2012年06月26日(火)

Sat 120602 一喜一憂の日々 団藤重光、死去 7月は超多忙(スコットランド周遊記19)

テーマ:昭和の人々の記憶
 6月26日。東京は朝から快晴。このところずっと雨だったり寒かったり、重苦しい空が続いていたから、朝のクマ蔵はお天気のことだけで幸せである。
 今井君にとっては年に一度の祝日でもあるので、ホントなら朝からシャンペンでもポンと開けてお祝いしたいところだが、これから吉祥寺のスタジオに出かけて3時間強の収録がある。「ポン!!」は収録が終わった後まで、まあ我慢することになる。
結婚式の風景
(エジンバラ 結婚式の風景)

 テレビCMがたくさん入っているらしくて、ブログのアクセス数も順調に伸びている。毎日毎日6000近いアクセスがあるというのは、嬉しいことである。バラエティ番組なんかで毎年恒例の、東進CMパロディを早くやってくれないかね。お台場合衆国とかサラリーマンネオとかでパロディをやるたびに、それだけのことでアクセス数は一気に1000件も2000件も増えるのだ。
 今井君はホントに下らんクマだから、そういうことに一喜一憂して生きている。政治の世界も「造反が2人増える見通し」「執行部側が巻き返して造反は3人減」、55人造反するかしないかで、輿石どんはガイコツ笑い、樽床どんはヘラヘラ笑い、今井君の一喜一憂に負けないテイタラクである。
スカート男子の風景
(エジンバラ スカート男子の風景)

 3年前の今頃、「一度だけ民主党にやらせてみよう」と大騒ぎしていたテレビ雛壇のヒトビトは、この天下分け目の1日をどんなふうにお過ごしなのだろう。「あんなに煽ってスミマセンでした」「私どもの不明でございました」と一同頭を丸めて謝罪するのが筋だと考えるが、どうもそういう気配はない。
 それに比べて、亡くなった団藤重光教授の(Macどん、さすがに「弾道成光」はやめようじゃないか)死刑廃止論は、100年近い彼の生涯を貫いて、マコトに見事であった。ご冥福をお祈りする。
夜の町1
(エジンバラ 夜の旧市街1)

 今井君の学部生時代は、法律というものに全く関心がなかった。ましてや団藤重光は、刑法学者である。もともと文学部志望の今井君なんかとは、接点はほとんど皆無。あえて言えば、ドストエフスキー「罪と罰」で「どうしてラスコーリニコフは死刑にならないの?」という高校生時代の疑問に答えてくれるかどうか、その程度である。
夜の町2
(エジンバラ 夜の旧市街2)

 ところが、東大文Ⅲ志望をあきらめて政治学科に入ってみると、「司法試験組」とか「国家公務員試験組」などという恐ろしいヒトビトの真っただ中に立たされた。高校時代3年間、両親に真っ向から文Ⅲを否定され、延々と続いた親子ゲンカの果てに早稲田に行ってみると、あらら、友人たちはみんな「文Ⅰに行けなかった」という人々ばかりであった。
ホーリールード宮殿で
(エジンバラ ホーリールード宮殿で)

 「刑法は、団藤だ」「いや、大塚だ」「民法は、星野だ」「いや、我妻だ」。いま思い返してみると、やっぱり昭和の匂いがムンムンするが、コーヒーを飲みながらの友人たちのそういう議論が、パンパンに文学部系の今井君にとっては大いに新鮮であった。
 あの団藤教授が亡くなったのである。アクセス数だの、造反者の票読みだの、そういう一喜一憂のヘラヘラした世界から、久しぶりにマトモでマジメな次元に行ってみたくなった。ましてや今日は今井君にとって1年に1度の大切な1日である。
新市街レストラン
(エジンバラ新市街で入ったパブ)

 とにかく、まず吉祥寺に出かけて、キチンと今日の授業収録3時間分をカンペキにこなしてこよう。今日から8月上旬にかけて、超多忙の日々である。とても「朝からシャンペンをポン!!」どころではない。
 まず、講演会で全国を駆け回る。那覇→福岡→山口→神戸→広島→浦安→松戸→川越→福岡→伊勢→徳島。7月下旬の10日間は、河口湖で合宿の集中授業。このスケジュールの間をついて、吉祥寺で収録9回がある。
エジンバラ風景
(エジンバラ城の風景)

 それが終わると、いきなりブエノスアイレスヘ。東京→ニューヨーク→ブエノスアイレス→フランクフルト→東京と回る世界一周コースで、地球を東にぐるっと回ってくる。マゼラン君とは反対向きだ。もちろん中心テーマはブエノスアイレス8泊であるが、うーん、こんなに忙しいんじゃ、十分な準備は出来そうにない。
新市街レストランの料理
(エジンバラ 新市街パブのお料理)

 どうも、今井君も世の中も、急ぎすぎ、忙しすぎのようである。今日の収録は三重大学2012年の入試問題解説であるが、それだけでも英文が120行もある。たくさんある大学の中から三重大学を選択した受験生に、どうしてたった80分で120行も読ませ、記述式の設問を20問も、大急ぎで解かせる必要があるんだ?
 読解問題1問に対して、25分。読むのに15分、設問に答えるのに10分。「じっくり」などという贅沢は一切許されず、受験生は常に前のめりになり、「急がなきゃ、急がなきゃ」と焦り放題に焦るばかりだ。
またまたマズい
(新市街、2軒目。またまたあんまり旨くない)

 「焦っている時」と「落ち着いている時」で、人間の能力には著しい差異があるはずだ。日本の大学の99%が英語入試で試したがっているのは、焦り放題に焦っている時の能力だけのような気がする。
 7月の収録で今井君が解説するのは、熊本大/広島大/岡山大/名古屋大と、早稲田大学の政経学部/法学部/文学部/国際教養学部だが、どれもこれも慌てすぎ、急ぎすぎ、盛りだくさんすぎ、焦らせすぎだと感じる。
 これほど多くの分量を、こんなに短時間で受験生に押し付ければ、じっくり落ち着いて物事を考察したり、じっくり腰を落ち着けて研究を楽しんだり、そういう能力を測ることは出来そうにない。
jenners1
(屈指のデパート「JENNERS」近景)

 カンタンな比喩で申し訳ないが、現在の日本の学部入試英語は、Trapicsやクラブツーリズムの団体パッケージツアーにソックリである。
 急げ急げ。あれもこれも。何でもかんでも。早く早く。表面をサラッと撫でて、スピード至上。さあ、急いで次に行きますよ。ほらほら、急いで急いで。グズグズされては困ります。そういう旅はツマラナイし、そういう大学も、そういう人生も、ツマラナイ。そうクマ蔵は愚考する。
 これは、スコットランド周遊記を書きながらの反省もこめているのである。やっぱり、この旅行にも、今井君は欲張って詰め込みすぎた。2012年のイスタンブール滞在みたいに、「2週間ずっと落ち着いて1都市滞在」をやるべきだった。せっかくのエジンバラも、たったこれだけで最終日になってしまった。
レストラン
(パブ、2階レストラン席の人々)

 9月6日午後、「明日は朝から鉄道でロンドンへ移動だ」と気がついた時はもう遅い。大急ぎで新市街を探検。新市街のパブでまたまたハギスを食べ、日本人には向かないその奇妙な風味に驚嘆し、驚嘆しながらロゼワインを1本カラッポにした。
 外に出るとすでに夕暮れの気配。冷たい雨を避けて、エジンバラ屈指のデパート「JENNERS」を1回り。ガイドブックには「治安があまりよくない」「一人歩きはすすめられない」と書かれている夜の新市街をうろついた。
jenners2
(屈指のデパート「JENNERS」遠景)

 確かにちょっと雰囲気は悪い。日が暮れると、一気に通行人の数が減り、行きあう人々全体に対する「変わったヒト」の割合がグッと高まるのだ。夜8時、もう1軒パブに入って、またまたマズいメシを食べ、マズさに思わず歓声をあげ、マズかったことに心から満足して、夜10時、無事ホテルに帰還。
 あらら、エジンバラ滞在は、もうこれでオシマイである。しかも、明日の移動に備えて、これから軽く荷造りをしなければならない。あーあ、こりゃ物足りなくて当然だ。少なくともあと4~5日は、深夜のダンジョンツアーの激しい悲鳴に悩まされながら、エジンバラを満喫したかった。
ダンジョンツアー
(ダンジョンツアーへのお誘い)


1E(Cd) José James:BLACKMAGIC
2E(Cd) Billy Wooten:THE WOODEN GLASS Recorded live
3E(Cd) Kenny Wheeler:GNU HIGH
4E(Cd) Jan Garbarek:IN PRAISE OF DREAMS
7D(Pl) こまつ座:藪原検校:世田谷パブリックシアター
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