2012年11月09日(金)

Tue 121016 4日目は冷たい雨 目玉焼きのこと ファエナホテル(ンラゼマ地球一周記14)

テーマ:ブログ
 9月4日、滞在4日目のブエノスアイレスは、早朝から急激に冷え込んで風が吹き荒れ、冷たい雨が降りだした。昨日まではポカポカ陽気で、ホテルの朝食の席でも半袖姿が目立ったが、今日は一転してみんな分厚い上着を着込んでいる。
 南半球の9月は、東京の2月→3月に該当するんだから、この寒さは別段不思議ではないのである。今年3月の東京は何度か雪がチラついたし、雨が降れば両手に吹きかける息が白くなった。それと全く同じことである。
 食堂の外では、朝から雨に濡れながら、忙しそうに庭園の手入れが続いている。何だ、南米のヒトビトだって、クマ蔵なんかよりずっと勤勉に働いているのだ。食堂の中も、やっぱり勤勉な雰囲気。お客もパソコン相手に朝から仕事&仕事。ビジネスミーティングらしき男女5人組もいる。
ファエナホテル1
(ブエノスアイレス、ファエナホテル)

 このホテルの従業員の熱心さには頭が下がる。夢のように大きなコーヒーカップが出てくるが、その大きなカップの中身に常に気を配っていて、ほぼ5分おきに「コーヒーはもっといらないか?」「コーヒーは大丈夫か?」「もっとコーヒーはいかが?」と尋ねにやってくる。
 このドデカいカップに3杯も4杯も飲んでいたら、サトイモ男爵の肉体それ自体がコーヒー・タンクみたいになっちゃいそうだ。諸君、写真ではなかなか大きさが表現できないが、カンタンに言えばラーメンのドンブリに取っ手をくっつけたみたいなヤツである。
朝食
(でかいコーヒーカップ。オレンジと比較すれば大きさがわかる)

 ホテルの朝の今井君は、とにかく目玉焼きが大好きだ。フーフー息を吹きかけて冷まさなければヤケドしそうな熱いヤツに、たっぷり胡椒をかけて、まず白身からキレイに片付けていく。おそらく諸君が目撃したら
「ゲロゲロ♨ゲロリ、サトイモ閣下は何て几帳面なんだ」
「ゲロゲロ♨ゲロリ、丸い黄身をそんなに几帳面に残してくの?」
「ゲロゲロ♨ゲロリ、こんな神経質なクマだとは想像だにしなかった。空想すらしなかった」
そういうふうに驚嘆し、嘆息し、クマ蔵どんに対する認識を新たにするはずだ。目玉焼きから白身を丁寧に丁寧に切り取って、丸い黄身をほぼ完全な円形に残すのである。
ファエナホテル2
(ファエナホテル、側面図)

 カンペキな円形の黄身が残ったら、ここで多めに塩をかける。で、ニヤニヤ&ニタニタ、超満足のキモイ笑みを浮かべながら取り出すのが、大きめのスプーン。ブエノスアイレス・ファエナホテルでは、何しろコーヒーカップが巨大だから、それをかき混ぜるスプーンもまた巨大である。
 この巨大スプーンで、黄身をこわさないように注意深く持ち上げる。こわしてしまっては元も子もないから、細心の注意を払って丁寧にスプーンに載せ、これをゆっくり丸ごと口に運ぶ。
 黄身をこわすのはあくまでお口の中。薄皮が破れ、トロトロトロリ&ドロドロドロリと温かい黄身が溢れ出す瞬間、黄身の味と、塩&胡椒の味が一気に混じりあう。その醍醐味が目玉焼きのクライマックス。至福の瞬間であるね。
お部屋
(今井君のオシャレなお部屋)

 こういうふうで、今井君が目玉焼きを食べても、お皿はほとんど汚れない。黄身の残骸がベットリこびりついたお皿を、キウィ軍曹は嫌悪する。お皿を洗う人の苦労を考えてみるべきだ。それより何より、汚いお皿の光景が目に入れば、隣のテーブルの人だってきっと不快じゃないか。
 ただし、さすがにクマ蔵どんは不器用でガサツだから、タマに粗相をすることはある。粗相って? ハイハイ、今井君は目玉焼きの黄身が皿に溢れ出すことを「粗相」の1つに数えている。うぉ、何て神経質なクマなんだ。
 しかし諸君、黄身を救い上げるスプーンがなくて、やむを得ずフォークを使うことになると、粗相の可能性が高くなる。大っきなスプーンを朝食のテーブルにセットしてくれたファエナホテルを、クマ蔵はその意味でも絶賛したい(ただし、3日目から目玉焼きがなくなってしまい、クマの称賛の勢いはグッと下火になっちゃいました)。
ファエナホテル3
(ファエナホテル、オシャレなエントランス)

 崩壊寸前にまで荒廃していた倉庫を、徹底的に改修してホテル開業にまで漕ぎ着けた。立ち並ぶ倉庫群の荒廃は、地域全体の荒廃を呼び、かつてはブエノスアイレスでも最も荒廃の進んだ地域であった。
 しかしこのホテルの開業をキッカケに、街の治安は一気に改善。今や高級高層マンションが建ち並ぶブエノスアイレス1番の安全地帯である。泥の色の運河をはさんで、向こう側の旧市街は危険治安情報が満載。運河をコチラ側にわたって来れば、おおっぴらにATMで現金を払い戻しても、怪しいヒトビトがそれを狙ってうごめきだすことはない。
運河
(泥色の運河。こちら側が危険な旧市街、向こう側が安全地帯)

 自分たちのホテルが、治安改善のキッカケになった。それどころか、街の発展と治安維持に貢献している。自分たちは、安全の砦を守っているのだ。そういう自覚が、ホテルマンに浸透している様子が見える。
 フロントマネージャーも、ベルボーイも、朝食のレストラン従業員も、みんな誠心誠意宿泊客の快適を優先してくれる。これほど気持ちのいいサービスは、ヨーロッパ諸国の旅でもあまり記憶に残っていない。
マグナムボトル
(デッカイお徳用ワインも買って、これで安心だ)

 ま、さすがにここは南米であって、おとぎの国&夢の国=日本ではないのだから、日本国内で当たり前のレベルの成熟したサービスを期待するのは、あまりに酷である。日本のサービスと比べられては、どこの国だってとても勝負にはならない。
 しかし1週間の滞在を通じて、サトイモ閣下はこのホテルがホントに大好きになった。エントランスや部屋の大胆なデザインも素晴らしいが、何より気に入ったのは、「私たちが頑張んなきゃ」という自覚に基づくサービスの徹底。「あれれ、もしかして日本のホテルで研修でもしたんですか?」と尋ねたくなるぐらいだ。
缶キルメス
(缶のQUILMESもたくさん買って、ますます安心だ)

 滞在中に思い出していたのは、大好きな京都ブライトンホテルである。前にも一度書いたことがあるが、ベル担当だった女子職員の対応があんまり爽やかだったので、いつのまにか「京都に行くならブライトン」がクマ蔵の定番になった。
 1年に1回か2回宿泊するだけなのに、キチンと名前まで記憶してくれている。彼女の合図で、フロント周辺にいる職員が一斉に今井君に挨拶する。彼女はその後コンシェルジュに昇格し、普段はコンシェルジュデスクで活躍している。紅葉の季節、もしも京都を訪れることがあったら、ブライトンでランチかコーヒーでも楽しんでみてくれたまえ。
黒キルメス
(せっかくだから黒のQUILMESも買って、最高に安心だ)

 また是非とも「近いうち」ブエノスアイレスを旅して、オジサマ・ウェイターのニカニカしているエスタンシアで巨大肉をワシワシやりたい。もちろんそのときも、宿泊は意地でもファエナホテルにする。
 ただしある深夜、2時だか3時まで大パーティーが続き、重低音の音楽がおそらく最大音量で鳴り響いた。建物は、モト倉庫だ。重低音の震動が倉庫全体をビリビリ激しく震わせ、宿泊客の睡眠は空が明るくなるまで延期になった。ま、そういうこともある。その辺が、「やっぱり南米」。それを大目に見るか否かは、宿泊客の覚悟と度量にかかっている。

1E(Cd) Kubelik & Berliner:DVOŘÁK/THE 9 SYMPHONIES 4/6
2E(Cd) Kubelik & Berliner:DVOŘÁK/THE 9 SYMPHONIES 5/6
3E(Cd) Kubelik & Berliner:DVOŘÁK/THE 9 SYMPHONIES 6/6
6D(Dmv) SHINDLER’S LIST①
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