2012年10月24日(水)

Mon 120930 アルゼンチン到着 レミース 早速、巨大ステーキ(ンラゼマ地球一周記8)

テーマ:ブログ
 アメリカとアルゼンチンは経度がほとんど違わないから、飛行機で10時間の旅をしても時差ボケということはない。昨夕ニューヨークでの移動で悪戦苦闘したおかげで、実にグッスリと眠れた。エコノミー席でつっぱらかっていたにしては、奇跡的なことである。
 窓の下には、南米の湿地帯が延々と広がっている。ラ・プラタ河はもちろん大河。しかしその支流パラナ河も予想外の大河。そのまた支流が4重にも5重にもクネクネ絡み合って、ガウチョとウシたちが大活躍するパンパは、広大な湿地帯に囲まれているのである。
地図
(アルゼンチン。「地球の歩き方 アルゼンチン」より)

 こうして、とうとうブエノスアイレスに到着。午前10時。滑走路に向かって高度を下げていく飛行機から見えるのも、再び広大な湿地帯であって、朝日にきらめく沼地からは、たくさん樹々が喘ぐように空に向かって枝を広げている。
 さて、いよいよだ。入国審査の係官が少ないせいで時間がかかってしまったが、審査自体はスムーズ。「いったい何でアルゼンチンなんかに?」「この国は10年前にデフォルトして、今も経済危機ですよ」「観光地なんか、ほとんどありませんよ」みたいな疑いの目は感じなかったし、余計な質問をされることもなかった。
 バゲージもすぐに出てくる。「バゲージが出てくるかどうか」は外国旅行で一番心配な瞬間であるけれども、何しろ今井君はプライオリティ・メンバーだから、いつでも誰より先にボクチンの荷物がコンベヤに出現することになっている。
泥色の河
(泥の色の運河)

 空港の外に出る前に、まず両替を済ませてしまう。バゲージクレームのすぐ脇に両替所があって、そこなら空港の外にタムロしているヒトビトの目に触れずにアルゼンチン・ペソを手にすることができる。持ち込んだアメリカン・ダラーは1000ドルであるが、とりあえずそのうち300ドルをペソに両替した。
 いやはや、出された50ペソ札20枚ほど、全てヨレヨレ&アブラでネロネロである。ちぎれる寸前のものもあれば、もうとっくにちぎれちゃったのを、セロテープで補修したのもある。ヨーロッパなんかでも、ワザワザお札に数字をメモしたのに出会うことがあるが、アルゼンチンではそういうのがいっそう多い。
 両替所のお姉さんにお願いして、ちぎれたお札&ちぎれそうなお札を5~6枚、いくらかマシなお札にとっかえてもらう。お姉さんもとっくに慣れたもので、イヤな顔一つしないでホイホイ取りかえてくれた。
アルゼンチンペソ
(アブラでネロネロなお札たち)

 さて、こうして両替も無事に済んだ。早速お札を汚くポケットに捩じ込んで、「いやあ、ボクはお金持ちじゃありませんよ」「この国も、アタシゃすっかり慣れたもんです」という顔をしてみせる。
 大事なのはここである。何しろ服装は、上から下まですべて断捨離寸前のものでまとめてきた。あとは、「いかにも地元民」という態度だけなのだ。財布なんか出して、お札をキレイに&丁寧に財布に並べたりすれば、誰もが「ははーん、日本人観光客ね」と気づく。「狙ってください、私はカモです」と、態度で宣言しているようなものである。
 意を決して空港の外に出る。ここから1時間が「最も危険」と言われている場面。気持ちはヨロイなりウロコなりでしっかり武装して、空港にタムロするヒトビトの波をかきわけていくことになる。
ファエナホテル
(ファエナ・ホテル。巨大倉庫を改装したホテルである)

 まず、レミースを予約する。諸君、市内に入るには、タクシーではなく「レミース」を使う。タクシードライバーの中にはいろんな犯罪と関係のある者がいて危険。組織犯罪と関係がなくとも、個人で悪さをする人もいる。少なくとも治安情報ではそうなっている。
 そこで、レミースの出番になる。まず、料金でモメたり「ボッた」「ボられた」というトラブルにならないように、行き先によって料金は定額。カウンターで先に支払いを済ませてしまう。割高だが、クルマの中での金銭の受け渡しが一切必要ないから、安心だ。
自分撮り
(ファエナホテル到着直後に自分撮りしたサトイモ男爵)

 カウンターで予約すると、スーツ姿のドライバーがすぐに現れ、クルマに案内される。英語ばかりか日本語を話せるドライバーもいるらしい。クルマは一般車であって、外から見るとタクシーでもないし、レミースとも分からない。
 「タクシーを襲ってドライバーを拘束し、客から金品を奪う犯罪集団が横行」。そういう治安情報も流れている。しかもその場合、実はタクシードライバーも犯罪に加担していて、強盗集団の待ち受ける場所にワザとクルマを向けるということらしい。
 ならば、「外から見てタクシーとハッキリわかる」というのが最も危険なわけである。レミースの外見が完全に一般車と同じなのは、その種の犯罪から身を守るにはそれがベスト、ということである。キウィ軍曹が乗り込んだのは、シルバーのシトロエン。ドライバーの態度も、抑制の利いたたいへん上品なものであった。
お肉1
(さっそくステーキを食べにいく 1)

 ブエノスアイレス市内まで、高速道路で40分ほど。道路も沿線の様子も落ち着いたもので、特に危険が差し迫っている雰囲気はない。南半球の9月は、日本なら3月。ウラウラとした穏やかな春風に、桜のつぼみが膨らみ、タンポポやオオイヌフグリの花が咲きはじめるころだ。わがアルゼンチンも、マコトに穏やかな春休みの風景である。
 ただし、あちこちに「なるほど」「このあたりが、それね」「確かに、アブナイかもしれないねぇ」という地域が点在している。「警察官でも近づくのをイヤがる地帯があります」「絶対に入りこまないでください」という意味のことが、在ブエノスアイレス日本大使館のHPにあったが、高速で走るレミースの窓からでも、何となく察しがつく。
お肉2
(さっそくステーキを食べにいく 2)

 高速を降りて、市内に入る。しかしサトイモ閣下の目から見て、異次元の世界に迷い込んだ感覚はない。確かに少し貧しげではあるが、このぐらいの光景なら、スペインやポルトガルの田舎町でよく見かける風景である。
 レミースは泥の色をした運河沿いを走って、まもなく目的地ファエナ・ホテルに到着した。おお、夢のようである。一切のトラブルなしに、最も危険な1時間を突っ切って、無事にここにたどり着いた。マコトにおめでたい。
 ファエナ・ホテルは、巨大倉庫を改修改築したオシャレなデザインホテル。ここで7泊することになる。スタッフの対応もビックリするぐらい丁寧だが、このホテルについては日を改めて詳述することにしたい。
お肉3
(さっそくステーキを食べにいく 3)

 諸君、ついにブエノスアイレスだ。そこで、安心したクマ蔵が早速したことは
① まず、昼飯に肉。腹が減ったから、できれば巨大肉。
② スーパーでお買い物。何と言っても、我が友=ビアを手に入れる。
の2点である。荷解きもそこそこにこういう動物的行動に出るあたりが、さすがに野蛮なクマ蔵どんである。
 ステーキ屋は、すぐに見つかった。ホテルから徒歩10分、運河沿いに発見したのが「カバーニャ・ラス・リラス」。南米初の巨大肉をムサボリ食うことにした。いやはや、旨いのなんの。肉のアブラが大嫌いなクマ蔵にとって、「肉、肉、ひたすら肉」な感じの徹底した赤身の肉は、疲れきった心身を癒すのに最高であった。
 こりゃ、アルゼンチンにきたのは大正解である。今年の春頃から、どういうわけか突然お肉が大好きになって、来る日も来る日も焼き肉やステーキが食べたくて仕方がない。しかし日本の焼き肉やステーキはチマチマ小さすぎ、ついでにアブラだらけでネトネトして、クマ蔵には向かない。やっぱりこういう豪快なのじゃなきゃ、食べた気がしないのだ。
キルメス
(早速スーパーで購入したアルゼンチンビア・キルメス)

 ただし、この店はお財布にはあんまり優しくなかった。「アルゼンチンでは、クレジットカードを使用してはいけません」「悪用されることが多いです」という治安情報に踊らされたサトイモ男爵は、この日も現金だけを持参。「400リラもあれば足りるだろ」という油断があった。
 ところが注文したビフェ・デ・ロモ(巨大フィレステーキ)は、200ペソ。ワインも予想外に高いし、注文しない付け合わせや巨大パンも「食べて当然、食べなきゃ異常」という顔で平然とテーブルに置かれてしまう。
 断ってもいいが、「まあ初めてのアルゼンチンだ。食ってみるか」と考えているうちに、うーん、ポケットの現金ギリギリ、まさに「徳俵に足がかかった」というところまで追いつめられた。
2本
(リモンチェロとグラッパ)

 最後に「リモンチェロとグラッパです。サービスですから、食後酒にどうぞ」と、写真のようなボトル2本がテーブルに運ばれた。見渡すと、どのテーブルにも同じものがデザートとして運ばれる。純粋なサービスなのだろうが、徳俵クマ蔵としては、用心して遠慮しておくのが一番よさそうだ。
 帰りに、ホテルスタッフに紹介してもらったスーパーで、瓶のビア3本とミネラルウォーター1本を購入。スーパーというより、日本のコンビニを一回り小さくした程度のものだったが、ビアと水さえ手に入ればそれで構わない。このあと1週間、サトイモ閣下のノドを潤し続けたアルゼンチンのビア「キルメスQuilmes」との出会いである。

1E(Cd) Gergiev & Kirov:TCHAIKOVSKY/SYMPHONY No.6
2E(Cd) Argerich, Chailly & RSO Berlin:TCHAIKOVSKY/PIANO CONCERTO No.1 & RACHMANINOV/PIANO CONCERTO No.3
3E(Cd) Gergiev & Kirov:RACHMANINOV/SYMPHONY No.2
173 STAY New York/Buenos Aires/Frankfurt 120828 120913
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