台予備校への進学☂が決まってから、一人寂しく高校を訪れて卒業証書だけもらって帰った。
 「進学先は?」「早稲田政経と駿台で迷いましたが、駿台を選びました☃」。担任だった物理の先生と最後に交わした会話がコレでは、花やかだった高校生活の締めくくりは、まさに尻切れトンボだったのでござる。
 なお、「物理の先生」はその十数年後に秋田高校校長に就任。スマートに基礎徹底の指導を貫かれ、医学部進学者が圧倒的に多かった理系クラスでただ1人文系に進んだ今井君にも、先生の授業だけはカンペキに理解できた。スバラシイ先生だった。
samurai
(ブリュッセルの和食「侍」外観)

 さて1月22日、ブリュッセルのサトイモ男爵も、「あと何日?」と「残り少ないヒカズ」を数えていた。1月11日に東京を出て、すでに12日目。24日の飛行機に乗って帰るんだから、するとベルギー滞在は、驚くなかれ、今日を入れてもあと2日しか残っていない。「ああ、あああ、もう帰るのか」と、思わず天を仰ぎ、声をあげて泣きたくなる、そういう1日である。
 日本料理「侍」を出たサトイモ君の今日の予定は、何と「トラムを乗りまわす」である。縦横無尽にトラムを乗り回して、観光客がメッタに足を踏み入れないような、ブリュッセルの庶民的な街をタップリ眺めてきたい。
車窓1
(ブリュッセル、トラムの旅 1)

 この行動もまた、今井君の定番である。もちろんトラムのない街ではこんなことはできないが、リスボン、ポルト、ミュンヘン、ミラノ、フランクフルトなど、トラムさえあれば出来るかぎりこの1日を確保して、ガイドブックに「治安が悪いから入り込まないほうがいい」と記されているような地域にも行ってみたいのだ。
 だって、そうじゃないか。キッチリ治安が保たれている超観光名所だけ訪ねて、それでその街を経験した気になるなんて、生簀の中でスキューバダイビングをやって「ボクは海が大好きでね」とヌカしているヤツとちっとも変わらない。
ダイヤモンド駅
(ブリュッセルにもあったDIAMANT駅)

 しかもトラムの中なら、治安の悪い場所に入り込んでも、乗務員がいる以上比較的安全だ。もちろん、治安がウルトラ悪い国なら乗務員だって信用できるわけではないが、さすがにブリュッセルはヨーロッパの首都だ。そこまでブルブル震えているなら、外国旅行なんかする必要はない。
 サトイモ君の予定コースは、
① まず地下鉄でROGIERまで北上する
② ROGIER始発のトラムに乗って、旧市街の北西から南東まで、ブリュッセルを包み込むように半円形にグルリと回る
③ そこで別のトラムに乗り換えて、出発点のROGIERまで、旧市街中心部を北西方向に縦断する。
 分かりやすく言えば、トラム2本を乗り継いで、ブリュッセルの街に上弦の半月を描こうというルート。1本目のトラムが1時間半ほど、2本目が1時間ほど、合わせて2時間半で、観光客のいない庶民の町をトラムの窓からのんびり眺めて過ごすことになる。
ROGIER
(地下鉄ROGIER駅)

 もちろん、トラムのない街ならバスで代用することもできる。ごく普通の乗合バスを乗り継いで、タップリの生活臭を味わうのも悪くない。丸1日乗り合いバスで過ごしたら、さぞかし素晴らしい思ひ出になるだろう。
 もっとも、昨年9月のブエノスアイレスでは、乗り込んだバスが「絶対に危険です」「警察官でも入るのを嫌がる地域です」という地域にズンズン入っていって肝を冷やした。トラムなら、路線図がなくても線路があるぶん安心感がある。安心感があれば、街の風情だってゆっくり楽しめるものである。
車窓2
(ブリュッセル、トラムの旅 2)


E(Cd) Bernstein:HAYDN/PAUKENMESSE
E(Cd) Fischer & Budapest:MENDELSSOHN/A MIDSUMMER NIGHT’S DREAM
E(Cd) Coombs & Munro:MENDELSSOHN/THE CONCERTOS FOR 2 PIANOS
E(Cd) Barenboim:MENDELSSOHN/LIEDER OHNE WORTE 1/2
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