2013年01月29日(火)

Sat 130105 寒さも地下鉄もマイルド 凱旋門とEU本部(ベルギー冬物語9)

テーマ:ブログ
 1月29日。現在サトイモ君は、大阪都梅田のホテルに滞在中。昨日から3月下旬までの講演会シリーズが始まって、皮切りは関西3連発。昨日の大阪都枚方→今日は大阪都茨木→明日は和歌山と続く。
 なお、今井君がスケジュール表やブログの中で「大阪都」と書いているのは、もちろん冗談である。昨年1月だったか、もっと前だったかから、サトイモ男爵の辞書にはもう「大阪府」の呼称はない。新しいものが大好きなので、フライイングだろうが何だろうが、もう絶対「大阪都」以外の書き方はしたくない。
 しかし諸君、世の中にはたいへんマジメな人々が存在して、唖然とするほどマジメなアドバイスをしてくださる。「センセー、まだ大阪都にはなっていませんよ」「ブログで『大阪都』って書いてあるのは間違いですよ」と真顔で指摘されたりする。
 うにゃにゃ、フザケたサトイモでマコトに申し訳ないが、これはあくまで先取りジョークに過ぎない。これから国と大阪府の間でいろいろ折衝があって、審議があって、法律の整備があって、実現まで長い道のりが待っていることは、もちろん今井君も承知の上のこと。「アイツ、何も知らないんだな」とか、その手の難しいことは、言わないでおくんなせえ。
凱旋門1
(ブリュッセル凱旋門)

 それにしても、3日前までベルギーのブリュッセルにいて、2日か3日だけ東京に滞在、あっという間に「今日から大阪」ということになると、この行動形式にはまた別種の驚きが集まってくる。「疲れって、ないんですか?」「時差ボケって、ないんですか?」の類いである。
 諸君、サトイモは疲れない。重力に任せて転がっていればいいだけだから、疲労なんか全く異次元の話である。ついでに諸君、クマに時差ボケはない。冬の間は延々と冬眠しているのだ。その点、カエル君と事情は同じだが、いちいち時差ボケなんかで苦しんでいたら、春先の行動がマトモに出来ないじゃないか。
凱旋門2
(凱旋門、遠景。公園の池も固く凍ってしまった)

 今井君にとっては、外国の街を2週間ホッツキ歩くことこそが、一般的なクマにとっての冬眠の役割を果たしてくれる。ブリュッセルの日々が、実際にあったことなのか、実は冬眠中に見た夢に過ぎなかったのか、そんなツマラン判別だって、もうどうでもいい。
 ま、自分撮りも含めて大量の写真をここに提示し、「決して夢ではなかったのだ」と自分でも確認し、読者の皆さんにも確認してもらえばそれでいい。やっと目覚めて無事に日本に帰還すれば、昨年蓄積した疲労もスッキリ消えて、すぐに日本国中を元気に闊歩する。全国の諸君、この2月3月、チャンスがあれば是非とも今井講演会を訪ねてみてくれたまえ。
凱旋門3
(凱旋門、拡大図)

 1月14日、冬眠の夢のさなかのサトイモ君は、ブリュッセル滞在4日目を迎える。「今日は暖かくなるか、明後日は暖かくなるか」と期待しながら3日が過ぎたけれども、どうやら気温が1日中氷点下のままで推移するのが、ブリュッセルのスタンダードであるらしい。
 「最高気温マイナス3度」という日々が続く。サトイモ里之丞は北国出身であるが、クマの故郷:秋田県秋田市は日本海の暖流「対馬海流」が沿岸を流れているので、寒さはこんなに厳しくならない。北西の季節風が吹き荒れ、雪は激しい吹雪となってほとんど真横から吹きつけるが、しかし気温が氷点下まで下がることは、なかなかないのである。
凱旋門4
(凱旋門・拡大図。ベルリン・ブランデンブルク門を思い出した)

 2009年12月、ハンガリーのブダペストでドナウ川の橋を渡りながら、強烈な吹雪に晒されて凍え死にそうになったことがあったが、今回のブリュッセルはあれに次ぐ寒さである。もちろんあんなにワイルドな寒さではなくて、静かに静かに、じわりじわりと、知らぬ間に気温だけが下がっていく。
 だから、雪も着実に深くなってくる。降る雪の量は大したことはないが、降れば全く融けることなく降り積もり、強風に吹き飛ばされることもない。「あれれ、いつの間にこんなに積もったの?」という、静かな大人しい積もり方である。
 期末テストの一夜漬けみたいなドカ雪じゃなくて、「毎日必ず3ページ」→「気づいたら300ページの参考書をマスター」という感じ。受験勉強ならまさに理想的な蓄積の仕方であるが、ホントに知らぬ間に深くなった雪に、ベルギーのすべての街が覆われてしまった。
地下鉄1
(ブリュッセル地下鉄 1)

 1月14日、サトイモ君は「とりあえず、凱旋門とEU本部を見に行くか」と決意。こんな真綿で首をしめるような静かな寒さの中では、何だか全身が重たくなって、その程度の決意でさえも不承不承になってしまう。
 凱旋門とEU本部は、ブリュッセルの街の東側に並んでいる。滞在中のホテル・アミーゴからは地下鉄で3駅ほどの、東の街はずれである。10回分の地下鉄回数券を買って、初めてのブリュッセル地下鉄に乗り込んだ。
地下鉄路線図
(地下鉄路線図。これしかないから、乗りこなすのはカンタンだ)

 世界中どこへ行っても、初めて地下鉄を利用する時は緊張する。やっぱりちょっとコワいのだ。もしも東京の地下鉄なら、ゴミ一つ落ちていないし、「薄暗いな」と感じることもない。乗っている乗客の表情も穏やかで、ちょっとでも困っているヒトがいれば、そこいら中の乗客が「どうしました?」「大丈夫ですか?」と手を貸してあげる。
 しかしそれはまだまだ世界のスタンダードではないのである。地下鉄構内はゴミだらけ、自動販売機も壊れていて、壁も電車もワイルドな落書きだらけ。東京みたいに照明が煌煌と輝いてもいないから、いかにも「犯罪に巻き込まれそう」なウッスラとした恐怖が漂っている。ミラノでもニューヨークでも、マドリードでもリスボンでも、ベルリンでもブエノスアイレスでも、状況はほとんど変わらない。
改札
(自動改札。有人の改札口はない。というか、駅構内に職員の姿は全く見えない)

 ところがブリュッセルの地下鉄では、東京ほどではないにせよ、世界中の地下鉄に独特の緊張感がほとんど感じられない。ゴミは落ちていても、雰囲気はきわめてマイルド。車体に落書きはあるが、これもまたマイルドである。
 人々の表情も穏やか。フランス語とオランダ語とドイツ語が入り混じる街だから、「相手の言うことを分かってあげよう」「他者を理解してあげよう」という優しさに満ちている。寒さと同様に、地下鉄構内に流れる空気もまたたいへん穏やかなのであった。
地下鉄2
(ブリュッセル地下鉄 2)

 EU本部が近くなると、街の雰囲気が際立って変化してくる。外見からして「何だか賢げだな」という人々が増え、「私がヨーロッパを支えています」「だから忙しいんです」「大丈夫、私たちがヨーロッパをもっともっと平和にします」みたいな自信タップリな表情で、あくまで知的に、足早に、颯爽と闊歩している。
 うにゃにゃ、カッコいいね。諸君、将来こういう場で働いてみないかね。飛び交うコトバはやっぱり、フランス語、オランダ語、ドイツ語。マコトに国際的な雰囲気である。「もちろん英語も」であるが、ここでもやっぱり「相手の話すことを理解しよう」という熱意と優しさが溢れている。
EU本部1
(EU本部前に立つ日本のサトイモ 1)

 ベルギー滞在中、確かアントワープのレストランでの出来事である。若いウェイターのコトバの中に、「ああこれは、日本中の若い人たちに伝えたいな」とクマ蔵が感激したコトバがあった。春の講演会シリーズでも、忘れずに語ろうと考えている。
 おそらくイギリスからきたと思われる観光客2人が、彼に質問を浴びせた瞬間のことである。その店のメニューは「オランダ語だけ」だったので、何となくみんな戸惑っていたのだが、一人がウェイターに「Do you speak English?」と尋ねた。まあ、諸君も東京や京都や神戸や福岡、どこの街でも、欧米人に頻繁にそう話しかけられるだろう。
 「Do you speak English?」。その時アナタはどう応えますか? 自信のあるヒトなら「Yes, of course」、胸を張って「Yes, I do」。ほとんどのヒトは「A little」「Okay」「No problem」ぐらいなんじゃないだろうか。「No!!」と激しく拒絶する人だって、皆無ではないだろう。
EU本部2
(EU本部前に立つ日本のサトイモ 2)

 ところが、このベルギーの若者は、ニッコリ笑って首を傾げ、ハッキリと「I’ll try」と応えたのである。「英語には自信ないですが、話してみてください。頑張って、理解してみます」と言うのだ。
 3つも4つも言語が混在した国で、人々はいつも穏やかな笑顔で「ヒトのいうことを理解してあげよう」「コトバは下手でもかまわない。相手を理解するのが我々の仕事だ」と、常に努力を惜しまない。そういうマイルドな優しさが、この小さな国を静かに覆っているようである。
 諸君、諸君もこれからは是非、「I'll try」とニッコリしてくれたまえ。なかなかカッコいいじゃないか。

1E(Cd) Barenboim:MENDELSSOHN/LIEDER OHNE WORTE①
2E(Cd) Barenboim:MENDELSSOHN/LIEDER OHNE WORTE①
3E(Cd) Barenboim:MENDELSSOHN/LIEDER OHNE WORTE②
4E(Cd) Barenboim:MENDELSSOHN/LIEDER OHNE WORTE①
5E(Cd) Barenboim:MENDELSSOHN/LIEDER OHNE WORTE②
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