2013年01月12日(土)

Wed 121219 シャノワールにシャノワールを見に行く 満身創痍である(パリ速攻滞在記17)

テーマ:ブログ
 12月28日の朝を、パリのサトイモ君は満身創痍の状況で迎えた。29日にはもうホテルをチェックアウトして東京への帰路につくわけだから、今日はたった1週間の速攻パリ滞在の最終日である。最終日がこれほどの満身創痍では、気持ちも焦りに焦るばかりである。
シャノワール君1
(モンマルトルの黒猫くん)

 諸君、いま今井君がおかれている満身創痍の状態を確認しておこう。
(1)12月中旬から悩まされている右肩の重い肩こり。「四十肩」「五十肩」の類いでないことは、右肩がいくらでも上げられることから明らか。神宮のピッチングセンターに出かけて、右オーバーハンドからカミソリシュートが投げられるぐらいだ。
 しかし、すると「原因不明」。何だかたいへん重苦しい気分を誘う肩こりじゃないか。痛みはだんだん右上腕部に降りてきて、ナイフを握っても、吊り革にぶら下がっても、黙ってボンヤリしていても、筋肉が引きつれるような痛みがある。痛くないのは、PCのキーを叩いている時だけ。どうしてもブログ記事が長くなるのは、そのせいである。
道標
(モンマルトル、ちょっとフザケた住所表示)

(2)オカン、ではない悪寒。もちろんこれはしつこい風邪のせいだ。「風邪かな?」と気づいたのは、これも12月中旬。おそらく豊橋に出張したあたりである。軽い悪寒と、軽い吐き気と、軽い喉の痛みがあったし、何となく気力が湧いてこない。
 その症状が昨日の午後についにドカンとひどくなって、オペラ座界隈のラーメン屋から→チュイルリー→コンコルド広場と歩くうちに、「こりゃ風邪グスリ飲んで、しっかりベッドで寝なきゃ♨」と固く決意するところまできた。
 ガンコきわまりない今井君が「風邪グスリ飲んで寝なきゃ」と決めるのは、ごく親しいヒトしか分からないはずだが、普通の人が「入院を決意する」というのと同じぐらいの、マコトに重大な決意なのである。「早めのパブロン」「アナタの風邪はどこから?」とか、そういうお気楽な話では決してない。
 それなのに、昨日は2時間ほど寝た後ムックリ起き上がってオペラ・ガルニエに出かけた。よせばいいのに、これ以上考えられないほど激しい現代バレエを見て、しかもそのあとで夜更かしもした。ホテルに帰りついたのは日付が変わってからだった。28日朝、熱も吐き気も喉の痛みも、一向におさまる気配がない。
美術館
(モンマルトル、シャノワール・プチ美術館)

(3)口内炎の予感。これはまだ予感に過ぎないが、昨夜の「ヒポポタマス」の硬質ゴム製ステーキを意地でも咀嚼→嚥下した結果が、口の中にジワジワ広がりはじめている。口内炎の予感は、予感だけでも十分に気分を萎えさせるものである。
 しかもどうやら、今度の口内炎は今井史上例を見ないものになりそうである。そう言えば、肉を咀嚼しながら何度も舌を思い切りガブリとやった。あれほど硬いカバの(ホントはウシの)肉を力ずくで咀嚼するのと全く同じ力を込め、我と我が舌を数回以上ガブリとやったのだ。おそらくこれから十数日間、その因果応報に泣かされるに決まっている。
サクレクール参道
(サクレクールに向かう正統派の坂道)

 どうだね、諸君。速攻パリ滞在最終日の今井君がどれほどの満身創痍ぶりだったか、以上の分析でハッキリ分かるはずだ。
 「いや、意地でも分かりません」というヒトは、誰かに頼んで肩をペンチで10回ほどつねってもらい、この寒空にTシャツ1枚で4~5時間(出来れば海辺で)過ごした後、自分の舌に思い切り数回噛みついてみたまえ。明日の朝には、28日の今井君と同じ苦しみが理解できているはずだ。
 どんな短期の滞在であれ、いや、むしろ短期の滞在であればあるほど、「今日が最終日だ」という焦りに苛まれるものである。本来なら、同じ焦りに人生を通じて常に苛まれつづけて然るべきなのであるが、ヒトというものは最後の最後になるまで「まだ大丈夫」「まだ大丈夫」と根拠のない大丈夫感覚に甘やかされ、そうやって甘やかされたまま最終日を迎えるものである。
芸人
(いつ見てもあまり観客のない、寂しい大道芸人どん)

 今日は1月12日。センター試験まで残り1週間を切った。激しい焦りに苛まれている受験生が、全国に数十万人存在するはずである。今日までに789年生きてきたクマ蔵どんからみれば、その焦りはきわめて正常な感覚であって、強いて言えばその焦りはキミが健康である証拠にすぎない。
 大いに焦り、大いに慌てふためいて、自分がどれほど健康であるかを確認したまえ。そもそも、自分の一生を支配しかねない重要な試験の1週間前の青年が、「焦りは全くない」「人事は尽くした。天命を待つだけだ」と爬虫類的に泰然自若としているのは、オトナの目から見るとどうしても違和感がある。焦っているのが当然。焦っているのが常態と考えるべきである。
サクレクール1
(北側からのサクレクール 1)

 満身創痍でパリ最終日を迎えた今井君も「あれもやっていない」「あれもやっておかなきゃ」「何もしないで過ごしちゃった。反省&反省」という後悔の念に苛まれていた。焦りの中で「今日の計画」を練り上げる。可能性は以下の通りである。
(1)パリからのショートトリップ。午後19時半からはバスティーユの新オペラ座に行かなければならないが、北に向かってルーアン/アミアン/ランスとか、パリから南下してシャルトルとか、電車で往復3~4時間の日帰り旅行なら十分に可能なはずだ。
(2)パリ市内の散策。サン・ルイ島からマレ地区とか、モンパルナスとリュクサンブール公園とか、ブレイク寸前のパッシー地区とか、何しろここはパリである。散策する場所には事欠かない。
(3)マコトに平凡だが、美術館。まさか「1日でbothルーブル&オルセー」というワケにはいかないが、オルセーで印象派だけに集中するとか、中小の美術館を2~3館ハシゴするとか、まあ丸1日あれば、何となく知的な世界に片足ぐらいはつっこめる。
サクレクール2
(北側からのサクレクール 2)

 以上の選択肢を比較検討したあげく、サトイモ男爵の結論は「モンマルトルのシャノワールに、シャノワールを見に行こう」であった。シャノワールとはもちろん黒猫のことであるが、シャノワールのシャノワールについてはすでに今日の写真の冒頭2枚で示した通りである。
 今井君は無類のネコ好きであって、大好きなネコとあれば、真っ白なニャゴロワでも、キジトラなナデシコでも、とにかくニャーと鳴く動物を撫でさえすれば、満身創痍の肉体の痛みも、「最終日」という自覚に苦しむ精神の痛みも、すべてあっけらかんと忘れられるほどである。
シャノワール君2
(シャノワールのシャノワール、一瞬の正面図)

 モンマルトル訪問は、今回たった1週間のパリ滞在で3回目である。モンマルトルに行くには、サクレ・クール寺院から坂道を降りていくのが便利だから、1週間で3回もサクレ・クールを拝むことになる。熱心な信者だって、なかなかこんなに同じお寺を拝みにくることはないんじゃないか。
 もちろんクマ蔵は「熱心な信者」なんかではないから、お寺の中身にそんなに興味があるわけではない。1週間で3回目ともなれば、むしろ興味は観光客たちの様子に向くようになる。
 クリスマスにパリを訪れたヨーロッパ中のヒトビトが、どんな格好で、どんな表情で、どんな服装でお寺参りをするのか。それを見ているだけで、肩の痛みは十分に和らぎ、「もうすぐ口内炎に襲われるぞ」という恐怖も凌げるのである。
極度乾燥
(SUPER DRY → 極度乾燥なオジサンと、その妻)

 それにしても、このオジサンが着ていたジャンパーの「極度乾燥」という日本語には恐れ入った。まず英語でSUPERDRY JPNの文字があり、その真下に「極度乾燥」とくる。アサヒスーパードライの商標を使ったギャグらしい。
 確かにSUPER DRY→極度乾燥は間違いないし、そりゃまさしく極度乾燥なのであるが、それをジャンパーにデザインしちゃうという感覚。こりゃホンマにホンマに恐れ入った。
 
1E(Cd) Corboz & Lausanne:MONTEVERDI/ORFEO 1/2
2E(Cd) Corboz & Lausanne:MONTEVERDI/ORFEO 2/2
3E(Cd) Festival International de Sofia:PROKOFIEV/IVAN LE TERRIBLE
4E(Cd) Schüchter:ROSSINI/DER BARBIER VON SEVILLA
5E(Cd) Cohen:L’HOMME ARMÉ
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