2012年07月22日(日)

Thu 120628 ミュンヘン空港で トルコ到着 ミドルスイート(イスタンブール紀行3)

テーマ:ブログ
 こうしてイスタンブール旅行はたいへん好調なスタートを切った。16時ミュンヘン到着。乗り継ぎの待ち時間が3時間あるから、クマ蔵は空港内のラウンジをしゃぶりつくすように利用する。諸君、今井君は「スターアライアンス・ゴールドメンバー」である。
 スターアライアンスには「ダイアモンド」も「プラチナ」もないから、ゴールドが一番エラいわけだ。おお、「一番エラい」「一番威張れる」。弱虫なクマどんは、こういうシチュエーションが大好き。弱虫だからこそ、「合法的に威張れる」なんてのは、たまらない贅沢なのである。
 しかも、この威張れるシチュエーションは、「たくさんオカネを使ったから」「オカネ持ちだから」という理由で与えられたものではない。ただ単に「たくさん飛行機に乗ってくれたから」ということで、「努力賞」として航空会社がくれたステータスである。
 遠慮せず大威張りで利用できるのは、誰が何と言っても努力賞に過ぎないからなのだ。だから、乗り継ぎがロンドンでもマドリードでも、フランクフルトでもミュンヘンでも、そこにゴールドメンバー限定のラウンジがある限り、クマ蔵はしゃぶりつくせるだけしゃぶりつくす。
 こういう時に、妙にジェントルマンぶって「酒もビアもワインもいりません」とか「ああ、キミ。コーヒーをくれないか?」などというのは、明治・大正・昭和黎明期の日本近代小説の主人公ぐらいのものである。何をもったいぶってんだ。ビアでもワインでも、飲み放題に飲みつくして、眠くなったら居眠りすればいい。
国旗1
(トルコの人々はトルコ国旗が大好きだ 1)

 ところがこの日のミュンヘン空港では、何か航空事故に該当する事故があったらしくて、飛行機の発着時刻が大きく乱れていた。クマ蔵の搭乗したANA機も、しばらくミュンヘン上空を旋回して着陸許可を待ち、結局30分ほど到着が遅れた。
 今井君は乗り継ぎに3時間も余裕があるからいいが、たった1時間とか1時間半とか、タイトな乗り継ぎを設定している人々の焦りは、想像にかたくない。かく言う今井君も、5年前のフランクフルトで「あなたの帰国便は、もうとっくに出発しちゃいましたよ」と冷酷に告げられて唖然&呆然と立ち尽くした。あの記憶は今も生々しい心の傷として残っている。
 案の定、ラウンジに到着してみると、乗り継ぎの出来なかったアメリカ人が長蛇の列を作っている。乗り継ぎ便の変更は、1人1人たいへんな手間がかかるので、この長蛇の列は滅多なことでは解消しない。お気の毒なことであるが、この大混雑のせいで今井君のラウンジ入場にもちょっと時間がかかるほどであった。
 ラウンジに入っても、まだ切迫した雰囲気が続いている。ラウンジの職員が乗り継ぎ便変更の手続きに当たっているのだが、とにかく職員の絶対数が少ない。諦めた乗客の中には、ケータイ片手に自分で航空会社に電話をかけて、個別に便変更の交渉に当たる者もいる。
 あんまり雰囲気が切迫し、何だか騒然として、クマどんがダラしなく赤ワインに白ワインをペロペロ舐め、ダラしなくヨダレをたらし、舌なめずりなんかする暢気な気分は吹き飛んでしまった。
国旗2
(トルコの人々はトルコ国旗が大好きだ 2)

 あらら、気がつくとイスタンブール行きの搭乗時刻になり、エアバス独特、例の狭苦しい3人掛けの一番奥に押し込まれ、アッと言う間に離陸した。早くも「ミュンヘンさん、さようなら」である。
 お鼻の異変は、このルフトハンザ機の中で始まった。離陸してすぐ、芝生に突っ込んだプロペラ機と、その回りに集まった消防車が数台、右の窓に下に見えた。「ああ、飛行機が軒並み遅れたのは、あの小さなプロペラ機のせいか」と納得した瞬間、「何だか両方の鼻が詰まって、鼻呼吸がうまく出来ない」ということにも気づいたのである。
 飛行機はまず南東の機種を向け、ドイツの南のアルプスを斜めに越えていく。ザルツブルグ上空からウィーンア上空、やがてブダペスト上空を越えて、バルカン半島に向かう。この3~4年で旅をしまくった懐かしい町々の上を飛びながら、クマ蔵のお鼻は右も左もパンパンに詰まって。鼻から息を吸うことも吐くことも出来ない。
改札
(イスタンブールの交通機関では、Suicaみたいなイスタンブールカードが普及。昔のアメリカで一般的だったトークン「ジェトン」もまだ残っている)

 ミュンヘンからイスタンブールまで3時間、この鼻づまり症状は右肩上がりで激しくなっていった。ルフトハンザで出る機内食は、いつでもチーズをからめたペンネ風のパスタであるけれども、お鼻がひどく詰まって、その程度のものもマトモに食べられない。
 帰国後に気づいたのだが、この鼻づまりこそ5月から6月に日本で大流行していた夏風邪。その典型的な症状なのであった。熱も出ない。咳も出ない。頭痛も吐き気もしない。しかし鼻が詰まって喉が痛くなる。このあと今井君は歯茎も腫れて苦しんだが、粘膜部分だけがひどく炎症をおこす風邪だったようである。
イスタンブールカード
(イスタンブールカード。SuicaやIcocaより感度が若干悪いが、使い勝手はほとんど変わらない)

 こういうふうで、重苦しい気分でトルコに入国。頭の中は「地球の歩き方」のコワーいお話でいっぱい。「タクシーではボラレることが多い」「そこいら中に絨毯屋が潜んでいます」「声をかけられても返事をしちゃいけません」など(昨日の記事参照)。しかし頼みの綱の自分自身は鼻づまりでフガフガ言うばかり。何だか情けない気持ちでタクシー乗り場に向かった。
 宿泊するホテルは「スイスホテル・ザ・ボスフォラス」。空港からタクシーで40分ほど、60トルコ・リラで着いた。高速道路を40分も飛ばしに飛ばして、約3000円で済んだのだから、全然ボラレてなんかいない。
エフェスビール
(イスタンブールのビールは、ほぼ「エフェス」1銘柄である)

 ただし、命の危険を感じるほどの無茶な運転は、「やめてくれないかな」である。前のクルマがジャマだと感じれば、そのクルマがどくまで猛チャージをかける。車間距離3~4mまで詰め寄って、それでもさらに煽り放題に煽り続ける。ホンのわずかのスキマがあれば、意地でもそのスキマに割り込んでいく。
 今井君が乗ったタクシーだけがそうなんじゃなくて、高速を走るほとんどのクルマがそういう暴走を当たり前のように考えているようだ。「ワイルドスピード」という映画シリーズがあったけれども、イスタンブールの高速道路はどうもああいう雰囲気なのだ。
 ホテル到着は23時半を過ぎていた。エントランスには大きな金属探知期が置かれて、「そんなに治安が悪いんですか?」と驚くが、ま、こうやって安心感を与えるのもサービスの一環と考えられないこともない。
ホテル
(スイスホテル・ザ・ボスフォラス)

 部屋は、いつもの通り無料アップグレードされている。ごく普通の部屋を予約したのだが、フロントのヒトがニッコリ笑って「Mr.イマイ、アナタは○○ホテルズグループの会員でいらっしゃいますから、ミドルスイートに無料アップグレードいたします」と丁重に頭を下げた。
 それに合わせるように、数人のフロントクラークが一斉に駆け寄ってきて、Mr.イマイに深々とお辞儀をする。おやおや、鼻づまりグマのクセに、生意気にもVIP扱いである。こうして、何一つ要求していないのに「ミドルスイートに13連泊」という恐るべき贅沢な話になった。しかも料金は「普通のお部屋13連泊」と同料金である。
缶のエフェス
(缶のエフェス。ボスフォラス海峡の海の色をイメージしたか。なお、後方のサントリー角瓶は東京から持参した)

 やっぱり、「旅はすればするほどお得になり、お得なるからこそますます勢いがつく」である。ミドルスイートは、一般客が宿泊する本館とは別に、新しく建てたばかりの新館の中にある。新館はVIPなヒトしか出入りできない作りになっていて、フロントも新館専用、朝食のとれるラウンジも新館の客専用。鼻づまりグマとしては、余りのことに恐縮するばかりである。
 ボーイさんに案内してもらって部屋に入ると、余りの贅沢さにまたまた一驚を喫する。約70㎡の角部屋。ベッドルームは別。デスク、豪華ソファ付き。テーブルには椅子4脚。そして何とキッチン付きだ。
 キッチンはすべてドイツ製の最新式。ネスプレッソのエスプレッソも飲み放題。調理用品から食器から、大型冷蔵庫に洗濯機まである。要するに豪華マンションの1室と同じである。写真を掲載してもいいが、余りの贅沢さに読者諸君がムクれちゃうとイヤだから、今日のところは部屋の写真は遠慮することにする。
 さて、こうして旅の1日目は終わった。疲れはないが、鼻づまりのせいで精神的に参ってしまった。1時間かけて荷解きを一気に済ませ、これで13日のイスタンブール滞在の準備は完了。あとは翌日に備えて徹底的に熟睡するばかりである。

1E(Cd) Stan Getz & Joao Gilberto:GETZ/GILBERTO
2E(Cd) Keith Jarrett & Charlie Haden:JASMINE
3E(Cd) Ann Burton:BLUE BURTON
4E(Cd) José James:BLACKMAGIC
5E(Cd) Harbie Hancock:MAIDEN VOYAGE
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