2012年10月05日(金)

Tue 120911 10カ年計画 乗り継ぎ都市をスパイスにする ミュンヘン滞在記最終回

テーマ:ブログ
 さすがに今回は10日未満の旅行だから、キウィ大将の旅行記もたった19回で最終回を迎えることになった。これは珍しいことである。プラハ/ブダペストとか、スペインのサンティアゴ・デ・コンポステラの時なんかは、優に40回を超えていたはずだ。
 うーん、やっぱり10日未満では、今井君には欲求不満が残る。どうしてもまた近いうちミュンヘンに来たい。最近の「近いうち」は「実際には一切やる気なし」の同義語らしいが、今井君が「近いうち」と言ったら、絶対に近いうち。意地でも実現させてみせる。
 今回は行かなかった町でも、ミュンヘンから日帰りでもっともっといろんな所へ小旅行が可能。ノイシュバンシュタイン城のあるフュッセン。ロマンティック街道のビュルツブルグ。ニュルンベルグ、アウグスブルグ、レーゲンスブルグ。その他いかにもドイツらしい内陸の中規模都市を、丸一日歩き回るのも楽しいだろう。
ヒツジさんたち
(ミュンヘン滞在の思ひ出 インスブルックのヒツジさんたち)

 しかし、2018年までの今井君の旅行10カ年計画の中には、もうドイツは1つも入っていない。は? 何ですと? 「2018年までの10カ年計画」ですと? 諸君はビックリ仰天するかもしれないが、実は今井君は2008年5月、「これから10年間の外国旅行計画」を立案。「計画倒れはいけません」と日々生徒たちに熱弁をふるっている立場上、自ら立てた計画を着々と実行に移して、すでに4年が経過した。
 いやはや、最初のころは「初級者コース」でござった。イタリアにフランス、ドイツにイギリス、スペインにポルトガルと、先進国ばかり。それもミラノやパリやロンドンやマドリードなど大都市滞在型で、日本国内ほどではないにしても、まあ安心して2週間が過ごせた。
ザルツブルグ1
(ミュンヘン滞在の思ひ出 ザルツブルグ風景1)

 それがこの2~3年、次第に中級者コースに移行してきた。暴動が頻発するアテネ。国境でシリアとの戦闘が発生し、そのシリアから難民も大量流入中のトルコ。短時間誘拐など恐るべき治安情報が乱れとぶアルゼンチンにウルグアイ。うにゃにゃ、いまやサトイモ閣下は、中級者コースから上級者コースへの過渡期にあるとさえ言っていい。
 2013年からの計画を見るに、まずロシアのモスクワとサンクトペテルブルグ。ポーランドのワルシャワにクラクフ。ルーマニアのブカレストなど、東欧圏で行き残した大都市訪問。まあしばらくは平穏なヨーロッパ圏がほとんどだ。
 この間のブエノスアイレスがあんまり楽しかったので、リオデジャネイロとかサンパウロとか、南米の街にも興味が尽きない。モンテビデオやアスンシオンにも行ってみたい。うにゃにゃ、このあたりからは上級者コースに入ってくるでござるね。
ザルツブルグ2
(ミュンヘン滞在の思ひ出 ザルツブルグ風景2)

 しかし諸君、今井君はもっともっと駄々を捏ねたいのである。「生きているうちに、どうしても行かなきゃイヤだ」という街の名前をあげると、誰に相談しても「ヤメといたほうがいいんじゃないか?」と、マコトに渋い顔をされる。
 列挙すると、顔の渋さの順に、ダマスカス/バグダッド/テヘラン/アレクサンドリア/チュニス/カサブランカ/エルサレム、以上7都市。10カ年計画によれば、このレベルの上級者コースに挑むのは2017年ごろになっているから、まだまだ時間の余裕はタップリ。今のうちに上級の力を蓄えていこうと思う。
アイブゼー
(ミュンヘン滞在の思ひ出 標高3000mからアイブ湖を俯瞰)

 こういうふうだから、「近いうちミュンヘンにもう1度」という話にはなかなかなりそうにない。「じゃ、どうするんだ?」であるが、ここで今井君が考案したのが「乗り継ぎ都市への立ち寄りプラン」である。
 2012年9月の旅はそのプランの試行でもあった。日本からアルゼンチンへの旅は、どうしてもアメリカのどこかの都市で乗り継ぎが必要。ならば、せっかくだから乗り継ぎのニューヨークに3日滞在して、ニューヨーク短期滞在を満喫してもいい。
 アルゼンチンからの帰りの旅もドイツのフランクフルトで乗り継ぎだから、それならフランクフルトに3日滞在して、懐かしいライン河の街への小旅行もすればいい。マインツで1日、リューデスハイムで1日、フランクフルトとヴィースバーデンで1日。「乗り継ぎ都市で3日」というパターンで、旅は2倍にも3倍にも美味しくなるじゃないか。
 ヨーロッパ・アフリカ・中近東への旅の時には、パリかロンドン、ミュンヘンかフランクフルトで3日。中南米への旅なら、ロサンゼルスかニューヨークで3日。これからいよいよ上級者コースが多くなるキウィ閣下の旅は、そういうスパイスが加わってますます充実していきそうである。
インスブルック
(ミュンヘン滞在の思ひ出 インスブルック風景)

 5月26日、ミュンヘン滞在の最終日、空港へは電車で向かうことにした。昔の今井君は大きな荷物を引きずっている時には「どうしてもタクシー」という方針だった。何しろガイドブックの治安情報がオッカナイ。
 荷物なしで両手が空いている時のクマは凶暴な生き物であって、悪い人たちの目から見ても危険な要注意人物。「その男、凶暴につき」という熱い蒸気が全身からムンムン立ち上っているから、悪人なんか決して寄せつけない。フツフツとアブクをたてながら湧き上がる闘志に、むしろ悪人のほうが恐れをなして逃げ去っていくほどである。
市庁舎
(ミュンヘン滞在の思ひ出 もう一度、市庁舎)

 しかし、荷物を引きずっているときのクマは、妙に弱気の虫に憑かれてしまう。だって、ガイドブックによれば、
「電車のキップの自動販売機の前で困っていると『どうしました?』『使い方を教えてあげましょう』と近づいてくる人がいますが、絶対に信じてはいけません。多くの場合、オカネや財布を狙っている人間です」
「クレジットカードの暗証番号を教えたら、そのまま逃走されたという事例もあります」
「被害にあって困っていても、誰も助けてくれません。『かわいそうに』という顔で、遠巻きに見ているだけです」
「保険料と思って、タクシーに乗るのが無難です」
なのだ。今井君はそういう被害に遭ったことは一度もないし、声をかけてくれるのは親切な優しい人ばかりであが、ま、中→上級者へ脱皮しつつあるサトイモどんも、荷物を引きずっている時ぐらいは初級者の心構えを取り戻すのである。
券売機
(ドイツ鉄道のチケット自販機)

 しかしさすがにミュンヘンは大丈夫だろう。道ゆく人がみんな余裕タップリの笑顔。抑制の利いた落ち着いた行動。唾を吐いたり、人にぶつかってきたり、悪態をついたり、そんな人はミュンヘンでは1人も見かけない。心から安心して歩ける街である。
 だから、大きなスーツケースをゴロゴロ引きずりながら、サトイモ君はDB(Deutsche Bahn)の空港行きSバーンに乗り込んだ。日本の電車みたいに至れり尽くせりではないが、ゴツくていかにも頼りがいのある電車である。
ダッテルン
(おぐら味の不思議フルーツ・ダッテルン)

 ところが、2駅行ったところで、電車がいきなり緊急停止。2度と動き出す気配がない。ヨーロッパのどこの国でも、日本と違って懇切丁寧な車内アナウンスはない。しかしとにかく動かないから、乗客はみんなニコニコ笑いながら降りていった。誰にも原因は分からないし、原因なんか分からなくたって構わないし、悪態をつく人もいない。
「電車が止まっちゃったんだから、仕方ないじゃないか。我々には代替の交通手段がたくさんあるし、それを自分で探す能力だってあるじゃないか」
ドイツのヒトビトのこういう自信たっぷりな様子は、見ていて胸のすく思いである。電車のゴツさと言い、ヒトビトの自信と能力といい、ますます今井君はドイツが大好きになってしまう。
回数券
(ドイツ鉄道の回数券。乗車前に自分で刻印する)

 では、今井君はどうするのか。諸君、今井君は国鉄職員の息子であり、ヨーロッパ中の鉄道をトマスクック時刻表1冊で自在に乗り回す「乗り鉄」クンである。ミュンヘン空港を通るSバーンが、東京の山手線と同じように環状に走っていることをすぐに発見。ホームの向こう側に滑り込んできた反対向きのSバーンにすぐに乗り込んで、30分後にはチャンと空港に到着していた。ほんの少しはドイツ人に近づけたかもしれない。
 
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