2012年10月23日(火)

Sun 120929 ニューヨークで悪戦苦闘 一路アルゼンチンへ(ンラゼマ地球一周記7)

テーマ:ブログ
 8月31日夕暮れ、いよいよ今井君はニューアーク空港に向かおうと思う。ニューヨーク3空港のうち、JFKは東京で言えば成田空港、ニューアークとラガーディアは羽田空港にあたる。
 中南米へのフライトは、アメリカ人の意識としては国内線なのだ。アルゼンチンまで10時間以上かかるけれども、「ちょっと北海道まで」「ちょっと九州まで」という感覚で、ニューアークから気軽に飛んじゃうわけだ。
アルゼンチンペソ1
(いよいよアルゼンチンへ。アルゼンチン通貨一覧)

 ただし、NYCからニューアークまでの道のりは決して平坦ではない。まず、タクシーの多くがニューアーク行きをイヤがる。NYCのイエローキャブがカバーできるのはあくまでNYCity内であって、ニューアーク空港があるニュージャージーはイエローキャブの管轄外なのである。
 だから、ホテルのベルボーイに「ニューアークまで1台」と言ってタクシーを頼むと、露骨に困った顔をする。ニュージャージーのタクシーを、ニュージャージーから呼ぶので、クルマが来るまで相当な時間を覚悟しなければならない。
 ヒルトンとかシェラトンとか、常にタクシーが長い列を作っている大型ホテルなら、こんなことにはならない。有無を言わせず乗り込んで、「ニューアーク!!」とブッキラボーに命令口調で告げてしまえば、さすがのイエローキャブ・ドライバーだって拒絶できるものではない。
 しかし、タクシーの列のない隠れ家的プチホテルでは、そうは問屋が卸さない。ベルボーイにお願いして、その時点でベルボーイがニュージャージーのタクシー会社に電話する。それからノコノコNYC市内に出動するわけだ。
アルゼンチンペソ2
(アルゼンチン通貨、裏を一覧)

 折悪しく、金曜日の夕方である。パークAveもマディスンAveもみんな大渋滞で、東西南北どの方向もにっちもさっちもいかない様子。ベルボーイにお願いしてから30分経過しても、ニュージャージーのタクシー会社からは何の音沙汰もない。
 17時半、ついにベルボーイがあきらめて、「ニュージャージーのクルマを待っててもラチがあきません。パークAveに出て、強引にイエローキャブを止めちゃいましょう」ということになった。これがプチホテルの限界なのである。
タクシーはたくさんいるのに
(タクシーはいくらでもいるが...)

 「プラザアテネ・ニューヨーク」を選んだのは、パリのプラザアテネ並みの堂々たるホテルと勘違いしたからである。これがそもそもの失敗であった。
 今井君は某ホテルグループのプラチナメンバーであって、世界中どこへ行っても無料でアップグレードしてもらえる。チェックイン時に何も言わなくても、フロントクラークが「ジュニアスイートにアップグレードさせていただきます」とニッコリ笑ってくれる。
 しかし今回はそれもナシ。ま、こんなことを言うと「贅沢すぎる」と叱られそうだが、ごく普通のごく平凡なお部屋で、一切値引きもナシ。世界中で甘やかされて、だからこんな贅沢&ワガママを言うんだろうけれども、やっぱり少し残念である。
イエローキャブ
(NYCイエローキャブ。ニュージャージーには行きたがらない)

 しかもベルボーイのアフリカ系オジサンは、タクシーの件でかなり苛立っている。「次回ニューアークを利用する時は、半日ぐらい前にフロントで予約してください!!」と強い口調でアドバイスをくれた。うにゃにゃ、知らないこととは言いながら、マコトに迂闊で、マコトに失礼した。
 しかし、イエローキャブは1台たりとも止まらない。今井君が下手なのではない。ベルボーイオジサンが一緒にいてくれて、彼が懸命に手を挙げるのだが、ほぼ全てのクルマが乗車拒否して走りすぎていく。
 「ニューアークまでなんだけど」とベルオジサンが言うと、ドライバーたちは「いやはや」という感じで首を横に振り、渋滞の海に向かって再びゆっくりと漕ぎだしていく。
 空港まで電車利用に切り替えて「ペン・ステーションまで」と言ってみたが、それもニヤニヤ笑いで無視。いったいどこなら客を乗せるのか分からないが、マコトに無礼千万な態度である。
プラザアテネNY
(プラザアテネのロビー。ここでタクシー到着を待ち受けた)

 「白タク」ならば、5分の間に2台が今井君に誘いをかけてきた。2台ともベンツ、それもかなり高級なベンツである。「どこへ行くんだ? どこへでも乗せますよ」と言うのであるが、これはベルオジサンが完全に無視。「白タクだけは絶対にいけません」という恐ろしい剣幕である。
 やがて、「あなたはホテルロビーで待っていてください。5番街のほうでイエローキャブを探してきます」と言って、ベルオジサンは反対側の大通りに駆け出していった。しかし、15分経過しても、20分経過しても、一向にラチのあく様子はない。ニュージャージーのタクシー会社からも、何の連絡もない。
 業を煮やしたサトイモ男爵は、ついにタクシーを断念。「歩きます」とベルオジサンに告げて、憤然と地下鉄駅に向かった。ここから先の難行苦行は、諸君の想像にお任せする。
バス停
(NY42丁目、バス降車場)

 30kg近いスーツケースを引きずって、階段だらけのニューヨークの地下鉄駅を右往左往。42丁目まで地下鉄で南下してニューアーク直通のバスを探したが、超渋滞の真っただ中では、バスもマトモに走っていない。ニューアーク方面の電車の出るペン・ステーションは32丁目あたりだから、ここから10ブロックを徒歩で驀進した。
 この10ブロックで、全身すでに汗まみれ。部活で4時間、熱中症寸前の7月を思い出すような汗まみれでござる。そのまま金曜夕方の満員電車に乗り込んだ。何しろニュージャージー方面に帰る中距離通勤電車なんだから、混雑ぶりはラッシュアワーの高崎線や横須賀線と同じことである。
 でっかいスーツケースを引きずりながら、発車間際の通勤電車に強引に乗り込んだのが18時すぎ。ニューアークまで1時間弱だから、そろそろ少しは慌てなければならない時間帯になっていた。
アルゼンチンペソ3
(アルゼンチンのお札。アブラまみれで、ネロネロしたのが多い)

 ニューアーク空港に着いてからも、まだスッタモンダは続いた。まず、搭乗手続きにエコノミー席用カウンターしかない。サトイモ閣下は、スターアライアンス・ゴールドメンバーであるから、世界中どこへ行っても搭乗時に特別扱いしてもらえる。「ゴールドメンバー専用カウンター」というマコトに贅沢なものが存在するのである。
 ところが、アメリカ→中南米路線では、そういう甘やかしシステムは一切動いていない。みんな平等なんだから、みんな平等に並んで、みんなで苦労を分かち合いましょう。そういうスタンスである。ましてサトイモ閣下は、エラそうにヒゲなんか生やしているが、要するに物見遊山の観光客に過ぎない。特別扱いを要求する権利も事情も存在しない。
アルゼンチンペソ4
(ネロネロ札、裏の光景)

 搭乗手続きに30分もかかって、ほうほうのていでUA(ユナイテッド航空)のラウンジに入る。ここだけはさすがに特別扱いをしてもらえるので、プラザアテネを出て以来2時間近い悪戦苦闘の汗を拭い、「さていよいよブエノスアイレスだ」の決意を固めた。
 懐かしい我が友=COLD BEERを4~5杯立て続けにカラッポにして、いよいよ今井君も臨戦態勢である。ただし、ここのラウンジにはバーテンダーがいて、注文するたびにチップを出さなければならない。普段の空港ラウンジがセルフサービスのフリードリンクなのに比べて、今井君にはどうも気詰まりである。
機内食
(UA南米便、エコノミーの機内食)

 以上、七転八倒&悪戦苦闘の連続で、ついにキウィ軍曹は南米の大地に旅立つことになる。ニューヨーク→ブエノスアイレス10時間強。無料アップグレードでプレミアムエコノミー席にはなったが、ANAと違ってUAのプレミアムエコノミーは普通のエコノミー席と大差ない。「前の席との間隔が、ホンの少し広いかな?」と感じる程度である。
 この席につっぱらかって、10時間。その先には、治安危険情報が満載のブエノスアイレス空港が迫る。緊張感も急速に高まっていくが、さすがここまでの悪戦苦闘のおかげで、機内の今井君は近年マレに見るほどの熟睡ぶり。気がつくと飛行機はフロリダを離れ、メキシコ湾を縦断。すでにボゴタやカラカスやキトの上空を過ぎ、アンデス山脈の上空を一路アルゼンチンの首都に向けて南下中なのであった。

1E(Cd) Wand & Berliner:BRUCKNER/SYMPHONY No.9
2E(Cd) Ricci:TCHAIKOVSKY/VIONLIN CONCERTO・PAGANINI/CAPRICES
3E(Cd) Maazel & Wiener:TCHAIKOVSKY/SUITE No.3  R.STRAUSS/TOD UND VERKLÄRUNG
4E(Cd) Dorati & Washington D.C.:TCHAIKOVSKY/SYMPHONY No.4
5E(Cd) Barenboim & Chicago:TCHAIKOVSKY/SYMPHONY No.5
total m149 y1574 d9468
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