2012年09月28日(金)

Tue 120904 いろいろな出会い 世界の和食店を盛り上げよう(ミュンヘン滞在記14)

テーマ:ブログ
 9月27日、吉祥寺のスタジオに久しぶりに出かけて、明治大学文学部2012年の解説授業を収録した。熊本のホテルでタップリ予習に励んだおかげで、英語にあんまり自信のない人でもよく理解できるスンバラシー授業が出来た。
 受験生の制限時間が60分。諸君、たったの60分しかない。普通の学部入試は80分とか90分、120分とか150分なんてのも存在するから、60分というのは驚異的に短い制限時間である。「時間との勝負だぁ!!」「速読だぁ!!」と慌てふためく気持ちはよく分かる。
 しかし、それは問題をよく研究していない証拠。もしそれが予備校講師だとすれば、まだシロートに毛が生えた程度である証拠にすぎない。落ち着いてしっかり問題研究に励めば、時間は余るほどあるので、焦ったり慌てたりする必要は何もないとすぐに分かる。
佐野1
(ミュンヘンの寿司屋「佐野」。説明は記事後半に)

 今井君がビックリしたのは、ドイツ文学科やフランス文学科の志願者数である。同じ文学部でも、心理学科や社会学科の志願者が多いのは当たり前であって、その倍率の高さも、合格最低点が75%を超えていることも、別に驚くには当たらない。
 しかし、こんなに「就職♨就職」「シューカツ♨シューカツ」ばかりが優先され、大学がほぼ就職予備校化した世の中で、あえてドイツ文学やフランス文学を専攻しようとする受験生がこんなにたくさん存在するのが、クマ蔵は嬉しくてたまらない。
 しかも、「募集人員17名」なんてのも、何だか大学院みたいでいいじゃないか。学部4年間、ずっと17名が一緒、何をするのも一緒。若干暑苦しくないこともないが、今井君時代の早稲田政経みたいに「政治学科400名」「経済学科800名」という恐るべきマスプロぶりから考えると、羨ましい限りである。
東京寿司
(ミュンヘン「東京寿司」。説明は記事後半に)

 吉祥寺に向かう井の頭線明大前のホームで、「いま東京女子大に通っています」「C組B組を受講してました」と、明るい女子大生に挨拶してくれた。こういう出会いは嬉しい。一昨日の羽田空港の修学旅行生に続いて、マコトに嬉しい出会いであった。
 そうかと思うと、全く思いがけない場所でいきなり握手を求められる。朝6時半、代々木上原駅前のファミマの店先で、缶コーヒーを飲んでいる青年がいた。その彼がいきなり「握手してください」というのである。彼もまたC組とB組の受講者。「いまは早稲田大学法学部に通っています」とのことであった。よしよし、みんな頑張りたまえ。
回転アジア
(ミュンヘン「回転アジア」。説明は記事後半に)

 では今井君はなぜ、午前6時半の代々木上原駅に向かっていたのかというに、ちょっと用事があって渋谷の日赤医療センターに出かける途中だったのである。
 いやはや、日赤医療センターはスミからスミまで清潔感に満ちあふれ、整然と整理の行き届いた美しい病院であって、こんな病院に入院できたら、どんな病気でもあっという間に治ってしまいそうだ。もっとも、今の今井君は健康そのもの。病気の「びょ」の字もないから、心配はご無用である。
さそう
(ミュンヘンの和食「さそう」。説明は記事後半に)

 2年前、網膜剥離の緊急手術で入院した日本医科大学病院は、建物の老朽化が激しくて、まさに建て替えの真っ最中。面積も容積も小さすぎて、待合室は立錐の余地もないし、診察室に入っても「ごったがえしている」というコトバがそっくりそのまま当てはまる。いやホントにあのころの眼科診察室は、真っ直ぐ歩くことさえ困難というてんやわんやだった。
 どうしてもあれと比較してしまうから、今日の日赤医療センターの静謐な雰囲気が、心の底から羨ましい。医学部志望の諸君は、心が萎えかけたとき(ホントはイケナイのだろうが)、ホンのちょっと日赤医療センターを見学に訪れるといいかもしれない。「こんな病院で働きたい」と、再び熱意が蘇ってくるだろう。
天満屋1
(ミュンヘンの和食「天満屋」)

 さてミュンヘンであるが、パッサウから帰った5月22日のクマ蔵は、ひたすら和食店を求めてミュンヘンの裏町をさまよった。和食が食べたいのではなくて、「確実に冷えたビアを飲みたい」→「ならば100%確実なのは和食店」という発想だったことは、一昨日の記事にも書いた。
 しかし諸君、「世界中で和食ブーム」というメディアの報道を鵜呑みにしてはいけない。今井君の豊富な経験からハッキリ言うが、これだけ海外を走り回っても、「和食ブーム」などというものを目撃したことは一度もない。
 和食店がほとんどは、ヨーロッパの中心街からはずれた寂しい横丁に、中国料理店・インド料理店・タイ料理店などとと肩をならべ、ひっそり小さく縮こまっている。しかもそのほとんどは中国人か韓国人が経営する「ナンチャッテ和食」である。
アウグスティーナー
(ミュンヘンの名店「アウグスティーナー」で。ここのビアはしっかり冷えていた)

 この日の「天満屋」は、まあ経営は日本人であるらしい。中心街からは遠く離れているが、店内には琴の音が優しく響き、ウェイトレスさんたちもキチンと浴衣を着こなした日本人である。インテリアも竹や木材の感触を巧妙に使って、ほぼ完全に和の雰囲気を醸し出している。
 しかし諸君、店内の余りの閑散ぶりに、さすがの今井君もすっかり腰が引けてしまった。だって、ガイドブックによれば
「たいへんな人気ぶりで、ランチでも行列ができるほど。セレブも頻繁に訪れるディナーは、絶対に電話予約が必要」
のはず。それなのに、広い店内にお客は1組だけ、その1組もあんまり閑散としているものだから、注文する前からすでにシラけている様子である。
 これでどうして「ランチでも行列」だったり、「セレブが頻繁に訪れ」たり、「電話予約が必須」だったりするワケ? 首をかしげつつ、瓶のビアと天ぷらそばを注文。あと何かもう1品頼んだ記憶があるが、久しぶりの日本のビアがよく冷えていて旨かった以外、特にここで述べるほどのことはなかった。
天満屋2
(天満屋の貼り紙「浴衣接客係募集」)

 店のガラス窓には「浴衣接客係募集」の貼り紙が。大学生諸君、どうだろう、1年ぐらい休学して、ドイツに修業に出かけてみては。浴衣接客係と言ったって、女子と限ったわけじゃない。もちろん貼り紙には「ドイツ語中級ぐらいの女性を募集」となっているが、店主と交渉して、「男性ですけどOK?」と聞いてみるのもいいじゃないか。
 日本の男性が、もちろん男性用の浴衣を華麗に着こなして、ミュンヘンの日本料理屋を盛り上げる。女子諸君も奮起して、彼に負けないようにキメ細かな接客に努める。そういう1年の経験は、下手にスーツを着てツラい就職活動に2年も費やすより、ずっと将来のためになると確信する。
 大学でドイツ文学を専攻しているような人はもちろん、趣味でちょっとドイツ語をかじってみたことがある人なら、来年の春か夏までに一気にそのドイツ語をブラッシュアップして、単身ドイツで冒険してみたらどうかね。
 他に、ミュンヘン市内に面白い店は少なくない。「KAITEN ASIA」では、アジア全域の料理を小皿に載せ、回転寿司の要領でアジア料理が仲良くクルクル回っている。ま、確かに「回転アジア」である。店の正式名は「合和」。激しく対立し嫌悪しあう日本と中国を諌めるような、優しい名前じゃないか。
佐野2
(寿司「佐野」、全体図)

 中心街マリエンプラッツから徒歩10分、静かなマリアンヌプラッツでは「sushi佐野」を発見。中華料理とタイ料理店にはさまれて、「佐野」というシャチハタネームが力強く自己主張に励んでいた。
 コースメニューには「Yukio」「Mayuko」「Masanori」「Kouichi」「Noriko」が並ぶ。おそらく、佐野君を支えてくれる親友たちの名前をコース料理につけたのだ。一番安いYukio(4ユーロ)と、一番高いNoriko(8ユーロ)とで、「佐野君はどっちとより仲がいいんだろう」と、クマ蔵は余計なことまで心配してしまうが、ま、細かいことはいいじゃないか。
佐野3
(寿司の佐野、コースメニュー)

 中心街でも1軒の和食屋を発見。「SASOU さそう」という店名であるが、これが何を意味しているかは、残念ながら不明である。「デートに使ってほしい」→「誘う」なのか、サムライをイメージした「颯爽」なのか。
 ただ、やっぱり流行っていない。ランチタイムで他のお店は満員なのに、SASOUは3割の入り、「佐野」は2~3人。若い諸君。幸夫も麻由子も、雅則も光一も典子も、みんなで世界の和食屋を盛り上げに出かけないか? 客としてでもいい、経営者としてでもいい、もちろん「浴衣接客係」だっていいのである。

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