Tue 121009 長野からの長い1日 海老名講演会の驚くべき大成功 ダンチキンダン | 今井宏オフィシャルブログ「風吹かば倒るの記」Powered by Ameba

Tue 121009 長野からの長い1日 海老名講演会の驚くべき大成功 ダンチキンダン

 11月1日、超多忙の中、早くも11月に突入してしまったことに呆然としながら、長野のホテルで目が覚めた。長野はすでに暖房の季節であって、最低気温は10℃をはるかに下回る。10階の窓から眺める山々は紅葉で赤く染まっていた。
 今井君はたいへん勤勉であるから、まずホテルの部屋でチャンとブログを更新する。昼近くまで怠惰に寝て過ごすなどという言語道断な行動をとることは、10日に8回ぐらいしかしない。うひょ、マコトに驚くべきマジメ人間なのである。
 マジメ人間というものは、きわめて執念深い人種に属することが多いので、今日のサトイモ閣下は復讐の念に燃えている。何の復讐かと言えば、
① 昨日の名古屋で買った駅弁の中身が不満だったので、その復讐
② 昨夜のコンビニ飯がどうしても納得がいかないから、その復讐
以上2点の復讐が終わらないかぎり、サトイモ閣下の目は真っ赤に血走り、復讐の悪鬼と化して、わが魂の苦しみは地獄の劫火にさいなまれる苦しみに等しい。
門前弁当
(長野「門前弁当」。カタキはとれるだろうか)

 では、いったい如何にして復讐を完成せんとするか。もちろん、長野の駅で豪華駅弁を購入すればそれで済むことであって、何も地獄の劫火まで持ち出してムカついている必要はない。新幹線ホームの駅弁屋さんで、値段の一番高い「味の陣」を指さした。
 ところが諸君、昨日からの今井君はこの面では徹底的にツイてないのだ。優しそうなオバサマ店員が、「ああ、あああー♨ 『味の陣』は売り切れちゃいました」と、ホントに&ホントに申し訳なさそうに肩をすくめてみせた。
 そういうことなら、致し方ない。「1番がダメなら、2番じゃダメなんでしょうか?」。いまやすっかり色あせ。うらぶれた伝説となりつつある蓮舫どんのマネをするだけである。2番は、「門前弁当」。長野は善光寺の門前だから(Mac君、「ぜんこうじ→全工事」って、さすがにヤメてくれませんか?)、悪くないネーミングである。
 見本を見るに、中身もまあ「味の陣」にそれほどヒケをとらない。ま、しょうがない、今井君の主義主張には反するけれども、ここは譲って「2番でいい」ことにする。講演会を控えているからお酒は飲めないが、東京までの新幹線内はこれをゆっくり味わいながら過ごすことにした。
中身
(門前弁当、その中身)

 いったん自宅に戻って着替えを済ませ、所用があって広尾の日赤医療センターに立ち寄った後、新宿から小田急線で海老名に向かう。海老名といえば、東名高速の大きなSAに何度も立ち寄った経験があるぐらいで、実際に街に入るのは初めてだ。夕闇せまる17時半に到着。夕焼けを背に、丹沢&大山の黒々とした姿が印象的である。
 駅前で、さっそく「今井先生ですか♡」に遭遇する。こうまで打率が高いと首位打者だって狙えそうであるが、今日の彼女は「町田校で授業を受けてました、今は人間科学部の学生です」とのこと。「写真、いいですか?」と尋ねられたので、駅に迎えに来てくれていたスタッフにお願いして一緒に写真に収まった。
海老名1
(今井史上に残る超大成功・海老名での講演会 1)

 本日の会場は「海老名商工会議所」の大ホール。大ホールと言っても、パイプ椅子180脚ほど並べれば一杯になる小体育館みたいなホールであるが、今日はここが超満員になる予定である。
 控え室のカベには「創業塾」のポスター。募集人員40人、参加費5000円で「海老名で創業を実現できる」。11月4日開講だが、なんと&なんと「締切です」「キャンセル待ちです」である。おお、海老名のヒトビトは何と積極的なんだろう。
ポスター
(満員締切の「創業塾」ポスター)

 もっとも、「この創業塾を担当する講師はいったい誰なんだろう」と思うと、何となく不安も感じる。創業塾の講師を務めるぐらいなら、本人によほど創業の実績があって、「創業だったら任しとけ♨」と頭から湯気を立てるほど、起こした会社は絶好調のはず。ならば、40名で満員の創業塾の講師なんか務めるよりも、自らの会社の経営と成長に超多忙なんじゃないの?
 それにも関わらず、ありゃりゃ、定員40名の塾の講師を海老名の商工会議所で引き受けるって? おヒマなの? おヒマってことは、ご自分の会社はどうなってんの? 今井君は、この種のセミナーの講師とか、就活ゼミナールの講師とか、そういうヒトがどんなキャリアの持ち主なのか、心配で心配でならない。
海老名2
(今井史上に残る超大成功・海老名での講演会 2)

 そういうバカバカしいことを考えているうちに、あっという間に講演会開始の時間がやってきた。神奈川県海老名での講演会、19時00分開始、20時43分終了、出席者は高校生約170名、保護者10名、合計180名。うにゃにゃ、商工会議所大ホールは超満員であった。
 しかし、何より感動的だったのは、超満員のパンパンパンぶりではない。公開授業開始直後からオシマイまで、90分間全く絶えることなくノンストップで続いた大爆笑の渦である。間違いなく今井史上に残る、いや、おそらく史上第1位の盛り上がり。パパもママも高校生たちにつられ、アゴがはずれ椅子からズリ落ちてしまうほど、思いっきりの大爆笑に遠慮なく身を任せてくれた。
 「開始直後」というのは、実は真実を語っていない。真実をありのままに表現すれば「開始と同時に」または「開始の一瞬前から」である。キウィ男爵がステージに姿を現した瞬間、SMAPだって嵐だってTOKIOだってこの興奮の渦をみたらタジタジとするほど、言わばサトイモ旋風が吹き荒れたのだ。
海老名3
(今井史上に残る超大成功・海老名での講演会 3)

 しかもこの夜のサトイモ・ハリケーンは、90分間全く絶える気配さえなしに連続したのである。いやはや、やっぱり今井史上に残るたいへんな一夜だった。大爆笑が湧き上がるたび、それが収まるのに1回につき3秒ぐらいずつ待たなければならない。
 この日は「1分に3回の大爆笑」だったから、3秒×3回×90分=810秒=13.5分。これが「笑いが収まるのを待った時間」の総計である。20時30分終了予定だったのに、実際の終了時刻が20時43分だったのは、爆笑の収まるのを何度も待たなければならなかったせいである。おお、計算もピッタリでござるね。
 ここまで書いても「信じらんネーゼ」「おかしんじゃね?」「大袈裟なんじゃね?」と冷笑する諸君。ならば是非とも「近いうち」に今井講演会に参加してみたまえ。サトイモ台風の巨大な渦に、思い切り飲み込まれてみたまえ。何事も経験しないで「ウソだ」「失笑だ」「そんなハズねんじゃね?」と口を尖らせているのは、人生の丸損というものである。
宏
(会場で見つけた「宏」の巨大版)

 21時から、海老名の鶏肉屋さんで祝勝会。祝勝会に向かう途中の暗闇で、「たったいま公開授業に出てました」という男子5名に握手を求められた。神奈川県大和からわざわざ海老名まで来たんだという。おお、こうじゃなくちゃ。マコトに感心であるね。
 祝勝会場は「ダンチキンダン」、海老名スクエアビル3階。Mac君の変換は昭和のイケナイ映画タイトルよろしく、ダンチキンダン→「団地禁断」でござる。ま、読者諸君も滅多に海老名に来ることはないだろうが、この店はスバラシかった。間違いなく今井君のオススメであって、こんないい店を紹介してくれた海老名のスタッフに大感謝である。
花束
(海老名でも花束をもらった)

 「海賊をイメージした」という店内は、クマのクマ太郎にもピッタリ。例外なく元気のいいスタッフの対応も好感が持てる。そして何より食べ物が旨い。ムール貝、カルパッチョ、昔懐かしい骨付き鶏モモ。あんまり旨かったので、デカイ充実しきった鶏モモを2本、ペロリと平らげたし、オジサマ4名で赤ワイン4本、カンタンにカラッポになった。
 だって、仕方がないじゃないか。これほどの大成功で、ホントに生徒も保護者も今井君に90分クギづけで、直後の祝勝会が楽しくないわけないじゃないか。ビアも3杯オカワリして、それでも祝勝会は22時50分まで。何しろ祝勝会も激しかったから、そんなに長時間座っている必要もなかった。
鶏もも
(ダンチキンダンの絶品♡鶏モモ)

 諸君、「長っ尻」などというのは、楽しくない証拠だ。楽しくて楽しくてどうしようもないほど楽しかったら、その宴会は意外なほどの短時間で終わる。仕事の愚痴だの、上司や部下の悪口だの、政治家への失笑だの、そういう話題ばかりのツマラン宴会に限って、午前2時や3時まで続いてしまうものである。
 最高の気分で、意気揚々と代々木上原に戻る。海老名発23時06分小田急線急行で、代々木上原まで気持ちよく1本で帰れる。おうちには午前0時半に到着。長野から始まって、長い長い移動の1日であったが、海老名が楽しくて楽しくて、忘れられない秋の日になった。

1E(Cd) Menuhin & Bath Festival:HÄNDEL/WASSERMUSIK
2E(Cd) Diaz & Soriano:RODRIGO/CONCIERTO DE ARANJUEZ
3E(Cd) Miolin:RAVEL/WORKS TRANSCRIBED FOR 10-STRINGED & ALTO GUITAR
4E(Cd) Queffélec:RAVEL/PIANO WORKS 1/2
5E(Cd) Queffélec:RAVEL/PIANO WORKS 2/2
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