2012年08月16日(木)

Mon 120723 ブログ快進撃 サバサンド 初めてカドキョイヘ(イスタンブール紀行15)

テーマ:ブログ
 諸君。今井ブログの快進撃が止まらない。高校野球なんかで「あれよあれよという間に勝ち進んだ」という表現があるが、ホントに「あれよ♡あれよ」と絶叫したい気分。あれよ♡あれよ、あれよ♡あれよ。アクセス数は3日前に7000を超え、一昨日は7000台を維持。とうとう昨日は8000を超えた。
おやおや
(おやおや、スゴいことになってますね)

 うにゃにゃ、これはたいへんな事態であって、押尾コータローだの渡辺美樹だの和田秀樹だの(敬称略)、セレブな皆様と一緒に並んで「おすすめブログ」に顔を連ねている。マコトに光栄であり名誉なことであって、やたらYouTubeに登場するクマさんだけのことはある。
 しかしやっぱり一般人としてはこんな高いところはチョイとオッカナイから、とにかくしばらくイスタンブール紀行に集中する。受験と何の関係もなく、予備校講師の日常からも遥かに遠い話に集中していれば、この驚くべきアクセス数もまた知らぬ間に普段どおりの5000内外に収まってくれるものと思う。
快進撃
(快進撃)

 5月23日、クマ蔵どんの予定はまさに「めいっぱい」と言ってよくて、朝からハチミツでお腹いっぱい、ついでにシャンペンをガブ飲みして昼まで居眠りするような、あの怠惰なクマの片鱗は全く見えない。
 もっとも、この日も朝食の席でシャンペンをたっぷり飲み干したことは間違いない。ホテル本館の朝食にシャンペンの瓶が4本も並ぶことを発見して以来、もう3日間クマどんの足は本館の朝食に向かっている。
 本館には巣蜜がなく、別館にはシャンペンが出ない。巣蜜をとるか、シャンペンをとるか。クマとしては大いに悩ましいところであるが、今はどうしてもシャンペンである。トルコ到着初日以来、お腹の中にハチミツを詰め込みすぎて、ベトベトしたものへの濃密な欲望より、シュワシュワしたものへの爽やかな愛情を優先したいのだ。
エミノミュ
(エミノミュ港の雑踏)

 午前10時にホテルを出て、カバタシュからトラムヴァイに乗る。例の「靴磨きオジサン」は、もうクマ蔵を完全に無視していらっしゃる。さすが、3回も無視したあげく、最後には彼のコントの余りの滑稽さに吹き出してしまっただけのことはある。
 「もう、日本人なんか相手にしてやるもんか!!」という激しいムクれ方。ベンチに寝転がって、居眠りのフリで今井君をやり過ごす。彼の周囲を、バスの運転手さんやタクシードライバーたちが取り巻き、「どうだ、日本人が通るぞ。チャレンジしてみないのか?」の類いの意地の悪い冗談を言っているが、靴磨きオジサンは「もう勘弁してくれ」と言わんばかりに寝返りを打ってしまう。
サバサンド
(サバのサンドイッチ)

 今井君がまず向かったのは、エミノミュ港の「サバのサンドイッチ屋」である。金角湾にかかるガラタ橋を渡ったところに、3艘のド派手な船が並んでいて、周囲の空気は異様にサバくさい。
 「魚くさい」のではなくて、ホントに「サバくさい」。はっきり「サバだ」「他の何ものでもない」「このニオイは意地でもサバだ」と断言できるほどに、心の底から、カラダの芯から「絶対にサバ!!」と絶叫したくなるほどにサバくさい。こんな経験は、実際にイスタンブールに行ってみないかぎり、滅多に出来るものではない。
 サバのサンドイッチは、1個5リラ。300円程度だから、マクドナルドのハンバーガーと同じようなものである。ただし、売る者の熱意が違い、買う者の熱意が違い、サバをはさむパンの固さが違う。「ヌルい」「ユルい」みたいな中途半端の影は、ここには全く存在しない。
サバサンド屋台
(緊迫感あふれるサバサンドのお店)

 タマネギの量も、その他野菜の量も、ハンパではない。どうかすれば「サバはどこへ行ったの?」というほどの野菜の量であるが、サバの自己主張は、体積ではなく、ニオイの強烈さと大量の小骨の食感に集中する。ひとたびサバサンドを食すれば、その日1日、手にも指にも吐く息にも、サバどんやサバ君やサバさんの激しい執念を感じ続けなければならない。
 それにしても、「骨を何とかする」という文化はないのだろうか。こういう時、クマどんは日本文化の繊細さを痛感するのである。リズミカルなハモの骨きり包丁が、ジャッジャッジャッと爽やかな音を立てるのを聞けば、それだけで食欲が刺激されるじゃないか。
 一方のトルコ・サバサンドは、小骨が次々と歯ぐきに刺さり、舌に刺さり、上あごや頬の内側に傷を作る。「そんなにカンタンに食われてたまるか」という、サバどんたちの抵抗なのかもしれない。もちろん、ハモとは値段も全く違う。「たった300円でウルサイこと言いなさんな」ということである。
酢漬け屋台
(サバサンド屋のお隣で、野菜の酢漬けを売っている。オジサンの右側、赤く見えるのが、凶悪なほど酢のニオイをまき散らす酢漬け君)

 まるで怒鳴りつけるような剣幕でサバサンドをつかまされたあとは、店のそばの汚いベンチに座ってかぶりつく。水もコーラも、近くの売店で自分で調達する。サバサンドの店は、あくまでサバサンドだけの店。サバサンド以外を売る気はないし、そんなヒマもない。ヨソの店の領空や領海を侵犯することは決してしないのである。
 キュウリその他の野菜の酢漬けを付け合わせに食べるヒトが多いようで、あたりは異様に酸っぱいニオイが立ちこめる。酢漬けだろうと酢そのものだろうと、酸っぱいものが何でも苦手なクマ君は、早くサバサンドを退治してこの場から逃亡したいのだが、口いっぱいにサバ小骨軍団が展開して、クマの逃亡を妨げる。
イェニジャーミー
(サバサンドを食すヒトビト。向こうはイェニ・ジャーミー)

 これ1個食しただけで、すでにお腹は一杯である。それもそのはず、ついさっきホテルの朝食を意地汚く食べ散らかして、胃袋の中にはまだハムとチーズとソーセージと、皿に乗り切らないほどのオリーブに、3個も平らげたゆで卵が残っている。その上からタップリ注がれたシャンペンが、まだシュワシュワあぶくを上げているぐらいだ。
 あんまりお腹いっぱいでウンザリしつつ、エミノミュの港から船に乗った。初めてのアジア側、カドキョイまで行ってこようと思う。ガイドブックにはいろいろ恐ろしい治安情報が掲載されているが、さすがにイスタンブール滞在1週間目を迎えようとしている。カドキョイ、ウスキュダル、そろそろそういうアジアサイドの街にも出かけてみたい。
遠景
(船からの遠景。左から順に、スルタンアフメット→ハギアソフィア→トプカプ宮殿)

 エミノミュからカドキョイへは、20分おきに船が出ている。船の客室は2階建てや3階建てで座席もたくさんあるが、いつ乗っても「ほぼ満員」の状況。イスタンブールの昭和レトロな繁栄ぶりを最も如実に感じるのは、この船上であるかもしれない。
 港を出てすぐ、船の右側に旧市街歴史地区の風景が展開する。まずトプカプ宮殿。その先にハギアソフィア。さらにその先にブルーモスクことスルタンアフメット。この日は雲が多くて海の色はくすんでいたが、いつもは例のコバルトの美しい海が広がる。
船からガラタの塔
(船からガラタの塔を望む)

 せっかくイスタンブールに来て、この海からの光景を見ないのは大損である。やむを得ず団体ツアーで訪れる日本人も、是非とも「自由行動」の時間を利用して、エミノミュ-カドキョイ間の航路=片道20分の旅を満喫してみるべきだ。
 カドキョイは、その後クマ蔵のお気に入りになって、旅の後半は連日の夕食をカドキョイで楽しむことになるのだが、何しろ日本人の姿が全くない。日本人ばかりではない。韓国の人も、中国の人も、カドキョイで目にしたことはほぼ皆無であった。
チャイハーネ
(カドキョイのチャイハーネ)

 これは、たいへん珍しいことである。ヨーロッパ中、どこへ行ってもまず韓国人カップルに出会う。韓国人カップルは、その多くが女性同士。男女カップルは見かけなくても、女性同士のカップルならどこでも見つかる。
 中国人団体も同じことで、極寒のブダペスト、クリスマスのサンティアゴ・デ・コンポステラ、そういう「まさか」な場所であっても、中国人団体ツアーのバスを見かけないことはまずない。
 しかし、カドキョイの街には東アジアのヒトビトの影は全く見えない。それどころか、欧米人の姿もほとんどない。トルコ人だけの、まさに「純粋トルコ」である。世界中のガイドブックに、よほど「危険です」「近づいてはいけません」「ご用心」の情報が溢れているものとみえる。
バルーン
(カドキョイ名物、空中散歩用のバルーン。ただし、現在休業中であった)

 確かに、午後の埠頭にトルコ中年女性がズラリと並び、声を嗄らして花を売っている情景は、少なくとも21世紀的ではない。20世紀的ですらないかもしれない。しかし、今井君がわざわざ20時間近くかけて地球の裏側からやってきたのは、こういう情景を眺めるためである。
 花は、なかなか売れないようである。水の入ったバケツの中には、おそらく今日も売れ残るであろうたくさんの生花たちが、もう悲しそうにうなだれて夕暮れを待っていた。

1E(Cd) Richard Tee:THE BOTTOM LINE
2E(Cd) Brian Mcknight:BACK AT ONE
3E(Cd) Norah Jones:COME AWAY WITH ME
4E(Cd) Isao Tomita:Shin Nihon Kikou
5E(Cd) Ralph Towner:ANA
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