2012年08月15日(水)

Sun 120722 秋田商の大勝に関わる様々な事柄 ネロネロカフェ(イスタンブール紀行14)

テーマ:ブログ
 丸1日寝転がって高校野球を眺めていたら、秋田県代表の秋田商が8-3で大勝してしまった。これはたいへんおめでたい。2011年夏に能代商が2勝するまで、秋田県勢は13年連続して初戦敗退が続いていたのだ。県外の野球エリートを掻き集めて勝ち上がるチームが多い中、秋田の高校生だけで勝利を収める昔ながらの野球は爽快だ。
 3回戦の対戦相手は、岡山県代表の倉敷商である。こりゃスンバラシイ。秋田商vs倉敷商。野球エリートの私立高全盛の時代に、これほど馥郁たる昭和のカホリの試合は、滅多に実現するものではない。
 今井君は、ホントはマジメに仕事をしなければならないのだが、こんな昭和な対戦が実現するのなら、どうしても次の試合もテレビの前で過ごさなければならない。熊本・済々黌と同じで、早稲田大学ユニフォームとソックリなのも悪くないね。
 応援も、好感が持てる。まず、「秋田からは、たったこれしか来なかったの?」という「多勢に無勢」な感じがたまらない。アルプススタンドをテッペンまで埋め尽くす済々黌の応援は、甲子園全体を揺るがす大迫力だったが、秋田商の応援団はその約10分の1程度。スタンドをお弁当箱とすれば、日の丸弁当の梅干ほどの面積が赤く染まっているだけである。
青梅
(イスタンブール名物、小型の青梅。路上で売っている)

 しかも諸君、その応援をよく聞いてみたまえ。今井君でさえ耳を疑ったが、1回裏、早くも2点を先制されて暗雲垂れ込める中、応援団が声を揃えて歌いはじめたのは、何とロシア民謡「カチューシャの歌」である。
 は? 「カチューシャの歌」ですと? 「リーンゴーの花ほころび、川面に霞たち、キミなき里にも春は忍びよりぬ」。何と何と哀れな、何と何と哀愁に満ちた、寂しい寂しい応援の始まりであろうか。1回裏の段階で、早くも敗戦を予感させるじゃないか。
伸びている
(今井ブログのマイページ。PVがどんどん伸びていく)

 だって、ロシア民謡でござるよ。今から30年以上昔、まだ30歳代だったタモリがこれをパロって、「オチューシャの歌」で医者をおちょくった。歌詞は「患者の腕まくれば、オチューシャの歌。必要ないけど、打てば保険はいる」。ただし、著作権の問題で東芝EMIが2の足をふみ、発売直前で販売中止になった(YouTubeで聞けますだよ)。
 もっと歌詞を確認したくてググってみたが、「カチューシャ」でググっても、もはやロシア民謡は発見できない。出てくるのは、ひたすらAKBばかり。どこまで行っても、何枚ページをめくっても、ひたすらAKB。「AKBにあらずんばヒトにあらず」な感覚である。
 苛立ったクマ蔵は、検索ワードに「ロシア民謡」を付け加えてみた。すると諸君、「元ロッテの西岡選手などの応援歌でつかわれていた」という新情報が入ってきた。おお、「新情報に旧情報」、懐かしい懐かしい予備校英語の世界でござる。すると秋田商の応援も、ケッコ時代の最先端を行っていたのでござるね。
海がキレイ
(ボスフォラス海峡。海の色が余りに美しい)

 しかし、やっぱりそうでもござらぬのじゃ。7-2と大量リードした4回裏の攻撃中、ゲロロ軍曹こと今井君は「ゲロロ、この曲は35年前にも聞いたぞ」という、余りに懐かしいブラバン演奏を耳にした。
 1975年から80年ごろ、今井クマ蔵がまだホンのコドモだったころが、秋田商の黄金時代。アンダーハンド山岡や、超高校級・高山の好投で勝ち進んだり、武藤・佐藤・斉藤・進藤と「藤」の文字のつく選手を4人並べた「4藤打線」だったり、その活躍に秋田のコドモたちは胸を躍らせたものである。
 わずかな安打で大量点を奪って「省エネ打線」の異名がついたこともある。確かに、日本に「省エネ」という発想が根づいた「省エネルック」幕開けのころだ。今井君の記憶が確かならば、あの時と同じブラバン演奏じゃないか。
 諸君、ベスト8をかけた3回戦・秋田商vs倉敷商は、秋田商の応援だけでも見る価値がある。定番と化した「We will rock you」もいいし、いったいいつまで山本リンダ「狙い撃ち」をやっているんだか分からないが、昭和のブラバンとロシア民謡を一緒に聞きたいなら、どうしても秋田商応援団を目撃したまえ。
宮殿
(ボスフォラス海峡アジア側、トルコ皇帝の夏の離宮)

 秋田商のピッチャーは「渡部篤郎にホンの一瞬似てるかな?」という感じのイケメン(ヒイキ目が過ぎますかね?)。緊張感のせいか今にも泣きだしそうな顔に、女性の皆様は「母性本能をくすぐられて」「胸きゅん」になること請け合いだ。
 うぉ、母性本能に、胸きゅん。こりゃまた古い、古すぎる。そう言えば「君に胸きゅん」ってのもあったナリね。これもYouTubeで聞いてみるといいナリね。これはこれは。キテレツ大百科のコロスケ君まで登場して、今井ブログはどこまでも時代を遡っていく。
 秋田商は、我が伯父上の母校である。今井君の身内で、おそらく最も尊敬しなければならない「モト静岡大学学長」の伯父上(加藤一夫)でござる。秋田商→福島高商→東京商大(現・一橋大学)と進んだ。昭和初期には、裕福でない家庭の長男は「商業」に進学したものなのだ。
 第2次世界大戦の真っただ中である。やがて赤紙が来て軍隊に召集されたが、「経済学のスペシャリストだから」という理由で、国内で会計を担当しているうちに8月15日を迎え、無事終戦となった。終戦後は母校・秋田商業高校教諭になったが、まもなく秋田大学に助教授として招かれた。
エフェス
(トルコビール「エフェス」。ボスフォラスの海の色だ)

 助教授当時、伯父上は毎月1回ぐらいの頻度で今井君のウチを訪れた。伯父上は、我が母(=快傑ババサマ)の兄上。快傑ババサマは、彼にとって2つ年下の妹であり、兄としても頭が上がらないほど、妹の読書量は豊富であった。お土産がいつもおまんじゅうだったので、幼年時の今井君は伯父上のことを「おまんじゅうのオジサン」と呼んでいた。
 おまんじゅうのオジサンは、やがて秋田大学教授になり、県内のテレビ番組にもよく出演していた。やがて「静岡大学の教授職に1つ空きができたから」と静岡に招聘され、ふと気がつくと学部長に出世し、ふと気がつくと学長に選ばれていた。
 今井君より顔が若干長いけれども、声もソックリ、態度もソックリ、都合の悪い話題になると上手に寝たフリをし、寝たフリをしているうちにホントに寝てしまうのもまたソックリ。85歳を過ぎたが、マコトに素晴らしい伯父上である。彼も今日は久しぶりに母校の校歌を聞き、母校の勝利に快哉を叫んでいるはずだ。
ケバブ屋
(また同じ屋台に出かけた)

 さて、こんなに秋田商の話題で盛り上がってしまえば、本来はイスタンブールどころではないはずである。しかし諸君、このまま終わってしまったのでは、掲載すべき写真が1枚もなくなってしまう。写真の辻褄を合わせるためだけに、ホンのちょっとばかりイスタンブールに付き合ってくれたまえ。
 5月22日、ボスフォラス海峡クルーズの船をカバタシュ埠頭で降りたのが午後2時ごろ。コバルト色の海が余りに美しかったせいで、すっかり眠くなってしまったが、これからクマ蔵はトラムヴァイに乗って旧市街まで出かけてこようと思う。
 トラムヴァイを降りたのは、シルケジ。昨日もシルケジの駅まで来て、結局ケバブの屋台に行ってみただけだったが、今日もほぼ予定は同じである。ここまで眠くなってしまったら、ヒツジのお肉をたらふくワッシワッシしないと、眠気は飛んでいってくれそうにない。
イスタンブール中央駅
(シルケジ・イスタンブール中央駅)

 ついでだから、ホジャパシャに出かけて、明日のセマーのチケットも手に入れておかなきゃならない。「セマー?」「セマーって、何だんべ?」「セマーとは、いかがなものでござるか?」という諸君は、早速グーグルで「セマー」または「セマーゼン」をクリック。イスタンブールの夜の裏町で、クマ蔵がいったいどんな怪しい舞台を見ようとしているか、先回りして調べてごらんになるがよかろう。
 チケットを手に入れてすっかり安心したクマ蔵は、昨日と同じケバブ屋台に座って、またまた「ケバブ3人前、エズメ2人前、それとコカコーラ」をやった。運ばれたパンの皮なんか無視して、焼けた熱い鉄串から肉のカタマリを口で引き抜く豪快な食べ方も、昨日と全く同じことである。
ケバブ
(また同じヒツジさんをワシワシむさぼった)

 しかしこうなれば、何が何でも冷たいビアで喉を潤したい。その「何が何でも」は、中途半端な「何が何でも」ではなくて、ほとんど人生を賭けた「何が何でも」である。ここで冷たいビアが手に入らなければ、このイスタンブール旅行が台無しであるだけじゃない、クマ蔵の数百年の人生が台無しになりかけている。そのぐらいの切迫感があった。
 その強烈な切迫感で腰を下ろしたのが、今井君がいまも「ネロネロ・カフェ」と呼ぶお店である。何しろイスラム圏だ。外のテーブルで休んでいる人たちがビアを飲んでいるかどうか確認しなければ、ホントにその店でビアにありつけるかどうか分からない。
ビア
(ネロネロ・カフェでようやくありついた冷たいビア)

 「ネロネロ・カフェ」と呼ぶ理由は、ウェイター2名が異様にネロネロしていたからである。日本人がやってきたのが異様に嬉しいらしい。2人順番に今井君のテーブルに寄ってきては、ネロネロ&ネロネロ夢中で話しかける。やがて「日本語が話せる」という触れ込みの、しかし実は全く日本語の話せない別のウェイターも出てきて、ネロネロは2乗3乗にエスカレートした。
 彼らから見れば、東アジアはみんな一緒くたなのである。韓国・中国・ベトナムが日本の話と入り混じる。最後は3人並んでタイ式に両手を合わせ、深い深いお辞儀で今井君を送り出してくれた。あんまりネロネロだったので、冷えたビアの旨さも分からないほどであった。

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