2012年12月16日(日)

Thu 121122 判官ビイキ ラグビー/平清盛/衆院選 頑張んべ(ンラゼマ地球一周記30)

テーマ:ブログ
 サトイモ男爵は基本的に「判官ビイキ」である。弱い者の味方、強きをくじき&弱きを助ける=「判官ビイキ」は、いかにも日本人独特の感傷と勘違いされそうだが、英語でも「sympathy for the under dogs」という表現があって、押しまくられているほうに同情や共感を居抱くのは、どうやら世界共通であるらしい。
自撮り
(ライン河下り、「船室でビア」なクマどん)

 まず、今井君の判官ビイキはラグビー観戦から始まる。この数年間の早稲田ラグビーはまさに判官ビイキの感傷を惹きつけるタイプのラグビーに戻っていて、フォワードは押しまくられ、次々とボールを奪われ、我慢できなくなって反則を繰り返せば、レフェリーが相手に認定トライを与える。
 とうとう2012年、早大は対抗戦グループ4位に沈む。すると今井君は、「アルティメット・クラッシュ」が合言葉で異様に強力だった清宮監督時代には「早稲田なんか大キライ」だったクセに、急に強烈な早稲田ファンに回帰。わざわざ難しいリモコンを操作して、CS放送で「大学選手権2ndステージ」を観戦することになる。
古城1
(ライン河、古城群 1)

 今年からは大学選手権が本格的なリーグ戦になった。サッカー・ワールドカップと同じ方式で、2ndステージのリーグ戦を勝ち抜かなければ、ベスト4に残れない。早稲田が入ったグループは強豪ぞろい。圧倒的な関西王者の天理大、関東リーグ戦2位の流通経済大など、圧倒的なパワーをもつセミプロ外国人選手を並べたチームが立ちふさがる。
 ところが、秋まで信じがたい弱体ぶりを示していたチームが、ここに来て集中力を増してきた。まず天理大を大差で撃破。そしてついさっき、流通経済大も撃破。大差のついた後半に、いきなり目に見えてやる気をなくすあたりが、今年の早稲田の弱さの原因であるが、どうやらベスト4が見えてきた。まずはヒト安心である。
古城2
(ライン河、古城群 2)

 すると、次に判官ビイキ=サトイモ閣下が心配になるのが、民主党である。だって、ありとあらゆるマスコミ、ありとあらゆる評論家が、3年前に寄ってたかって持ち上げておきながら、3年経ったら寄ってたかって地ベタにたたき落としたのである。
 そもそも「批判する人」「文句タラタラ言っているうちが華である人」というヒトが存在するものである。文句タラタラのうちは威勢が良くても、「じゃ、オマエやってみろよ」とバトンを渡された瞬間、慌てふためいて「アワワワワーッ」と泡を吹く。
古城3
(ライン河、古城群 3)

 我々有権者の責任は、そういうヒトビトの能力をキチンと見抜いて「ハイハイ、文句だけは威勢がいいですね」「ハイハイ、いつまでも文句だけ言ってなさい」「キミたちの才能は、文句を言うことにしかないんだから、徹底的に文句だけ言ってなさい」と教えてあげることなのである。
 ところが、マスコミと彼らに煽られた世論が「一度だけ民主党にやらせてみよう」などと無責任な風を吹かせた。「投票用紙で武装して革命を起こすんだ」など、当事者の能力を慎重に測ることもなしに、マコトに軽率に「アイツにやらせろ」「アイツらに任せろ」と言い募った。そりゃ、「アワワワワーッ」である。
古城4
(ライン河、古城群 4)

 判官ビイキの今井君は、民主党の諸君が可哀想でならない。裏切って、城を抜け出して、第3極なるものに走ったヒトビトについては、一顧だにする価値もないと思うが、城に踏みとどまって政権交代の旗を降り続ける決死隊には、心から拍手を送りたい。
 今日の結果なんかもう目に見えているが、それでも当選する民主党約80名の諸君を、これからはホンキで応援したいのである。「文句をつける」「批判する」という彼ら彼女らの本来のお仕事に邁進し、次のチャンスを虎視眈々と狙いつつ、今は雌伏して政権担当能力を着々と身につけていただきたい。
古城5
(ライン河、古城群 5)

 何よりも今井君の判官ビイキを刺激するのは、本日19時10分から放送のNHK大河ドラマ「平清盛」最終回である。本来なら5回にも10回にも分けて描くべき平家の崩壊が、たった1回に凝縮されてしまった。
 考えてもみたまえ。一の谷の戦い、屋島の戦い、壇ノ浦の戦い、大物浦の「船弁慶」、義経逃亡劇、吉野の山中の静御前との別れ、安宅の関、奥州藤原氏の裏切り、高舘での弁慶の立ち往生、義経の死、大原御幸。これを全部、今夜の45分に詰め込まなきゃイケナイのだ。
古城6
(ライン河、古城群 6)

 諸君、こりゃホントにホントに前代未聞の45分になる。長大な平家物語の後半の見せ場の全てを、たった45分に詰め込むのがどれほどの難事か。日々を濃密に送っている今井君だからこそ、その困難が如実に理解できるのだ。
 名場面を列挙すれば、まず一の谷の「鵯越の逆落とし」、熊谷と平敦盛の「青葉の笛」。屋島の「弓流し」に「扇ヒラヒラ」に、能登守教経vs佐藤継信。壇ノ浦の「八艘飛び」に「カコ&カンドリを斬れ!!」、知盛の「見るべきほどのことは見つ」、「海の底にも都はございます」。これだけで、少なくとも45分×3回分は必要だ。
 そこから先の心配はヤメておくけれども、おそらくはこれを20分程度の中に収めることになる。うにゃにゃ、こりゃミモノだ、前代未聞だ。たった45分で、日本史教科書に太字で出てくる人物が20人以上、バッタ&バッタと命を落としていく。さすがの悲劇の王「ハムレット」だって、この勢いには勝てないに違いない。
古城7
(ライン河、古城群 7)

 それなのに、視聴率はこれまた前代未聞の7%台。これでも今井君の判官ビイキを止められますかってんだ。諸君、意地でも「平清盛」最終回からチャンネルをかえてはならない。前代未聞に凝縮された濃密な悲劇を、今夜こそ目撃したまえ。
 それでもなお「遊びをせんとやうまれけん」の悲しげな歌だけは、意地でもドラマの底を流れつづけ、1年を通して視聴率のネックになりつづけたテーマ「スゴロクのサイコロ」は、画面を右に左に転がりつづけるだろう。
ハラ
(驚くべきハラ)

 何より心配なのは、選挙速報である。2年前だったか、坂本龍馬が暗殺されるシーンでさえ、四国のどこかの県知事が「当然確実」のニュース速報が画面を占領したのだ。
 歴史を彩る華麗なヒトビトが1人2人と命を落とすたびに、画面の上方または下方、場合によっては右に左に、「当選確実」「当選」「民主党閣僚が落選」「肩を落とす与党幹部」「歓声溢れる野党選挙対策本部」のテロップが流れつづけるのだ。
 諸君、そのありさまを、今日こそ目撃したまえ。それこそが「遊びをせんとや生まれけん」の本質であり、盛者必衰の理であり、諸行無常の響きなのである。ゴーン、ゴーン、ゴーン。ゴーン、ゴーン、ゴーン。今日の判官ビイキ・サトイモ閣下は、あまりにも冷静に明日からに備えようと思う。
ローレライ1
(ローレライ 1)

 というわけで、今日掲載の写真とは完全に無関係の話を書きまくって、今日の記事は終わってしまいそうである。しかし諸君、誰が勝とうが負けようが、地球は悠然と自転を続け、悠然と太陽の周囲を回りつづけ、銀河系にも宇宙にも一切の変化はない。今井君は今井君で、これからも地球を何度も何度も回りつづけたいと思う。
 だって諸君、アタシャ、ダイアモンド・ステータスでござる。「ありゃりゃ、突如またまた小さいことを言いだしたじゃないか、このクマは」と呆れなさんな。
 3年前の我々は愚かだった。政権が交代した程度のことで、「日本の歴史や未来が変わる、世界や地球や宇宙が変わる」、そんなムチャな期待で満たされた。「政権交代の熱気」なるもの、ああいうバカバカしい過ちを繰り返さないためにも、今こそ冷静になること、今こそ「小せえコト」の1つ1つを着実にこなしていくこと、それが最も大切だとクマ蔵は信じている。
ローレライ2
(ローレライ 2)

 他力本願では、何も変わらないじゃないか。1つ1つ、ツマランことでいいから、着実に前に進もうじゃないか。2012年9月12日、リューデスハイムからライン河のお船に乗った今井君が考えていたのも、実はそのことである。「暢気でいいですね」と人は言うだろうが、とにかく着実に終着・コブレンツに向かいたい。
 ラインを旅したのは3年前の2009年。考えてもみたまえ、当時の日本は「政権交代」の熱気に包まれていた。しかしあれから3年、ライン河両岸に聳える中世からの古城は、まったく姿を変えることなく、美しいラインの流れを悠然と睥睨し続けていたのである。
ローレライ自撮り
(ローレライとクマ)

 我々の生活も、実はあの古城たちの日々と同じであるべきなんじゃないだろうか。軽率なヒトビトの煽る熱気なるものに影響され、「他力本願で歴史が変わる」と思い込むのは、むしろ傲慢なんじゃないだろうか。
 諸君、目いっぱい勉強すんべ。目いっぱい、仕事をすんべ。勉強しまくって、仕事しまくって、「もうこれ以上出来ないよ」と泣き言を言って、それでもまだまだ頑張って、その先のずっとはるか遠いところにしか、夢の実現はないらしいのである。

1E(Cd) John Coltrane:SUN SHIP
2E(Cd) John Coltrane:JUPITER VARIATION
3E(Cd) John Coltrane:AFRICA/BRASS
4E(Cd) Bill Evans:GETTING SENTIMENTAL
5E(Cd) George Duke:COOL
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