2012年06月29日(金)

Tue 120605 訃報が相次ぐ リス君たちの魅力 「菊」で一息(スコットランド周遊記21)

テーマ:昭和の人々の記憶
 6月28日の今井君は朝日新聞朝刊をめくりながら、まず「塚越孝、死去」と「伊藤エミ、死去」のニュースに涙した。
 塚越孝(敬称略)は、遠い遠い昔、オールナイトニッポン2部のパーソナリティーとして活躍。新聞には「つかちゃん」の愛称しか出ていなかったが、デビュー当初は「塚ちゃん」より「塚たん」を使用。「塚たんたかたん、ツカタンタカタン」の歌とともに、ラジオの局アナから異例の抜擢に応えた。
グリーンパーク1
(ロンドン、グリーンパーク。ホテルリッツからバッキンガム宮殿への散歩道である)

 伊藤エミ(敬称略)は、もちろんザ・ピーナッツの1人。幼かった今井君にとっては、何と言っても「ウナセラディ東京」のお姉さんであった。「ウナセラディ」って、なあに?なあに?と尋ねて、親からめんどくさがられた名曲である。
 イタリア語をかじってからやっと「なんだ、una sera di Tokyoか」と納得がいった。Buona seraのsera、unaは英語のaにあたる冠詞、diは英語のof。「東京のある一夜」だったのである。ウナセラディトウキョウ、うーうぅ。冥福をお祈りする。
バッキンガム宮殿
(ロンドン、バッキンガム宮殿)

 このあと6月29日にも、さらに訃報が続いた。小野ヤスシ、死去。地井武男、死去(敬称略)。ドリフターズ関係のバラエティは、子供時代にほとんど見せてもらえなかったから、今井君は小野ヤスシというヒトについては余りよく知らない。しかしさすがに地井武男、70歳の死はショックである。
 今井君の記憶に残る地井武男は、NHK大河ドラマの「勝海舟」である。主演は松方弘樹、仁科明子、尾上松緑、大原麗子、丘みつ子。他に大谷直子、米倉斉加年、江守徹、坂東八十助、津川雅彦、仲谷昇、小林桂樹。「まさに大御所」という人々とともに出演して、それでもたいへんな存在感があった。
ペリカン君
(ロンドン、セントジェームズパークのペリカン君たち)

 諸君は分からないかもしれないが、これはこの時代のオールスターキャストである。さらに中村富十郎、戸浦六宏、中村伸郎、久我美子、鈴木瑞穂、柳生博、浜畑賢吉、石橋蓮司、加東大介、岩井半四郎、横内正。あんまりたくさん出てくるから、まさに枚挙にいとまがない。吉田日出子に古今亭志ん朝に久米明もいる。
 その中で、当時32歳の地井武男が演じたのは、幕府要人でもない、長州藩士でも薩摩藩士でも土佐藩士でもない。「その他」「架空の人物」に分類される「岩次郎」に過ぎない。諸君、名字さえつけてもらえない「岩次郎」でござるよ。
ニャゴと今井君
(バッキンガム宮殿前に立つニャゴと今井君の像)

 その単なる「岩次郎」が、30年だか35年だかの幾星霜をへて、今井君の記憶にいまだにこびりついているとすれば、彼の存在感の凄まじさが分かろうというものだ。ま、もちろん今井君の記憶の異常な粘っこさも分かりますがね。
 やがて彼は人間的な深さと柔らかさを増して、首都圏の日々の散歩に円熟した味を示し続けた。しかしクマ蔵が愛した地井武男は、どこまでも荒々しい江戸時代の町人・岩次郎だったのである。余りに突然な、余りに早い死であった。ご冥福をお祈りする。
リス君1
(グリーンパークのリス君)

 さて、井の頭公園のリスであるが、「台風の中で30匹が逃走」「戻ってきたのが38匹」というニュースは今井君の血を沸かせ、肉を躍らせてくれた。そうだそうだ。あんな元気なリス君たちが、台風なんかでカンタンに数が減ってしまうはずはない。
 ニューヨークを訪れたら、誰だってまずセントラルパークのリス君たちの元気さに感激すべきだ。小さい身体に似合わない、あの後ろのアンヨのフンバリの力強さに、まず興奮したまえ。あんなに力強いヤツらが、吉祥寺スタジオのすぐそばを走り回っているなら、今井君ももっともっと頑張んなきゃダメですな。
リス君2
(リス君の勇姿 1)

 NHKどんだって、リス君たちの勇姿をもっともっと放映しなきゃ。「なぜか今?女性のポッチャリ復権」などという番組を放送(6月29日)しているヒマがあったら、リスの後ろのアンヨの可愛さを、もっと繰り返し放映したほうが、ずっと気が利いているんじゃないかね。
 うにゃにゃ、リス君の後ろアンヨのフンバリは、何度見ても異様に可愛らしい。クマ蔵でなくて、ニャゴやナデシコだって、あれならどこまででも追いかけていく。「食っちまいたい」というより、いつまででも見ていたいのである。しかも、逃げた30匹がいつの間にか38匹や40匹にいつのまにか増えていくというなら、ますます可愛らしいではないか。
リス君3
(リス君の勇姿 2)

 第一、「なぜか今?」などというのは、ポッチャリなヒトビトに対して失礼なんじゃないか。クマ蔵どんは、番組名のハテナマークに強い疑念を居抱くのである。「なぜか今?ポッチャリ復権」だなんて、そんなに不思議なことなの? 番組で特集してナゾを解明しなきゃいけないような、そんな特殊な事態だとでもいうの? である。
リス君4
(リス君の勇姿 3)

 さて、リス君たちの魅惑的な後ろアンヨを求めて、9月7日のクマ蔵どんはロンドンのグリーンパークを走り回っていた。東京を出て13日目、今回の旅行で青空を見たのはほぼ初めて。霧雨の混じっていない爽快な空気を呼吸したのも2週間ぶり。樹々の緑が、灰色を含まない鮮やかで純粋な緑に見えたのも、やっぱり2週間ぶりである。
 諸君、軽やかな幸福感とは、このようにして手に入れるものである。重苦しい空、重苦しい風、重苦しい森林の風景。そういう重苦しさの真っただ中で2週間を耐え、その後で初めて鮮やかな緑の幸福を知る。
 連日の快晴に慣れ、快晴であることが当たり前になって、快晴と爽快な微風に慣れっこになってしまえば、ヒトは返って不幸なのである。曇天と冷たい雨にさらされ続けた今井君はいまハッキリと分かるのだ。「何だ、人間というのは、青空の下に立つだけで思い切り幸福になるのだ」。
グリーンパーク2
(もう一度、爽やかなグリーンパーク)

 写真の鮮やかな緑を見たまえ。緑の中の幸せそうなリスの表情を見たまえ。これ以上の贅沢なんか考えられない。本来なら、宿泊先だって、裏町の安宿の一番ダメな部屋で構わない。あとは、温かいスープが1皿もらえればそれでいい。
 つまり、今井君みたいにホテル・リッツで思いがけずアップグレードしてもらって、「は、ホントですか?」「え、ホントですか?」「ホントに、ホントですか?」とか、ダラしなく有頂天になっているのは、人生の本質がサッパリわかっていない証拠なのだ。
 おお、ダメだなあ。ああ、ダメだなあ。今井君は、ホントにダメだ。幸せそうなリス君たちを見よ。軽やかに空に浮かぶ白い雲を見よ。爽やかな風に舞う木の葉を見るのだ。すべての存在は、青空と大地の中でこんなに幸せそうに生きているじゃないか。
噴水
(グリーンパークのゲロおじさん)

 ま、はいはい。はいはい。そういうことである。贅沢な今井君は、そういうメンドクサイ話に何だか面倒くさくなったので、躊躇なく日本料理「菊」に向かった。「菊」は、日本大使館に近く、ホテルリッツからも近く、ピカデリーサーカスからも近い。出てくるカツ丼も天丼も寿司盛り合わせも、すべて本格的な和食である。文句なく、旨い。
 あと1ヶ月でロンドンオリンピックが開幕する。イギリス のパブで出される料理に辟易し、ファーストフードにも飽き飽きし、ナンチャッテ和食店の怪しい和食にも辟易したら、ちょっと贅沢ではあっても「菊」の本格和食で一息つきたまえ。その後のロンドン滞在が驚くほど楽になること、ウケアイである。

1E(Cd) Solti & Vienna:WAGNER/DIE WALKÜRE 3/4
2E(Cd) Solti & Vienna:WAGNER/DIE WALKÜRE 4/4
3E(Cd) Mascagni & Teatro alla Scala di Milano:MASCAGNI/CAVALLERIA RUSTICANA
6F(Ms) 収蔵作品展:国立近代美術館
16A(γ) A TREASURY OF WORLD LITERATURE 16:
Достоевский 1/3:Chuokoronsha
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