2012年10月22日(月)

Sat 120928 トライベッカで肉を食らう そろそろ行きますか(ンラゼマ地球一周記6)

テーマ:ブログ
 8月31日、ニューヨークのホテルをチェックアウトして、いよいよブエノスアイレスに向かう。ただし、フライトはニューアーク発夜21時なので、実際にはチェックアウト後も半日ニューヨークでブラブラすることになる。
 11時半まで部屋でゆっくりして、荷物をフロントに預け、静かで穏やかなニューヨークの街に出る。平穏無事な日も今日で終わり、24時間後には恐ろしい治安情報うず巻くアルゼンチンに入る。そう思うと、この静けさ穏やかさが何とも言えず懐かしい。
 「この2~3年、暴動まっただ中のアテネとか、スペインの山中を走る夜行列車とか、アイスランドの火山灰が散乱するポルトガルとか、早朝から大音量の祈りの声に満たされるイスタンブールとか、妙に危険な綱渡りばっかりしてきた」
「しかし自分ももうあんまり若くない。これからの外国旅行は、ニューヨーク/パリ/ロンドン/ミュンヘン、そういう穏やかで平凡な街を、より深く歩き尽くす方向性に切り替える時が来たんじゃないか」
 弱気の虫に心の底まで蝕まれた今井君は、サトイモ軍曹やキウィ男爵の面影をすっかり失って、冒険への意欲をすっかり無くしていたのである。
肉
(ウォルフギャングス・トライベッカ店のフィレステーキ300g)

 しかし諸君、そうも言っていられない。クマ蔵どんは、まだバグダッドとイェルサレムを旅していない。ダマスカスもテヘランも、アレクサンドリアもカサブランカも未経験。せっかくこの世に生まれてきて、地球上で最も長い歴史と豊かな文明に彩られた街々を知らずに終わらせてしまうのは、いかにも残念である。
 「キミキミ、元気を出したまえ、勇気を前面に押し出したまえ。ためらうな。行け、前進だ」。サトイモ大将は自らを叱咤激励した。どんなに恐ろしいものであれ、たかが治安情報が満載されているだけで、こんなにフテくされていていいはずはないのだ。
 よおし、行け。前進&前進。前進あるのみだ。クマ軍曹は今こそ自らを鼓舞し、白昼のニューヨーク攻略作戦を開始した。向かうは、トライベッカ。攻略目標は「ウォルフギャングス・ステーキハウス・トライベッカ店」。何のことはない、昨日のランチを楽しんだウォルフギャングスのトライベッカ店に過ぎない。
横から
(ステーキを横から眺めてみる)

 「トライベッカ」と入力して「渡来別科」と変換する我が友=Mac君はともかくとして、トライベッカとはTriangle below Canal Streetの略称TriBecaである。同じように、SoHoといったらSouth of Houston Street。NoHoはNorth of Houston Street。ニューヨークの人は、こういう略称が大好きなようである。
 TriBecaには、NYを代表する高級レストランが多いらしく、ガイドブックで読むと観光客のMustなストリートという印象を受ける。しかし諸君、Canal Streetで地下鉄を降り、熱い地上に上がってみると、どうしても「あれれ?」な感じに包まれる。
ビアとともに
(トライベッカの300gステーキ、ビアとともに)

 まだ再開発が続いているのか、空き地と工事現場と工事車両がヤタラに目につくのだ。目指すウォルフギャングスが見つからないばかりか、そもそも高級レストランが軒を連ねる繁華街の気配さえないのである。
 トライベッカは、モトは倉庫の街だ。5年前にブレーク中だったMeat Packing Districtと同じように、「旬は去った」ということなのかもしれない。人通りもほとんどなくて、夏の直射日光の中、工事現場をかき分けて歩いていく日本人は、まさに表六玉の状態。これが夜だったら、あまりの寂しさに身の危険を感じたかもしれない。
トライベッカ店
(ウォルフギャングス・トライベッカ店を発見)

 ま、それでも何とか今井君は、工事現場の先に目指す店を発見。13時半、ランチの客はマバラであって、奥行きの深い店内はガラガラ。窓際のテーブル5~6卓がうまっているだけである。昨日の33th Street店とはメニューも若干ちがって、少し値段も抑えめ。客層も、平均年齢で5~6歳はyoungerでござるね。
 今井君の左隣のテーブルは30歳代後半のデート。女子が肉をワシワシやっているのに、男子はサラダだけ。女子は相当に苛立っている。苛立ちの原因は、料理の来るのが言語道断に遅かったことか、それともデートで女子に肉を食べさせ、自分はサラダだけという超草食系男子にムカついているのか。
チーズケーキ
(デザートの巨大チーズケーキ)

 そのまた隣のテーブルはビジネスミーティング。くだけた雰囲気のミーティングで、男子4名ポロシャツにジーンズ姿で、いかにも気が乗らない様子。上司が見たら「こんなやる気のないミーティングなら、即刻ヤメてしまえ!!」と一喝しそうな、ダラけたダメなミーティングだ。
 ところが諸君、そこへ美しい女子1名がやってきた。彼女が男子4人の真ん中に迎え入れられると、雰囲気は完全に一変。女子たった一人の存在で、ミーティングの活気がこんなに変わるものなのかねぇ。いやはや、男子ってなぁ、洋の東西を問わずマコトに現金なものである。
 そのまたお隣のテーブルは、ごく普通のランチ。男子2名、パンにバターなんかペタペタ塗って、マコトに穏やかに午後の時間が過ぎていく。最初のうち今井君は、そこに鏡が置いてあるんだと思っていた。だって、彼のキャラがほぼ今井君と相似形じゃないか。
鏡
(今井君の相似形男性を発見)

 ヒトサマのことはともかく、サトイモ大将自身は昨日と同じ300グラムのフィレステーキを注文。頼まなくてもお皿の上にはタップリのブロッコリーが載っけられ、とってもヘルシーな雰囲気。デート中のテーブルが殺気立っているのを除けば、平和で楽しいランチになった。
チーズケーキ横から
(チーズケーキ。横から見るとボリュームがわかる)

 肉も、予想外に旨かった。工事現場と工事車両ばかりの閑散とした街の光景から、最初はあまり期待していなかったのだが、肉それ自体は昨日の33th Street店より充実していた。どでかいチーズケーキに仰天し、楽しいデザインのキャンディももらって、15時近くまで店で実にノンビリできた。
キャンディ
(キャンディ。今井君のテノヒラって、スーパーのヒキ肉250gパックみたいだ)

 それでもまだ、ブエノスアイレスへの飛行機まで6時間もある。持て余し気味の時間を、パレスホテルのカフェでコズモポリタンを飲みながら過ごす。いろいろな映画やドラマの舞台になったホテルである。エントランスもカフェもフロントも、どこもみんな「こりゃ、…で見たことがあるな」という感激の連続である。
パレスホテル
(NY パレスホテル)

 16時半、「では、そろそろニューアーク空港に向かいますかね」という時刻になった。明日からはもう9月、さすがにニューヨークは日が傾くのが早くなった。16時半で既にお日さまはオレンジ色を帯び、街にはヒンヤリした哀愁の風が流れはじめていた。
 ブエノスアイレス到着予定は、明日の朝8時。これから16時間ぐらいが、今回の旅の難所である。何とかここを乗り越えさえすれば、その先には危険も困難もほとんど考えられない。どれ、サトイモ軍曹どん。十分に気をつけて、ゆっくりと行きますかね。

1E(Cd) Blomstedt & Staatskapelle Dresden:BRUCKNER/SYMPHONY No.7
2E(Cd) Wand & Berliner:BRUCKNER/SYMPHONY No.8 1/2
3E(Cd) Wand & Berliner:BRUCKNER/SYMPHONY No.8 2/2
6(Dmv) 12 ANGRY MEN
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